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2016年6月25日 (土)

パンダ定位置

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2週間ぶりのプール。
今日は雨じゃなくてよかった。
それで行きにいつもの猫横丁で曲がったら、パンダはいつもの木のステップの上で寝てるところだった。心底くつろいでる様子で、すっかりここがパンダの定位置になったみたいだ。
昨日の夕方通りかかったときには、隣に住む多頭飼いのおじさんが庭の柵をあけて庭で野良さんたちにごはんをあげていたから、二軒隣りで紳士協定でも結んだのかもしれないな。

そしてプール帰りにまた通りかかったら相変わらずパンダは寝てたけど、わたしを見るや今日はむっくと起き上がって、元気に「にゃあ」と鳴いた。いまにもステップから降りてきそうになったけど、今日はなんにも持ってなかったし、カメラを出したら「なんだ、またソレか」とばかりにそっぽを向かれてしまった。

毛繕いをして、

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顔を洗って、

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しばし人の顔をじっと見て、

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今日は何もくれないとわかるとまた寝るところ・・・・・

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それで、わたしも「じゃあ、またね」と帰ってきたんだ。
そうじゃなくてもこの湿度で肩がイタイのに、今日のプールはクロールのプルのドリルばっかりやらされて、おまけにここんとこの自律神経失調気味がたたってか今日はブレスのタイミングがどうにもうまくいかずにまともに泳げず、へとへとになって家に帰ったらポストに『ご当選おめでとうございます!』とでっかく印刷された箱が入ってて、何かと思ったらサントリーウェルネスからだった。
こないだ何気なく応募したモニターに当選したらしい。
サントリーのセサミンEX。

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抗酸化に役立つゴマのパワーと、自律神経のバランスを整える玄米パワーですって。ちょうどいい。今日からさっそく飲みます!
わたしがサプリメントを飲むのが好きかというと、実はそれほど好きというわけでもなくて、正直言ってもう薬みたいな形をしたサプリメントは古いと思ってる。けれども、その形状を、より食品的な形に変えて製造するには諸事いろいろ問題があって難しいのが現状で、では毎日の食事だけで必要なビタミン・ミネラルが摂れるかといったらそれもまったく無理な話で、飲めば飲んだだけの体感(効果というと薬事法に抵触するこの国!)があるから飲んでいる、といったところ。

20世紀はビタミンの時代だったけど、21世紀はミネラルの時代だそうだ。
現代人の病気の多くはミネラル不足によるものが多いといわれていて、そもそもミネラルは土の中にある成分だから、それだけ大地が汚染されて、土が痩せて、すっかり土のパワーがなくなってしまったということなのだと思う。
こんな時代だから次から次へと身体にいいといわれるものが出てきて、昨夜は昨夜で『たった月3780円のレンタル料で水素風呂に入れる!』という記事を読んで考えていたのだけれど、『たった』といいつつ、毎月の固定支出をこれ以上増やしたくないわたしにとっては、別の何かをやめてじゃないと無理だなあ~、と思ったり。
ただひとつ、いろんな健康法があるなかでわたしが最も大事だと思うのは、ストレスマネージメントと休息、つまり睡眠ですね。
で、そのあたりのことは『猫に学べ!』と思う、わたしなのです。

キッチンの窓辺で西日に照らされて咲くのは、昨日うっかり咲き終わった花と一緒に切ってしまったアンブリッジローズ。

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2016年6月22日 (水)

コルシカミントの花が咲いた!

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去年、花屋に「面白いものあげる」といわれてもらったコルシカミント。
冬のあいだ、地上部はことごとく枯れて茶色くなっていたけれど、春に新芽が出て、いつの間にか増殖してこのとおり。

今朝ベランダに出てばらを見て、ふと足もとのコルシカミントに目をやって「あれ?」と思った。
緑の間に何やらチカチカしたものが見える。
目を近づけてみると ・・・・・・ 、花だ!
超極小だけど、たしかに花!

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わ~、コルシカミントの花なんて初めて見た!
『借り暮らしのアリエッティ』に似合いそうな、すごくちっちゃな薄紫の花ですよ。

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ローズマリーもそうだし、タイムもミントもベルガモットもそうだけど、コルシカミントの花も薄紫。
人の足もと、地面を覆っていたら見過してしまいそうなこんな小さな世界にも、ちゃんと季節が巡っているなんて地球ってすごいなあ! と思う。
鬱々とした蒸し暑い梅雨時に、爽やかなミントの香り。

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Chovendo na Roseira

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今日も雨だ。

ばらに降る雨。

雨粒が跳ねるような、

それでいて風に舞う羽のようにエアリーな、

清水翠の歌う『Chovendo na Roseira』を思いだしてる。

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2016年6月21日 (火)

夏至

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夏至。

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夏時間のいいところは仕事が終わって外に出てもまだ日があることだと思う。
でも、それも今日を境にだんだん短くなる。
昼が好きか夜が好きかというのは難しい問題だけど
夏は夕暮れから夜までの時間が何より好きで
ここは今日も夏の光が勝手にお喋りしてるみたいだ。
時間は、こうしているあいだもどんどん過ぎていくのだけれど
いまこの瞬間のエネルギーはこのままずっとここに止まっていそうでもあって・・・・・

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タイム、ミント、ローズマリー、ラムズイヤーマリーゴールド ・・・・・・
魔法使いみたいな花屋が夏至のために束ねてくれた花束。

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キャンドルナイト。

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雨の日、ボサノヴァ、ナラ・レオン

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雨の朝。
昨日、上町63から午前様で帰ってきて、お風呂に入って遅い時間に寝て、今朝はほぼいつも通り起きたからさすがに眠くて、息子に朝食を出した後めずらしくCDなんかかけている。聴いているうち自然に身体が動きだして、ボサノヴァのリズムにあわせて机を叩いてたらだんだん目が覚めてきた。
ナラ・レオンの『dez anos depois』。
直訳だと『それから10年後』となるのか、放題では『美しきボサノヴァのミューズ』なんてベタなタイトルが付いているけど、このアルバムを買ったのはもう何年も前の、ちょうど梅雨時のころ。
パリの街角をレインハットにレインコートで雨のなか歌いながら歩いてるみたいなナラ・レオンのかっちょいい写真に惹かれて『雨と休日』さんでジャケ買いしたものの、頭から通して聴くと何かがどうにも気持ち悪くて、何度かけてもだめだった。
どこか、何かがズレてるみたいなキモチ悪さなんだよね。
ところが今朝ひさしぶりに引っ張り出して1曲めを飛ばして聴いたら、なんてことでしょう!
いいんだ、これが。
これってなんなんでしょうね?
1曲めはジョビンの有名な『How Insensitive』(このアルバムでは『INSENSATEZ』)。

