花冷え
桜が咲くと気温が下がって花冷えになる。
それも毎年いつものことだけど、寒いなか花見をする人も毎年たくさんいて、週末の善福寺川は花見客でいっぱい。
動いているならともかく、冷たい地べたにブルーシート敷いて座ってビール飲みながら花見、なんて、見てるだけでもブルブル ・・・ だけど、若い男の子でもダウン着てる人が多くて、数年前の真冬みたいに寒かった三月、Mちゃんと目黒川の夜桜見物に行ったことを思いだした。
あの日は風も強くて、ダウン着てても寒いくらいだった。
川の両側に賑やかにずらっと出店が出ていて、ホットワイン片手に歩く人がたくさんいた。
わたしは基本、集団で何かするのが苦手だから、大勢でわいわい花見したいとは思わないけど、満開の桜の下では誰もがしあわせそうなのがいい。
これで陽でも射してきて、青空になって暖かくなれば幸福感はさらに増すだろう。
桜と水のある景色。
日本のうつくしい春の風景。
そんな景色を愛でつつ、わたしは寅印菓子屋さんへ。
もうこないだですっかり行き方は覚えたから、今日はバスの中でメールの返事をしているうちに着きました。
今日買ったのは、この時期だけの桜あんパウンドに桜クッキー。
家に帰って紅茶をいれてさっそくいただいたのだけど、この桜あんパウンド、生地に桜あんと桜の塩漬け、桜の葉が練りこんであって塩味が効いた和風テイストでありつつ、バターの風味がリッチなケーキで、とってもおいしかったです。
ほのかにグリーンがかった桜クッキーは、桜葉パウダーと桜の花が入ったクッキーの間にホワイトチョコ生クリームがサンドされたもの。といって甘すぎず、ほどよい甘さ。寅印さんのお菓子全般にいえることは、この「ちょうどいい」って感じかな。
何かが際立った味じゃなくて、ぜんぶがほどよく調和したバランスのよさ。
だからきっとまた食べたいと思うんだろうな。
季節はさくら、お菓子もさくらさくらの四月。
それとやっぱり寅印さんといったらこれじゃないかな。
季節のマシュマロ!
家を出る前に娘から「レモンのマシュマロ買って来てね」といわれてたので、今日はいちごのほかにレモンも。
ふわっとして、しゅわっとフルーツの味がして、ほのかにあまくて。
ほんとにこのマシュマロを食べる前までマシュマロなんかどうでもよかったわたしにはびっくりなおいしさ。
今日はいちごのメレンゲも。
これもカシュカシュっと噛むと、あっという間に口の中で溶けてしまう淡くて儚いお菓子。マシュマロもメレンゲも絵本の中に出てきそうな、小さな女の子にあげたら喜びそうな夢のある乙女チックなお菓子で、今日も目の前の寅さんは凛としてしゃんとしてピリッとしていて、まだ馴れないわたしにはちょっと近寄りがたい感じなのだけれど、そのパンクな(?)風貌とは裏腹に、ほんとはけっこう繊細で乙女チックな人なのかもなあ、なんて勝手な想像をしたのでした。(←迷惑)
チョコを使ったのなんかは別として、寅印さんのやさしくて繊細な味のお菓子には、珈琲よりも紅茶のほうが合う気がする。桜のお菓子にはやっぱり番茶やほうじ茶がよく合う。
今日はほしかった『いちごとフランボワーズと黒胡椒のジャム』の大きいのも買えた。これは大事にチマチマ食べる。
それにもう食べちゃったけど、娘が食べたいといったショートブレッドと、わたしが一番好きな『チョコとオレンジのブラウニー』も。
今日はなんとなく予算を決めて行ったけど、結局それ以上買ってしまった。
目の前に山盛りにあると、ついポイポッとカゴに入れちゃうよね。
こんどは娘とか、Mちゃんを連れて一緒に行きたい。
・・・・・・・ と、寅印菓子屋さんは、ついそんなことを思ってしまうような夢のあるお菓子屋さんです。
買いたいけど遠くて行かれない、という人には通販もあるみたいですよ。
今月の通販受付は4日夜10時から。
いちど食べてみたい! という人は要チェック → 寅印菓子屋
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