今日のおいしいもの♪

2017年8月 1日 (火)

8月のはじまり/降っても晴れても/カクルルで

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太陽が燦々と照ってるだけで世界は光り輝いて見える、でも雨が降ると景色は一変する。それは人のこころもおんなじだね。
8月のはじまりは、大好きなひとと仕事の打ち合わせ。
去年の夏から行きたいと思ってたカクルルで。
かつて無機質でなーんにもないと思ってた東池袋はいつの間にか道も建物も街ごときれいに整備されて、まったく変わっててびっくり。この写真の建物もリノベーションによるものらしい。
大きな木とアーシーな暖色の外壁が目印のここカクルルは、珈琲と音楽とギャラリーの店。地下がギャラリーで、1階と2階がカフェ、2階にはアップライトピアノが置かれていて、月に1回はそこでJAZZライブをやっているそうです。
ミーティングの内容が声のためのセミナー企画で、一緒に仕事をしている相手がヴォーカリスト&ヴォイストレーナーなので、ミーティングはいつもセミナーの会場探し兼ライブができそうな場所探しってこともあり。
今日、この店に一番乗りのわたしたちが選んだのは、こんな窓から鳥の巣が見える席。なんだかこれだけで気持ちがなごみます。

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思うにわたしが好きなのは緑があって太陽と木のぬくもりが感じられるところみたいです。都会的にただ無機質に整えられたスタイリッシュは苦手。リラックスできなくて疲れるから。人も場所も基本、陽性が好き。そして、おいしい珈琲といい音楽があるところ。
もうひとつわたしがここをいいと思ったのは、ブラジル料理が食べられるってことでした。
ってことで、今日わたしがランチに選んだのはムケッカ。
前に家でつくったこともある。
自分がつくったのとどう違うかちょっとくらべてみたかったの。

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ライムをたっぷりかけてお召し上がりください、と供された一皿。
お皿がちがうだけで見た目はほぼおんなじ。
いわれたとおり、ライムを絞ってひとくち食べてみると、、、、、、
おお! あのときははじめてつくったからよくわからなかったけど、ムケッカってやっぱりこういう味なんだ。カレーのようなシチューのような、酸味と辛味とココナツミルクの味。
自分でつくったのとちかい味です。
でも家でつくったときはふんだんに魚介を入れてつくったから、もっと魚介のうまみが出てた気がする。とくにあのときは友達が家に遊びに来るっていうんで、材料を奮発して海老をたくさん入れてつくったんでした。前日にエビと白身魚をライムとハーブと塩コショウでマリネしたのを覚えてる。
で、ムケッカってそれはそれでとてもおいしいんだけれど、シーフード料理ならわたしはブイヤベースのほうが好き。シーフードカレーといったらアンジャリさんがつくる海老カレーや真鯛のカレーのほうがおいしい。というわけで、わたしはたぶん、自分ではもうつくらない。

今朝も出てくるとき雲行きがあやしかったんだけど、ごはんを食べてるあいだに窓から見える空がだんだん暗くなってきて、風もでてきて、一雨きそうな気配。ふと見ると彼女の傍らには傘が立てかけてある。わたしは傘持ってこなかった、といったら彼女おどろいて、「傘持ってこなかったんですか」という。わたしはピンポイント晴れ女で、いつも雨の間を縫って歩いてるようなひとで、たまに用心して傘を持つと一日降らずに持って歩くことになるから持たないんです。それでも今日は相棒(カメラくん)にケースを着せてきた。自分は濡れても相棒や本は濡らしたくない、昔から。

今日も声とマインドのことを中心にたくさん話した。
彼女とはいくら時間があっても足りないくらい話したいことがあって、いつも別れたあとに言い忘れたことや聞き忘れたことで頭がいっぱいになる。
相変わらず自分から積極的に会いたいひとはプライベートでもほんのわずかしかいないけど、彼女とは会いたいと思う。
それってほとんど奇跡的なことだと思う。

ステージではいつも光り輝いてる彼女だけど、今日はちょっと元気がなかった。
でもわたしは、目標に向かって周りには目もくれずに猪突猛進にガンガン行くひともかっこいいとは思うけど、ときどき立ち止まってしまう繊細なひとのほうがむしろ好きです。
陰にいるときもひとは天からたくさんのギフトをもらってる。
それでたくさん話したあと、彼女がわたしと話して元気になったって言ったから、すごくよかったしありがたかった。
12月のPowerVoiceセミナーもいいセミナーになると思います。
ご期待ください。

雨はひどくなることはなかったけれど、けっきょく店から地下鉄乗り場に行くまでのあいだちょっと降られた。
何においても転ばぬ先の杖みたいなのが嫌いなわたしだけど、この時期やっぱり傘の携帯は必要か?

カクルルは、解放感あふれる明るい空間とインテリアが素敵でした。

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2017年7月16日 (日)

神楽坂でアートなパフェをたべた♡

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あるショップサイトの通販担当とカスタマー。
ただそれだけの関係だったはずの2人がいつしかメールでやりとりするようになって、初めて会ったのが、もう5年前。
そのときは20代からサルサダンスをやってる彼女が東京での発表会に来たとき。その『サルサ』っていうのにも縁を感じた。そして今度は仕事の出張で東京に来るっていうのでまた会うことになった。
東京のガイドブックを買ってみたのはいいものの、どこに行っていいかさっぱりわからない、という彼女。前回は表参道にしたんだけど、今回は神楽坂にした。前は9月で今回は7月。前回も今回も重たいスーツケースを引っぱりながら汗をかきかき坂道を歩いてる彼女を見てると、まるでデジャヴュのよう。人生ってまるでデジャヴュみたい。

