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2016年3月26日 (土)

困ったもんだなぁ・・・。

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昨日めずらしく夜に家の電話が鳴って、出ると妹だった。
「あの、先日はお世話になりました」とあらたまって他人行儀にいうから何かと思えば、「実は今日、父が転んでケガをしてしまったんだ」というので、「ええっ?!!」とびっくりしてしまった。
担当医はもうお風呂に入ってもかまわないといってたから、てっきり昨日はいつもどおりデイサービスに行ってるものと思っていたけど、どうやらそうじゃなかったらしい。
退院した後に熱が出る場合もあるから、という医師の言葉を受けて、大事をとってデイサービスは来週からにしたのだそうだ。退院してからのここ数日も寒の戻りで寒かったから、まさか父が外に出かけるとは妹も思ってなかったんだろう。

ところが、昨日みたいな寒い日に、よりにもよって父は家から父の足だとゆうに片道20分はかかりそうなスーパーマーケットに買いものに行き、いっぱいに買いものをして両手荷物で家の近くまで戻ってきたところで、疲れて足がもつれたんだか何かに躓いたんだかわからないけど、転んでしまったのだという。下はコンクリートで、両手がふさがっていたから顔から転んであちこち切って血まみれになって倒れているところに若い男女が通りかかって、「だいじょうぶですか」と声をかけているところに近所に住む昔からの母の友達が自転車で通りかかって、こりゃ大変だ!とばかりにすぐに妹の職場を調べて妹に電話をくれたのだという。

妹の話を聞いてるだけでも事の顛末が頭に浮かんで、もうまったく。退院したばかりだっていうのに何やってるんだか・・・・・・ (>_<) という気持ちになったけど、いまの様子を聞くと、父は顔のあちこちをぶつけて腫れたり擦り傷ができたりしていて、見るも無残なことになっているらしい。舌も切ってしまったから、しばらくはまともにものも食べられない状態だという。
いったいそんなことになるほどスーパーで何を買ったのかというと、お味噌とかジャガイモとか、重いものばかり。しかもみんな家にあるものばかり。という妹の言葉を聞くと、父はもうほんとうにまともな判断力が全然なくなってしまったんだなあ、と思う。

入院するまでだっていろいろあって大変だったのだ。
それがやっと緊張するオペも終わって、無事に退院してまだたった2日でこれなのだから、一緒に暮らす妹のげんなり感たるやハンパないけど、今日は妹より近所のおばさんが烈火のごとく怒って、「どうせ娘のいうことなんか聞かないんでしょうから、わたしが言ってやる!」とばかりに痛い思いをしてへばっている父にこんこんと説教したらしい。
父としては泣きっ面にハチだけど、自業自得だからしかたない。

職場から現場に駆けつけた妹と家に帰り、忙しいなか往診に来てくれた近所の医師の処置を受けた後は父はしばらくしゅんとしてたけど、心配する妹を気遣ってか、いまは「おとうさんはだいじょぶだ。たいしたことない!」とカラ元気でいるとのこと。
唯一、不幸中の幸いだったのは見た目の酷さの割には骨折とかはしていなかったこと。
それで妹は、父の顔の腫れは今日より明日のほうが酷くなるだろうし、しばらくは流動食しか食べられないから何を作ってあげるとかいうのもないし、家で寝てるしかないからとうぶん1週間くらいはお姉さんは家に来ないほうがいいよ、という。
父の惨状を見たら姉はまたショックを受けるだろう、という妹の配慮なのだと思うけど、妹と話すなかで何度も「お姉さんは来ないほうがいいと思うよ」と繰り返すので、「わかった。それじゃあ、ほんとにしばらく行かないよ」といって電話を切った。

