« りんごのお便り ** | トップページ | 冬の白 *** »

2018年11月16日 (金)

ママのチキンスープならぬ、ミネストローネ。

18minestrone_soup

子供がちいさかった頃は、泣くのは子供が寝静まった後のキッチンで洗いものをしてるときかバスルームの中と決まってた。バスルームで泣くのはすごく効率的だ。すぐシャワーで洗い流せるから。
泣いたあとは少しすっきりして布団の中にもぐる。
毎日わずかな睡眠時間でへとへとに疲れていたから、たいていは枕に頭がつくなりすぐに眠りについた。そして翌朝は何事もなかったような顔で食事を作り、お弁当を用意し、職場では一日ニコニコ働いて夜には人と口もききたくないくらい疲れて満員電車で立ったまま居眠りしながら帰り、駅前のスーパーマーケットでバタバタと買いものをして帰れば息つく暇もなく夕飯の準備をする。
その繰り返し。
人生において(特に女の人生において)、しなくてもいい苦労はしないほうがいいと思う。
でも、人生最悪の時を経験してるとある種の強みにはなるかもしれない、と思う。
あんなに大変な時を乗り越えられたんだから、こんどもきっとだいじょうぶ、っていうような・・・・・・。
あれから十数年が経ってもう滅多に泣くこともなくなったけど、いまも綱渡り生活であることに大した変りはない。ただ時々、日なたの猫みたいにぼんやりして危機感が薄れてしまうだけで。
11月に入ってはっきり何かが変わったのがわかったけれど、昨日、腹をくくったらブレイクスルーした。星占い的にいうと、昨日今日あたりも重要な節目だったらしい。そして、ブレイクスルーしたらここのところずっと重苦しかったものがすっと解けた。自分が何に執着していたのかわかった。執着を手放すこと。
けっきょく、何にどう執着したところで変わないものなんて何ひとつないんだから。どんな人生だって急転直下、どうなるかわからない。そして、そうなったらなったで、また自分にできることを探せばいいだけのこと。なんたって、あんな人生最悪の時を乗り越えてきた自分なんだから、、、、、、
それで、昔を思い出して昨日深夜のキッチンで夜な夜な作った(フラニーとズーイーの)ママのチキンスープならぬ、ミネストローネ。
人間は、喉もと過ぎればすぐに熱さを忘れてしまう生きものだけど、ときどきその熱さを思いだすためにしなきゃならないことがあるんだ、たぶん。

|

« りんごのお便り ** | トップページ | 冬の白 *** »

おうちごはんがいいよね!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« りんごのお便り ** | トップページ | 冬の白 *** »