何が入ってたか忘れて聴いてたら3曲めに昨夜MANIで聴いてよかった『白と黒のポートレイト』が出てきて、ああ、それで今日はこれだったのか、と思った。
無意識の意識、何気なく無意識にするチョイスって、いつでもどこかでつながってるような気がします。

ちなみに、このアルバムの古い音源をDSDマスタリングしているのはわたしも大好きなオノ・セイゲンさんです。
だから何がどうよくないのかわからない。
ただ、ときどき絵を見てても気持ち悪くなることがあって、それはごくごく個人的な(生理的な)感覚なのではないかと思います。
血というものはどうすることもできないものらしく、うちの息子もまったくおなじ感覚だったのだけど、つまりこのアルバムを頭から通して聴くと気持ち悪くなる、という人は、わたしとかなり似た感覚の人なのではないかと思われます。
(だからなんだ、っちゅー話ですが。)

・・・・・・ というわけで、雨の日に聴くのに最適な1枚。
ワン・ノート・サンバ、白と黒のポートレイト、コルコヴァード、イパネマの娘、想いあふれて、ボニータ、オ・グランヂ・アモール、ポル・トーダ・ミーニャ、ヂサフィナード、サビアー、etc.etc;ブラジル音楽の名曲目白押し、全曲歌詞・訳詩付きで素敵なジャケット、おすすめです!

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2016年6月20日 (月)

シャルロット・オースティンの2番花が咲いた!

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梅雨の朝の爽やかなイエロー。

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2016年6月18日 (土)

今日のパンダ、今日の月。

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白い柵の間から撮ったパンダ。
パンダはすっかりこの家の庭が気に入ったみたいだ。

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ここは路地の奥にあって道に囲まれ、日当たりもいいし風も通る。
敷地は広くて家のまわりには花も咲いてるし、ハグハグできる草もある。
ゆっくりお昼寝できる木のステップだってあるし、黒猫きょうだいの友達もいる。
柵で仕切られてるから外の人間は入って来られないし、車やバイクからも安全だ。
今日は夏日の蒸し暑い日で、夕方通りかかるとパンダは室外機の風にあたってるところだった。なるほど、まだ今日あたり熱風じゃないしね。

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最近、パンダがぱっちり両目を開けてるところを撮れずにやぶにらみの顔ばかりなのは、眩しいからなのか、あの多頭飼いのおじさんが夜フラッシュを焚いて写真を撮るせいですっかりカメラを向けられるのが嫌になっちゃったのか。もともと猫はカメラが嫌いだ。でも、とくに夜、猫の顔の間近でフラッシュ焚いて写真を撮るのはやめてもらいたい。そんなの人間だってヤダと思う。

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パンダは今日は比較的元気に「にゃあ、にゃあ」と鳴いてくれたけど、それと同時に黒猫きょうだいがあたりかまわずうるさく鳴いて近寄ってきたからパンダにごはんをあげるのはあきらめて離れた。

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これまでなんどか真剣に捕獲を考える機会があったけど、パンダにとってはラッキーなことにこの通りは二軒続きで超猫好きの家が並んでいて、家主さんは先住猫がいて野良猫までは飼えないまでも、それなりにケアしてくれそうだからもうわたしが心配することもないのかな、と思う。
猫きょうだいだっているし、今年の冬は思いのほか暖かく過ごせるかもしれない。
そうなることを祈るよ。はっちゃん。

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さて、満月前の今日の月。

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イモーテル **

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イモーテルの波動か月の重力の関係か妙なことが起きた。
体調不良にて今日はめずらしくプールはパス。
徐々にイモーテルの花がひらいてきた。
・・・・・・ ってことは、カサカサしてるけどこの花やっぱり生きてるんだ!
不思議な花。

今日、夏日で外は温風。
懐かしい夏の感触。
もうアイロンなんてめんどくさいから洗いざらしのしわくちゃの麻のワンピースで出かけよう。
どんなに暑いのが苦手な人にだって夏のあいだに一度くらいは「この瞬間よ、永遠に!」と思う一瞬があるはず。
ああ、どうかなりそう ・・・・・・

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2016年6月16日 (木)

酷い夜

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昨夜は酷い夜だった。
朝、妙な顔をして仕事に出かけて行った息子が夜さらに妙な顔をして帰ってきて、すぐに夕飯にして食べながら何気なく話しだしたら、ひどく鬱陶しそうにするからやれやれと思ったら、今日は朝からひどい頭痛で薬も飲まずに耐えて仕事をしてたらますますひどくなって、もう目をあけてるのもツライのだという。
いくらあまり薬を飲むのはよくないといったって、横になって休んでいられるならともかく、会社で仕事をしなきゃならないようなときはさっさと鎮痛剤を飲んだほうがいいよ。たまになら大した害でもないし、薬を飲んだら30分で治る。痛みに耐えてコンピュータ作業するストレスのほうが身体に悪い。なんて話をした後お風呂上りくらいになって息子がゲーゲーやりだし、それで自分はお風呂に入るのが遅くなった。
それでやっとお風呂に入って、さあ、寝ようとしたらこんどは娘が「おかあさん! ゴキブリ!!」という。「えー、もう1時なのに。最悪!」といいながら大急ぎで掃除機を持って構えるも、すでに布団が敷いてある部屋では無暗に格闘もできず、「まずはいったん布団をしまってしまいなさい」といってみるも、もう夜も遅いし具合が悪い人もいるのに明日も早いっていうのに・・・・・・と思ったら戦意喪失。いったいうちには男の子だっているというのにいつだって⑤が出てくると「キャー、おかあさん、ゴキブリゴキブリ!」と騒がれて、花屋に行けば行ったで「キャー、早苗さん、ムシ!ムシ!」といわれて、なんなんだ、わたしは虫バスターか?!と思いながら、「もういい。今夜はあっちで寝よう」と、急きょ仕事の資料やら何やらで散らかる部屋を片づけて布団をわたしの仕事部屋に移動してもらって、やっとこさ就寝したのであった。でも寝る直前にそんなだとこんどはなかなか眠れないし、梅雨時ますます増している肩関節の痛みや、ときどきトイレに起きる息子が気になって熟睡できず、本日寝不足なり。
今日もどんより暗い朝。
こういうときに限って仕事が忙しくて休めない息子は青白い顔でなんとか出かけて行き、こちらはこちらで昨夜放置した⑤をやっつけるべく、朝から⑤が嫌いだというクローブバッドをむんむんするくらい向こうの部屋で焚いていて、ドアの隙間から漏れてくる虫歯のときに歯に詰める薬みたいな臭い匂いにこっちのほうがやられそう。娘は⑤効果というべきか、暮れ以来の徹底的な大掃除をはじめてる。
昨日、雨でできなかったから洗濯物は山ほどあるのに、洗濯機を回しだしたらまた雨だ。
梅雨時の雨が飲み水にも農作物にも必要不可欠だってことは重々知ってるけれど、この東京で最も鬱陶しい季節がやってきた。

