今日のパンダ♡

2016年12月21日 (水)

久しぶりだね、パンダ。

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12月の、もう5時近くだというのに嘘みたいに暖かい。
駆け込みで郵便局に行った帰りに、いつもの場所でパンダに会った。
何ヶ月ぶりかな。
買いものに行くときはかならずこの前を通って行くようにしてたけど、最近はいつ見てもいなかった。それどころかほかの猫の声すら聞かなかった。
冬になってから君のことを心配しない日はないけど、それも前とはちがう。
君には屋根のある家がある、毎日欠かさずごはんと水をくれる人もいるし、それに仲のよい友達のクロちゃんだっている。
ただ君の元気な姿が見たかっただけなんだ。

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もうずいぶん会ってなかったから忘れられちゃったかなと思ったけれどそんなことはなくて、目があったら寄ってくる。「パンダ!」と呼ぶとたしかに反応するのは、ほかのひとがみんな「はっちゃん」と呼んでるからなのかもね。
今日は暖かいから君もくつろいで、久しぶりに地面でごろごろするところを見せてくれる。でも無類のカメラ嫌いだから、カメラを構えた瞬間に「撮られるものか」とでもいわんばかりに逃げてしまう。

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でも遠くに行くわけでもなく、ときどきこっちをじっと見ながら、いろんな面白いことをしてわたしを笑わせてくれる。
君と別れたあといつも思うんだけど、君といるとき自分は世界でいちばんやさしい顔をしてるんじゃないかって。
それでとてもしあわせな気分で家路につくんだ。

人間はいろいろ面倒くさい。
純粋な好意さえまっすぐ伝わらないことが多くて。

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君はとくべつな猫だ。
とくべつに賢いし、とくべつにかわいい。
(たぶん)一匹の猫に出逢ったしまった人間、誰にとってもそうであるように。
もう暗いからカメラのシャッターは遅いし君は動き回るしで撮れた写真はみんなブレブレで、こんな写真を見ても誰も君をかわいいなんて思わないかもしれないけれど。
わたしにとっては大切な記録。

パンダ、明日からまただんだん日が長くなるよ。
君の好きな日だまりにいられる時間も長くなる。
これからしばらく寒い日がつづくけど、この冬もなんとか元気に越しておくれ!

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2016年10月14日 (金)

水玉ちゃん、あらわる。

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このあいだの休日、でかける前に夕飯の買いものだけしちゃおうと外に出たついでにいつもの場所を通ったら、行きは室外機の上でうとうとしていたパンダ。帰りは人の顔見るなり「おや。ずいぶんひさしぶりぢゃあないか」とでもいいたそうな顔でいつもと違う鳴きかたをして、起き上がって、う~んと前足を揃えて伸びをして、にこにこしながらいまにも室外機から降りてきそうになったから、「ごめんごめん。今日は急いでるんだ。またね!」といって帰ってきた。
パンダを見たのは実にひさしぶりだったけど、最近じゃ本人の姿が見えなくても木のステップにカリカリが置いてあると、変わらず元気にしているんだなとわかってホッとする。

そして今日やっとパンダを世話してくれている家のおばさんとはじめて話したら、寒くなってきてからは、はっちゃんは夜はお隣りさんが用意している猫ハウスに入って寝ているようだというので、ますますホッとした。おばさんは、たいしたものはあげてないけど、でもとりあえず食べるものと寝るところさえあればいいかなと思って、というので、野良猫でごはんと寝るとこが確保されてるなんてラッキー中のラッキーで、すごくありがたいことだと思います、と話した。
そして前からわたしも薄々気づいていたけど、パンダはやっぱり避妊された猫だった。おばさんいわく、子猫を生んだ形跡もないし、オス猫にもぜんぜん興味ないみたいだし、あれだけ人懐こいってことは前は誰かに飼われていたのを捨てられたのかしらねえ、と。
それで、お隣の猫おじさんは何度も自分ちの飼い猫にしたくてトライしたみたいなんだけど、おじさんの持ってるカゴ見ただけで飛んで逃げてしまってダメだったらしい。それで、おじさんはいつも(はっちゃんに)「触ってみたいねえ、触れたらねえ」といってるというから、家にあれだけ猫いるのにどれだけ好きなんだ、と思うけれど、何にせよパンダがみんなに愛されてることには変わりないから、ほんとうにありがたいことだと思う。