前日探しておいたカジュアルフレンチでランチをしてから、重い荷物をコンビニエンス・ストアから送って、身軽になったあと散歩しつつ、東京の本屋に入ってみたいという彼女と『かもめブックス』に行った。
そして、それぞれ興味のある本をひとしきり眺め歩いた後のこと。
最後に雑誌コーナーできれいなパフェの写真が目について手に取った雑誌を見ていたら、そうだ、パフェ食べたいね!ってことになった。
今日も外は灼熱。死ぬほど蒸しあつい。
神楽坂にもパフェ食べられるとこないかな、とその雑誌の中を探したら、ありました!
それもとびきりスペシャルなのが。
自分ひとりだったら贅沢すぎて行かないと思うけど、5年ぶりに会う友達とだったらいいでしょう。

ってことで、彼女のスマートフォンのナビを頼りに探すこと十数分。
ありました。
アトリエ・コータ
真っ白いカウンターとショーケースだけのシンプルで清潔感のある店。
こんなところにこんなお店があったとは。
ここはいわゆる『デセール』といって、パティシエが目の前で皿盛りデザートをつくってくれる
カウンターデザートと、ケーキのテイクアウトの店。
ふつうだと並んでて入れないことも多いんでしょうけど、今日はラッキーなことに手前の席がちょうどふたつ空いてて、待つことなく席に通してもらえました。
わたしたちが席について満員。このとき、お客はすべて女性。
ガラスのドアの向こうで作業する若いスタッフが数人と、カウンターの中にはなんとなくサックスプレイヤーの浜崎航さんを思わせるパティシエがひとりいて、基本デザートはこのパティシエがぜんぶひとりでつくる。その鮮やかな手さばきを眺めているのもデザートのうちというか、見事でうっとりするけど同時にちょっと緊張感も漂って・・・・・・。
渡されたメニューには名前を見ただけでどれも食べたくなるようなデザートばかりだったけど、やっぱり今の季節は桃、桃。桃でしょ! とばかりに、わたしは桃のパフェを頼んだ。
もう食べてしまったいまとなっては説明もできないけど、いろいろ手の込んだパフェ。最後に飴細工をつくってティアラみたいにのせて薔薇の花びらを散らして。
桃好きにはたまらないおいしさ。
(写真はパフェとカウンターに置いてあるワインボトルがちょうど重なってしまって、位置を変えたかったのだけど、なんとなくそういうことができなかったのでした。)
そして、彼女が頼んだのはモンブラン・カシス。
これも美しかった!

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そして彼女いわく、これもとーってもおいしかったそうです。
それで話したのは、これは子供を連れてきても喜ぶよね、ということ。
甘いもの好きのうちの娘はもちろん、彼女の息子なんてパティシエだから、こんなとこ連れてきたら、ただおいしく食べるだけじゃなくて、きっと興味津々ですごく刺激になるんじゃないかな。
・・・・・・ って、つまり、親はどこに行っても親だってこと。
いつも関西から東京に来た友達にいわれるのは、東京のほうが暑いってことと、人の多さ。その点、渋谷や原宿にくらべたら神楽坂はまだ人が少なくて歩きやすいほうだと思うけど、暑さについては都内どこに行ってもおなじだし、それに地方に住んでる人はふだんちょっと買いものに行くのもクルマで、東京人よりぜんぜん歩かないらしい。
今日も慣れない東京でうだるような暑さのなか、坂道を上ったり下りたりして疲れちゃっただろうと思うけど、このアートみたいな冷たいデザートだけが唯一今回、彼女の東京の思い出かな、と思った。
なんとなくすこし緊張感の漂う店ではあったのだけど、いいなと思ったのは食べ終わったあと、パティシエ自らウォーターグラスに水を注いでくれて、ゆっくりしていってくださいね、と目を見ながらいわれたこと。もう食べ終わったんだから早く出て、じゃない。そういう一言ってすごく大事だと思います。
ここへはまた来たい。
限りなく大きくなった子供と、あるいは美意識を共有できる気のおけない友達と。

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2017年7月 5日 (水)

ふるい友達と ・・・

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年々気候がおかしくなって、年々夏を越すのが大変になっているけど、夏のいいところは仕事を終えて家を出ても、まだ明るいうちに着けることだと思う。5時なんてまだ昼間、6時だってまだまだこれからだ、7時になってさえうっすら明るい。
冬になるとそんなことを思いだして懐かしく、さみしい気持ちになるんだ。
そういういわたしは夏好き。

今日も湿度が高くて暑かったけど、30年来の年上の友達ふたりと落ちあってジェロニモ。
ふだんはステーキなんて食べないわたしも、ここでばかりは食べる。
ここには男ふたりの若い頃の思い出がたくさん詰まっているらしい。
今日も食べてる途中でTちゃんが、「あのときオレの言葉をJがただの社交辞令と思って広島に来なければ、この関係もなかったわけで、人間の縁ってほんとに不思議だね」といった。
そもそも事のはじまりは、家の近所にカメラ屋さんがあって、年じゅうフィルムの現像に出しに行くもんだからそのうち店主のIさんとよく話すようになって、隣りの喫茶店から珈琲をデリバリーしてごちそうしてもらうような関係になって、いっぽう東京で浪人生活をしていたTちゃんは大学受験に失敗してついに広島に帰ることになって、明日広島に帰るという日に珈琲を飲みに入った喫茶店でJちゃんに会った。そこで話をするうちにJちゃんが広島カープファンだということで意気投合して盛り上がり、思わずTちゃんは「そんなにカープが好きなんだったら広島に遊びにおいでよ」といった。そのときはTちゃんも、まさかJちゃんがほんとに広島に来るなんては思ってなかったのだそうだ。でもJちゃんはほんとに広島に行った。そして、ふたりは親友になった。

