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2019年5月14日 (火)

雨が降りそう

19jubilee-celebration

毎朝玄関で「じゃあね」と出てゆく息子を、「気をつけてね」といって送る。
そのとき、ドアの向こうに消えてゆこうとする息子の瞳から一瞬、
なんらかの感情を感じるのだけれど、
それはわかりそうでいて、正確にはつかめない。
それにくらべたら今日の天気のほうがずっとわかりやすい。

今日起きたとき、空の低いところに黒雲がたちこめていた。
ベランダの戸をあけると風もあって、大気はちょっとつめたい。
今日は雨が降りそうだ。

わたしの住むこの町は『風の町』という名前にしたいくらい強い風が吹き抜ける町で、ここは4階だからなおさら風が強い。
それは風の日に電話をしていて、受話器の向こうにいる友人から「なんの音?」と訊かれるくらいだ。
「風の音」というと、たいていみんなびっくりする。
まるで風の精霊が口笛を吹いてるみたいな。

それでこのあいだからひどい風が吹くたび、元気に出てきたばらのシュートが根元からぼっきり折られるショックな事案がつづいているので、今日はそうなる前に折れそうな枝を切った。

今日のばらはジュビリー・セレブレーション。
フランボワーズと淡いクリームいろがグラデーションになるこのきれいなばらは、細いステムの上にまんまるの大きなつぼみをつけるから、枝は耐えかねて下方にしなだれてしまうのだ。

19fair-bianca-01

それから純白のフェアビアンカ。
どちらのばらもいい匂い・・・・・・
香りのあるばらを育てていると、香りのないばらがなんと味気なく感じられることか。
それって人間にもいえることなんじゃないかな。
きつい香水の香りなんかは別として、花屋の服に染みついた精油の匂いとか、男のひとの冬のコートからたちのぼるウールフランネルの匂いとか、ああ、あなたはいまのいままであの分厚い書物が積み重なる書斎にいたんですね、、、みたいな匂いとか。

19fair-bianca

そして3年めに入って見事としかいいようのないサルビア・ディスコロール。
銀白色の茎とタフタみたいな黒い花がソワレのドレスみたいでシック!
風に揺れる姿もどこか優雅で、葉っぱはまるでレザーみたいなテクスチャだし。

19salvia-discolor-02

成長したこの花はふんわりした6つの袋からできていて、
自然の造形って、ほんとによくできてるなと思う。

19salvia-discolor

まだまだこれからがばらの最盛期の五月のベランダが
今日の雨と風でめちゃくちゃになりませんように。

19queen-of-sweden

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