それで今日あのおばさんと話して、これでもうわたしがパンダのことを心配することもほんとになくなったし、うちもいまある買い置きが終わったらもう猫のごはんを買うこともないかな、と思っていたら夜、水玉ちゃんに会った。
この子は今年の春ころから見かけるようになった子で、前にくらべたらだいぶ大きくなったけど、暑いときはよくこの住宅の階段下の集合ポストの上に寝ていて、ポストの中を見ようと階段を降りかけた瞬間にパッと飛び降りるものだから、いつもびっくりさせられた。
最近、寒くなってからはさすがにポストの上は冷たいのか、風のあたらない近くの物陰に潜んでいたりする。パンダとちがってぜんぜん愛嬌はないし、愛想も何もないのだけれど、わたしが買い物袋を持ってしゃがんでじっと見ていると、向こうも一定の距離を置いてこちらをじっと見つめながら、この人はくれる人かなあ、と考えてるみたいなそぶりをする。
背中にぽんぽんと大小いくつかの黒ぶちがあるので水玉ちゃんと呼んでいるけれど、よく見るとこの子は薄幸の芸者って感じだね。
超和風顔で、さみしげで、ちょっと儚げで、でも芯はすごく強そう。
わたしが名前をつけるとしたら、お千代。
千代紙の千代。
なんたって子どものころから母親に『西洋かぶれ』といわれているわたしだから、ぜーんぜん好みのタイプじゃないのだけれど、そうはいいつつ猫って人の情をうまく操る生きものだからなあ・・・・・・

そうきちさん、一難(?)去ってまた一難。

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2016年9月 4日 (日)

猫はいいなぁ・・・。

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昨夜は家の中でまた偶発的な、というか突発的なできごとが起こってまいった。
何がこたえるって、家族のことがいちばんこたえる。
内心あまりにびっくりしたのと、すぐにでもどうにかしなきゃという思いで前に買ったことのあるフラワーレメディのサイトにあったフラワーカードをプリントして問題の人に渡し、直感で選んでもらったら、1番最初に選んだのから3番めあたりまでが見事に彼女が内に抱える問題を明らかにしていて、これまた驚いた。
フラワーレメディーってすごい!
と思ったのと同時に、いったいどれだけ人は身内にいらないもの ( かなしみや傷、過ぎ去った過去のネガティブなエネルギーやトラウマ)を抱えているんだろう、と思った。
その点、猫はいい。
野良猫の暮らしがラクだとはけして思わないけれど、猫はいいことも嫌なことも3日で忘れる、というから。
人間もそうなれたらどんなにラクだろうなあ!
それに人間以外の生きものが家の中にいたらどれだけいいだろう。
いろいろ大変なことはあっても。
・・・・・ と、もうほとんど猫を飼うことをあきらめてしまったいまでも思うのだ。
とくにうちの下の子のような人にとってはきっといいと思う。

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前ほどじゃないけどパンダのことは心配だからいまでもときどき見に行っていて、このあいだの夕方見たときは、カリカリの入った器と、きれいな器に入った水を前にちょうど夕ごはんの最中だった。
野良猫できれいな器に入ったきれいな水を飲める子なんて滅多にいないと思うから、パンダはすごくラッキーな猫だと思う。
わたしにエサをくれくれといわなくなったいまでもパンダは起きてるときにはわたしの顔を見ると「にゃあにゃあ」と何やら話しかけてくる。ここに来る前のパンダはあきらかにときどき愚痴をこぼしてるみたいなときがあったけど、わたしの愚痴も聞いてくれまいか。
猫くらいに聞いてもらうのがちょうどいいんだけどなあ。
害がなくて。

今日も暑かったけど雨が降らなくてよかった。
平和でうつくしい夏の夕暮れ。
わたしは息子にうつされた夏風邪を治さないと。

ここにも1匹。

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2016年6月25日 (土)

