コトリ花店

2017年7月18日 (火)

シュエルヴァーズ

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三連休最後の昨日、やっと暑さがやわらぎはじめた夕方ひさしぶりにコトリ花店に行ったら、一見生花とは思えない、まるでアンティークの布花みたいな不思議なばらにであった。
店主に花の名前を聞くと、ひとしきり仕入用のウォレットをガサガサやっていた彼女、やっと1枚の紙切れをみつけて、「シュエルヴァーズ」という。
シュエルヴァーズ? どういう意味? スペルは?
と聞いても、それ以上のことはわからない。
でも、花屋が花瓶から1本抜き取ったところで、ちょうど彼女の着ていたくすんだブルーのワンピースとの色合わせがあまりにきれいで、「ねえ、ちょっと写真1枚撮らせて」といったら、写真嫌いの花屋は嫌だという。しばらくぐずぐずしていたと思ったら、「じゃあ、きれいに撮ってね。&プレミアムの表紙みたいに」とかおっしゃるんである。なかなか手厳しい! わたしとおなじ水瓶座のA型(?)
もうすっかり日が傾いた時間で店内は暗いし、背景はぶっ飛ばせないしで撮れたのはこの程度だけど、このばらのちょっと不思議なニュアンスが伝わるだろうか。
いつか布花作家のutopiano さんにこのばらでコサージュをつくってもらいたいような。そんなばら。

「今日はこれにする」といってから、「マウンテンミントとあわないかな」といったら、「すごくあう」と花屋。「ほら、ばらの中心と葉っぱの色がおなじだから」。それを見ながら「あとはなんだろ」といったら、「これにこれときたらもうこれでしょう」といってキイチゴをあわせてくれた。
うん、さすが! 花屋の色彩感覚は素晴らしいです。
今日のキーワードはグリーン。
グリーン。ブルーとおなじくらい好きないろ。

というわけで、ひさしぶりに食卓に花のある朝。

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昨日、家に帰ってこのばらをつくった八木バラ園のブログを見たら、シュエルヴァーズのシュエルはシェル(shell)、貝殻からとった造語だとわかりました。
貝殻みたいなばら?
そしてヴァーズはVase?
そういえば昨日は海の日でした。
わたしは夏の海でビーチコーミングがしたい。

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2017年5月29日 (月)

ディスコロールセージとレモンゼラニウム

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昨日は日曜なのにめずらしく朝早く目が覚めて、それでゆっくり深呼吸をしたり、ソルフェジオチューナーを鳴らしたりしようと思ってベランダにでたら、ミニバラとハーブのいくつかがhハダニにやられてすごいことになっていたから、そこからまた一気に植物の手入れをすることになった。
暑くなったころからアブラムシが出はじめて、上がってきたばかりのばらのつぼみや新芽にたくさんたかっているのを駆除するのがこのところの毎日の日課だったけど、アブラムシよりもっとタチが悪いのが、このハダニ。
肉眼では虫には見えないザラザラした粉状のものが葉裏にびっしりくっついて、おまけに蜘蛛の糸みたいなものを出す。これがくっつくと植物はあっという間に栄養を吸い取られ葉緑素を抜き取られ、緑の葉っぱが白っぽくなってしまう。
そしてハダニが付いたら植物全体を水で洗い流すしかない。
昨日は薄めた木酢液に展着剤を混ぜたのを噴霧器に入れて、植物の葉っぱをひとつひとつ洗い流した。まだ付いてないのにも予防散布した。
昨日いろいろ調べていてちょっと驚いたのは、このハダニに珈琲が効くらしい。
ちょっと濃くいれたのを葉裏に散布する。
珈琲はインスタントでもいいってことなので、こんど安いインスタントコーヒー買って試してみようと思う。
暑くなると面倒なのがこの病害虫対策で、暑くなるとアブラムシ、ちょっと乾燥するとハダニ、雨が続いて高温多湿になるとダニやうどんこ病が蔓延する。
けっきょく昨日の朝もベランダ作業に追われて数時間が瞬く間に過ぎた。
人間とおなじように、植物も常に青々とした健康な葉を保つのは難しい。

そして、午後遅くになってやっと『あんとす草舟号』に行って友達にプレゼントする庭の本を買って、アトリエコナフェさんでお菓子を買ったらそのひとつが蝶ちょの形で、もう夕方で花のない花屋でハーブを買ったら袋に蝶の付箋を付けてくれた。
買ったのは、葉っぱがレモンのいい匂いのするレモンゼラニウムと、初めて見たサルビアディスコロールセージ。
それをさっき鉢に植え替えたのだけど、こんなのです。

