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2016年6月12日 (日)

Juhannus 夏至祭の花かんむり

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イベント最終日にぎりぎり間にあった!
コトリ花店さんで毎年恒例の『夏至祭の花かんむり』。
11時の開店に、初日は朝8時からすでに9人のお客様がお待ちだったそうです。
すごいですね。
そんなだから、経塚真代さんの作品はもうとっくに完売してしまって見られなかったのだけれど、でも基本、わたしはここで花が買えたらそれでいいのです。

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今日は曇っていて、強い陽射しがないかわりに湿度が高くて蒸し暑かったのに、でもここはたくさんの緑と花のせいか、あるいは目に見えない不思議な力のせいか、爽やかにさえ感じます。
不思議といえば、まるっきり深瀬優子さんの絵から抜け出してきたみたいなおかっぱ頭の年齢不詳の店主も不思議です。
コトリ花店の花がよくもつのは、きっと彼女が夜な夜な黒猫の傍らで薬草を煎じて作ったmagic potion のおかげなのです、たぶん。
夏至の日に花かんむりをかぶって踊るというのは、ここ東京の風土とロケーションではあまりピンとこないけれど、森の多いフィンランドだったらきっと幻想的な光景でしょうね。

夏に向かって萌えるように息づく花たち。

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今日わたしの目をひいたのは、透き通るように美しいレモンイエローのひまわりと、『カンガルーの足』と名付けられたカンガルー・ポーでした。
カンガルー・ポーは上から2枚めの写真の戸の近く、リューカデンドロンの隣りにあるやつです。わかるかな?(写真をクリックすると拡大します。)
ほんとにカンガルーの足みたいなかたちをしてる。

暑い夏もひまわりも苦手な店主は、お客様からリクエストが入らない限り、ひまわりは入れないそうです。だからここにあるのはめずらしい。
わたしは夏も、ひまわりも好きです。
ひまわりは夏のあいだに最低1回はブリキのバケツにいけて食卓に飾る。
わたしの持ってるブリキのバケツはパフ・コレクションで買ったいいのです。
今日はレモンエクレアという、おいしそうな名前のついたひまわりを5本もらって帰りました。

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月並みだけど、ひまわりが食卓にあるあいだはゴッホのことを考えます。
ゴッホの描いた狂おしい糸杉のことを考える。
ゴッホは最後まで人の役に立つ生き方がしたいと考えていた。
でも生涯に1枚の絵も売れず、自分のことを役立たずの人間だと思いながら亡くなった。
ゴッホの死後、彼の絵が世界中の人々にもらたしたものの大きさを考えたら彼は十分この世界に必要な人間だったし、人の役にも立った。それを生きているあいだにゴッホ自身が知ることができたらどれほど彼は報われただろう。
・・・・・・と、そんなことを思う反面、そんなことをわたしがいま思うのは間違いで、それは十分成就して報われてあるのだろうと思うほうが、きっと正しいのだろうな。

そして夏至の夜にはろうそく灯してレンブラントのエッチングに目を凝らす。
・・・・・・ と、いきたいところだけど今年の夏至の夜はJAZZバーにいるな。
エッチングのかわりに音に耳を凝らしてる。
きっと濃厚な夜になることでしょう。

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