パンダ定位置

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2週間ぶりのプール。
今日は雨じゃなくてよかった。
それで行きにいつもの猫横丁で曲がったら、パンダはいつもの木のステップの上で寝てるところだった。心底くつろいでる様子で、すっかりここがパンダの定位置になったみたいだ。
昨日の夕方通りかかったときには、隣に住む多頭飼いのおじさんが庭の柵をあけて庭で野良さんたちにごはんをあげていたから、二軒隣りで紳士協定でも結んだのかもしれないな。

そしてプール帰りにまた通りかかったら相変わらずパンダは寝てたけど、わたしを見るや今日はむっくと起き上がって、元気に「にゃあ」と鳴いた。いまにもステップから降りてきそうになったけど、今日はなんにも持ってなかったし、カメラを出したら「なんだ、またソレか」とばかりにそっぽを向かれてしまった。

毛繕いをして、

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顔を洗って、

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しばし人の顔をじっと見て、

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今日は何もくれないとわかるとまた寝るところ・・・・・

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それで、わたしも「じゃあ、またね」と帰ってきたんだ。
そうじゃなくてもこの湿度で肩がイタイのに、今日のプールはクロールのプルのドリルばっかりやらされて、おまけにここんとこの自律神経失調気味がたたってか今日はブレスのタイミングがどうにもうまくいかずにまともに泳げず、へとへとになって家に帰ったらポストに『ご当選おめでとうございます!』とでっかく印刷された箱が入ってて、何かと思ったらサントリーウェルネスからだった。
こないだ何気なく応募したモニターに当選したらしい。
サントリーのセサミンEX。

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抗酸化に役立つゴマのパワーと、自律神経のバランスを整える玄米パワーですって。ちょうどいい。今日からさっそく飲みます!
わたしがサプリメントを飲むのが好きかというと、実はそれほど好きというわけでもなくて、正直言ってもう薬みたいな形をしたサプリメントは古いと思ってる。けれども、その形状を、より食品的な形に変えて製造するには諸事いろいろ問題があって難しいのが現状で、では毎日の食事だけで必要なビタミン・ミネラルが摂れるかといったらそれもまったく無理な話で、飲めば飲んだだけの体感(効果というと薬事法に抵触するこの国!)があるから飲んでいる、といったところ。

20世紀はビタミンの時代だったけど、21世紀はミネラルの時代だそうだ。
現代人の病気の多くはミネラル不足によるものが多いといわれていて、そもそもミネラルは土の中にある成分だから、それだけ大地が汚染されて、土が痩せて、すっかり土のパワーがなくなってしまったということなのだと思う。
こんな時代だから次から次へと身体にいいといわれるものが出てきて、昨夜は昨夜で『たった月3780円のレンタル料で水素風呂に入れる!』という記事を読んで考えていたのだけれど、『たった』といいつつ、毎月の固定支出をこれ以上増やしたくないわたしにとっては、別の何かをやめてじゃないと無理だなあ~、と思ったり。
ただひとつ、いろんな健康法があるなかでわたしが最も大事だと思うのは、ストレスマネージメントと休息、つまり睡眠ですね。
で、そのあたりのことは『猫に学べ!』と思う、わたしなのです。

キッチンの窓辺で西日に照らされて咲くのは、昨日うっかり咲き終わった花と一緒に切ってしまったアンブリッジローズ。

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2016年6月18日 (土)

今日のパンダ、今日の月。

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白い柵の間から撮ったパンダ。
パンダはすっかりこの家の庭が気に入ったみたいだ。

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ここは路地の奥にあって道に囲まれ、日当たりもいいし風も通る。
敷地は広くて家のまわりには花も咲いてるし、ハグハグできる草もある。
ゆっくりお昼寝できる木のステップだってあるし、黒猫きょうだいの友達もいる。
柵で仕切られてるから外の人間は入って来られないし、車やバイクからも安全だ。
今日は夏日の蒸し暑い日で、夕方通りかかるとパンダは室外機の風にあたってるところだった。なるほど、まだ今日あたり熱風じゃないしね。