その数年後のある日、喫茶店のカウンターで珈琲をのんでたわたしが帰ろうとすると、厨房からJちゃんが「そうきち、もう帰るの? もう少しでオレのクォーターの弟が来るから、よかったら紹介したいんだけどな」といった。「クォーターの弟?! ってことはJちゃんもクォーターなの?」と、わたしが驚いて訊くと、「そうだよ。あれ、まだ言ってなかったっけ?」とJちゃんはしゃらっと言った。
なんたってその頃のJちゃんときたらカーリーヘアでアフロみたいにでっかい頭をしてたもんだから、てっきりわたしは騙されてしまった。そして、やってきたのがTちゃんというわけだ。Tちゃんは当時クロード・チアリに似ていて、髪がくせっ毛のくりくり長髪で丸眼鏡をかけてて、クォーターといわれたら実際そう見えないこともなかった。もう帰るつもりだったわたしはそこで初めて会った、自称シャイで人見知りでふだんは無口だというTちゃんが喋りまくるのにつきあって、最後は「おまえ、気に入った! 珈琲代払ったる!」というTちゃんに2杯分の珈琲代をゴチしてもらって帰った。夕飯をとっくに過ぎた家に帰るなり鬼のようにこわい母に「アンタは家出たらほんとに鉄砲玉ね!」と怒られたのはいうまでもない。
それ以来のつきあいなのだから、ほんとに人の縁ってわからない。
母が生きてたらきっと「まだつきあってるの?!」と驚くことだろう。

でも、もうじき40年にもなろうというのに、みんな昔とたいして変わってないような気がするな、と I さんがいう。うん、ほんとだね。まだあの喫茶店にみんなして行ってる気がするよ、とわたしがいう。
・・・・・・
でもほんとにそうだろうか?
彼らにいちばん最初に会ったときまだふわふわしたティーンエイジャーだったわたしはいまや結婚して離婚して、自立してない子供をふたり抱えてこの歳になってもまだ毎日あくせくしてる。これまでは苦労がルックスに出ないタイプだと散々いわれてきたけど最近じゃ寄る年波でそうともいえない。わたしより遅く結婚した彼らはやっと子供が学生じゃなくなって、ひとりは銀婚式をとうに過ぎ、もうひとりは今年、銀婚式だって。銀婚式にはともに奥さんにエルメスの腕時計を贈る(贈った)んだそうだ。つまり、もう彼らはお金も経験もなくて頼りなかった若者じゃないし、酸いも甘いも経験してきた大人、押しも押されもせぬ熟年世代ってことだ。それに何よりわたしたちをくっつけたJちゃんの顔を見なくなってどれくらい?
わたしたち、もうずいぶん遠いところまできちゃったみたいだよ・・・・・・。

我々の関係がこんなに長くつづいたのは縁もあるだろうけど、それ以上に若いときに出会ったのがよかったんだろうな。
なんの利害関係もない、無邪気で無防備な若いときに。
それに時代性もある。
昔はインターネットはおろか携帯もなかったから、誰かとコンタクトするには直接会うか電話するしかなかった。声っていうのは人が思う以上にほんとのことが出ちゃうからウソがつけないし、おかげでずっと正直な関係をやってこられた。
何より全てがいまよりずっとシンプルだった時代。
SNS時代のいまは人の本心がますます見えなくなった時代だと思う。
直接本人にいえばいいようなことをいわずに、かわりにどうでもいいよな心情吐露や毒を吐いてる。人は蜘蛛の巣みたいな網目上にきっちり繋がっているようでいて、実はタンポポの綿毛みたいにバラバラに飛んでるんだ。そんな気がする。
我々の関係を世間的にいうなら『ただの友達』だ。
男女関係でよくいうところの、ただの友達。
でも、これがいいんだと思う。
誰とでもやれるとは限らない。
誰にでもできるとは思わない。
ただの友達、されど特別な友達。
一過性の男女関係なんかよりずっとありがたい関係。

でも、ジェロニモもオーナーが変わってずいぶん様変わりした。
我々は長いこと、ステーキをオーダーすると最後に出てくるキャンプで飲むようなシャビィなアルミのマグカップに入った薄い珈琲に、お砂糖を入れて飲むのが好きだったのだけれど、それがいつの間にかきれいな陶器のカップ&ソーサーに入った比較的まともな珈琲に変わり、そしていまや珈琲はメニューからなくなっちゃったんだって。残念!

「さて、そうきち。これからどうしようか」
と I さんが落ち着いた声で言う。
暑いし、ちょっと疲れてるからわたしは今日はごはんを食べたらお茶でもして帰ろうと思ってたのだけれど、そう言われていきおいTちゃんと近所のライブハウスやJAZZバーを探した。でもあいにく近所にはなくて、けっきょく前に行ったことのある大久保のBoozy Muse に行くことになったのだけれど、思いがけなくこれがとてもよかった!!!

ピアノのNori Ochiaiさんが率いるRhythm Challenge というトリオ。
その名の通り、ひとつの曲を何分割化して次々と違う変則リズムで演奏してゆく、という、まるでエッシャーのだまし絵みたいな音楽。

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もともとはドラムの安井鉄太郎さんがやっていたことをピアノのオチアイさんが気に入ってやりはじめ、今日の曲のセレクトもアレンジもほぼみんな安井さんによるものだという。
「こういう変わったことをやっている人はJAZZの世界でもほとんどいない、だから今日みたいな演奏も滅多に聴けない演奏だと思います。安井さんはワン・アンド・オンリーのドラムニスト。で、この安井さんのアレンジがまためちゃめちゃ難しいんです」といいながら、一見やすやすと弾いてるみたいに見えるオチアイさん。一貫して姿勢を崩すことなく、頭をリズミカルに振りながら飄々と複雑なリズムを弾きつづける。

そしてトリオの中ではいちばん年上で落ち着いてて静かに見える安井鉄太郎さんなんだけど、そのプレイは熱くて激しい。複雑難解な変則リズムを正確にピンポイントのカタイ音で鋭く刻んでゆく。こういうひとの頭の中っていったいどうなってるのか、もしかするとすっごく数学的なのかもしれない。
安井鉄太郎さん。素晴らしかったです。

