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2017年3月 3日 (金)

ひなまつり

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毎年、一月は行く、二月は逃げるでバタバタと過ぎて、はっと気がつくともう三月で、いつもぎりぎりになってお雛さまを飾るのだけど、今年はちゃんと二月のうちに飾りました。直前に三彩さんの一輪挿しを手に入れたのもよかった。意識が和の花である桃の花にフォーカスされて。

今年の室礼はトラネコボンボンさんの絵とのコラボレーションで和様折衷。
でもトラネコボンボンさんの絵が持つ調和の保たれた静けさが不思議と日本の古い人形ともしっくりきて、自分としてはとても気に入っています。
自分が美しいと思えばもうなんでもありです。

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母がわたしの娘のために親友に頼んで作ってもらったこの木目込み人形は肌が内側から発光するように白くて、いつも写真に撮るのに難義するのだけれど、今年はこの絵のおかげで構図的には決まりました。露出を変えると、くっきりしたコントラストの中に絵に施されたわずかな金彩が生えて美しい。

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人形というものがおしなべて苦手なわたしですが、このお雛さまはほんとうに好きです。制作者である母の親友はいまでもご健在であられるのかどうか、気になるところでもあって、まだお元気でいらっしゃるなら気持ちを伝えたいところですが。
そして、いまは亡き木彫り作家のあらいみえこさんの『桜の花雛』。

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いつ見ても楚々として清らかで、色っぽい。
こんなちいさな木片なのに、この表現力。
彫った人のエッセンスが凝縮された世界。
木目込み人形は娘のだからお嫁に行くとき持って行ってもらうけど、この桜の花雛はわたしのです。わたしにはこんなちいさいのでちょうどいい。
でも来年あたり硝子のお雛さまを買うかもしれない。
ほしいのをみつけてあるんです。
それからこれも・・・・・・

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まだSNSなんてものがなくてブログ全盛だったころに仲良くなかったangelseedさんのくるみの豆雛。
割ったくるみの殻の片割れに乗るほどのちいさな豆雛の作りの細かさ。
なんと手先の器用なことか。

そして今回お雛さまにいい感じで花を添えてくれたのは陶芸家・駒ヶ嶺三彩さんの梅のかたちの一輪挿し。
まるで鉄みたいに見える硬質の陶器で、娘曰く「神社にあるのみたい」だそうだけれど、ある種それも頷けるような普遍的な日本的な趣きを持った精巧なつくりの一輪挿しです。

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和の花があうのはもちろんだけど、道端のたんぽぽや、洋花を一輪さしても意外と絵になるんじゃないかと思う。

子どもの頃から母親に『西洋かぶれ』といわれつづけて、いまでもフランス窓のある家に住みたいとか思うわたしですけど、和の持つ静かな世界観も、様式美も、それを彩る和花も好きです。
子どもがいなかったらこれほどじゃなかったかもしれないけれど、四季のある日本に生まれて、季節ごとに意味のある色彩豊かな行事をこれからも味わって、たのしんでいきたいと思うのです。

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