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最近、パンダがぱっちり両目を開けてるところを撮れずにやぶにらみの顔ばかりなのは、眩しいからなのか、あの多頭飼いのおじさんが夜フラッシュを焚いて写真を撮るせいですっかりカメラを向けられるのが嫌になっちゃったのか。もともと猫はカメラが嫌いだ。でも、とくに夜、猫の顔の間近でフラッシュ焚いて写真を撮るのはやめてもらいたい。そんなの人間だってヤダと思う。

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パンダは今日は比較的元気に「にゃあ、にゃあ」と鳴いてくれたけど、それと同時に黒猫きょうだいがあたりかまわずうるさく鳴いて近寄ってきたからパンダにごはんをあげるのはあきらめて離れた。

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これまでなんどか真剣に捕獲を考える機会があったけど、パンダにとってはラッキーなことにこの通りは二軒続きで超猫好きの家が並んでいて、家主さんは先住猫がいて野良猫までは飼えないまでも、それなりにケアしてくれそうだからもうわたしが心配することもないのかな、と思う。
猫きょうだいだっているし、今年の冬は思いのほか暖かく過ごせるかもしれない。
そうなることを祈るよ。はっちゃん。

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さて、満月前の今日の月。

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2016年6月15日 (水)

低気圧です。

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今朝、目覚ましのアラームが鳴る前にパッと目が覚めて、(よかった。起きられた)と思ったのも束の間、アラームが鳴るのを止めていつの間にかまた眠ってしまったらしい。「もう7時半だよ!」という息子の声で再び目を覚ましたときには熟睡状態だったから、起き上がろうにもだるくてまいった。

雨もやんだので午後、買いものついでに猫横丁を通ると、いつもの場所でパンダが寝ている。小さな声で呼んだらちょっと頭をもたげて薄目を開けたものの、もう眠くて眠くてたまらない、という風にまたうずくまって眠ってしまった。
やっぱり風邪気味で調子が悪いのかな。
今日は雨があがったあとで風もあって涼しいくらいなのに、あんなところで寝ててだいじょうぶなんだろうか。・・・・・・ などなど思いながら見てると、パンダがいるステップの一段下にはカリカリが置いてあって、ちゃんと家の人に気遣ってもらってるのがわかる。
もしかするとパンダは具合が悪いわけじゃなくて、ただ単にこれまでわたしがこんなふうに身も世もなく眠るこの猫を見たことがないだけなんだろうか・・・・・・

ともあれ、低気圧の日は猫も人間も不調みたいです。
雨や曇りが多くて朝も暗い梅雨時のいまは、松果体に朝の光が届かないから体内時計にスイッチが入らないし、気温の寒暖差や目まぐるしく変わる気圧の変化は自律神経の乱れを引き起こす。気圧が低いときは空気中の酸素濃度が低いから副交感神経優位になって、やる気が出ない、だるい、眠い、っていう感じになる。
湿度もいけない。
低気圧と共に湿度が高いと血中のヒスタミン濃度が上昇して頭痛や関節痛などが起きやすくなって、痛みは血行不良を起こして疲労物質が溜まりやすくなるからますます痛みを増幅させることになる。
さらに湿度が高いと汗をかきにくいから、身体に余分な水分が溜まって浮腫んだり、消化機能が落ちてお腹の調子が悪くなったりする。
・・・・・・と、まさにいまのわたしの肩関節の痛みとお腹の不調がそれ!
頭もぜんぜん冴えない。

人間なら、ネギやショウガを食べて身体の内側から水分を追い出したり、お腹のために梅醤番茶を飲んだり(お腹の不調には何より梅干しが効く!)、ゆっくりお風呂に入って身体を温めたり汗をかいたりできるけど、野良猫だとケアしてくれる人もなく食養もできないし、ただ寝てるくらいしかできないから、人間の勝手な感情かもしれないけれどやっぱり野良猫は不憫だなあ、と思ってしまう。

そして、じきに猫も人間も生きるのすら大変なモーレツな暑さの夏が来るのだ。
折しも今年はラニーニャ現象が起きて2010年以来、なんと6年ぶりの記録的猛暑になるといわれている。
ゆっくり休めるいまのうちに、猫も人間も体力回復しておかないとね。

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2016年6月 4日 (土)

とりあえずいたからよかったけれど・・・

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昨日は時間を変えてなんどか見に行ったけどいなかった。
夕飯を作ってる途中も気になって、思わず手を止めて外に出て行ったけれどやっぱりいなかった。それで昨日は夕飯の支度が遅くなってしまった。
今日、プール帰りにスーパーマーケットに寄ってチュールを買って猫横丁を曲がってみると、いた!!!