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枝はうっすら白く綿毛に覆われていて葉裏も白、グレイッシュグリーンの大きなガクに包まれた花の色は黒。昨日たったひとつ付いていたつぼみが咲いたら、ほんとに暗紫色というか、黒でした。
セージだから葉っぱはすごくいい匂いがする。
不思議とシックな、このめずらしいハーブは、ペルー原産だそうです。
枯れずに大きくなるといいけれど。
それから、うっかり刻んで料理にかけてしまいそうな、パセリみたいな葉っぱのレモンゼラニウム。
だんだんベランダが、ばらとハーブになりつつある。

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わたしの願望は困ったことに植物を常に大きく伸び伸び育てたいということです。
狭いベランダにはスペースに限りがあるのにね。
ほんとに困ったものです。
世間を見渡すと庭を持ってる人にかぎってそれほど植物に興味がないらしく、庭をかまってない家が目立つこと。最近建つ家なんてみんなどこもかしこもコンクリートで埋め立てちゃって、植物を植えるスペースなんて最初からぜんぜん無いものね。そんな家、わたしはいらない。負け惜しみでもなんでもなく。
狭くてもいいから日当たりがよく、風通しのいい庭のある家に住みたいというのがわたしの夢です。
かなうといいけど。

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2017年4月23日 (日)

サン・ジョルディの日。

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あんとす堂のえりさんが、今日23日を植物の本屋『草舟あんとす号』のオープンの日に決めたのは、今日が『サン・ジョルディの日』だったからだそうです。
スペインのカタルーニャ地方では今日23日は聖ゲオルギオス(サン・ジョルディ)の聖名祝日で、『本の日』とも呼ばれ、当地では親しい人に赤い薔薇と本を贈る習慣があるそう。
まさに本屋を開店するにふさわしい日!
そして、それがそのまま屋号にデザインされていたというわけでした。
わたしが例によって午後バタバタと家を出てお店に到着すると、ちょうど彼女のお友達ふたりが帰るところで、お店の前で記念写真を撮っていたので、ついでにわたしも撮らせていただきました。
お店の入り口で佇む、店主のえりさん。

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彼女は職業柄もあるのだろうけど人の話を聴くのがとっても上手な人で、なおかつぜったい人を悪く言わない人。とても努力家だけれど、ふだんはそんなこと少しも匂わせずにいつもにこにこ笑ってる。彼女の大らかで温かい人柄に助けられている人はいっぱいいると思うし、会うといつもわずかな時間でも面白い話をいっぱいしてくれて、その後いろいろ考えさせてもらえる人です。あたらしいこのお店の中もとっても素敵で、りえさんならではのセレクトだと思える美しい本がいっぱい!
わたしは今日は給料日前でプアだったので何も買ってこなかったけれど、しっかりほしいのをみつけてきましたよ。
そして、この草舟あんとす号とアトリエコナフェさんの焼き菓子屋さんは扉一枚隔てて繋がっていて、草舟あんとす号から見たビューがまた素敵でした。

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アトリエコナフェさんは、高校生になったお嬢さんに毎日、手のかかったお惣菜がたくさん詰まったお弁当を持たせる素敵なおかあさんで、そのうえオリジナルのお菓子も作れて本も出されている、いわば家事と仕事をしっかり両立している良妻賢母、デキる女のお手本みたいな方で、わたしなんかはちょっと近寄りがたい感じなのだけれど、かといってキツイ感じは全然なくて、静かでおっとりした知的な雰囲気の方です。
そして、そんな人柄はもちろん、コナフェさんの作るお菓子はとってもおいしい!
使う材料も見た目も食感も味も、それにラッピングにいたるまで、素朴だけれどセンスがあって、こだわりいっぱいのお菓子。いちどでも食べてその味を知っていたら、見たら買わずにいられません。いままではコトリ花店のイベントのときとか、コクテル堂さんでしか買えなかったけれど、これからは週に4日、営業日に行けばいつでも買えるなんて。しかも花屋の店頭や店内で売ってたときとちがってこれからはショーケースもあるから、クッキーだけじゃなくてケーキなんかも買えるかもしれません。たのしみ♪

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というわけで今日ははじめて食べるバニラシフォン、白みそのスプーンクッキー、いちごのアイシングクッキー、フラップジャック、りすのクッキーを買ってきました。