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そしてこの中ではいちばん若いベーシストの寺尾陽介さん。
実はわたしがJAZZのライブに行くようになって最初いちばん聴き分け難かったのがウッドベースなんだよね。それは若い頃からさんざん聴いてる、たとえばポール・マッカートニーの『Don't let me down』なんかで聴けるムーヴィングな音ともちがうじゃない。なんていうか、変な言い方だけど、もっと弦楽器。もっと無骨で不器用な弦楽器。ソロはともかくバッキングとなるとほかの楽器の強い音に紛れてしまいやすいし、ほかの楽器とくらべると地味な感じ。でもなくてはならない。リズムとテンポとピッチが正確ならそれでいいのかといったら、それだけではないでしょ。
うちの息子はJAZZギターにおいて自分固有の(オリジナルの)音色をつくるのはとても難しい、というんだけど、わたしはそれをウッドベースにもっと感じる。
でも今日も耳を凝らして音を追って聴いていたら、だんだん寺尾さんの音、歌が聴こえてきました。

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でもって、そうやってある意味辛抱強く音を追える耳がないと、こういうJAZZは聴けないんじゃないかと思う。そういうのを楽しめる人じゃないと。
ひたすら変幻してゆく変則リズムが延々つづいて、ピアニストの右手から美メロが流麗に弾き出されることもない。一見地味ともいえる演奏なんだけど、わたしはそれが面白かった。
で、そこにいた人みんな面白かったみたいです。
今夜もすごく盛り上がった。
拍手喝采、アンコール!

そんな今夜はファーストのラストから聴いたから、セカンドのセットリスト。
ちゃんと思いだせるかな?

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2nd. 

1.Blues For Alice(チャーリー・パーカー) 

2.Hey, It's Me You're Talking To (ビクター・ルイス) 

3.Footprints(ウエイン・ショーター) 

4.All the Things You Are(ジェローム・カーン) 

5.Yes or No(ウエイン・ショーター) 

アンコール:Isotope(ジョー・ヘンダーソン)

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選曲もとてもよかった!
欲をいえば途中でかっちょいいメロの爆発があってもよかったかな、と。
それで、いやあ~、思いがけなくめちゃめちゃいいもの聴いたねえー!と気分よく帰って来たのだけれど、あの変則リズムの感じは直さんとやってもいいんじゃないかなと思って帰宅してちょっと調べたら、もうすでにやってました。安井鉄太郎さんのカルテットで、去年。
さすが。
そんなわけで、またひとつ聴いてみたいブッキングが見つかりました。

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2017年6月26日 (月)

本日ミーティングにつき

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今日の仕事のミーティングの待ち合わせ場所はここでした。
江古田、茶平(チャペイ)。
チャイニーズレストランン。
中華料理屋さんといっても店内はこんなに明るくゆったりしていてお洒落な感じ。
いわゆる中華屋さんとはちょっとちがう。

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お料理も、中華料理って野菜が多くてヘルシーといいつつ、けっこう油っぽくて味が濃かったりするけれど、ここはあっさり。
ここに来たのはまだ2回めだけれど、野菜の炒め方がすごくうまくておいしいと思いました。
今日はもうランチタイムも終りの時間だったからこんなにガラガラだけど、いつもはすごく混んでて、しばらく待たなきゃならないほどです。
お料理の写真はないけど、まずは今日はゆっくりごはんを食べながらお互いの近況など話しつつ・・・・・・
なんたって今日の相手はいっつも大きな時計ぶらさげて息を切らせて駆けずり回ってるアリスのうさぎみたいな人なので、いきなり用件に入るとお互い一気にテンションが上がって疲れちゃうからです。
待ち合わせの時間を過ぎて走ってやって来た彼女、今日はいつになくやけに落ち着いてるなと思ったら、今月ものすごく忙しくてまいってて、それがやっと昨日で一段落したので自分としてはホッとして、今朝はいつもよりたくさん眠ってOKたと思ったのに、朝ごはん作ってるときに俎板の上で野菜切ってたはずの包丁が何故か左手首の上に落ちてきて(?)朝から流血してしまってsadnessだったというわけでした。
前に会ったときは前日、自転車で電柱に激突して転んだという直後だったし、もうほんとに気をつけてくれえーーーーー!

そして、仕事の話は彼女と同郷の人がはじめた店だから応援してるという、ぐすたふ珈琲さんへ。
わたしはグァテマラをいただいて、ここからはいつものように二人でわあわあブレインストーミングがはじまったのだけど、中盤あたりでヴィエイユの大山さんがふらっとやってきて。こちらは仕事のミーティングだったのに珈琲ごちそうしてもらっちゃいました。
というわけで、ぱん屋の定休日でのんびりコーヒータイムにやってきた大山さんと、ぐすたふ珈琲の店主の茅根さんのツーショット。
サイコーに笑顔が素敵なお二人です。
大山さんは今日会った彼女の旦那さん。

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そう、今日のミーティングの相手は誰あろう、美人(とか書くと嫌がられるのかな)ヴォーカリストで、ベテラン・ボイストレーナーの小林貴子さんでした。
今日もいいお話いっぱいできました。
今年2回めにして、ラスト12月10日(日)のPowerVoice東京セミナーの準備も着々とはじまっています!
音楽を愛し、歌を愛し、自分の声を愛する全ての人のために。
詳細決まりしだい、PowerVoiceサイトにアップします。
乞う、ご期待

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2017年3月30日 (木)

得たもの失ったもの

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いまの会社に入ってわたしは家で仕事をするようになり、それで得たものは多い。
物理的には毎朝毎晩すし詰めの満員電車に揺られてのストレスフルな通勤時間がなくなった。お昼の外食代がかからなくなった。外食費ばかりか毎日の通勤のための服飾費もかからなくなった。それに何よりわたしにとっていちばん大きいのは、子供と一緒にいられる時間が長くなったこと。この仕事に就くまでわたしは毎朝いちばん早く家を出ていちばん遅く家に帰ってくる人だったからだ。やっと子供に「行ってらっしゃい」と「お帰りなさい」をいえるようになった。
そして自分で作ったごはんを家族と食べる時間。子供のこころにじっくり向き合い、辛抱強く話し合う時間。これまでわたしは自分のできる限りにおいてよくやったと思う。子供が小さかったときの家庭での自分の不在を取り返すように。
実際、そういう時間がなかったら、いまくらいの子供との関係さえ構築できていなかったかもしれない。少なくとも、わたしは自分の子供ほども自分の親のことを知らずに育った。
父はいつも仕事で忙しかったし、大人になるまでずっと口うるさかった母親だって、いつもわたしに興味があるわけじゃなかったから。
だから、わたしに子供とのそういう時間を与えてくれたいまの仕事にはとても感謝している。