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2016年6月15日 (水)

低気圧です。

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今朝、目覚ましのアラームが鳴る前にパッと目が覚めて、(よかった。起きられた)と思ったのも束の間、アラームが鳴るのを止めていつの間にかまた眠ってしまったらしい。「もう7時半だよ!」という息子の声で再び目を覚ましたときには熟睡状態だったから、起き上がろうにもだるくてまいった。

雨もやんだので午後、買いものついでに猫横丁を通ると、いつもの場所でパンダが寝ている。小さな声で呼んだらちょっと頭をもたげて薄目を開けたものの、もう眠くて眠くてたまらない、という風にまたうずくまって眠ってしまった。
やっぱり風邪気味で調子が悪いのかな。
今日は雨があがったあとで風もあって涼しいくらいなのに、あんなところで寝ててだいじょうぶなんだろうか。・・・・・・ などなど思いながら見てると、パンダがいるステップの一段下にはカリカリが置いてあって、ちゃんと家の人に気遣ってもらってるのがわかる。
もしかするとパンダは具合が悪いわけじゃなくて、ただ単にこれまでわたしがこんなふうに身も世もなく眠るこの猫を見たことがないだけなんだろうか・・・・・・

ともあれ、低気圧の日は猫も人間も不調みたいです。
雨や曇りが多くて朝も暗い梅雨時のいまは、松果体に朝の光が届かないから体内時計にスイッチが入らないし、気温の寒暖差や目まぐるしく変わる気圧の変化は自律神経の乱れを引き起こす。気圧が低いときは空気中の酸素濃度が低いから副交感神経優位になって、やる気が出ない、だるい、眠い、っていう感じになる。
湿度もいけない。
低気圧と共に湿度が高いと血中のヒスタミン濃度が上昇して頭痛や関節痛などが起きやすくなって、痛みは血行不良を起こして疲労物質が溜まりやすくなるからますます痛みを増幅させることになる。
さらに湿度が高いと汗をかきにくいから、身体に余分な水分が溜まって浮腫んだり、消化機能が落ちてお腹の調子が悪くなったりする。
・・・・・・と、まさにいまのわたしの肩関節の痛みとお腹の不調がそれ!
頭もぜんぜん冴えない。

人間なら、ネギやショウガを食べて身体の内側から水分を追い出したり、お腹のために梅醤番茶を飲んだり(お腹の不調には何より梅干しが効く!)、ゆっくりお風呂に入って身体を温めたり汗をかいたりできるけど、野良猫だとケアしてくれる人もなく食養もできないし、ただ寝てるくらいしかできないから、人間の勝手な感情かもしれないけれどやっぱり野良猫は不憫だなあ、と思ってしまう。

そして、じきに猫も人間も生きるのすら大変なモーレツな暑さの夏が来るのだ。
折しも今年はラニーニャ現象が起きて2010年以来、なんと6年ぶりの記録的猛暑になるといわれている。
ゆっくり休めるいまのうちに、猫も人間も体力回復しておかないとね。

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雨のグラミス ***

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ベランダにいたらパタパタっと音がしてコンクリートに雨粒のしみができはじめた。

けっきょく、今日もまた雨だ。

グラミス・キャッスルの二番花が咲きはじめた。

いつ見ても優しくて包容力のある花。

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イモーテル

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アンチエイジング効果で一躍有名になったロクシタンのイモーテル。
イモーテルの生花なんて初めて見た。
生きながらにしてドライフラワーみたいなカサカサした黄色い花。
『イモーテル』には不老不死、永久花なんて意味があり、輝くような黄色の花は乾燥しても色褪せることがないことから、Everlasting Love、不滅の愛という花言葉もついている。
いつも黄色が苦手な花屋がめずらしく夏へと向かうこの時期に似合いそう、と初めて仕入れた花だそうだ。

写真で見たコルシカ島の崖の上に自生するイモーテルはまさしく太陽みたいなゴールデンイエローで、それはそれは輝くばかりの美しさだったけれど、これはそれより淡いレモンイエローで、遠目に見るとまるいお花がミモザみたいでかわいらしい。

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いまにも降りだしそうな暗い朝のイエロー。
ゴーギャンの『黄色い十字架のある自画像』のことを思いだしてる。

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2016年6月14日 (火)

ひまわりのある食卓

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まだきれいに咲いてる。

おととい買ったひまわり。

今日も曇りだけれど空がだいぶ明るくなった。

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2016年6月13日 (月)

雨の一日

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昨日の夜半、バスタブのお湯に浸かって目を閉じていたら、いきなりCDアンプのボリュームのつまみをきゅうっと回したみたいに雨音が大きくなって、急激に雨脚が激しくなってびっくりした。
雨は一晩中降りつづき、朝になってもまだ土砂降り。
こんなに降るのも久しぶりだ。

ベランダに出るとラストのライラックローズが大輪で咲いていて、ひときわ目をひく。
そういえばこのばらも雨が似合うばらだったっけな。
外は風もあって、またしてもこんな日は野良猫たちはどこにいるんだろう、と思う。

