コトリ花店

2017年2月12日 (日)

二月の花

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2週間ぶりにプールで泳いだ夜はいつもにも増して肩関節痛がひどくて、昨日は肩にエネルギーシールを貼っていたから湿布も貼れず、布団に入ってからずいぶん長いことあっちを向いたりこっちを向いたり、パワーストーンを握って呪文を唱えたり身体の中をエネルギーが走り回るのを感じたりしながら眠りについた。
そんなふうだから朝もなかなか起きれずに、目覚ましが鳴ってから約1時間後に布団から身体をひっぺがしてベランダでアマテラスオオミカミをした。
気温はいまが底なのかと思うけれど、それでも窓をあけっぱなしにして掃除をした。

食卓の花が絞りのラナンキュラスから絞りのカーネーションに変わった。
自分で買ったのといただいたのと。
この緑のつぼの先に花びらがついたみたいな変わった花はなんていうんだろう?

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こういうちょっととぼけた花を選んでくるところがコトリ花店、りかさんのユニークでおもしろいところ。
今日も寒いけど気持ちのいい、晴れ。

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2016年12月 4日 (日)

12月のアミュレット

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いまは季節や平日、週末に関係なく一年じゅうどこかしらでイベントや展示をやっていて、今週末もいたるところでイベントがあって気になっていたのもあるけど、家事もあるし日曜なのに仕事もあるし自分の文章も書きたいしで、そうそうあちこちは行けない。
もう夕方も暗くなりかけてからコトリ花店の『12月のアミュレット』を見に行った。
今年よく聞いた言葉、アミュレット。
アミュレットはお守り。
わたしがあのひとにあげたかったのもそれで、わたしの目に見えない最大のアミュレットは神さまとの約束だと思う。それから石。長年、連れ添ってるばらにも守られてるような気がする。ごくごく近しいひとがわたしのために祈ってくれる言葉とか気持ちとか・・・・・・

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いまの季節は花屋に暗くなってから行くことは滅多にないけど、日が暮れた瞬間、店主が「点灯しまーす」といって、何を点灯するのかと思ったら、店の電気を一瞬暗くして、ヤドリギの家の中の電気を点けた。ふわっと照らされるkainoglassさんのガラスの卵の入った巣。わたしのほかにもうひとりいた『部長さん』というニックネームの男のひとと二人で「おお~!」といって眺めた。部長さんがにっこりして、暗くなってからの花屋ならではの楽しみですね、といった。

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いつもこの時期に手にとって見るkeinoglassさんの冬の森。
でも、いつもの『Porte Bonheur』と違うのは、12月にしては信じられないくらい暖かいこと。いつもこのイベントのときは作家さんもお客さんも着れるだけ着こんで服の下にカイロも仕込んで、それでもまだ火がほしいくらいなのに、今日は日が暮れたデッキテラスで話しててもぜんぜん寒くない。
今日は気の利くやさしい部長さんがさっさと珈琲を買ってきてくれて、3人でおいしいクッキーを食べながらひとときなごんだ。
人にはそれぞれ自分が落ち着ける居場所があるものだと思うけど、部長さんにとってはここも大きなひとつみたいだった。冬が好きなロマンティスト。
誰にだってNESTは必要だ。
また無事にこの季節が巡ってきた。
アトリエ・コナフェさんと平日菓子カトンテールさんの焼き菓子、ピンクのラナンキュラスと白いムスカリを買って。
『Porte Bonheur』は、しあわせな場所。

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Porte Bohneur neuf
-12月のアミュレット- *

12/3~12/11
11:00~19:00open

定休日木曜日

コトリ花店店内とお庭にて開催

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2016年11月25日 (金)

アドベントシーズンのはじまり ☆

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アドベントシーズンがはじまるので今年も宿り木を仕入れて来たと花屋がいうので、今日も寒かったけど夕方暗くなる前に自転車でターッと走って見せてもらってきました。
去年のも大きかったけど、今年のはもっと大きい!
花屋の車には乗り切らずに市場の人に届けてもらったって、ついさっき届いたばかりだっていうのでラッキーでした。

