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2016年3月16日 (水)

父、入院。

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父が入院するのは午後1時で、今日はもう病院ではお昼ごはんが出ないから、早めに行って近くのファミリーレストランで3人でランチをすませてから行く。
父は先日から「入院するのは何階だったっけ」としきりに聞くのだけれど、入院するのはいつもの17階。
もうここに来るのも4回めだから、わたしたちにはすっかり見慣れた景色になってしまった。
妹も『勝手知ったる』という感じで、病室に入るなりテキパキ持ってきた荷物をロッカーにしまっている。父といえば、わたしたちの心配をよそに明日受けるラジオ波焼灼療法のことよりテレビの使いかたのほうが気になるようだ。
病院の中は異常なほど暖房していて、わたしたちは瞬く間に喉が渇いてしまい、ここはまるで南国ハワイアンセンターみたいだね、といって笑うのだけど、父はそうでもない、という。
下着の上にパジャマ1枚、という服装のせいもあるけれど、ここはがん病棟で、もともと体温が低いうえに体温の調節がきかなくなった患者が多いのだろうから、これくらい暖かくしなきゃならないのだろう。

6人部屋の端のベッドからは重症患者らしき人の苦しげな呻き声が始終聞こえてきて、患者の痛みに昼も夜もないから、これは夜になったらちょっとキツイかもな、と思う。
担当看護師さんから説明を受けて、パジャマに着替えた父と一緒に妹と3人で下の階で心電図やらいくつかの予備検査を受けて、採血して尿検査をして身長・体重を量ったら、もう夕方になってしまった。
妹は病院で働いていていつも医師の横で介助する役だから、父が採血されるところなんかも平気で見ていられるのだけれど、わたしは自分がされるのも人がされているのを見るもの嫌だから、採血のあいだは部屋から出ていた。
それにしても病院ってところはどうしてこうも疲れるのだろう。
病室からも病人からも独特の波動が出ているみたいで・・・・・・
半日いただけで心底へとへとになった。

検査の後は担当医と話さなければならなかったのだけど、わたしはたまたま仕事で東京に来ていた友達に相談事があったので、あとは妹にまかせて先に病院を出た。
新宿で誰かと会うことになるといつも待ち合わせ場所に困ってしまう。
西新宿からはかなり歩くけど、そこしかお互い知っているところがなかったのでブルックリンパーラーへ。

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でも、疲れていたせいもあるけど、店に入るとすごく混んでてて音がうるさかったので、ここじゃおよそ落ち着いて話なんかできん、と思って外へ。
階段を降りてきた友達に「場所変えよう」といって、さらに歩いて新宿御苑前の感じのいいカフェに入って、席に着くなり「ねえ、わたし老けた? すごく疲れた顔してない?」なんて聞いてしまう。
旧友いわく「ちっとも変らんな」、ですと。
つくづく辛辣な女友達じゃなくて、やさしい男友達でよかった。
夜はもうひとりと落ちあってジェロニモ。
伴侶なし貯金なし資産なし年金なしのナイナイ尽くしのそうきちさんの行く末を案じて、晩年は広島移住を考えている東京っ子から一緒に移住を勧められるの巻。
やれやれ!

明日は84の父がラジオ波焼灼術を受ける日。

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