夕方7時、やっと雨が上がったから買いものに行こうと外に出ると、不思議な空。
黒雲が速い速度で北から西にどんどん飛んでいて、その間から夜7時にしては明るすぎる青空。
リネンのワンピース1枚じゃ肌寒いくらいで、薄いカーディガンを羽織っていく。

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2016年6月12日 (日)

梅雨の晴れ間に

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世間の人には呆れられちゃうかもしれないけれど、週末の梅雨の晴れ間にやっとストーブとホットカーペットを片づけた。
片づけるといってもただ押し入れにしまえばいいってわけじゃなくてクリーニングとか防虫とか、しまうまでの手順がいろいろあるからけっこうなひと仕事。
代わりに扇風機が出てきた。最近いつもこのパターン。

それから冬物ウールをまとめて洗った。
友達のTちゃんは、なんとダウンや革製品まで自分で洗ってしまうという。
「わたしもカシミアくらいだったら自分で洗うけど」と驚いてたら、「あら、ぜんぜん平気よ。だって、わたしは家で洗えないようなものは買わないもの」と、すましていう。
たしかに季節の変わり目のクリーニング代って馬鹿にならないから、今年はわたしも自分で洗ってみることにした。
お洒落着洗いの『エマール』でもダウンが洗えるみたいだけれど、それよりはもう少し上等な『ドライアップ』を買ってきて。

まず洗ったのはラプアン・カンクリの毛布とショール。
それからダウンコートとウールの綿入れのショートコート。
それにカシミアのセーターとかスヌードとかハンドウォーマーとか。
ベランダがいっぱいになるほどの大量の洗濯物。
毛布もダウンも、洗いあがりこそだいじょうぶかなと思ったけれど、乾いたらいい感じになってほっとした。
『ドライアップ』は柔軟剤も入ってるから、乾いたらみんなふわふわ。
すっきりキレイに洗いあがって気分もさっぱりした。

昔、うちの子供たちのおさがりをもらってもらった人たちからは、服の状態がすごく良くてきれい、と驚かれたけど、単純に仕事が丁寧ってだけじゃないかな。
リネンの服を着るようになって真夏のアイロンがけもすっかり慣れて、以前ほど苦じゃなくなった。

わたしだって面倒は面倒なんだけど、やりはじめたらしゃかりきにやってしまう。
どうでもいいようなものを着てるわけじゃないし、気に入って買ったものは長く大事に着たいもんね。
季節の変わり目って、主婦はやること山盛りです。

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Juhannus 夏至祭の花かんむり

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イベント最終日にぎりぎり間にあった!
コトリ花店さんで毎年恒例の『夏至祭の花かんむり』。
11時の開店に、初日は朝8時からすでに9人のお客様がお待ちだったそうです。
すごいですね。
そんなだから、経塚真代さんの作品はもうとっくに完売してしまって見られなかったのだけれど、でも基本、わたしはここで花が買えたらそれでいいのです。

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今日は曇っていて、強い陽射しがないかわりに湿度が高くて蒸し暑かったのに、でもここはたくさんの緑と花のせいか、あるいは目に見えない不思議な力のせいか、爽やかにさえ感じます。
不思議といえば、まるっきり深瀬優子さんの絵から抜け出してきたみたいなおかっぱ頭の年齢不詳の店主も不思議です。
コトリ花店の花がよくもつのは、きっと彼女が夜な夜な黒猫の傍らで薬草を煎じて作ったmagic potion のおかげなのです、たぶん。
夏至の日に花かんむりをかぶって踊るというのは、ここ東京の風土とロケーションではあまりピンとこないけれど、森の多いフィンランドだったらきっと幻想的な光景でしょうね。

夏に向かって萌えるように息づく花たち。

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今日わたしの目をひいたのは、透き通るように美しいレモンイエローのひまわりと、『カンガルーの足』と名付けられたカンガルー・ポーでした。
カンガルー・ポーは上から2枚めの写真の戸の近く、リューカデンドロンの隣りにあるやつです。わかるかな?(写真をクリックすると拡大します。)
ほんとにカンガルーの足みたいなかたちをしてる。

暑い夏もひまわりも苦手な店主は、お客様からリクエストが入らない限り、ひまわりは入れないそうです。だからここにあるのはめずらしい。
わたしは夏も、ひまわりも好きです。
ひまわりは夏のあいだに最低1回はブリキのバケツにいけて食卓に飾る。
わたしの持ってるブリキのバケツはパフ・コレクションで買ったいいのです。
今日はレモンエクレアという、おいしそうな名前のついたひまわりを5本もらって帰りました。

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月並みだけど、ひまわりが食卓にあるあいだはゴッホのことを考えます。
ゴッホの描いた狂おしい糸杉のことを考える。
ゴッホは最後まで人の役に立つ生き方がしたいと考えていた。
でも生涯に1枚の絵も売れず、自分のことを役立たずの人間だと思いながら亡くなった。
ゴッホの死後、彼の絵が世界中の人々にもらたしたものの大きさを考えたら彼は十分この世界に必要な人間だったし、人の役にも立った。それを生きているあいだにゴッホ自身が知ることができたらどれほど彼は報われただろう。
・・・・・・と、そんなことを思う反面、そんなことをわたしがいま思うのは間違いで、それは十分成就して報われてあるのだろうと思うほうが、きっと正しいのだろうな。

そして夏至の夜にはろうそく灯してレンブラントのエッチングに目を凝らす。
・・・・・・ と、いきたいところだけど今年の夏至の夜はJAZZバーにいるな。
エッチングのかわりに音に耳を凝らしてる。
きっと濃厚な夜になることでしょう。

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2016年6月11日 (土)

カラスミのパスタが食べたくて

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馬車道の『アローラ』で食べたカラスミのパスタの味が忘れられなくて、このあいだカルディで探して買ってきたカラスミパウダーで今日のランチに作ってみました。
でも、アローラのを再現するにはもうどんなだったか忘れちゃったので、実際に作ったのは最近サルヴァトーレ・クォモで食べたのに近い。サルヴァトーレ・クォモのはたしか隠し味にアンチョビが入ってて、こんな風に上にエビがのってたんだよね。

以下、作り方。

(3人分・パスタ300グラム・カラスミパウダー30グラム)

1.フライパンにEVオリーブオイル、にんにくのみじん切り、輪切りにした
  赤とうがらしを加え、火にかける。

2.にんにくが香ばしく炒まりはじめたら、玄米元気かお酒をふっておいた
   エビを入れて色が変わるまで炒め、火を止めてアンチョビソースを
   小さじ1入れてなじませ、カラスミパウダーを小さじ3入れる。

3.パスタが茹で上がる直前にお玉に1杯強の茹で汁をフライパンに入れて
    よくゆすって乳化させる。

4.茹で上がったパスタをフライパンに入れてソースと絡ませ、味を見て
  塩気が足りなければ塩を振り、お皿に盛る。
  残りのカラスミパウダーと、刻んだイタリアンパセリを散らしてできあがり!