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枝の途中と先っぽで巣のようにまるくなった宿り木には小さなキャンディーみたいなオレンジ色の実がいっぱい。
これからこの枝が少しづつ切り取られてクリスマスのリースやスワッグやブーケに添えられ、コトリ花店を訪れたたくさんのひとたちの家に届くのです。
そして宿り木が丸坊主になるころには今年も残りわずか、本格的な冬のはじまりです。

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いつも花屋に宿り木が到着するころはもうすっかり大気がつめたくて、凛とした冬の青空の下で夏のころとはちがって妙に元気な花屋がいます。コトリ花店の店主はまるで冬になると元気になる雪うさぎのようです。
今日も寒いのにどこもかしこもあけっぱなしでアレンジメントをせっせと作ってるところでした。わたしは寒いところにずっといるのは苦手だから、花屋にはなれない。
熱い珈琲が飲みたくて、でも近くにはマクドナルドしかなくて、マックで買った珈琲と熱々のアップルパイをふたりで食べました。これもいつものこと。

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アドベントシーズンのはじまりといっても(素敵なクリスマスプレゼントでも買って待っててくれる人でもいたら別かもしれないけれど)、わたしにはクリスマスを待ち遠しく思うような気持ちは実はもうそんなになくて、これから年末に向けてはひたすら断捨離と掃除の季節です。自分の中や自分を取り巻く環境からもできるだけ不要なものを手放して、できるだけすっきり身軽になって新しい年を迎えたい、という、ただそれだけ。
でも、そういっちゃうと身も蓋もないから、ロマンチストとしては気持ちのどこかに”もしかして・・・?”なんてことを思うわずかな隙間もどこかに残しておくべきかな??
メグ・ライアンの映画みたいなことはそうそうないとしても。
ここ数年、わたしはなんだかクリスマスはいつも翠ちゃんと一緒です。
今年は上町63でライブ!
年末、こころおきなくライブに出かけるためにも、いまからきちんと掃除しておかなくっちゃ!

宿り木、今日入ったのはオレンジ色だったけど、来週月曜日にはハチミツ色のが入るそうです。それも楽しみ。
そして、わたしにとっては今季初のラナンキュラス。
ハート形の葉っぱのポポラスとピンクのラナンキュラス。
なんてかわいらしい・・・・・・!

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2016年11月11日 (金)

コトリ花店9周年 *

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昨夜は肩関節の痛みがひどくて、けっきょく朝まで熟睡できないま、うつらうつらしながら土砂降りの雨の音を聴いた。そして自分がこんなふうにまだ温かい布団の中にいるときにも花屋は土砂降りのなかもう市場に向かっているんだ、と思った。
ひどい雨が降ろうが嵐になろうが日々コンスタントに働かなきゃならないのは花屋に限らず勤め人だっておなじだけれど、花屋は朝が早いし、真冬だって冷たい水を扱う仕事だから。火の気のまったくないところで終日、一冬働くのは、慣れているとはいったってどれだけキツイだろうと思うのです。
今日、コトリ花店9周年。
お店を始めるのだってとても勇気と決断力のいることだけど、それを9年もつづけてこられたってすごいことです。

夕方、雨がやんで一瞬明るくなりかけたのでいまがチャンスと外に出たら、やっぱりまだ降ってた。でもそのまま自転車飛ばしてコトリ花店へ。
店主と話していて、彼女のおかあさんが亡くなったのは去年の11月だったと思いだした。
あの日も夜からつめたい雨になった。
仕事が終わった帰りに雨のなかタクシーに乗って喪服を借りに来た彼女に、何か、なんでもいいからお守りになるようなものを持たせたくて、五芒星のクリスタルを渡したんだった。そんなもの彼女にはなんの役にも立たなかったかもしれないのに。
今年、ひょんなきっかけからあるひとのtwitterをずっと見ていて、彼女がはっきり言葉でそう書く前におかあさんが亡くなることがわかってしまって、夜中に心配でもういてもたってもいられなくなって衝動的に買ってしまったものを、いまだに彼女に渡せずにいる。もう渡せないかもしれない。自分でも何やってるのかと思うけど、わたしがすることはいつもあんまり変わらない。