家でトラネコを飼ってる、あの優しいおばさんの家の庭に出る木のステップの上で眠るパンダ。
みつけた瞬間はすごくほっとしたけれど、でもちょっと様子がおかしい。
やっぱりあんまり元気がないようだ。
こないだあたりから気になっていたけど、目の下の傷のところの毛の色が茶色くなってきたし、毛艶も悪くなって、なんだか全体的に薄汚れて小さくなった気がする。

前の小路に自転車を停めると、その音でうっすら目を開けてチラッとこちらを見たものの、名前を呼んで、カサカサ音を立ててもチュールを見せても、にゃあ、と弱々しく鳴いたきり、目をつぶってうずくまってしまった。
こんなこと、いままでなかった。
こないだあたり、ちょっと声がハスキーだった気がするけれど、やっぱり風邪でもひいてるんだろうか。

パンダのいるのが優しいおばさんのいる素敵な家の、木でできた階段だというのが救いだけれど、はたしてどうしたもんかなあ、と思いながら帰る。
こんなとき、自分の住んでるのが一軒家だったらどんなにいいだろう、などなど思いつつ・・・・・

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2016年4月15日 (金)

四月半ば午後6時

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午後6時を過ぎてもまだ明るい。
季節はじきに初夏へ。
でも外に出たら思いのほか風が強くて肌寒く、あわてて上着を取りに帰った。
これだから春は油断ならない。
いつもの路地を曲がって定位置をちらりと見たら、パンダはいなかった。
と思ったら、さらに奥の角からにゃあと出てきて、にゃあにゃあ鳴く。
ごはんをあげたらガツガツ食べはじめて、それと同時にパンダが出てきた道の向こうでも猫の鳴き声がして、あれはきっとクロちゃんだ、と思ったら家から出てきたおばさんが、「あれ? はっちゃんは?」と猫に訊いている。
そうか、パンダはあのおばさんには『はっちゃん』と呼ばれているんだ。
ハチワレだから、はっちゃん。わかりやすい。
いったい野良猫にはいくつの呼び名があるんだろう?
どうやらパンダはあの多頭飼いのおじさんだけじゃなくて隣りのおばさんの家でも日常的にごはんをもらっているらしい。なるほど、パンダが長らく出没していた『キャット・ストリート』と呼びたいくらい猫がたくさんいた手前のshabbyな通りから、奥の路地に入ったちょっとお洒落な家が建ち並ぶcozyな一角へとテリトリーを変えたのは、こんな理由があったのか。さすがパンダ。賢い。

わたしは相変わらず坂本千明さんがTweetする、いまでは家猫となったシノビの画像をる毎日チェックする日々だけど、あれを見れば見るほどいかに完全な野良猫を家に入れるのが大変かを思い知らされる。
小鳥だったら手を齧られながらも育てた経験があるからいまでもきっと飼えるだろうけど、ふつうに猫を飼ったこともない人間にいきなり野良猫の保護など無理だと思うから、それにつけてもこれだけケアされてるパンダは全然わたしが心配することないな、と思った。
ただ、ごはんがほしくてもほしくなくても飛んできて、にゃあにゃあと鳴くパンダが何をいってるのか気になるだけで。

「はっちゃんは? はっちゃんはどこに行ったの?」と、おばさんはまだいっている。
そしたらこっちに向かってまるで友達を探すように鳴きながら歩いてきた猫。
やっぱりクロちゃんだった。
これはいつかパンダの残りものをあげた猫。
一度でもごはんをあげると猫は覚えていてその人間に声をかけてくる。
クロちゃんがにゃあといったら、パンダも顔をあげてウニャン、と返事をする。
そして、譲るようにさっと下に降りて行った。
かわりに悠々とクロちゃんが食べる。
いつもパンダが野良猫の癖にあげたごはんを全部食べないで少し残すのは、いまは見なくなったけど鼻剝けや、このクロちゃんにお裾分けするためなのかなあ、と思う。
外がだいぶ暗くなってきた。
家のオレンジ色の灯りだけが不穏な春に唯一平和でcozyな宵。

