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2020年3月 6日 (金)

踊れる人々

20soup-and-bread

昨日はびっくりした。
夕飯の買いものついでにトイレットペーパーを買おうとドラッグストアの前まで行ったら、外の棚がぜんぶ空っぽで。
しかたなくスーパーをはしごしたけど、どこもことごとく完売。
何気なく横を歩いてる人を見れば、ふだんトイレットペーパーなんて持って歩いてないような若い男の子やおじさんが、揃いもそろってどこで見つけたんだか12ロールの袋をぶら下げて歩いてるではないか。中には仕事帰りの女の子がハーフサイズのトイレットペーパーを詰めこんだトートバッグをかついで歩いてたり。
ネットでニュースは見ていたけど、まさか地元までこんなことになっているとは思わなかった。
マスクの次はトイレットペーパーにティッシュペーパー。
なんてクレイジーなんだ。いったいどれだけ恐怖と不安に駆られているんだか。
日本人って、いったいいつからこんなに簡単にデマに踊らされるようになったのかなあ・・・と思いながら帰ったけど、考えたらこんなことはいまにはじまったことじゃなかった。直近では3.11の時がそう。紙という紙、乾電池にろうそく、それに米にパンにカップラーメン、保存食という保存食が一瞬にしてスーパーマーケットの棚から消えたのだった。
たかがトイレットペーパー、されどトイレットペーパー。
買いだめしてる人はともかく、もう残り少ないのに買えないとなると困ってしまう。

でも今朝勘がはたらいて、確定申告に行くとき2月にマスクを探しに行った小さな薬局の前を通ってみたら、外の棚に見たこともない銘柄のトイレットペーパーが2袋だけ並んでて、迷わずそのひとつを買った。
こないだも話した薬剤師のおじさん。
トイレットペーパーが無くなるわけないんだけどなあ。ただトラックに載らないだけなんだよ、という。
カウンターを見れば小分けしてビニール袋に入れられたマスクが置かれてて、「この時期に医者に行かなきゃならないお年寄りとか、どうしてもマスクがいるってお客さんがいてね、知り合いから高く買ったの」というので、わたしも混雑したハローワークに行かなきゃならないからといって1袋買った。
それで店を出て自転車の前かごにトイレットペーパーを入れて乗ろうとしたら、反対側の通りを歩いていた年配のおじさんがハタとした顔でこちらを見たのがわかった。人間の瞬時の表情や動作って、ノンバーバルでもわかってしまう。まるでマンガみたいに、頭の上にコーテーションマークが降りてきたみたいだった。それで自転車で追いかけて行って「あの、すみません。マスクをお探しですか?」と聞いたら、おじさん気のいい顔して笑って振り返って「すぐにわかった?」と聞くから「すぐにわかりましたよ」とわたしも笑っていった。「あの薬局で小分けしたのを5枚300円で売ってますよ」といったら、「ありがとう。だんご買ったら行ってみる」って、だんご屋に入っていった。やれやれ。わたしっていつでもどこでもこんなふうだ。
まさかトイレットペーパー持って市役所には行けないから、それからいったん家に帰ったのだ。
玄関入るなり「買えた! トイレットペーパー!」と言って。
トイレットペーパー買ってこんなにほっとしたのははじめてだ。
さて、ここで質問です。
わたしはここまでの文章中で何回『トイレットペーパー』と書いたでしょう?
呉に住む親友に、東京はマスクに次いでトイレットペーパーまで無くなった!とメールで書いたら、「呉でもトイレットペーパーないよ。ほんと世の中どうなってるんだ?!」と返事がきた。
やーれやれ!
ともあれ今日、確定申告も終わってすっきりしたから、まあいっか。
写真は今日の朝ごはんと昼ごはん。
娘作の昼ごはんのお椀に入っているのは、いつかの余り物のワンタンで作った中華スープ。
これ、いいアイディアです。
20onigiri-lunch

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