ゼラニウムの香り
「ばらはあるでしょうから、ばらに添える花を」といって昨日、花屋にもらった花に、朝切ったラ・レーヌ・ビクトリアをあわせました。
いままでなんでうちになかったんだろう? というようなラ・レーヌ・ビクトリア。
大苗で買ったけど重ねが浅いこの花は、まだ株が成熟してない咲き方です。
今年のニュー・カマー。
もらった花はピンクゼラニウムに濃い紫の矢車草。
白い花はなんだろう?
強いゼラニウムの香り。
ばらだけで飾るのとも全然ちがう、朝の食卓が生き生きと輝きました。
よく「わたしはどうせ添えものだから」なんて言い方があるけれど、何をおっしゃる、脇役にだって脇役の持つ力があるのです。主役だけでいるよりずっと主役を引き立たせるような存在価値。
それにもしかしたら主役のばらより、脇でそっと佇む可憐な野草のほうが好き、という人だっているかもしれません。
1本では重い頭が下を向いて直立できないばらだって、ゼラニウムの支えがあればちゃんと前を向けます。
5月も終盤になって、ベランダに出てばらの香りがする朝も、部屋中にばらを飾れる季節もそろそろ終わりになってきました。
3つもつぼみをつけたまま、枝の先が折れてしまったライラックローズもきれいにひらきはじめました。
ベランダのばらはダメになったのからどんどん切って、終わったばらから肥料を撒いて夜はバイタル散布して養生して、次の2番花の季節に備えます。
次はたぶん梅雨ころです。
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