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2016年9月30日 (金)

秋のライラックローズ**

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今日は久しぶりに怖い夢を見た。
夢の中で、水道料金が口座振替できなかったうえに郵送された請求書を見落としていて、支払期日ぎりぎりになってそれに気づいて水道局まで支払いに行こうとするのだけど、自転車に乗って走りだしたらどうやっても水道局の場所が思い出せない。それどころかいくら走っても目の前に広がるのは見知らぬ景色ばかりなのだ。
だんだん日は暮れてくるし、気持ちは焦るけれど、夢の中ではいつかわかるだろうと思いながら走っている。すると町を見下ろすような高台からの急な坂道に出て、ふと見た右手の視界の半分に、山と鬱蒼とした森、そのふもとの集落の建物までがまるで丸ごとぜんぶ炭化したみたいな真っ黒な景色が見えた瞬間、ものすごく嫌な気持ちになって、ここはヤバイ、ここはいけない、早く通り過ぎなければ、と思った。それでもう何も見ないようにしてただ前だけを見て夢中でペダルを漕ぎはじめた途端、後ろからわあーっと何か重力というか引力のようなものが覆いかぶさってきて、それに自転車ごと飲みこまれる瞬間、「ああ、もうだめだ!」と思った。次に意識が戻ったときにはわたしは使われなくなった駅ビルの廃墟のようながらんとした無機質な部屋にいて、床で横向きに寝ていた。目が覚めてゆっくり起き上がると何か黒いものが付いてきて、おそるおそる引っぱってみたら、それはただの大きな黒いポリ袋だった。夢っていうのは変なもので、夢の中ではわたしはそれが何か役に立つような気がして、それを引きずったまま歩きはじめる。しばらく行くと、まるで地下道から駅の改札につづくような明るい場所が見えて、「助かった。これでもう外に出られる!」と思うも、そこもただ灯りのついたビルの廊下のようなものがつづくばかりで、どこにも行けない。窓の外を見ると外はもうすっかり暗くて、一刻も早くここを出たい、と思う。そして、そんな時間にもかかわらず前から小さな子ども(少年)が一人で歩いてくる。思わず声をかけて、どこから来たのか、出口はどこなのか聞くけれど、少年は何も知らない、という。そしてほんとうにおかしいことに、この期に及んでもまだわたしは水道局の道を一生懸命思いだそうとしているのだ。ときどき現実に目が覚めることがあって、布団の外に伸ばした自分の手を見たりしているのだけれど、とにかく必死で道順を思いだすことばかり考えていて、廃墟ビルに取り残されたその状況がこわいんだか、どうやっても思いだせない自分の頭(脳の記憶システム)のほうががこわいんだか、もうわからなくなってしまっている、という夢。
炭化したような黒く覆いかぶさってくる風景がとにかくリアルで、目が覚めてからもしばらく怖かった。

そのあと、朝1に仕事仲間から電話がきて、うっかり取りそびれたのでかけ直すと、わたしの声を聞くなり「どうしたの、その声!」というから、「これでもよくなったほうだよ。月曜の朝はぜんぜん声が出なかったんだから」といったのだけれど、つまり他人からするとわたしはまだまだ病人らしい。

ひどく夢見が悪かったせいか今日はめっきり体調が悪く、うっかり最もいいタイミングを見逃してしまったけれど、午後ベランダに出たらライラックローズが咲いていた。
今日は久しぶりに秋らしく爽やかに晴れて、一日じゅう除湿機をかけてもペタペタしていたフローリングの床がサラサラになった。
しばらくこんな天気がつづくといいと思う。
ライラックローズはすっかりひらいてしまったけれど、ばらのつぼみはもうひとつ。

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ムスカリもいつのまにかまた芽を出しはじめた。
そして今日はうれしいニュースがひとつ。
藤本さんの詩集がついにできあがったって。

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