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もう、このシフォンケーキがね、しっとり、ふわんふわんでおいしかった。
しあわせな味

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2店ならんだ新しい店舗。
デッキはまだリニューアル途中みたいだし、何もないから気持ち殺風景にも見えるけど、だんだんにまわりになじんでいい雰囲気になってゆくことでしょう。
末永くつづいてほしいです。

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そして、さっき草舟あんとす号で買ったばかりの本を眺める花屋の店主。
開店から今年10年めを迎えるコトリ花店にとっても、お隣さんの開店はきっとあたらしいステージのはじまり。一緒にがんばれる仲間ができるって、すごく心強いことだと思います。

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それにしても今日は滅多にないような美しい日だったなあ!
昨夜の土砂降りが嘘みたいに気持ちよく晴れて、風もなく、移ろいゆく光のなかで何もかもが輝いていて ・・・・・・

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季節はじき初夏。
わたしが1年で最も好きな季節がはじまります。

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2017年4月21日 (金)

今季最後のラナンキュラス

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食卓にひさしぶりに花がある。
昨日、とってもひさしぶりに行ったコトリ花店で買ってきたラナンキュラス。
今季ラストだそうです。
それに緑のまんまるしたのと、いちごみたいなのと麦と。
かわいらしいのや美しい花に混じって、ちょっととぼけた愛嬌のあるのを仕入れてくるのがコトリさん風。
わたしが去年はじめて植えたラナンキュラスの球根は、ぜんぶ発芽したものの12球植えて蕾がついたのは5株だけ。つまりたった4割しかうまくいかなかったわけで、なんでかなあ~と思ってるところ。
最近知ったところによればラナンキュラスは温度管理が難しい植物らしい。
わたしに思い当たる節があるとすれば、暮れの忙しい時期だったから、吸水させてから植えるまでにちょっと時間があいちゃったこと。
めげずに今年もトライしてみたい。

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きれいなサブレをいただきました。
和歌山のパティスリー、ミニョンヌさんの『サブレ・ド・スワン』。
ちょうどこの春、娘のリクエストで(村上春樹が『海辺のカフカ』のあるシーンを書いているときちょうどこの映画を想起していた、という理由で)『ピクニック・アンド・ハンギングロック』を見たばかりだったから、それに今日Yahoo!のトピックで頭をくっつけあってハートを作っている白鳥の写真をみたばかりだったからちょっと不思議な気分。今年は些細なことだけどいろんなところでシンクロニシティが起きる。コトリさんのお隣のコナフェさんとあんとす草舟号さんは外が暗くなってもまだ作業に追われていた。
開店はついに明日!

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2017年2月12日 (日)

二月の花

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2週間ぶりにプールで泳いだ夜はいつもにも増して肩関節痛がひどくて、昨日は肩にエネルギーシールを貼っていたから湿布も貼れず、布団に入ってからずいぶん長いことあっちを向いたりこっちを向いたり、パワーストーンを握って呪文を唱えたり身体の中をエネルギーが走り回るのを感じたりしながら眠りについた。
そんなふうだから朝もなかなか起きれずに、目覚ましが鳴ってから約1時間後に布団から身体をひっぺがしてベランダでアマテラスオオミカミをした。
気温はいまが底なのかと思うけれど、それでも窓をあけっぱなしにして掃除をした。

食卓の花が絞りのラナンキュラスから絞りのカーネーションに変わった。
自分で買ったのといただいたのと。
この緑のつぼの先に花びらがついたみたいな変わった花はなんていうんだろう?

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こういうちょっととぼけた花を選んでくるところがコトリ花店、りかさんのユニークでおもしろいところ。
今日も寒いけど気持ちのいい、晴れ。

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2016年12月 4日 (日)

12月のアミュレット

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いまは季節や平日、週末に関係なく一年じゅうどこかしらでイベントや展示をやっていて、今週末もいたるところでイベントがあって気になっていたのもあるけど、家事もあるし日曜なのに仕事もあるし自分の文章も書きたいしで、そうそうあちこちは行けない。
もう夕方も暗くなりかけてからコトリ花店の『12月のアミュレット』を見に行った。
今年よく聞いた言葉、アミュレット。
アミュレットはお守り。
わたしがあのひとにあげたかったのもそれで、わたしの目に見えない最大のアミュレットは神さまとの約束だと思う。それから石。長年、連れ添ってるばらにも守られてるような気がする。ごくごく近しいひとがわたしのために祈ってくれる言葉とか気持ちとか・・・・・・