花屋に9周年おめでとうをいって食卓にささやかな花を買って雨のなか帰る。
毎年書いてるかもしれないけれど、わたしが思うことはいつもおなじこと。
おばあさんになっても花を束ねつづけていたい、という彼女の願いがないますように、ってことだけ。
10年めに突入する明日からも健やかに元気で、願わくは自分に正直な仕事を!

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2016年10月23日 (日)

花屋の好きな季節 *

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夏のいいところは夕方5時でも明るくて、まだまだこれからって思えるところ。
でも10月の終わりともなればそうじゃない。
今日、午前中は気持ちよく晴れてたけど、午後からは曇りはじめて暗くなった。
最近、お天気が一日つづかない。
そしてもう4時も回ろうとするころ、今日まで『白の断片』、[Fragment de blanc]というイベントをやっているコトリ花店に行ってきた。
ここに最後に来たのは6月だから、ゆうに4ヵ月ぶり。
その間、花屋もわたしもいろいろあったのだろうけど、ふたりきりになるなり素敵なニュースを聞かせてくれた。
今年、変わったもの、変わらないもの、変わってゆくもの・・・・・・
あとふた月と数日で2017年がやってくる。
来年がどんな年になるかはわからないけど、たとえば目の前に木の箱があったとしたらすぐにどうしたいかイメージが湧くように、あたらしい年をどんな年にしたいかっていうイメージは大事だね。

夏好きの2月生まれと冬好きの2月生まれ。
じきに花屋の好きな、そして花屋にとって過酷な寒さの冬がやってくる。

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2016年6月22日 (水)

コルシカミントの花が咲いた!

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去年、花屋に「面白いものあげる」といわれてもらったコルシカミント。
冬のあいだ、地上部はことごとく枯れて茶色くなっていたけれど、春に新芽が出て、いつの間にか増殖してこのとおり。

今朝ベランダに出てばらを見て、ふと足もとのコルシカミントに目をやって「あれ?」と思った。
緑の間に何やらチカチカしたものが見える。
目を近づけてみると ・・・・・・ 、花だ!
超極小だけど、たしかに花!

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わ~、コルシカミントの花なんて初めて見た!
『借り暮らしのアリエッティ』に似合いそうな、すごくちっちゃな薄紫の花ですよ。

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ローズマリーもそうだし、タイムもミントもベルガモットもそうだけど、コルシカミントの花も薄紫。
人の足もと、地面を覆っていたら見過してしまいそうなこんな小さな世界にも、ちゃんと季節が巡っているなんて地球ってすごいなあ! と思う。
鬱々とした蒸し暑い梅雨時に、爽やかなミントの香り。

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2016年6月21日 (火)

夏至

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夏至。

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夏時間のいいところは仕事が終わって外に出てもまだ日があることだと思う。
でも、それも今日を境にだんだん短くなる。
昼が好きか夜が好きかというのは難しい問題だけど
夏は夕暮れから夜までの時間が何より好きで
ここは今日も夏の光が勝手にお喋りしてるみたいだ。
時間は、こうしているあいだもどんどん過ぎていくのだけれど
いまこの瞬間のエネルギーはこのままずっとここに止まっていそうでもあって・・・・・

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タイム、ミント、ローズマリー、ラムズイヤーマリーゴールド ・・・・・・
魔法使いみたいな花屋が夏至のために束ねてくれた花束。

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キャンドルナイト。

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2016年6月15日 (水)

イモーテル

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アンチエイジング効果で一躍有名になったロクシタンのイモーテル。
イモーテルの生花なんて初めて見た。
生きながらにしてドライフラワーみたいなカサカサした黄色い花。
『イモーテル』には不老不死、永久花なんて意味があり、輝くような黄色の花は乾燥しても色褪せることがないことから、Everlasting Love、不滅の愛という花言葉もついている。
いつも黄色が苦手な花屋がめずらしく夏へと向かうこの時期に似合いそう、と初めて仕入れた花だそうだ。