そうして今日、プール帰りに水道道路を通ればここ数日よりずっと暖かく、昨日はショックと怒りと落胆のほうが大きかったけど、ひとあし早く満開の桜の下にいたら、父もほんとに馬鹿だなあ。退院してすぐの昨日みたいな寒い日にあわてて出て行かなくても、今日まで待ったら暖かくてのんびり休み休み歩けてイタイ思いしなくてすんだのに、という不憫な気持ちになった。
前にも書いたけれど、父の脳のCT画像を見た医師が頭を抱えてしまったほど、父にはできることとできないことのギャップがあって、行動が予測できないのだからいけない。
たとえば医師が信じられなかったことのひとつに夕飯の買いものがあるけれど、父は問題なく買いものができるどころか、買ったものをいちいち帳面に付け、味噌汁と野菜炒め程度の簡単な料理だったら自分でできるし、洗いものもする。電話番号を見ながらだったら電話もかけられる。そして、これはわたしたちでさえ驚くことだけど、シルバーパスで都バスと都電を使って最も安い交通費で自分の好きな浅草に片道3時間近くかけて行って帰ってきたりする。それも近所の人や娘へのお土産を買って。
そんなふうだから、一緒に暮らしていると父がどの程度キケンな認知症患者なのかわからなくなってつい自由にさせていると、今回みたいなことになる。
といって、犬や猫みたいに紐でつないだり家に閉じ込めとくわけにもいかないし。
ほんとうに困ったもんだなぁ・・・・・・

プールの日は帰ったら帰ったでやることがいろいろあって泳いだだけで疲れてるし、目の下にはゴーグルの痕もついてるから基本もう家から出たくないのだけれど、夕飯の準備をして子供たちだけ食べさせたあと父に一筆書いて、もう夜の8時をまわってから朝焼いたプリンと一緒に、まとめ買いしたレトルトおかゆだの野菜ジュースだの重いものばかり持って実家に行った。もう遅かったし疲れていたので家には上がらず、玄関で荷物だけ渡してとんぼ返りして来た。
このあと1週間は妹のいうとおり実家には行かないつもり。
来週はいろいろ予定も入ってるし。
それで1週間と少しもすると、父の85歳の誕生日がやってくる。

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キャラメルバナナマフィンとカスタードプリン

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昨日、夜遅く妹からかかってきた電話は心底ショックでがっかりする話で、どっと疲れてしまったけど、今日はめげずに早く起きて、朝からキャラメルバナナマフィンを焼いた。
今日、初めての場に出てゆく娘のために。
アトリエにいる人数がわからなかったから、小さいサイズでたくさん。
我が家のへっぽこオーブンはなかなか温度が上がらなかったり温度が安定しなかったりで、最初に焼いたのはいつもみたいにもこもこに膨らまなかったけど、食べてみたらおいしかった。
いつも誰かにさしあげるときには必ず試食する。
まずかったらあげられないから。

今日、朝から作るつもりで昨日寝る前にバターをボウルに入れて常温に戻しておいたのだけれど、朝になってもまだやわらかくなってなくて、バターをクリーム状にするのに時間がかかった。このところ寒の戻りでまた気温がだいぶ下がっているから、そういうことを考えるといまはこういうお菓子を作るよりパイやスコーンを作るほうが合ってるんだな、と思う。
このマフィン、生地に上等な有機バナナを2本、それに上にもスライスをのせてるからバナナ感たっぷりで、中がふわっふわでいつ食べてもおいしいのです。
何より焼いてるときのバナナのいい匂といったら。
16個焼いて、試食用に4つ残してあとはラッピングして紙袋に詰めた。

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午後1にプールのある土曜は、泳ぐ2時間前までに食事をすませておかなきゃならないからいつも出るまでバタバタなのだけれど、それからすこし考えて、ふたたび片手鍋にブラウンシュガーと水を入れた。昨日の夜、心底わたしをがっかりさせた父にカスタードプリンを作るために。
ほんとに日々いろいろあるなあ・・・・・・
一過の主婦としちゃ疲れたなんていってられないけど、今日はプールに行く前に疲れた。
でも今日はいい日になりますように。

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2016年3月25日 (金)

ブルータス、お前もか?