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いまの季節は花屋に暗くなってから行くことは滅多にないけど、日が暮れた瞬間、店主が「点灯しまーす」といって、何を点灯するのかと思ったら、店の電気を一瞬暗くして、ヤドリギの家の中の電気を点けた。ふわっと照らされるkainoglassさんのガラスの卵の入った巣。わたしのほかにもうひとりいた『部長さん』というニックネームの男のひとと二人で「おお~!」といって眺めた。部長さんがにっこりして、暗くなってからの花屋ならではの楽しみですね、といった。

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いつもこの時期に手にとって見るkeinoglassさんの冬の森。
でも、いつもの『Porte Bonheur』と違うのは、12月にしては信じられないくらい暖かいこと。いつもこのイベントのときは作家さんもお客さんも着れるだけ着こんで服の下にカイロも仕込んで、それでもまだ火がほしいくらいなのに、今日は日が暮れたデッキテラスで話しててもぜんぜん寒くない。
今日は気の利くやさしい部長さんがさっさと珈琲を買ってきてくれて、3人でおいしいクッキーを食べながらひとときなごんだ。
人にはそれぞれ自分が落ち着ける居場所があるものだと思うけど、部長さんにとってはここも大きなひとつみたいだった。冬が好きなロマンティスト。
誰にだってNESTは必要だ。
また無事にこの季節が巡ってきた。
アトリエ・コナフェさんと平日菓子カトンテールさんの焼き菓子、ピンクのラナンキュラスと白いムスカリを買って。
『Porte Bonheur』は、しあわせな場所。

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Porte Bohneur neuf
-12月のアミュレット- *

12/3~12/11
11:00~19:00open

定休日木曜日

コトリ花店店内とお庭にて開催

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2016年11月25日 (金)

アドベントシーズンのはじまり ☆

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アドベントシーズンがはじまるので今年も宿り木を仕入れて来たと花屋がいうので、今日も寒かったけど夕方暗くなる前に自転車でターッと走って見せてもらってきました。
去年のも大きかったけど、今年のはもっと大きい!
花屋の車には乗り切らずに市場の人に届けてもらったって、ついさっき届いたばかりだっていうのでラッキーでした。

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枝の途中と先っぽで巣のようにまるくなった宿り木には小さなキャンディーみたいなオレンジ色の実がいっぱい。
これからこの枝が少しづつ切り取られてクリスマスのリースやスワッグやブーケに添えられ、コトリ花店を訪れたたくさんのひとたちの家に届くのです。
そして宿り木が丸坊主になるころには今年も残りわずか、本格的な冬のはじまりです。

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いつも花屋に宿り木が到着するころはもうすっかり大気がつめたくて、凛とした冬の青空の下で夏のころとはちがって妙に元気な花屋がいます。コトリ花店の店主はまるで冬になると元気になる雪うさぎのようです。
今日も寒いのにどこもかしこもあけっぱなしでアレンジメントをせっせと作ってるところでした。わたしは寒いところにずっといるのは苦手だから、花屋にはなれない。
熱い珈琲が飲みたくて、でも近くにはマクドナルドしかなくて、マックで買った珈琲と熱々のアップルパイをふたりで食べました。これもいつものこと。

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アドベントシーズンのはじまりといっても(素敵なクリスマスプレゼントでも買って待っててくれる人でもいたら別かもしれないけれど)、わたしにはクリスマスを待ち遠しく思うような気持ちは実はもうそんなになくて、これから年末に向けてはひたすら断捨離と掃除の季節です。自分の中や自分を取り巻く環境からもできるだけ不要なものを手放して、できるだけすっきり身軽になって新しい年を迎えたい、という、ただそれだけ。
でも、そういっちゃうと身も蓋もないから、ロマンチストとしては気持ちのどこかに”もしかして・・・?”なんてことを思うわずかな隙間もどこかに残しておくべきかな??
メグ・ライアンの映画みたいなことはそうそうないとしても。
ここ数年、わたしはなんだかクリスマスはいつも翠ちゃんと一緒です。
今年は上町63でライブ!
年末、こころおきなくライブに出かけるためにも、いまからきちんと掃除しておかなくっちゃ!

宿り木、今日入ったのはオレンジ色だったけど、来週月曜日にはハチミツ色のが入るそうです。それも楽しみ。
そして、わたしにとっては今季初のラナンキュラス。
ハート形の葉っぱのポポラスとピンクのラナンキュラス。
なんてかわいらしい・・・・・・!