でも、いまの仕事から得たものばかりかというとそうでもなくて、何かを得ようとしたら何かを失うのがこの世の摂理であるように、失ってしまったもの、損なわれてしまったものもあるのはたしかだ。
たとえば一緒に顔つき合わせて仕事する仲間。それがいなくなって一日コンピュータの前で仕事するようになって会話の必要がなくなり、顔の表情筋が衰えて顔が変わった。つまり加齢に拍車がかかったということ。衰えたのは顔の筋肉だけじゃなくて身体の筋肉もしかり。かろうじてつづけているスイミングスクールで週に1回泳ぐくらいじゃそれはもうカバーしきれなくなってる。もっと筋肉に負荷をかけないことには。それから健康な肩と目。
わたしの慢性的な肩関節の痛みは最近、肩だけじゃなくて肘や手の関節にまで及び、わたしに『関節リウマチ』の恐怖を思い起こさせるようだし、おなじく慢性的な眼精疲労はひどい飛蚊症となって近々眼科を受診しなければと思っているところだ。
でも、わたしにとってそれ以上にストレスなのは1人の時間がなくなったこと。
それがいちばんツライ。
この仕事に就いたばかりのころはよかった。
収入は少なかったけどまだ子供が学生だったから。
朝、子供を送りだしたら子供が帰ってくる夕方までマイペースで仕事ができた。
いま二人の子供はフルタイムで働いているわけじゃないから家にいる時間も多くて何かと手間がかかる。仕事をする合間に家事をする合間に仕事をして家事をする・・・・・という、延々つづくループ。
そこから逃れるには家を出るしかない。
そして家で仕事をしていると時々とんでもないことが起きる。
今日がそれだった。
わたしにとっては災難としか思えないことによって仕事が中断された。
人に脅威を与える人というのは言葉の暴力にせよ、それがどれほど相手のこころに衝撃を与えるか全然わかってない。本人にとっては何がしかの理由があるにせよ烈火のごとく激情に駆られて自分をく失ってるから。
こちらとしては心臓がばくばくして手の先がしびれ、思わず机の上にあったレスキューレメディーをコップの水に入れて飲んだほどだった。
大げさじゃなく、寿命が縮まった。
一生のうちで、こういうことを一度も経験しないで済む人もいるのに、いったいわたしはいつまでこういう思いをしないとならないのかな。
すこし落ち着いてからもう無理だと思って机をかたして家を出た。
もう夕方近いのにまだ昼ごはんも食べてなかった。

今日、唯一よかったことはもう行けないと思ってたインド富士に行ってカレーを食べれたことだ。最初、店の前まで行ったときには夕方の開店まであと1時間のときだった。駅前のスターバックスで時間をつぶして開店5分前に行ったら開店時間が30分伸びていて、またしても時間をつぶしに近所を歩き回った。3回めに行ったときやっと本日のカレーの看板が外に出ていて開店待ちの人がひとり。彼女もまたどこかで時間をつぶして来たらしい。
ようやく開店時間になってドアが開き、前の人につづいてカウンターに通された。
店内には陽気な音楽がかかっていて、それがよかった。
高いカウンターに肘をついて眠りそうになりながら時折り見上げた店主は、羽こそ付いてなかったけれどレンブラントみたいなピタパンみたいな大きなベレー帽をかぶっていて、料理の火で温められたのか、頬がポッと赤らんでいた。ちょっとどこか何かが絵描きの宮城さんに似ているなと思った。
わたしが食べたのは、カレー2種にアチャールが付いたインド富士セット。
カレーは、チキンカレーに野菜のサンバル。
メニューには『辛いチキンカレー』と書いてあって、食べてるときはそれほど辛くないと思ったけど、食べ終わったら胃の辺りが温まっていたからそれなりに辛かったのかもしれない。
家を出るときには冷えてた身体がすっかり温まった。
店は明日で閉店で、しかもカウンターで店主が誰かと話すのを聞いてたら通常営業は今日までで明日はパーティーだというから、ほんとにこれが最初で最後。
前からなんとなく行ってみたいなーと思っていたここが今月で閉店だと知ったとき、ほんとは東小金井に住む友人と来るつもりだった。それが忙しさにまみれてついに来るタイミングを失っていたのが、今日ふいに起きたアクシデントのせいで来れたのも、それも失ったものと得たもののうちかな。
カレーもアチャールもとてもおいしかったです。
ボリュームもあって、お腹いっぱいになった。
こんどはインド富士子に行ってみよう。

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今日、時間をつぶしているときに古本屋で買った本。

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What I Wish I Knew When I Was 20
20歳のときに知っておきたかったこと

スタンフォード大学 集中講義 ティナ・シーリグ。

ちょうど今日、娘に、一度しかない20代を大切にしたほうがいいよ!
といったからかな。
古本屋に入って棚を見た瞬間にこの本が目に入った。
わたしが20歳までに知りたかったことはたくさんある。
とくにお金について。お金の知識。
働くことや税金のことや保険のことや、この日本という国の社会の仕組み。
健全な家計を維持するための節約の工夫や貯蓄やお金の増やし方など。

見開きに『ジョシュヘ。20歳の誕生日に』と書いてあったのにもやられた。
きっと息子の名前。
母親というのはいつ、どんなときだって子供のことを考え心配しているものだから。
それが滅多に報いられることはないのだけれど。

