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2017年1月 2日 (月)

くろまめくろまめ

17kuromame

黒豆って、自分で作ってみるまでは難しいものだと思ってた。
錆びた釘を入れるとか重曹を入れるとか圧力釜だとうまくいくとか。
でもやってみたらなんてことなかった。
錆びた釘も入れないし重曹も使わない、うちには圧力釜もないけどはじめて作ったときからこれまで一度も失敗したことはありません。
きっと人によって作りかたはいろいろあると思うけど、わたしは琺瑯の鍋に水1600cc、砂糖200g、醤油大さじ2、塩小さじ1を入れて煮たてて、沸騰したらザルに入れてざっと洗った黒豆を入れてすぐに火を止め、一晩置く。翌朝ふたたび火をつけて、沸騰したらアクを取ってとろ火にし、クッキングペーパーを丸く切って落とし蓋をして、蓋をしたまま4時間煮る、です。
ふつう、豆と砂糖と水の割合は1:1:6なのだそうで、それでいくと豆が300グラムだと水は1800ccになるけど、うちでは1600ccで十分だった。これでもできありの煮汁は多めです。今回使った砂糖は素焚き糖で、砂糖も割合からいうと100グラム少ないけど、これくらいで甘さも十分だった。
よく、豆にシワが寄ってしまったとかいうけれど、それは煮汁から豆が出てしまったせいだから、落とし蓋をして常に豆が水面に出ないようにすればシワが寄ることはない。
あくまで火はごく弱火。
途中、水がなくなって焦げるんじゃないかとつい心配になって蓋をあけて見たりしちゃうけど、水が1600あって弱火であれば、蓋をしたまま4時間煮ても煮汁がなくなって焦げることはない。
煮始めからほぼ4時間ぴったり。
今年もぴかぴかつやつや、おいしい黒豆ができあがりました。

ちなみに、黒豆といったら丹波の黒豆、と世間では決まってるけど、わたしが使ったのは自然食品屋のそら屋さんで買ってきた北海道産の黒豆。オーガニックでも一袋750円だけど、スーパーにふつうに売ってる黒豆と丹波の黒豆では丹波の黒豆のほうが2倍から3倍高い。豆の大きさも丹波の黒豆はふつうの黒豆より1.5倍大きくて煮上がった豆も黒々してて「さすが丹波の黒豆!」と思うけど、わたしはこれで十分です。

そして『輪花』というかたちの、この器。
粉引を得意とする女性作家の素敵な器なのだけれど、すごく正統的な和食器の感じがして、なぜかうちではお正月くらいしか出てこない。
黒豆にぴったりの器だと思う。
黒豆は煮汁もおいしくて、それに喉にもすごく良いから(黒豆サプリってのもあるくらい)、ヴォーカリストはお正月だけじゃなくてふだんから作ることをおすすめします。

ということで、正月二日の今朝は昨日のおせちの残りと黒豆。
紅白なますもお雑煮もこれで終わりで、気持ちはすでに『アンジャリさんのカレー』みたいのに向かっていて・・・・・・

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でも、お正月二日は毎年恒例、実家に挨拶に行く日。
そして、またしてもおせちを食べる。
もう夕方だというのに、まだ行列ができていた実家近くの八幡神社。
妹の黒豆は今年も丹波の黒豆。
今年は例年以上におせちをがんばって作ったそうで、いつもの自家製伊達巻、アーモンド田作りに紅白なますのほかに栗きんとんや海老の煮つけもあった。
例年だといつもそれがちょっと欠けたオードブル皿に盛られて出てくるんだけど、今年はきれいにちゃんと重箱に盛られて出てきた。その理由というのが可笑しいことに、いつからか実家にやかんの姿が見当たらなくて不便なので暮れにやかんをあげるといったら、その置き場所を確保するのにキッチンを片づけていて、母がむかし使っていた重箱を見つけたのだって。
「あの人のことだから安物じゃないのよ、春慶塗」と妹がいうので、「はー、春慶塗の重箱かあ」といったのでした。
でも、そんなこといったら、わたしがいつか買おうと思って伊勢丹で目を付けていた山中塗の重箱なんて、もっと高かったなあ・・・・・・
去年の暮れにみつけたのは普段使いにもなる渋い煤竹の重箱。
うっかり妹と自分のぶん、ふたつ買うところだったけど買わなくてよかった。
わたしはとうぶん重箱はいらない。
今年の暮れもおなじことで悩まないように、しっかりここに書いておく。

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