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2016年11月11日 (金)

コトリ花店9周年 *

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昨夜は肩関節の痛みがひどくて、けっきょく朝まで熟睡できないま、うつらうつらしながら土砂降りの雨の音を聴いた。そして自分がこんなふうにまだ温かい布団の中にいるときにも花屋は土砂降りのなかもう市場に向かっているんだ、と思った。
ひどい雨が降ろうが嵐になろうが日々コンスタントに働かなきゃならないのは花屋に限らず勤め人だっておなじだけれど、花屋は朝が早いし、真冬だって冷たい水を扱う仕事だから。火の気のまったくないところで終日、一冬働くのは、慣れているとはいったってどれだけキツイだろうと思うのです。
今日、コトリ花店9周年。
お店を始めるのだってとても勇気と決断力のいることだけど、それを9年もつづけてこられたってすごいことです。

夕方、雨がやんで一瞬明るくなりかけたのでいまがチャンスと外に出たら、やっぱりまだ降ってた。でもそのまま自転車飛ばしてコトリ花店へ。
店主と話していて、彼女のおかあさんが亡くなったのは去年の11月だったと思いだした。
あの日も夜からつめたい雨になった。
仕事が終わった帰りに雨のなかタクシーに乗って喪服を借りに来た彼女に、何か、なんでもいいからお守りになるようなものを持たせたくて、五芒星のクリスタルを渡したんだった。そんなもの彼女にはなんの役にも立たなかったかもしれないのに。
今年、ひょんなきっかけからあるひとのtwitterをずっと見ていて、彼女がはっきり言葉でそう書く前におかあさんが亡くなることがわかってしまって、夜中に心配でもういてもたってもいられなくなって衝動的に買ってしまったものを、いまだに彼女に渡せずにいる。もう渡せないかもしれない。自分でも何やってるのかと思うけど、わたしがすることはいつもあんまり変わらない。

花屋に9周年おめでとうをいって食卓にささやかな花を買って雨のなか帰る。
毎年書いてるかもしれないけれど、わたしが思うことはいつもおなじこと。
おばあさんになっても花を束ねつづけていたい、という彼女の願いがないますように、ってことだけ。
10年めに突入する明日からも健やかに元気で、願わくは自分に正直な仕事を!

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2016年10月23日 (日)

花屋の好きな季節 *

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夏のいいところは夕方5時でも明るくて、まだまだこれからって思えるところ。
でも10月の終わりともなればそうじゃない。
今日、午前中は気持ちよく晴れてたけど、午後からは曇りはじめて暗くなった。
最近、お天気が一日つづかない。
そしてもう4時も回ろうとするころ、今日まで『白の断片』、[Fragment de blanc]というイベントをやっているコトリ花店に行ってきた。
ここに最後に来たのは6月だから、ゆうに4ヵ月ぶり。
その間、花屋もわたしもいろいろあったのだろうけど、ふたりきりになるなり素敵なニュースを聞かせてくれた。
今年、変わったもの、変わらないもの、変わってゆくもの・・・・・・
あとふた月と数日で2017年がやってくる。
来年がどんな年になるかはわからないけど、たとえば目の前に木の箱があったとしたらすぐにどうしたいかイメージが湧くように、あたらしい年をどんな年にしたいかっていうイメージは大事だね。

夏好きの2月生まれと冬好きの2月生まれ。
じきに花屋の好きな、そして花屋にとって過酷な寒さの冬がやってくる。

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2016年6月22日 (水)

コルシカミントの花が咲いた!

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去年、花屋に「面白いものあげる」といわれてもらったコルシカミント。
冬のあいだ、地上部はことごとく枯れて茶色くなっていたけれど、春に新芽が出て、いつの間にか増殖してこのとおり。

今朝ベランダに出てばらを見て、ふと足もとのコルシカミントに目をやって「あれ?」と思った。
緑の間に何やらチカチカしたものが見える。
目を近づけてみると ・・・・・・ 、花だ!
超極小だけど、たしかに花!

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わ~、コルシカミントの花なんて初めて見た!
『借り暮らしのアリエッティ』に似合いそうな、すごくちっちゃな薄紫の花ですよ。

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ローズマリーもそうだし、タイムもミントもベルガモットもそうだけど、コルシカミントの花も薄紫。
人の足もと、地面を覆っていたら見過してしまいそうなこんな小さな世界にも、ちゃんと季節が巡っているなんて地球ってすごいなあ! と思う。
鬱々とした蒸し暑い梅雨時に、爽やかなミントの香り。

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