梅の雨、と書いて梅雨。
ウィキペディアによれば中国には梅が熟して黄色くなる時期の雨、という意味の『黄梅
雨』(ファンメイユー)という言葉もあるそうです。なんだかきれいな響きですね。
毎年この時期は高温多湿で不快指数120%になる東京の梅雨。
それでも先週まではまだ過ごしやすい日が続いていたものの、夏至になって1年で最
も昼が長い日を迎え、ほんとに日が伸びたなぁーと思っていたらなんだか急に暑くな
って、それに今日のこの湿気といったら!
フローリングの床はなんだかペタペタするし、机の上に置いたヒマラヤ岩塩は湿気で
溶けだし水たまりができるほど。ついにこの季節がやってきたか、という感じです。
そんな雨の月曜、5月のうちにWAYS SHOPに予約注文していた無農薬の完熟南
高梅が届きました。自然のものだけあって、いつ届くかわからないのがちょっとつらい
ところ。そして、生産者の方がせっかくとれたてをすぐに送ってくれたのだから、届いた
らすぐに作業にとりかからねばなりません。買ったのは完熟梅2キロ。
1キロは梅酒に、もう1キロは梅干し作りに初挑戦です。やや緊張の面持ちの私 ・・・
それにしても、黄色く完熟した梅のなんとかわいいこと!
赤ちゃんのおしりみたいです。
それに桃みたいにフルーティーないい匂い!
完熟梅がこんなにいい匂いがするとは知りませんでした。
すぐに虫がついてしまうという梅を、無農薬でこんなにきれいに完熟させるにはどれだ
けの手間と労力がかかってるんだろうと考えると・・・、もう宝物ですね。思わず大事に
扱ってしまいます。
あいにく今日は雨で家の中が暗かったので手順は写真に撮りませんでしたが、梅干
し作りはWAYSさんの梅干し日記と、このホームページを参考にさせていただきまし
た。→ 梅の月向農園
ここの作り方のすごいのは、重石(おもし)の石がなくてもできること。これは便利!
困ったのはどのサイトを見ても保存容器のガラス瓶を熱湯消毒して、と書いてあるの
に、売っている果実酒用のガラスの保存容器には『ぜったい煮沸消毒はしないこと。
熱湯も入れないでください』と書いてあること。梅干しは梅酒と違ってカビが生える可
能性があるらしいので、消毒は念入りにしたほうがいいみたいなのだけれど ・・・
なので、容器は梅酒を作るとき同様ホワイトリカーで消毒し、梅はどこかのサイトに書
いてあったように約30CCのホワイトリカーをまんべんなく振りかけた後、塩100グラ
ムをまぶすことにしました。こうすると梅干しがしっとりするという効果もあるらしい。
梅干しは今日のところは塩漬けまで、梅酒は仕込みが終わりました。
梅干しはこのあと3日くらいに置いて白梅酢が上がってきたら重石を半分の重さにし
てさらに10日間ほど置き、別の容器に白梅酢を取り出したら、それで揉みシソをほ
ぐして梅の上に広げてかぶせ、色のついた白梅酢もかぶるくらいにかけて、そしてま
たひと月保管。7月の中旬の天気のいい日に3日干す、という作業が続きます。
ふー、けっこう手間がかかって大変ですねえ ・・・
いままで、いい梅干しってなんでこんなに高いの?! と思っていたけど納得です。
それにしても梅干しのガラス瓶がまだいっぱい空いてますね。
こんなことなら梅干し用にはあと1キロ多く買えばよかった。
玄米菜食のAには早々に「私が漬けた梅干しいる?」なんて聞いちゃったけど、これじ
ゃ、あげるどころじゃないかも。
今年うまくいったら来年はもっといっぱい漬けよう! なんてことを思いつつ、でも干す
場所を考えたらそうもいかないか、とも思い。まだまだ梅干し作りは続きます。
はたしてうまくいくことやら???(乞うご期待♪)
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