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2017年2月19日 (日)

最後のくるみパフェ

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飲食店が提供する、あるひとつのメニューができあがるまでにも、いろんなストーリーがあるんだなあ、と思う。
それはそうか。
人が作ってるんだものね。
たとえばクルミドコーヒーさんの『くるみパフェ』は、『長野県東御市で出会った「胡桃の木」のどっしりとしたたたずまいが忘れられず、そんな景色が思い浮かぶような、まるごとくるみづくしのパフェが作りたい!』と思って作ったそうです。
その絶品くるみパフェが諸事情により、これまでのかたちで作れるのは今年限りになりそう、というのを知って、なくなっちゃう前にもういちど食べたい! と娘とクルミドコーヒーに行ってきました。
待つこと必至なので家を出る前に電話してウェイティングリストに名前を載せてもらって。

そのおかげでスムースに店に入ることができて席に着いてみると・・・・・・
みなさん思いは一緒。
ほとんどの方がくるみパフェを食べていて可笑しかった。
この寒いときにパフェ! 
と思うかもしれないけれど、これがほんとにおいしいんです。
くるみがたっぷり入った自家製くるみアイスに、くるみのはちみつ漬け、くるみのタフィ、くるみのリキュールを使ったプリンに生クリームにナッツとドライフルーツともう、くるみ好きにはたまらないくるみ尽くしのパフェ!
黙々と無言で夢中で食べて、わたしより遅く食べ終わった娘が「これ、もうひとつ食べたい」といいました。たしか前もおんなじこといった!
さすがにわたしはこれひとつでじゅうぶんだけど、その気持ちはわかります。
歩いてこられる距離だったら間違いなくあと1回は食べに来てしまいそうです。
来年からはまたかたちを変えて趣向を変えて作られるかもしれないけれど、これを食べられるのは今年が最後。
しっかり味わいました。
今年もおいしかった!!!

くるみパフェは期間限定で、今月26日(日曜)まで。
そしてニュースは、3月20日、国分寺北口に姉妹店の『胡桃堂喫茶店』がオープンするそうです。
会計のときスタッフに、「クルミドコーヒーとおなじコンセプトですか?」と訊いたら、名前の通り、もうすこし和風寄りの感じで、店内に古本屋やワークショップスペースなどもあり、『自分の足もとを見る』というようなこともコンセプトに盛り込んだお店になる予定です、と丁寧に教えてくれました。
国分寺のほうが乗り換えがひとつなくて近いし、珈琲と手のかかった自然な味の軽食とデザート、それに本にモノづくりスペース、となったら願ったりかなったりなので、こちらもオープンが楽しみに待ちたいです。
徐々にひとりの自由な時間を増やしたいわたしにとって、わりとよく行く国分寺にあたらしい喫茶店ができるって最高!

さて、いつもは動物のことが多い会計票がわりの木製おもちゃ。
今日はマトリョーシカ(ヒゲあるけど)みたいな人形でした。

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2017年1月20日 (金)

小雪の舞う日、サーカスで。

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お昼を食べそこねて、もうランチより夕飯が近いころにサーカスに行った。
知樹さんに道順を教えてもらって。
でも、時間が遅かったのがよかったみたい。
前に友達とはじめて来たときは50分くらい待ったけど、今日は待たずに入れた。
店内も、わたしのほかにお客が3人。
とても静か。

お腹がペコペコなので定食を頼む。
しばらく揚げ物の音がして、でてきたのはこんなの。

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って、またやってしまった。
この撮り方じゃなんだか全然わかりませんね。真上から撮らなきゃ。
左上から、ベトナム春巻き、お漬け物、カレー風味のポテトサラダと、切り干し大根とにんじんのきんぴら、干しエビとタケノコとパクチーとはんぺんの入ったスープ、それにごはん。
みーんなおいしかったけど、どくにこの揚げ春巻きが!
めちゃめちゃおいしかったです。
揚げたてアツアツで。
揚げ春巻きって家で作ってもおいしいし、いっぱい食べれていいんだけど、面倒なので滅多に作らない。ロールキャベツとおなじくらい滅多に作らないかなあ・・・・・・
なので、そういうのを外で食べられるのはうれしい。
そしてサーカスさんはデザートもおいしいと評判なので、いつもはごはんのあとにデザートまでは食べないのだけど、滅多にないこと今日は頼んでみた。

こんどはカタカタカタ・・・・・・と包丁で何かを切る音がして、出てきたのは刻んだいちごがのったニューヨークチーズケーキと珈琲。
チーズケーキに刻んだいちごかあ。
それに生クリームがささっと。
こういうこともあまり家ではしないね。

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手作りのチーズケーキも珈琲もとってもおいしかったです。
ほんとはパフェにも惹かれたけど、なんたって外は小雪がちらつきはじめて、みるみる傘をさす人が多くなってきたので今日はあきらめた。冷えちゃいそうだから。
わたしがデザートを食べるころには誰もいなくなって、これから帰って夕飯をつくらなきゃならないわたしは自分一人だけお腹いっぱいで・・・・・・。
今日は知樹さんのお皿も買ったし、おいしいごはんにデザートに珈琲までいただいたし、サーカスのてるよさんはいつもながら感じよく美しく、もうなんだか誕生日が終わった気分。

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2016年8月19日 (金)

懐かしのプアハウスで

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今日は懐かしの江古田プアハウスで仕事のランチ・ミーティングをした。
20代のころによく行ってた店がいまでもあるなんてびっくりだけど、店の前まで行って当時とぜんぜん変わらぬ店の佇まいを見てまたびっくり!
見るからに昔ながらの喫茶店、という感じのここは喫茶店が二軒ならんでて、お隣の『林檎』はいまはどうかわからないけど、当時はクラシックの流れる武蔵野音大生御用達のお店だった。どちらも懐かしい。