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2016年3月 6日 (日)

春の宵**

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こないだの夕方、洗濯ものをとりこもうとベランダの戸をあけた息子が、ああ、春の匂いがする! って息子がいったのは、春一番が吹いた日のことだったっけかな。
ちょうど、届いたばかりのジャバンのCDを聴いてるときで、ジャバンの歌と春の宵独特の気分がすごくマッチして、いい気分だった。
これから何かいいことでも起こりそうな、そんな予感に揺られる春の宵。
外で暮らす猫たちにとっても厳しい寒さからそろそろ解放されようという季節。
ずいぶん日も長くなってきた。

今日、休日の終わりにちょっと一息つきたくて、夕飯の買いものついでに路地を曲がると、いたいた、パンダが、ゃあと迎えてくれました。

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この冬も君はよく生き延びた。
今年も何度か真剣に考えるタイミングがあったけど、でもどうすることが一番いいことなのかいまだによくわからない。君はあの猫マニアのうちの子にはならなかった。
もうすぐ本物の春がくることだし、ほかの野良たちとおなじように君もせいぜいボウルに入ったきれいなお水つきのごはんを食い逃げしてなさい。

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猫のからだって不思議だ。

大きく見えたり、小さく見えたり。

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ごはんもあげずにしばらく眺めてると、真冬のあいだ見られなかったごろりんごろりんがはじまって、こんなのを見ても季節の移ろいを感じるのです。

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君は地面ともとっても仲がいい。

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というより、君がいちばん安心できるのが地面なのかな。

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人間はとっくにそれを忘れたのに。

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たくましく生きよ! 

君、ちいさな生きもの。

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わたしがいま気がかりなのは、なかなか治らない左目の下の赤い傷。
君みたいに警戒心が強くて用心深くて、それでいてのほほんとした平和主義の猫でもそんなふうにギャッとやられちゃうことがあるなんて、世の中ってつくづく暴力に満ち満ちてて生きにくいにゃ。
でも生きよ。馬鹿な人間を見張り番に使って、ゆっくりお食べ。

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2016年2月22日 (月)

222は猫の日。

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猫の日だからかな。

またしてもパンダの夢を見た。

暴風雨の夜、玄関のチャイムが鳴った気がしてドアをあけると誰もいなくて、

全身ずぶ濡れの毛むくじゃらが一匹、ダーッとすごい勢いで家の中に入って

きて、必死で捕まえるとパンダだった、という夢。

娘に向かって「ついにパンダを捕獲したっ!」とかいってる、なかなか緊張感

のある夢だった。

それを娘に話すと、それってきっとおかあさんの願望だね、だそーだ。

そうなんだろうか。

(わたしはいつも自分の自由と猫を秤にかけてる気がする。いまだって不自

由な身なのに、これ以上手間のかかるものを抱えてどうする、という。)

最近は買いものに行くとき、エコバッグとは別にこのあいだ芝生ギャラリー

さんで買ったブリキのボウルとキャットフードが入ったちいさなトートバッグを

持って出るのだけど、玄関でそれを見た息子が「猫バッグ」といった。

エコバッグと猫バッグ。言い得て妙。

いままではカリカリをそのまま地面に出すのに抵抗を感じていたのだけれど

フードボウルがあるとたしかに便利で、このあいだ初めてウェットフードをあ

げたらよっぽどうまそうに見えたのか、いままで見たこともない食らいつき方

でボウルがコンクリ―トの地面に当たってカタカタいうほどの勢いでガツガツ

食べるところを見てたら、やっぱり猫も獣だな、と思った。

カリカリは食べるのを見てるだけでも喉が渇いてきそうになるけど、ウェット

はそれがないのがいい。それで冬の寒いあいだ、パンダに栄養つけさせよ

うと近所のスーパーでウェットをまとめて買ってきた。こないだがあんまりす

ごい食べ方だったから、それを娘にも見せてやろうと昨日夜な夜な二人で

給餌に行くと、昨夜はこのあいだほどではなかったけれど、やっぱり見事な

食べっぷりだった。それを近くでしゃがんでじーっと見ていた娘が家に帰って

「やっぱりパンダは生粋の野良だね」と、ポツリ。

それを聞いて「そうかなあ・・・」と気持ちがっかりするわたしは、やっぱり娘

のいうとおり『願望』があるのだろうか?

