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2016年6月10日 (金)

メラレウカの花が咲いた。

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梅雨時のこの時期、昼夜の寒暖差と湿度でばらにうどんこ病が蔓延することもそうだけれど、それ以上に嫌なのはハダニの発生。
葉裏にびっしりハダニが付いてしまうと、ほっといてもばらの葉は黄色くなって落ちてくるから、ハダニが付いたらさっさとむしってしまう。

昨日の雨から一転、今日は朝から晴れて一気に暑くなるというので覚悟していたけど、まだそれほどじゃない。初夏ともなれば朝ベランダに出たとたん、背中が焼けるように暑い日があるものだけど、今年はまだそんな日はないし、遅いほうだと思う。
今日は久しぶりに木酢液を散布して、うどんこの付いた葉を一枚一枚洗った。
写真は2番花のつぼみがついたグラミス・キャッスル。
とてもいいばらだけど、このばらはほんとにうどんこに弱い。

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それで、ばらの葉を洗いながらふと目にとまって驚いたのは、いままで何もなかったお隣りのおじさんの殺風景なベランダに、小さな苗が何本か植わったプランターと小さな噴霧器が置いてあったこと。
もう長いことここに住んでるけどこんなこと初めてだ。
梅雨に限らず暑い季節になって嫌なのは、お隣りのおじさんが上半身ハダカでパンツいっちょで洗濯物を干すことで、うっかりベランダでその姿を見かけようものなら、わたしはさっさと部屋に入ってしまう。(帽子を目深にかぶって無視して水やりをつづけるときもあるけど・・・)
おじさんはかつては気さくで明るい奥さんと、きれいな顔をした男の子と女の子、それに年じゅうキャンキャン吠える噛み癖のあるヨークシャテリアの4人と1匹の賑やかな暮らしだったけど、彼のDVが原因でみんな出て行ってしまった。隣りのおばさんはわたしが唯一ここで仲良くしている人だったから、引っ越す前にわたしにだけ話してくれたのだ。酒に酔うとわけがわからなくなるらしく、長年暴力に耐えている母を見るに見かねた子供たちから、離婚したほうがいいといわれたらしい。偶然、道で会って挨拶をするぶんにはおじさんはいたって温厚そうな人に見えたけど、人ってわからない。

あれからもう何年になるのか。
肉体労働で鍛えたらしいおじさんの逞しい身体にも最近、老いが目立ちはじめた。
きっとさびしいんだろうね、と息子はいうけど、さびしくたって自業自得だからしかたがない。おじさんは洗濯物をし、仕事に行き、銭湯に行き、たまに赤い顔をして帰ってきて、いついかなるときも煙草を片手に比較的、規則正しい生活を淡々と送っている。
ただ、こっちから向こうが見えるんだから、向こうからもこっちが見えるわけで、なんにもないコンクリートむき出しの殺風景なベランダと、外まで緑があふれるジャングルのようなうちのベランダと・・・・・・。だからって自分が影響したとは思わないけど、あのおじさんが園芸だなんてどうしたんだろ、心境の変化かな。
観葉植物ひとつだったらまるで『レオン』みたいだけど、いずれにしても植物を育てるのはいいことだ。

今朝、ばらの手入れをしていてのもうひとつの発見は、メラウレカ(ティーツリーといったほうがわかりやすいか)に花が咲いていたこと。
ティーツリーの花なんて初めて見た。

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わしゃわしゃした白い小さな不思議な花。
鼻を近づけてもまだそんなに香りはしない。

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