さて。
食べた感想はというと、たぶん作り方は大体こんなでいいと思うんだけど、何かが足りない。なんだろう?
これはこれでおいしいんだけど、アローラで食べたのとは決定的にちがう。
やっぱりこういうシンプルなパスタは素材がものをいうのかな、と。
まず、いいカラスミの調達が先?
そしてカラスミにアンチョビにエビだからお魚臭くて食べてるうちから珈琲が飲みたい。もう珈琲、珈琲、珈琲。
やっぱりこういうのはイタリアンレストランで作ってもらったおいしいのを食べるのが1番かな。・・・・・・ と思いつつ、どなたかおいしいカラスミのパスタ、ボッタルガの作り方を知っている人は教えてください♪

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2016年6月10日 (金)

メラレウカの花が咲いた。

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梅雨時のこの時期、昼夜の寒暖差と湿度でばらにうどんこ病が蔓延することもそうだけれど、それ以上に嫌なのはハダニの発生。
葉裏にびっしりハダニが付いてしまうと、ほっといてもばらの葉は黄色くなって落ちてくるから、ハダニが付いたらさっさとむしってしまう。

昨日の雨から一転、今日は朝から晴れて一気に暑くなるというので覚悟していたけど、まだそれほどじゃない。初夏ともなれば朝ベランダに出たとたん、背中が焼けるように暑い日があるものだけど、今年はまだそんな日はないし、遅いほうだと思う。
今日は久しぶりに木酢液を散布して、うどんこの付いた葉を一枚一枚洗った。
写真は2番花のつぼみがついたグラミス・キャッスル。
とてもいいばらだけど、このばらはほんとにうどんこに弱い。

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それで、ばらの葉を洗いながらふと目にとまって驚いたのは、いままで何もなかったお隣りのおじさんの殺風景なベランダに、小さな苗が何本か植わったプランターと小さな噴霧器が置いてあったこと。
もう長いことここに住んでるけどこんなこと初めてだ。
梅雨に限らず暑い季節になって嫌なのは、お隣りのおじさんが上半身ハダカでパンツいっちょで洗濯物を干すことで、うっかりベランダでその姿を見かけようものなら、わたしはさっさと部屋に入ってしまう。(帽子を目深にかぶって無視して水やりをつづけるときもあるけど・・・)
おじさんはかつては気さくで明るい奥さんと、きれいな顔をした男の子と女の子、それに年じゅうキャンキャン吠える噛み癖のあるヨークシャテリアの4人と1匹の賑やかな暮らしだったけど、彼のDVが原因でみんな出て行ってしまった。隣りのおばさんはわたしが唯一ここで仲良くしている人だったから、引っ越す前にわたしにだけ話してくれたのだ。酒に酔うとわけがわからなくなるらしく、長年暴力に耐えている母を見るに見かねた子供たちから、離婚したほうがいいといわれたらしい。偶然、道で会って挨拶をするぶんにはおじさんはいたって温厚そうな人に見えたけど、人ってわからない。

あれからもう何年になるのか。
肉体労働で鍛えたらしいおじさんの逞しい身体にも最近、老いが目立ちはじめた。
きっとさびしいんだろうね、と息子はいうけど、さびしくたって自業自得だからしかたがない。おじさんは洗濯物をし、仕事に行き、銭湯に行き、たまに赤い顔をして帰ってきて、いついかなるときも煙草を片手に比較的、規則正しい生活を淡々と送っている。
ただ、こっちから向こうが見えるんだから、向こうからもこっちが見えるわけで、なんにもないコンクリートむき出しの殺風景なベランダと、外まで緑があふれるジャングルのようなうちのベランダと・・・・・・。だからって自分が影響したとは思わないけど、あのおじさんが園芸だなんてどうしたんだろ、心境の変化かな。
観葉植物ひとつだったらまるで『レオン』みたいだけど、いずれにしても植物を育てるのはいいことだ。

今朝、ばらの手入れをしていてのもうひとつの発見は、メラウレカ(ティーツリーといったほうがわかりやすいか)に花が咲いていたこと。
ティーツリーの花なんて初めて見た。

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わしゃわしゃした白い小さな不思議な花。
鼻を近づけてもまだそんなに香りはしない。

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2016年6月 9日 (木)

Heartbreak

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うっかり切るのが遅れて散らしてしまったシャンタル・メリュー。

ハートの形の花びら。

雨の朝。

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2016年6月 6日 (月)

だったらそれをして自由になればいい

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素敵なフライヤーをもらいました。
表がシルバー、裏面カラーA4の豪華版。
いまCONTXT-ingでやってる個展が終ると、そのほぼ2週間後に大阪ではじまる渡邉知樹さんの個展、『だったらそれをして自由になればいい』のフライヤー。

PEPEPEさんの個展はいつもちょっと気取った意味深でカッコいいタイトルがついていて、それで「けっ!」となる人もいるそうなんだけど(本人談)、わたしはいつもタイトルのつけかたもうまいなあーと思ってる。わたし自身はシャイな癖に、おーまじめにへーきでキザなことをショーメン切っていえるハジシラズなので、こういう個展のタイトルからして好きです。

わたしだったらこんなことをいわれたら考えちゃうな。
自由になるために何をするかって、実に深い命題だよ!
いまの自分についていえば、とにかく何もしないでぼんやりする時間というのが圧倒的に足りなくて、それってペーパーカップに雨粒を溜めようにも常にカップの中がいっぱいでそれ以上入らない、というのとおなじなんじゃないかと思う。
それでわたしは空から落ちてくるものを拾い損ねているんじゃないかって。