写真で見たコルシカ島の崖の上に自生するイモーテルはまさしく太陽みたいなゴールデンイエローで、それはそれは輝くばかりの美しさだったけれど、これはそれより淡いレモンイエローで、遠目に見るとまるいお花がミモザみたいでかわいらしい。

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いまにも降りだしそうな暗い朝のイエロー。
ゴーギャンの『黄色い十字架のある自画像』のことを思いだしてる。

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2016年6月14日 (火)

ひまわりのある食卓

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まだきれいに咲いてる。

おととい買ったひまわり。

今日も曇りだけれど空がだいぶ明るくなった。

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2016年6月12日 (日)

Juhannus 夏至祭の花かんむり

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イベント最終日にぎりぎり間にあった!
コトリ花店さんで毎年恒例の『夏至祭の花かんむり』。
11時の開店に、初日は朝8時からすでに9人のお客様がお待ちだったそうです。
すごいですね。
そんなだから、経塚真代さんの作品はもうとっくに完売してしまって見られなかったのだけれど、でも基本、わたしはここで花が買えたらそれでいいのです。

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今日は曇っていて、強い陽射しがないかわりに湿度が高くて蒸し暑かったのに、でもここはたくさんの緑と花のせいか、あるいは目に見えない不思議な力のせいか、爽やかにさえ感じます。
不思議といえば、まるっきり深瀬優子さんの絵から抜け出してきたみたいなおかっぱ頭の年齢不詳の店主も不思議です。
コトリ花店の花がよくもつのは、きっと彼女が夜な夜な黒猫の傍らで薬草を煎じて作ったmagic potion のおかげなのです、たぶん。
夏至の日に花かんむりをかぶって踊るというのは、ここ東京の風土とロケーションではあまりピンとこないけれど、森の多いフィンランドだったらきっと幻想的な光景でしょうね。

夏に向かって萌えるように息づく花たち。

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今日わたしの目をひいたのは、透き通るように美しいレモンイエローのひまわりと、『カンガルーの足』と名付けられたカンガルー・ポーでした。
カンガルー・ポーは上から2枚めの写真の戸の近く、リューカデンドロンの隣りにあるやつです。わかるかな?(写真をクリックすると拡大します。)
ほんとにカンガルーの足みたいなかたちをしてる。

暑い夏もひまわりも苦手な店主は、お客様からリクエストが入らない限り、ひまわりは入れないそうです。だからここにあるのはめずらしい。
わたしは夏も、ひまわりも好きです。
ひまわりは夏のあいだに最低1回はブリキのバケツにいけて食卓に飾る。
わたしの持ってるブリキのバケツはパフ・コレクションで買ったいいのです。
今日はレモンエクレアという、おいしそうな名前のついたひまわりを5本もらって帰りました。

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月並みだけど、ひまわりが食卓にあるあいだはゴッホのことを考えます。
ゴッホの描いた狂おしい糸杉のことを考える。
ゴッホは最後まで人の役に立つ生き方がしたいと考えていた。
でも生涯に1枚の絵も売れず、自分のことを役立たずの人間だと思いながら亡くなった。
ゴッホの死後、彼の絵が世界中の人々にもらたしたものの大きさを考えたら彼は十分この世界に必要な人間だったし、人の役にも立った。それを生きているあいだにゴッホ自身が知ることができたらどれほど彼は報われただろう。
・・・・・・と、そんなことを思う反面、そんなことをわたしがいま思うのは間違いで、それは十分成就して報われてあるのだろうと思うほうが、きっと正しいのだろうな。

そして夏至の夜にはろうそく灯してレンブラントのエッチングに目を凝らす。
・・・・・・ と、いきたいところだけど今年の夏至の夜はJAZZバーにいるな。
エッチングのかわりに音に耳を凝らしてる。
きっと濃厚な夜になることでしょう。

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