カランカラン、と音がしたかどうかは忘れたけれど、ドアを開けて中に入ると手前に大きなカンバセーションテーブルがあって、奥がカウンター席。「わあ、プアハウスだ。ぜんぜん変わってない!」と思わず声に出していってしまった。まるで昔にタイムトリップしてしまいそう。

このときちょうどお昼どき。
でも気の合う人ってどこまでも感覚が一緒らしくて、「先に食事しますか? それより先に話しちゃいませんか? 食べながら話すってのもなんだし・・・」とTさんがいうので、「そうしようそうしよう」とお互いノートを広げた。いつも彼女と会うといくら時間があっても足りないほど話が尽きなくて、あっという間に数時間が過ぎ・・・。店の人にも呆れられそうだし、そろそろごはん食べようか、と頼んだのは、プアハウス名物極辛カレー。もうよく憶えてないけど、当時もきっとこれ食べてたんだろうなあ。
これ、辛さは選べないんです。極辛のみ!
なんたって相手の彼女がヴォーカリストだから喉に悪いんじゃないかと気になったけど、「医師曰く、咳き込まなきゃいいんです」ってと。

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シャバシャバした感じの、見るからに辛そうな濃い色をしたチキンカレー。
それにトッピングのチーズ、スライスしたキュウリとレーズン。ライスにはゴマがかかってて。
最初のひと口めこそ、あれ? そうでもないかな、と思ったものの、いーえ、ぜんぜん辛かったです。ゆえに途中でライスにチーズかけたりキュウリとレーズンのせて食べました。でも辛いけどおいしい! 
ちゃんと丁寧につくられた、熟練した味。
辛さでいうと、これも辛いけど国分寺ほんやら洞のラビさんのつくるチキンカレーのほうがもっと辛い。いつか娘と「こんなに辛くしなくっても・・・」といいながら泣き泣き食べたもんね。今日はTさんと鼻をすすりながら食べた。テーブルの上にティッシュの箱が2箱置いてあるのは素晴らしい。
また、店内でかかるジャズのCDがいいのばかりなんだよね。
いちいち何か確認したかったくらい。
ライブラリにはきっといいのしかないんだと思うけど。
こういうところで聴くジャズのスタンダードはあらためていい。しみじみ。

セットのお茶は先にいただいちゃったから、わたしは食後はマンデリンを。
食後も話していると厨房で珈琲をいれるいい香りがふわっとしてきて、運ばれてきたコーヒーカップのソーサーの上にはカシューナッツがひとつ。
Tさんが「何ゆえにカシューナッツがひとつ」というから、「ナッツって珈琲にあうのよ。チーズもあうけど。食べてから珈琲飲むとカフェオレみたいな味になるよ」と話してたら、マスターがカシューナッツが入ったマカロンだという、お菓子がのったお皿をサービスで持ってきてくださった。そういえば昔は夜来くるとワインにチーズなんかも出していて、お酒が飲めないわたしは珈琲頼んでもチーズつけてもらったりしてたなあ、名前はプアハウスだけどちっともプアじゃなかった、と話すと、いまはチーズは出してない、とマスター。珈琲もおいしかった。
当時はどうだったのかわからないけど、いまはマスターと奥さん、アルバイトの方と3人でやってらっしゃるのかな。すっかり白髪になったマスターは、あたりまえだけど当時はまだずいぶんと若かった。また何かの縁あってここに来られるとは思ってもなかったけれど、こんなにも長く、おなじ場所で昔と変わらず店をつづけていられるってほんとうにすごいことです。

けっきょく昼ごろ入って、4時間近くも長居してしまいました。
ごはんに珈琲で、こんなに居心地よく長居できる喫茶店っていまは滅多にないからすごく貴重。Tさんもとても気に入ってまた来るといってたし、わたしはこんどは当時の音大生で親友のMちゃんと来たい。

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2016年7月 8日 (金)

松庵文庫で

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自分ひとりだったらもちろん、気心知れた相手とだったらランチする場所にそんなに迷ったりはしないのだけれど、それがはじめてマンツーマンで会う相手(とくに女性)だったりすると、やっぱり考えちゃいます。
なんでも最初って大事だから。

自然豊かな土地で育った都会嫌いの彼女とは、できるだ緑いっぱいのところで会いたいと思った。それに緊張しないでリラックスして話せるところ。
それで、いろいろ考えてて、ふいにぽん! と浮かんだのがここだったのです。
前から一度行ってみたいと思っていた『松庵文庫』。
閑静な住宅街にある古民家カフェ。
ここの成り立ちからして音楽をやってる彼女にぴったりだと思った。

西荻窪の改札前で待ち合わせてスムースに行ったつもりが、近くまで行ってちょっと迷っちゃった。それで予定していた時間よりちょっと遅れてたどり着いて、案内された席は窓際の庭に面して横並びの席でした。
それを見るなり彼女が「向かい合わせのテーブル席よりこっちのが全然いい!」っていった。わたしとおんなじです。そのほうがだんぜん気楽に話せる!
こういう感覚的なことが合うってのも大事です。
そして彼女が「せっかくだからこれにします!」と選んだランチは、こんな素敵な二段になった『つつじ御膳』でした。
これ、とってもおいしかった。
見た目にもうつくしく、素材を活かした薄味で、からだによさそうな味。

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自分ひとりだったらぜったいこんなリッチごはんは選ばないけど、スペシャルな相手とだったら格別ってもんです。
二人でひと口たべるごとに「おいしい、おいしい」といいながらいただきました。
食後は小さなカップに並々と注がれた珈琲が。
珈琲もおいしかった。