絵描きが白い紙に向かう『空』の時間。
それとおなじように、絵描きじゃなくても誰にだってそういう空っぽの時間は必要なんだと思う。
空っぽの充実。
充実した空っぽ。
とくにいまみたいに常に玉石混交の情報にまみれて目と脳と指だけを表層的に酷使している時代にあっては。

『自由』という言葉についていえば、『花、花、ギガンテス、花』展に行ったときに、ギャラリーで知樹さんがご友人らしき人と話すなかで、「自分はどうやったら自由になれるか、みたいなことにはもう興味がないんだ。いまは自分の絵を見てくれる人をどうやったら自由にできるか、ということのほうに興味がある」というようなことをいっていたのが印象的で、つまり知樹さんはわたしよりかなり年下だけど、すでにわたしよりかなり上をいってる人なんだ、と思ったことを憶えています。

大阪梅田といったら本社のあるところだし、願わくは絵描きが絵の中に隠した問いの答えを大阪まで見に行きたい気分だけれど、折よく大阪出張、なんてことにはならないだろーな。
PEPEPEさん、大阪での個展は今回が初めてだそうです。
お近くの方はぜひ!

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渡邉知樹展 『だったらそれをして自由になればいい』

iTohen

大阪府大阪市北区本庄西2-14-18富士ビル1F
06-6292-2812

2016年6月6月22日(水)~7月3日(日)
11:00~18:00 ※月火休廊

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2016年6月 5日 (日)

新月・梅雨入り・メビウス・グラスホッパー

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今夜はある意味、記念日的な夜だったと思う。
奇跡的にいくつかの家族が揃って30年来の友達のライブに行った。
今夜の主役であるミサちゃん(西田美佐子)が昔やっていた『PicicoPacico』という女の子2人の音楽ユニットのことはこれまでにも何度か書いたけれど、私のもとに彼らが昔つくった自主制作盤の1枚のCDがあって、いい音楽をいっぱい聴いて鍛えられたいまの自分のお耳をもって聴いても、その輝きは色褪せてない。
それどころか(わたしはいまやTVどころかラジオでさえうるさくて聴けなくなったけど)、いま耳に入ってくる音圧だけがやたらと高くて、まるで機械的にいくつかの決まったパターンのフォーマットに落とし込んでつくったみたいな画一的でつまんないJ-POPなんかにくらべたらずっといいくらいだ。

そのCDには若くてイキのいエネルギーに満ちたユニークでオリジナリティーあふれる魅力的な楽曲が11曲詰まっていて、それぞれの曲の世界観をつくるべく、ひとつづつ異なるサウンドづくりがなされている。いまほどテクノロジーが発達していなかった時代だけに、むしろいい意味でのアナログ的な創意工夫と手作り感がある。
いまほど耳ができあがっていなかったのか当時はふつうに聴いてしまっていたけど、いま聴くとそれぞれの楽器、ピアノ、ドラム、ベース、ギターにくわえてバイオリン、アコーディオン、パーカッション、ハーモニカ、それにVoiceなどが実に無駄なく的確にサウンドづくりに効果を上げていて、こんなにもひとつの楽器のもたらす力って大きいのか、と思ったりする。何よりPicicoPacicoの曲の面白さは歌詞と奇想天外な曲のアレンジにあって、楽しい曲はとことん楽しいし、静かな曲は静かな曲で、感情の機微にひたひた沁みてくるものがある。そしてそのサウンドには30年前の時代の欠片がまるで砂浜のビーチグラスみたいにきらきら光っているから、どうしたってあのころのことを思いださずにはいられない。
彼女たちのことを検索してこのブログにたどり着き、わたしから送られたCDをうっかり仕事場の休憩時間に聴いてしまったJさんは、聴きながら思わず顔を伏せて泣いてしまったそうだ。たしかにいま聴いても泣ける。そしてそれが友達ゆえの甘々した欲目なんかじゃないというのは、うちのうるさい子供の耳をしても感じさせるものがあるというところで、つまりは本物なのだと思う。
わたしはこのCDの中に入っている、「どうしたもんだと/考えても考えてもわからないから/猫のアタマをちょっと借りてみたくなる」と歌う『どうしたもんだ...と』や、浦島太郎の話をサイコーに愉快にコミカルに歌った『U・LALA.C・MAMA』なんかがアニメーション付きで『ポンキッキーズ』やNHKの『みんなのうた』といった番組で流れて、『およげたいやきくん』みたいに爆発的にヒットすることを夢見たもんだが、ついにそうならなかった。(まだわかんないけどね。)

そして、あれから30年。
人生に紆余曲折あって当時アホアホだった若い我々も酸いも甘いも噛み分けたいい歳の大人になり、今夜の邂逅を迎えた、というわけなんだけど、いやがおうにもそれぞれみんな、あっという間に過ぎ去った30年と向き合わざるを得ない夜ではあったのかな、と思う。
本人のMCにもあったとおり、ミサちゃんが昔だったら聴くどころか自分が歌うなんて考えもしなかった美空ひばりや笠置シヅ子の昭和歌謡を熱唱しちゃうあたり、時の変遷を感じずにはいられない。
でも、そうだな。自分についていえばいくつになってもいまだに洗練されたカッコイイ音楽が大好きで、音楽なんてカッコイイ不良たちのやるもんだろうと思ってるのは全然むかしと変わってない。むしろ世の中がみんな優等生のイイコちゃん志向になるにつけ、ますますその感を強くしている。
だからそういう意味では今夜は正直言ってキッツイところもあったけど、ミサちゃんが今夜のために急きょ書きおろしたという2曲の新曲がとてもよかった。
とくに、50になったけどいまだ半人前で悩むことしかり・日進月歩のテクノロジーには置いてかれるばかりだけれどアナログ人間の何が悪い・50になってますます嫌いなものは嫌い・持ちたくないものは持たない・やりたくないことはやらないで通すぞ・それが地球にもきっといいことなんだ・地球を救おう!・・・・・・なんちゅーことを歌った『50/50Blues』という曲がお世辞抜きにサウンド含めて1番よかった!
つまり、自分のオリジナル楽曲を歌ってそれが1番いいだなんて、彼女の最大の強みじゃないかと思うのです。
継続は力なり、という。ほんとにそうだと思う。つづけていれば必ず力がついてくる。好きなことをずっと続けるって難しいことだし、この社会にあっては稀有なことでもある。でも、それだけじゃ人を魅了できない。
たしかにもう若い勢いはないかもしれないけれど、でも彼女はいいものをいっぱい持っててまだまだやれる人だから、やっぱり「がんばれ、ミサちゃん!」といわずにはいられない。
で、その声はこだまして返ってきて「がんばれ、わたしたち!」でもあるのです。

