冬の日のプール
よく晴れてまぶしい光でいっぱいの朝。
でも北風がつよくて木枯らしが吹きすさんでいる。
ここから先は日に日に冬が深まっていくばかりだろう。
今日はプールに行くのがちょっとこわかった。
府中街道沿いのあの樹林が、すっかり更地になってしまっているんじゃないかって。
でも、だいぶスカスカになったものの、まだぜんぶはなくなってなかった。
すこしは残されるのか、それとも単に細くて切り倒しやすい樹を先に切ってしまって、大木は後回しにされているだけなのか。わからない。スカスカになってしまった樹林の中からは今日も鳥たちの賑やかな囀り声が聞こえてきて、鳥はいつだって元気。
ここの樹がこんなに無残に切られてしまうことを思ったら、家の近所のテニスコートの跡地はまだよかった。『都内唯一の公園の中のマンション』という触れ込みのおかげか、すべてではないにしろ、主要な大きな樹は切られることなく、いまもその姿を残しているから。
コロナのおかげでプールは11月になっても喚起のためにあちこち窓は開いてるわジャグジーは相変わらず再開しないわで、プールに入ってるあいだも出てからも寒くて、人とのコミュニケーションはほぼ抹殺された感じでちっとも楽しくないし、このぶんだと12月に様子を見て1月2月は休会するようだな、と思う。それでそのままやめることになるかもしれない。そんなに寒い思いしてプールで泳ぐことが身体にいいとも思えないし、楽しくなければお金払ってつづける意味もない。20年つづいた習慣だけど、逆に20年って、やめるにはいい節目かもしれない、とも思う。今日なんとなく、20年おなじ番号のロッカーを使っていたのを違う番号に変えてみた。つまんない、ちいさなことから大きなことまで、意識して変えていけば、いつかまったく違う景色のなかにいるかもしれない。
すべては意識と、意図することが大事なのだとしたら。
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