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久しぶりにしんどい夢で目覚めた。
目覚めてからしばらく、おでこに手をあてたまま、ぼーっと天井を眺めてしまった。
自分ではもうすっかり終わったことで、そこからはもうすっかり立ち直ったつもりでいたのにまだこういう夢をみるとは、やっぱり潜在意識のどこかにまだネガティブなエネルギーが残ってるからだろか。とか。つらつら考える。
それにしてもMちゃん。
やっぱりMちゃんとわたしは切っても切れない縁らしい。

ちなみに過去のことを考えてネガティブな思考になっているときにデコに手をあてると、前頭葉の血行がよくなって活性化され、前向きになれるというのは本当でしょうか?
デコに手をあてるポーズで思いだすのは北村太郎のことだけど、彼もまた前向きになろうとしていたのか。
わたしには心底「まいったー」とか、「やられたー」とかいってるみたいにしか見えないのだけれど。

でも、そんなしんどい朝でもとにかく朝ごはん。
今日は昨日デパートの地下でロメインレタスをみつけたので娘の好きなシーザーサラダ。トマトとキュウリとブラックオリーブに、粉チーズのかわりにカッテージチーズをかけて。それに、くるみとレーズンのパン、珈琲。

タイトルに大した意味はありません。

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2016年3月24日 (木)

雨の食卓

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久しぶりの雨で、いつもより暗い食卓。
今朝の朝ごはんは、にんじんとブラックオリーブとミックスビーンズのサラダに、くるみとレーズンのパン、清見オレンジ。
にんじんサラダにブラックオリーブってすごく合う!
そら屋さんで買った清見オレンジが甘くてとってもジューシー。
おととい、そら屋さんで「最近にんじんばっかり食べてるな」といったら、「でも、そよかぜ農園さんのにんじん、めちゃめちゃおいしいです。今季あるだけ在庫限りです!」だって。
また買いに行かなくちゃ。

今日、またしても寒の戻り。
もう着なくてもいいと思ってたコートを着る。
暖かかったり寒かったりで野良猫たちもほんとに大変。
今日見かけたパンダは少々ハスキーボイスだったような。

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2016年3月23日 (水)

父、退院。

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今日、父、無事に退院。
妹には来なくてもいいといわれたけれど、退院の日くらいと珈琲も飲まずに家を出た。
入院からちょうど1週間。
今回は早かったな。
今回は懸念した運動機能低下も認知症の進行もなくてよかった。
歩行に関しては入院前より良くなったくらい。
入院しているあいだに、どこかで父の意識が変わったのかもしれない。
入院する前は二言めには「足が痛くて歩けない」と言いつづけていた父が、今日はタクシーに乗らずに駅まで歩いてみようかという。
でも新宿は人も多くて排気ガスもひどいし、工事中の道は狭くて歩きにくいから、最寄りの駅から家まで歩いたら、といって駅までタクシーに乗り、電車を降りてから家まで歩いた。
実家は駅から歩いて10分くらいのところなのだけれど、それでも父にはキツかったらしく、ゆっくりゆっくり歩いて、やっとのことでたどり着いた。
そしてお茶をいれて一服して妹とわたしが話してるあいだ、新聞を読んでいると思ったらすぐにうとうとしはじめた。
それだとますます腰が痛くなるから、ちゃんと布団に入って横になったら、というと、やっぱり狭いながらも自分の家がいちばん落ち着くのかな。あっという間にスースー寝息を立てて眠ってしまった。
まだ数日は眠って起きるたびに頭が錯綜するのだろうけど、それはしかたのないことだろうな。

また妹と父の生活がはじまった。
母が亡くなって16年。
近い将来ここを出て、妹ひとりの生活になるのは必至なのだから、もうもったいないとか二束三文とかいってないで荷物をどんどん処分しなきゃだよ、手伝えることがあったら手伝うよ、といって帰る。
自分の持ち物ならともかく、家族の持ち物を捨てようと思ったらもう非情の掟に従って心を鬼にしてバンバン捨てないと時間がいくらあっても足りない。
それも過去にフォーカスするか、いまにフォーカスするかだと思う。
もちろん、それはわたしがわたし自身にも言うことだ。

今日は家を出るときには曇っていて寒かったけど、実家を出るころには晴れて少し暖かくなった。
青空に、ひらきはじめたソメイヨシノ。

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2016年3月21日 (月)

休日の朝にパンが届いた!

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今日はうっかり目覚ましアラームを週末モードにしたままにしていて寝坊した。
それに昨日パンを買い忘れて、起きるなり食卓を粉だらけにして2日続けて全粒粉のスコーンを作っていたら、キッチンの窓の外から階段を駆け上ってくる足音がして、ピンポーン! と玄関のチャイム。
「おねがーい!」というわたしの声で、パジャマのままよろよろ起きてきて娘がうけとったダンボールの箱を見ると、『ぱん』って書いてある。
パン! なんてタイムリーな!