今夜はめっずらしく娘もアルバイトを休んでまで一緒に行ったのだけれど、その娘が今朝ごはんを食べながら、「今日行くとこ、グラスホッパーってあるかな?」とわたしに訊く。「グラスホッパーって、カクテルか何か? バッタのカクテルねえ。。。村上春樹の小説にでも出てきたの?」とわたしが訊き返すと、「そうじゃないけど。ミントチョコ味のカクテルなんだって」という。
それがこれだ。

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暗かったし、ちょっと口をつけちゃった後で思いだして撮ったからあんまりキレイに撮れてないけど。わたしはきれいな球状の氷が入ったアマレットのオン・ザ・ロックを飲んでたので、ひと口だけ味見させてもらったのだけど、ほんとにミントチョコの味がしました。
娘は24だけど外でアルコールを飲んだのってこれが初めてなんじゃないかな?
・・・・・・ というわけで、今夜はグラスホッパー記念日。

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実生のプロスペリティー***

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年々、花びらが多くなり、花色が濃くなる実生のプロスペリティー。

極小輪ながら、小さくても、ばらはばら。

ばらにはめずらしい、スパイシーな香り。

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2016年6月 4日 (土)

とりあえずいたからよかったけれど・・・

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昨日は時間を変えてなんどか見に行ったけどいなかった。
夕飯を作ってる途中も気になって、思わず手を止めて外に出て行ったけれどやっぱりいなかった。それで昨日は夕飯の支度が遅くなってしまった。
今日、プール帰りにスーパーマーケットに寄ってチュールを買って猫横丁を曲がってみると、いた!!!

家でトラネコを飼ってる、あの優しいおばさんの家の庭に出る木のステップの上で眠るパンダ。
みつけた瞬間はすごくほっとしたけれど、でもちょっと様子がおかしい。
やっぱりあんまり元気がないようだ。
こないだあたりから気になっていたけど、目の下の傷のところの毛の色が茶色くなってきたし、毛艶も悪くなって、なんだか全体的に薄汚れて小さくなった気がする。

前の小路に自転車を停めると、その音でうっすら目を開けてチラッとこちらを見たものの、名前を呼んで、カサカサ音を立ててもチュールを見せても、にゃあ、と弱々しく鳴いたきり、目をつぶってうずくまってしまった。
こんなこと、いままでなかった。
こないだあたり、ちょっと声がハスキーだった気がするけれど、やっぱり風邪でもひいてるんだろうか。

パンダのいるのが優しいおばさんのいる素敵な家の、木でできた階段だというのが救いだけれど、はたしてどうしたもんかなあ、と思いながら帰る。
こんなとき、自分の住んでるのが一軒家だったらどんなにいいだろう、などなど思いつつ・・・・・

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2016年6月 3日 (金)

ざわめく緑

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昼間の猫たちはどこにいるんだろう?
火曜日に見たパンダの様子があまりに元気がなかったからひどく気になり、風の音に落ち着かなくなって追われるように家を出てきたけれど、ふだんあれだけあちこちで見かける猫が1匹もいない。
ちょうどわたしが路地を曲がったとき、パンダのことを『はっちゃん』と呼んでるおばさんが家の中から不安げに出てきて、庭のまわりや家の裏やら、何かを探してる風な様子だったけど、パンダについてはこの3日まったく見ない。(おばさんの庭の柵の陰には手つかずのカリカリが入ったボウル。)
それで立て込んだ路地の間をくまなく目で探しながら歩いていて、唐突に目の前にひろがった風で動く緑をただ茫然と眺めている。

強い風に右に左に煽られて、きらきら輝きながらざわめく緑。
その下には白や紫の紫陽花の一群。

きれいだ、と思わず近寄って見ると、紫陽花の葉は見事に食い荒らされていて見渡すかぎり穴ぼこだらけ。
これだから紫陽花は嫌なんだ。
紫陽花とかムクゲとか芙蓉って、害虫が付きやすいからきちんと消毒しないとあっという間に害虫の温床になって汚いだけ。

がっかりして轟々たる風の中を路地に引き返す。
けっきょく、わたしは1匹の猫のこともわからないし、1人の人間のこともわからないんだ。
猫も謎、人間も謎。
この世はわたしにとっては謎だらけ。

それにしても嫌なのはこの風。
おまけに気温が下がって風がいちだんと冷たくなってきたことだ。
これじゃわたしはますますパンダのことが心配だ。
外猫でこれなのだから飼い猫となったらどんなだろう。

そんなことを思いながら路地の反対側を抜けようとしたところでこんどは「だいじょうぶですか!!」という大きな声がして、道端に集まっているたくさんの人・・・・・・
見ると、老婦人が道端にうつ伏せに倒れていて、顔をしたたか打ってしまったのか鼻から鼻血がダーッと出ている。
ああ・・・、と思わず力が抜けそうになった。
このあいだの父もきっとこんなだったんだろう、と思ったら目の前の老婦人の姿が父の姿に変わってしまって、一気に心臓がドキドキした。
もし、わたしがその場に遭遇してたら寿命が縮まったに違いない。

最近、いいことと悪いこと、楽しいことと不安なことがほぼ同時に起こるので落ち着かない。
季節の変わり目っていつもそんな風だといってしまうこともできるけど。
猫が行方不明。

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渡邉知樹展/食卓のある風景

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今日は阿佐ヶ谷-contextsさんで今日からはじまったPEPEPEさんこと渡邉知樹さんの個展に行ってきました。
このブログ、時間がなくて書きかけの記事が多くて肝心なことが何もアップできてないのだけれど、実は『花、花、ギガンテス、花』、『渡邉知樹小作品展/Persons』に次いでPEPEPEさんの個展に行くのは今年これで3回めです。
つまり、それだけ気に入ってるってわけなんだけど、今回はとくにingの駒ヶ嶺三彩さん企画ということで絵画のほかに三彩さん作のお皿にPEPEPEさんが絵付けした作品もあるというので、めちゃめちゃ楽しみにしていたのです。机の前のボードにもメモ書きを貼り、カレンダーにも赤マジックで印をつけてたくらい。
でも、個展の会期って意外と短いです。
たいてい1週間から1週間弱。
忙しさにかまけてうっかりしてると行きそびれる。
とくにPEPEPEさんの場合、娘と行くことになってるから彼女の都合もあって、実は彼女は今日はアルバイトの日で、ギャラリーの開店が12時だというのにアルバイトに行くのは2時という。でも開店と同時に作品が売れてしまうのは必至だから初日にどうしても行きたい!

