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2018年5月17日 (木)

いちごジャムの季節

18tochiotome

ひさしぶりにそら屋さんに加工用のいちごが入るっていうから予約して、今日うけとりに行ったのだけど、自転車で走っていても暑くて暑くて、これって5月の暑さとは思えない、どう考えても7月くらいの暑さだよ、と思った。同時にこれだけ急に蒸し暑くなったら、下手したら父は熱中症になるぞ、と心配になった。
おととい火曜に夕飯ヘルパーに行ったら、もう暑いというのにまだフリースのベストを重ね着していた父。それどころか妹が昼休みに帰ってきたらホットカーペットがついてて、電気ストーブまでつけてたというから、いくら体温調節がうまくできなくなっているとはいえ、いったいどこまで感覚がおかしくなってるんだろうと思う。冬からずっと言いつづけてる父の口癖は、「いまは寒いけど、暖かくなったらゆっくり歩いて公園に散歩に行くんだ」、だけれど、この蒸し暑さじゃ水も飲まない、ろくろく食べてない父はそれこそ命取りだと思う。
店に入ったら店長は店長で、この蒸し暑さは去年、自分が熱中症になったときとおなじ感じだから、いまクーラーをつけようかどうしようか考えていたところ、という。
ふぅ、やれやれ。まだ5月だっていうのに、今年はなんでも早すぎる。
これじゃあ、いちごジャムを作るんだって汗をかきそう。
蒸し暑い時期のいちご、というとすぐ頭に思い浮かぶのはルキノ・ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』で、ビーチで椅子に腰かけて貴族らしく(暑苦しく)盛装した主人公の老作曲家アッシェンバッハが、どす黒くさえ見えるいちごを食べていたシーン。あんなにいちごが不吉な食べものに見えたのはあの映画だけ。
酷い連想になったけど、買ってきたいちごはいちごづくりの名人、奥木さんのいちごだそうで、加工用といっても露地物の不揃いな小さい粒のいちごじゃなくて、ジャムにするのがもったいないような、そのまま食べて十分においしい良質のいちご。
これをまず50度洗いしてヘタをとり、琺瑯の鍋に入れて糖度30%になるように洗双糖を入れてしばらく置いておく。果汁が上がってきたら鍋を火にかけ、焦がさないように木べらで掻きまぜながらどんどんアクが出てくるからアクをとり、最後にレモン1個分の絞り汁を入れてよく混ぜて適度に煮詰まったらできあがり。あらかじめ煮沸消毒しておいた瓶に詰める。今年はいちごを1キロしか買わなかったから保存用に糖度を高くする必要もないし、ゆるめに仕上げるつもり。
いちごジャムなんて1年中どこででも買えるけれど自分で作ったのは格別で、この時期だけの贅沢な味。

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