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2017年6月 3日 (土)

ジューンベリーの季節

17june

前に友達の家に家族で行ったとき、帰り際にうちの娘がいつになく主のNに「薪割りがしたい」と言って、それを覚えてくれていたNが「薪割りしに来る?」と誘ってくれたので、朝早く起きて娘と二人で行って来た。
友人宅では大体5月くらいまでの間にその年の冬に使う薪を割って乾かしておくのだそうで、その作業たるやけっこう大変なのだそうだ。
朝10時前に家に着くと裏庭からはすでに薪を割る音がしてきて、それに加わった娘。
最初にNから斧の持ち方と構え方を教わっている模様。でも、はじめてすることってなんでもそうだけど最初からうまくいくわけはなくて、チラッと覗いたらなんだか腰が引けてて、それじゃとっても薪なんて割れそうもないなあ、って感じだった。
そこから1時間くらい。
「やっと割れたからもう終わりにしよう!」ってNの声がして、友達と勝手口から顔を出すと、Nいわく「100回くらいやってやっと割れた」って。
ガーン、、、、、、! 100回! そんなに。
わずかのあいだに二人とも汗びっしょり。

17june_makiwari_03

わたしはちょうどそのとき、友達がいれてくれた珈琲でものんびりのもうとしていたところだったのだけど、友達が「せっかくだからそうきちさんもやってみたら?」なんていうもんだからやらないわけにはいかなくなって、自分も裏庭に。
蚊がたくさんいるだけでもギャーなんだけれど、人生初の斧を持って、Nに持ち方と構え方を教えてもらって、「『斧』というと、子供のころ読んだ『罪と罰』のラスコリーニコフを思いだします」なんて無駄口叩きながら振り下ろすも、いっかな、しっかり当たるもんじゃありません。特にNが「あんまり力を入れてやろうとすると力余って自分の脚のほうにくるから気をつけて」なんていうもんだから、ますますおそろしくなってブレーキがかかってしまう。
欅の丸太の上で不安定にバランスした楢の丸太の半分の薪を割る。
そのコツは、斧を振り上げて割りたい薪の中心めがけて軌道を何度かシュミレートした後、力をこめるというよりは振り上げた斧を振り落す感じで、ただ中心に当てることだけに集中して無心になることなんだそうな。
一度ガツン! と当たったところに立て続けにヒットできれば割れるんだろうけど、スカが多いから何度やっても気持ちよく割れない。
けっきょく、Nが大きな斧を2回くらい振り下ろしてやっと割れた。
昔、よく倉本聰のドラマなんかで薪を割るシーンがあって、実にリズムよく簡単に割ってたような気がするんだけど、到底あんなふうにはいかない、というのがよくわかった。
木は想像以上に堅いし、重い。
わたしは丸太の半分も割れず、娘は丸のまんまの薪を割ったということ。
よかったよかった。
ふだん、あんまり汗をかかないわたしでも数分で汗をかいた。
Nが薪割りで筋肉をつけて逞しくなったというのも実に納得!
手伝いにもなんにもならない、へっぽこ薪割り体験のあとは友達が作ってくれたおいしいランチをいただいた。

17june04_2

ばらの5月を過ぎて、友達の家のばらもほとんど終りに近かったけれど、かわりにジューンベリーがいっぱい生ってて、午後はそれを3人で収穫した。

17june05

敷地内に2本あるジューンベリーの1本だけでこんなにいっぱい!

17juneberry

完熟したきれいなのだけとって。
お土産に半分もらいました。
そして、お土産にもらったといえば、これもそう。
ヤロウとタイム。
お茶を飲んでるとき友達に見せてもらった本に『ヤロウがあるとほかのハーブも病虫害になりにくい」とあって、でもヤロウって売ってるの見たことないから彼女に聞いたところ、何年か前にわざわざ地方のどこかから取り寄せて買ったヤロウを庭に植えたら関係ないところからもいっぱい出てきて、鉢上げしたのもあるよ、というので見せてもらった。
地面(庭)があると、そういうところがすごいと思う。
地下茎でつながってたり、こぼれ種や鳥が運んできた種で、いろんな植物がいろんなところから勝手に顔を出す。地植えした植物はあっという間に大きくなる。ベランダで苦労して植物を育てているのがナンセンスに思える。
ただし、ちょっと地面があるだけでも、ちょっと放置しただけであっという間に雑草だらけになるから庭作業っていうのもとても大変だけれど・・・・・・

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ちなみに、友達がばらと一緒に花瓶に挿してたヤロウの花は臭かった。
思わず「くさっ!」といってしまったほどに。
臭いのが効くのか?
ヤロウをもらったら「タイムはいらない?」といわれて、タイムももらった。
これは淡い薄紫いろの花をつける。

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今週は、きっと誰でも一度は目にしたであろう、あるショッキングな事件のせいで(怒りで)具合が悪くなりそうなくらい気持ちを浸食されていたのだけれど、わずか半日、友達の家と庭ですごしただけでずいぶんとマシになった。
この国もほんとに生きずらい、嫌な国になったものだけど、偉大なるは自然のヒーリングパワー、持つべきものは趣味の似た友達。
いずれすぐに一年のうちで最も鬱陶しい季節が来るけど、内からも外からも植物の力を借りて、なんとか気持ちよく乗り越えよう。

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