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2018年10月 1日 (月)

台風の爪痕

1809typhoon_scars

散々だった9月が終わろうとするころ、風と雨がつよくなった。
やがてそれは信じられないほど激しさを増して、家の中のどこにいても恐怖を感じるほどに凄まじくなった。まるで空に巨大な獣でもいて、荒々しく吠えてでもいるかのような恐ろしい風の唸り声、高圧洗浄みたいにバタバタと激しく窓を叩いていく雨。そのたびにガタガタと鳴る窓と揺れる建物・・・・・・。外では暴風雨で何かが飛ばされる音や何かが引き裂かれたり壊れる音がひっきりなしにしていて、うちの玄関でもうっかりしまい忘れた大きなテラコッタの鉢が転がって割れる音がした。昨日は停電で電話とネット回線が使えなくなったことに気をとられ、インターネットが使えないから台風の情報も入手できないまま、まったくの準備不足だった。風のやみ間にラムズイヤーとボトルパームを救出するのがやっとで、あとはそのまま。寝る前に気持ちを落ち着かせるためみんなでラヴェンダーティーを飲んだものの、そんなもので心穏やかに眠れるような状況ではなく。
ベランダの植物たちが思うさま風に嬲られているのは見るまでもなかったけれど、暴風雨が真正面から思いきり吹き荒れて様々なものをなぎ倒し、叩きつけ、ひっぺがし、物凄い音とともに窓にすごい圧力をかけるたびに心臓がドキドキした。まるで崖の上に立った細い塔のいちばん上で風雨に耐えているような風の音の中では人間はまったくの無力で、生きた心地もせず、ただただ台風が早く去ってくれるのを祈るしかなかった。
そして今朝。
台風一過の青空の下、おそるおそるカーテンをあけて見えたのは、転がった鉢や折れた枝や散乱した土で散らかったベランダの惨状。朝からベランダの片づけと掃除に追われた。なかでもびっくりしたのはベランダの天井の外壁の塗装が剥がれ落ちて下に散乱していたこと。こうなるともう台風のたびに落ちてくるんだろうな。そして今回何よりいちばんショックだったのは、イングリッシュローズのシャルロット・オースティンが根元からぼっきり折れていたこと。何年も育てた大きな木で、これから咲くはずの黄色いつぼみをいくつもつけていたのに・・・・・・。
簡単にはあきらめきれずにダメもとで娘に木を押さえててもらって、株元をテーピングして固定してみようと思ったけれど、巻き終って手を離したらわずかにくっついていたところから傾いで折れてしまった。こうなるともう打つ手なし。台風のせいが大きいけど、ばらの木もだいぶ老化していたらしい。ほかにも枝が折れたり痛んだりした木がたくさんあって意気消沈した。
そういう朝。
そういう10月のはじまり。

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