なぜ『つつじカフェ』で『つつじ御膳』かというと、写真には写ってないけれど、お庭に大きなつつじの木があるからです。
その庭を向いて二人して並んでたせいで、お互いすごくリラックスして話せた。
ふだん、あんまり人に話さないようなことまでぶっちゃけて話した気がする。
彼女はわたしとは真反対というか、見るからに華やかで外交的でアグレッシブな人で、実をいうとわたしとはあんまり合わないんじゃないかと思っていた。
それがなんで会ってみようという気になったかというと、彼女がどこかに書いていた文章の中に『もうすっかり限られたこの世時間。わたしは喜びも哀しみも共感して行ける人達だけと関わりたい。というか、あえてそういうふうに関わらないと、 生きる虚しさに負けちゃうよね』という言葉があったからで、わたしは『生きる虚しさ』みたいなものを全然感じないような人とはやれないんだよね。
で、そういう感覚もわたしにとってはとても大事なことで、どこかで直感が働けばそれまで抱いていた印象なんかはやすやすと払拭されてしまう。

結果、とってもいいミーティングになりました。
背がすらっと高くてナイスバディーで派手な顔立ちで、でっかい目(しかも垂れ目!)をした彼女がわたしとおなじ早生まれの水瓶座、というのにも驚いたけど・・・・・・。

実はこの松庵文庫。
その名のとおりブックカフェなのです。
カフェ併設のショップには趣味のよい雑貨や本がたくさん並んでいて、それも見ていきたかったけど、今日はなんたって朝9時からここに来るギリギリまでボイトレの仕事、このあとも帰ってすぐ次の仕事、というハイパーアクティブでぜんぜん時間のない人と一緒だったから、それはまたこの次、ということにして見ないで出てきました。

お店の方たちの感じもよかったから、この次は休日に本好きの娘と来て、ゆっくりお茶しながら本でも読みたい。
松庵文庫は西荻の南口、アーケードのある商店街を抜けたらまっすぐ歩いて、右手に『印南建設』のある角を右に曲がって、しばらくまっすぐ歩くと左手にあります。
入り口の大きな『モチの木』が目印。
時間があってゆっくりしたいときにはおすすめです。

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2016年7月 3日 (日)

アンジャリさんでカレーを食べた。

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いつも国立新美術館に行った後って、どこでランチをするか悩むのです。
いちど美術館の中でランチしたことがあるんだけど、高いだけで最悪だったので。
それで先日、PEPEPEさんがTweetしていたカレー屋さんとのアクセスを調べてみたら、乃木坂と下北沢って意外と(って、わたしが土地勘ないだけなんですが)近い。
暑くなってきたことだし、PEPEPEさんの絵を見がてらカレーもいいね、ってことになって、いま国立新美術館でやっている『ルノワール展』を観た帰りに行って来ました。

下北沢の南口を出て、すぐ前にあるマクドナルドの道を道なりにまっすぐ行って、左にダイソーのあるT字路を右に曲がってすぐのビルの半地下にあるアンジャリ。
カレー屋さんていうと独特の濃ゆいムードの店もあるけど、ここは思いのほか入りやすい感じのお店で、わたしたちが入ったときはちょうど店主さん以外、誰もいなかった。カウンター脇の2人席をすすめられて席に着くと、なんだか妙に落ち着く。

実はわたしは下北沢って若いころからあんまり縁がなくって、駅前のごちゃごちゃしたアジアンな雰囲気がちょっと苦手だったりするのだけれど、ここは路地裏にちょこっと入っただけで外の喧騒がウソみたいに静かで、閑静な住宅街にいるようなのです。
店内に適度な音量で流れるライブ音源(洋楽)もくつろげた。
店主さんはなかなかセンスのいい方のよう。

PEPEPEさんの絵もほんとに自然に店の雰囲気となじんでました。
店主さんに承諾をもらって撮らせてもらった写真。
じゃーん! (あんまりうまく撮れてないけどね。)
いつもの変な鳥(すみません)と草花の絵。

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サイドにも水仙とちょうちょの絵が描かれてたりして。
店内はラブ&ピースな感じでしたよん。

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そして待つこと10分くらい、かな。
ふいに、ふわああぁっとコリアンダーの香りがして、うわー、なんだかカレーのいい匂いがしてきたー! と思っていたら、運ばれてきました。

娘が頼んだのは冬瓜とオクラのカレーで、わたしが頼んだのはカレー2種セットで、チキンカレーと天然海老カレーです。

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カレーには3種とも刻んだパクチーがのってて、ライスの上には揚げたてのタパスと野菜の付けあわせが3種。この付けあわせがどれもおいしいんだけど、ものすごく細かく刻んだキュウリと小さな豆のサラダにニンジンのラペ、それにココナツ味のは、ココナツと豆をゆでてつぶしたのにほうれん草を入れたの、だそうです。どれもあんまり食べたことない味。

そして娘の頼んだ野菜カレーはごくごく優しい味でインパクトには欠けたけど、エビカレーは濃厚なエビのうまみが出た絶妙な味で、チキンカレーも複雑なスパイスが絡みあう独特な味と鶏肉のやわらかさが癖になりそうなおいしさでした。
辛さはほどほどで、繊細で上品な味。
すごくヘルシーなカレーだと思う。
一見、ごはんの量が少なめかなあ~とも思ったけれど、付けあわせと一緒に食べ終わるころにはほどよく満腹で、食べ過ぎた感もなくちょうどいい感じ。この適度さってのがけっこう大事だったりします。
食後に娘はラッシーを、わたしは温かいチャイをいただいたんだけど、ラッシーはすごく濃厚でおいしかったって。ランチに飲みものが100円で付くのもいいです。

たしかにPEPEPEさんがいうとおり、初めて行ったアンジャリさんは、オープンで落ち着ける店の雰囲気といい、店主のソフトでやさしい雰囲気といい、料理の味といい、あ、それから壁の絵といい、4拍子揃ったナイスなお店でした♪
わたしが住んでる町にもなぜかカレー屋が多くて、インド人がやってる店が何軒かあるけど、こんなにおいしいカレーじゃなかったし、あんまり入りたいようなお店ってない。こういうカレーだったらときどき食べたいし、こんなお店が近くにあったら行くのにねー、と娘といいながら帰ったのでした。

というわけで、これから新国立美術館に行った後はアンジャリさんに決定です!

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