野良猫パンダのいいところは、ほかのノラみたいに悲壮感がないところだ

と思う。一体全体オス猫って、どうしてああもかよわい子猫みたいな声でミ

ウミウ鳴くんだろう。彼らが声をかけてくるのはいつもお腹がすいてるとき

だけだけれど、その点パンダは違う。いつもいたずらっぽい目で人をから

かうような余裕がある。そして、お腹がすいたときの表現はストレート。

人間には指一本触れさせない癖に、愛嬌だけはいいからどうやら潤沢に

ごはんがもらえて、切実に飢えるようなことは滅多にないみたいだし、わた

しのほかにも強力なシンパがいそうだ。いつもまるっこちいカラダを鈴のよ

うにころころさせながらこっちめがけて一目散に駆けてくるところは、いつ

見ても笑っちゃうし、いつ見てもかわいい。

そしてパンダを見てると、複雑な内面を抱えているのは何も人間ばかりじゃ

なくて猫もおなじなんだな、と思う。パンダはわたしを見ると自然とごろごろ

いっちゃうほど一見よく懐いてるかに見えるのに、何年たってもその距離は

埋まらない。そしてパンダがとくべつ面白い猫だと思うのは、人懐こい反面

ものすごく警戒心が強くて、それは人に対しても同族の猫に対してもおなじ

だということ。悪く言えば臆病、よく言えば平和主義者といえるのか、徹底的

に争い事が嫌いなようだ。だから自分がもらったエサを食べはじめても視界

の中に入った猫がちょっとでも自分に近づこうものなら威嚇もされないうちに

さっさと譲ってどこかに隠れてしまう。それでときどきオス猫にマークされて、

パンダが人からエサをもらうとそいつが出てきて取る、ということを何度も何

度も繰り返しされていたときがあった。そしてここからがパンダの面白いとこ

ろなのだけれど、何度かそのオス猫から守ってやったら、オス猫がいなくなっ

たあともときどきわたしに見張り番をするようにいってきたことだ。

道を歩いていたらいつものようパンダが出てきたからカリカリをあげて、ちょ

っと離れたところで見ていたら食べずにこっちに来るから、今日はお腹すいて

ないのかな、と思えばニャーニャーいいながらカリカリのところに戻る。それで

一緒について行ってパンダの目の前にしゃがんで見ていたら、周囲に神経を

張り巡らしつつも安心したように食べはじめる、なんてことがよくあるのだ。

人間に見張りをさせてエサを食べる野良猫。

いったいどこまで臆病なんだか頭がいいんだか。

それでパンダについて、1回だけすごく困ったことがあったのは、いつぞやの

選挙のときだ。夕方、近くの集会場にひとりで投票に行くと脇の植え込みの

中からパンダが出てきて、ニャアといった。まわりには投票に来たほかの人

の目もあるから無視して歩いていると、足にまとわりつくようにしつこくついて

来て、それでも知らん顔して振り切って会場の中に入ると、後ろから静かな

集会所めがけて「ニャアーー!!!」という猫の声が響き渡った。

いっせいに声のする入口を振り返って見る人々・・・・・・

視線の先には集会所の入り口で仁王立ちならぬ四つん這いでこっちを向い

てるハチワレ猫が一匹。・・・・・・ OH, MY GAD!

もう、バレバレ。

それでもなんとか澄ました顔で投票を終えて、ぐるっと回って外に出るなり

パンダにはこんこんと説教したもんです。

あんたも賢い猫なら少しは人間の立場も考えなさい、って。

はたしてパンダにわかったものやらわからなかったものやら。

でもいまでも集会所の入り口で四足踏ん張って鳴いてたパンダの姿を思

いだすと可笑しくなる。

本日、ニャーニャーニャーの猫の日の話。

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