彼女のプロフィル
今日も雨だ。
昨日よりも寒い。
今朝は驚いた。目が覚めたらもう7時50分で。
あわてて起きたら、ダイニングテーブルで息子が飲みものものまずにトーストもしてないパンをカタイ表情で黙々と食べてて、お茶をいれようとしたら「いらない」って。あとでお湯を飲むからいい、って。
キッチンのガス台にはクラムチャウダーの入った鍋もかかってるし、お湯沸かしてお茶くらい自分でいれて飲めばいいのになあ、と思う。このひとがひとり暮らしをしたらどういうことになるか、いまから目に見えるようだ。友達は息子がひとり暮らしをはじめるときにせっかくヤカンを買ってあげたのに、ずいぶんたったあとで様子を見に行ったらまったく使った形跡がなくて、家でお湯も沸かさない生活をしているようだと嘆いていた。若い男の子ってみんなそんなものなのかなあ。
最近、息子はまたカタイ表情をしていることが多い。
それが仕事のせいなのかは、わかんない。
人生にはいろいろ複雑な局面があるから。
今朝のばらはどこまでも淡く、はかなげなマダム・フィガロ。
ふわふわと淡く、風に舞うようにエアリーで、大好きなばら。
それからラ・レーヌ・ビクトリア。
今朝は平日なのに目覚ましが鳴っても起きられなかったし、昨日の夕方はなんだか暴力的なまでにキョーレツな眠気に襲われてPCの前でバタッと倒れてしばらく眠ってしまったし、気温と気圧の激しい変化に自分で思う以上に身体は疲れていて、無言のサインを発しているのかなあ、と思う。わかっているつもりでいながら、自分のことは思ってる以上にわかってないのがほんとのところかもしれない。
最初の一輪めはあっという間にひらいてしまって、頭があまりに重くてうなだれすぎて撮れなかったライラックローズ。
春のこのばらの色は重たい。
散る間際のコンスタンス・スプライ。
宝石みたいに美しい。
最後まできらきら、わたしにサインを送っていた。
だいじょうぶ、だいじょうぶ、ちゃんとわかってるから。
今年もありがとうね。
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