今日の朝ごはんと昼ごはん
夏のあいだに何度か作るラタトゥイユ。
このあいだ作ったのは、フレッシュトマトを使って小さめに切った野菜をオリーブオイルで炒め、赤ワインとハーブで煮込むいつもので、野菜とオイルとワインだけでこんなにもコクがあって濃厚な味になるのか、っていうほどおいしいラタトゥイユではあるのだけれど、いかんせん、できあがりの色が悪い。赤ワインを注いだ瞬間に鍋の中がぜんぶ褐色に染まっちゃうから、しっかり煮こんだあとには何がなんだかわからないくらいの色になってしまう。いくらおいしくても見た目にもっとカラフルにおいしそうに仕上げたい、ってことで、今回は野菜は大きめに切って、フレッシュトマトのほかにトマトのカット缶、白ワインを使って作ることに。昨日、夕飯のあとに鍋に蓋をして煮こむところまで作って、今朝になってから水分を飛ばしながら炒め煮して仕上げた。
出来立て熱々を皿に盛って、ちぎったバジルをかけて。
ラタトゥイユといったら、とにかくなんといってもバゲットバゲット。
薄く切ったバゲットにラタトゥイユをのせてひと口食べれば、う~ん、おいしいー!
赤ワインにくらべると白ワインのほうがあっさりしてるけど、野菜の味がより際立ってやさしい味。
ラタトュイユは出来立て熱々もおいしいけれど、冷蔵庫で一晩寝かせてこっくりした味の冷たいのもおいしい。これがあるとバゲットがいくらでも食べられる。そして、あっという間にお腹いっぱい!
そして、この手のオリーブオイル系の料理を食べたあとはもうコーヒーコーヒーですね。
食後の珈琲のなんておいしいこと!
今回のラタトゥイユは見た目も鮮やかにおいしくできたので、今度からはこれにしよう、ってことで、覚え書きレシピ。
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●夏野菜のラタトゥイユ
< 材料 > (約6人分)
ズッキーニ 2本
ナス 3本
パプリカ 1個
完熟トマト 1個
たまねぎ 1個
トマトのカット缶 1缶
にんにく 大きめ1かけ
オリーブオイル たっぷり
白ワイン 1カップ(200cc)
塩・胡椒 適宜
煮込み用ハーブ タイム、ローズマリー、ローリエetc;
飾り用ハーブ バジルかイタリアンパセリ
< 作りかた >
準備:にんにく、たまねぎはみじん切り。
トマトは皮を剝いてざく切りに。
ほかの野菜はひと口サイズの乱切りにしておく。
1.フライパンに大さじ3くらいのオーリーブオイルを入れニンニクを
炒める。いい香りがしてきたらタマネギを入れて甘い匂いがする
まで10分くらい炒めたところでナスを入れて10分くらい炒める。
同時に別のフライパンでズッキーニをオリーブオイルで軽く焼き
色がつくまで焼く。ズッキーニが色よく炒まったらオイルごと最初
のフライパンとあわせる。
2.1のフライパンにパプリカを入れて5分ほど炒め、さらにトマトを
入れて5分ほど炒めたところで鍋に移し、トマトの缶詰、塩・胡椒
ハーブを入れて軽くかきまぜる。
白ワインを注いだら鍋に蓋をして火をつけ、沸騰してきたら弱火
にして途中でかきまぜながら30分ほどの煮こむ。
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ブルーノートにもずいぶん行ってないからスケジュールマガジンが郵送されてくることもなくなって、いまはメールマガジンがくるだけ。それも最近はろくろくチェックしてなかったら、土曜日の朝になってイヴァン・リンスが来日していることを知ってすごくあわててしまった。
来日公演のスケジュールは、日本のトップスターとの一夜限りの共演という26日金曜夜と、ジョイスと共演の土・日・月。土曜日は雨がひどかったし、週末は終電が早いから月曜に行こうかどうしようかと迷っていたら、それを聞いた息子がブルーノートに行くんなら半分だしてあげるよ、という。「えー! 誕生日でもないのになんでー?」と訊くと、「滅多にないことだから」って。
それで今朝、息子がわたしのところに樋口一葉女史を1枚進呈しにきてくれたのだけれど、気持ちだけいただいてお返しすることにした。息子の気持ちはありがたかったけど、なんとなく気が乗らなくて。
あれほど好きだったイヴァン・リンスが数年ぶりで来日しているのに気が乗らないなんて自分でもショックだったけど、つまり好きな音楽っていうのも年々変わるものだな、と思う。それに今年はどうだかわからないけど、わたしが最後に聴いたときイヴァンはかなり声が出なくなってしまっていたのだった。なんだか来日するたびに太ってるし。
そんなわけで今夜はライブに行く予定はなくなって、今日のおうちランチはこのあいだマガジンラックを整理してたときに開いた古い雑誌で見つけた『レバーカレー』。
『夏を乗り切るパワフル料理』というページに載っていて、『疲労回復に効果は絶大』とあったたのでこの時期ちょうどいいかなと思って、近所のいいお肉屋さんで新鮮な鶏のレバーを買って作ってみました。
インドカレー店『アッチャ』のカレーだそうです。
あいにく、うちにあったスパイスでは雑誌に載ってたような濃い色とテクスチャーにならなかったけれど、味は思いのほかあっさりしていながらレバーの濃厚なうまみ、たしかにおいしいし疲労回復や貧血に効きそうです。
こんど使うカレー粉を変えてまた作ってみよう。
というわけで、以下レシピ。
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< 材料 > (4人分)
●鶏レバー 300g
●たまねぎ 2個
●にんにく 4片
●しょうが 4㎝大
●オリーブオイル 大さじ2
A:ターメリックパウダー小さじ3分の2、クミンパウダー小さじ1
レッドペパーパウダー小さじ1、カレーパウダー小さじ1)
●完熟トマト 1個
●プレーンヨーグルト カップ2分の1
●水 カップ3
●塩 適宜
●ガラムマサラパウダー 小さじ1
< 作りかた >
1.鶏レバーはひと口大に切る。たまねぎ、にんにく、しょうがは
すりおろしておく。
2.鍋にオリーブオイルを入れ、1の野菜を入れて水分が飛ぶまで
炒める。レバーを加えて中火で5分ほど炒める。
3.Aを加えて、ざく切りしたトマトと、よく混ぜたプレーンヨーグルトを
入れ、7分ほど炒める。
4.水、塩を入れて弱火で10分ほど蓋をして煮込む。
5.仕上げにガラムマサラパウダーを加えたら、すぐに火を止める。
器にライスと盛ってできあがり!
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