・・・・・・ というわけで、今日はぜんぜん時間のないなか昼の2時間でバタバタ行って帰って来ました。
開店直後のcontext-s。
いつ来てもここは気持ちいいです。

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我々が中に入っていくのと入れ替わりに三彩さんが「ちょっと出てきます」というので「買いものですか?」と聞くと「そうです。すぐに戻ります」といって出て行かれました。三彩さんって不思議な人です。たいして親しいわけでもないのにそんな会話が自然に成り立ってしまう。すごく自然体で穏やかな気をまとった敷居の高くない人。初めてお会いしたときも初めて会ったような気がしなかった。
でも逆に知樹さんには緊張感を感じたな。
初日の開店直後だったからだと思うけど、それでわたしもなんだか緊張してしまいました。
店内にはすでに数人の女性客がいて、みんな最初から買う気できたのがわかる。
やっぱり無理しても初日に来てよかったと思いました。
時間が無いなりにまずはじっくり絵を見る。
わあ、今回もすごくいいな! と思って見ていたら、娘が「どの絵もいいね」といった。
実はこの人は大人しそうに見えて実はわたし以上に好き嫌いがはっきりあって辛口なので、そんなふうにいうのはすごくめずらしいことです。だからなんだ、って話かもしれないけれど、絵にしても音楽にしてもそれだけ自分がほんとに好きなものって滅多にない、ってこと。

「ひとつの絵の中にいろんな要素がある」

赤い絵の前で娘がいいました。
そう。だから見てて飽きないし、じっと見れば見るほど発見があっていつまででも絵の前に立っていられる。一見何気なくサラッと描かれたようでありながら構図はカチっと決まっていて揺るぎない。そして現在進行形の時間軸というか、動きを感じる。ひとつの絵の中にたくさんの色があってもそれがちっとも嫌じゃない。
もっといろんなことを思ったけれど、単純にいうとそんな感想を持ちました。

そしてお皿!
これが小さいのから大きいのまでいろいろ、ほんとにいいのがいろいろあって、例によってお金に余裕があればいくつも買いたいようだったけれど、いつもは何を決めるにもすごく迷う娘が今回に限って迷わず「これが1番いい!」といったのがDMを見た瞬間にわたしがいいと思ったのとおなじだったのでまずはそれを選び、それと呼応するものとして2枚の中から迷って1枚のお皿を選び、それぞれ1枚ずつ買うことにしました。
でも初日にこのお皿が無くなっちゃっていいのかなあ~、と娘。
でも我々が買わなくたって間違いなく今日中に無くなっちゃうよ、とわたし。
それがこの2枚のお皿。

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実はDMにも使われたこの左のお皿を1番気に入っているのは三彩さんだそうで、このお皿が焼きあがったとき、「知樹くーん、こんなのが焼けたよー!」とすごく喜んだのだとか。
そんなの聞くと、いやあ~、なんだか申し訳ない。
「三彩さん、ごめんねー」といったら、「でもすごくきれいな人に買ってもらったー」などといわれちゃって、三彩さんてほんとにいい人だなあ、わたしは穴があったら入りたかったです。このお皿はやっぱり使えないから、壁に飾って眺めたいと思う。
割らないように大事にしなければ。

そして知樹さんは知樹さんでとてもいい人で、うちの娘はちょっと異常なくらいシャイで何を訊いてもちゃんと答えられないくらいの緊張しいなのだけれど、いつも何かしら声をかけてくれて、自分が絵を描いているときの苦しさとか、とても正直なところを話してくれる。それはとてもありがたいことです。

それにしてもPEPEPEさん、今年に入ってからだけでもすごく精力的に活動されていて、年内どころか来年の個展のスケジュールまで入ってるから「すごいねー!」といったら、三彩さんが「新婚旅行の旅費を貯めないとねー」って。PEPEPEさんが今年バルト三国を旅する予定なのは知ってたけど、ああ、あれってそういうことだったのか、と思いました。
いつだったかな、Facebookで知樹さんが去年、緑の森の中で家族や友人たちととても素敵な結婚式をしたのを見て、それは『お金をかけなくてもこんなに素敵な結婚式ができる』っていう見本みたいなしあわせな結婚式で、きっと結婚したからよけいに頑張ってるんだろうなあーと思っていたけど、ある素敵な目的のために頑張る、頑張れるっていうのはほんとにいいなあ、と思う。

それで知樹さんに「PEPEPEさんってロマンチストでしょ?」と訊いたら、即座に「ロマンチストですよ!」と返ってきたのでさらに「ばりばりのロマンチスト?」と訊いたら、「その、ばりばりって自分でいうのはどうも・・・」とお茶を濁すので、「よく作品にローマ字で書いてあるみたいに『WATASHI WA BARIBARI NO ROMANTIST DESU』って書いた作品をつくってください」といったら、「そのネタはあなたにあげますよ」とクールにいわれてしまった。ちっ!

下は買った作品が入ったペーパーバッグに描いてもらった絵。ニャー!
いつもこの袋も捨てられないのです。

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今回、鳥のオブジェもかわいいのがいっぱいあって、それもひとつ欲しかったけど、それはいつかハートにビビっときたのを買おう!

ということで、
阿佐ヶ谷CONTXT-s ing 渡邉知樹個展「食卓のある風景」は6月9日(金)まで。
12時~19時。
みなさまぜひ!

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