それは縁あってこんど一緒にお仕事をすることになった江古田の素敵なパン屋さん、VieillBakerycafe&gallery さんが送ってくれたパンでした。
箱をあけると、見るからにおいしそうなパンが4つも!

すでにスコーンはオーブンの中だったけど、せっかく朝1に送ってくれんだからまずはこっちを食べよう、ってことで、さっそく切って食卓に。
昨日は午後から娘がアルバイト、夕方から息子も出かけて1人になったのをいいことに夕飯の買いものにも行かなかったからありあわせの野菜炒めしかないけれど・・・・・・

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何も書いたものが入ってなかったからわからないけど、最初に切ったのは黒糖のレーズンパンと味噌のついたパン。
まだやわらかかったので焼かずに食べたのだけれど、レーズンパンは黒糖の風味とレーズンの甘味酸味がマッチした甘めのパンで、とって食べやすい。
もうひとつは、ごまベースの生地に十文字にクープを入れたところにお味噌が塗ってあって、この味噌が芳ばしくて塩味が効いてて、全体的にはチーズみたいな味もして、絶妙なうまさ。

どちらもやわらかめのパンで、ホエイの酵母を使ってるからか、すっごくもちもちしてておいしかった。バターを用意したけど、何もつけなくてもじゅうぶんにおいしい。そういう意味ではとってもヘルシーなパンだと思う。
ふだんは粉の味を噛みしめるようなちょっと無骨な天然酵母のハードパンが好きなわたしに対して、ハードパンが苦手な息子も「おいしい。食べやすい」と。
これは小さなお子さんからお年寄りまで、誰でもおいしく食べられるパンじゃないかな。
とっても繊細な人が時間をかけて丁寧に作ったやさしいパン、という感じ。

まだ写真でしか見たことないけれど、奥がギャラリー・カフェになったお店もとてもお洒落で素敵な雰囲気。
場所はなんと我が青春時代を過ごした懐かしの江古田! ってことで、昨日ひさしぶりに話したTちゃんにもいったけど、Vieill Bakerycafe&gallery、こんど江古田ツアーに行くときにはかならず寄りたい店です。

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2016年3月20日 (日)

Tちゃん。

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ときどき、ほんとにときどき思い出して無性に会いたくなる年上の古い友達がいて、いつかは、近所に住む若い女の子(といっても二児の母)のきらきらした笑顔に昔の彼女の笑顔が重なって、思わず電話したら彼女は昔と変わらないどこか甘さのある声で「そうきちは元気だった?」といった。
わたしは「うん、相変わらずいろいろあるけど、でも元気だよ」といって、ひとしきり話して、「近々、会おう」といいながら、会わないまま、また数年が過ぎた。
頭のどこかにあって、こちらから連絡さえすれば以前と変わりなく話せるそんな友達とは、会ってなくても関係が切れたわけではないのだろうと思うけど、でも必要があって、どうしても会いたいと思う人とは会ってるだろうことを思うと、そういう古い友達は時の形見みたいなものなのかもしれない、とも思う。
現実には、もう彼女の生活の中にわたしはいないし、わたしの日常の中にも彼女はいない。現実的に見たら、互いにもう必要のない人なのだと思う。

でも時折り、何かの拍子にふいに彼女が笑いながら話してるみたいなあの独特の甘い声で「そうきち、元気だった?」と話しかけてくるから、わたしはやっぱり彼女のことを思いださずにはいられない。
わたしは記憶力がよすぎるのがいけないんだと思う。
思い出の中では、彼女はまだ若く、わたしはもっと若い。
まだ何も失ってなくて、ハッピーエンドにはまだまだ先のストーリーがありそうな気がして。
素敵な音楽も演出もないけど、ありのままでじゅうぶんな記憶をつぎはぎしてショートムヴィーのように頭に流してる。
彼女もわたしもしあわせになれるはずだった。
いや、この言い方はちがうな。

ただもう彼女が愛した人はもうとうに空の上に行ってしまったし、彼女もわたしも互いに欠けた器の中で、でもそれを無理に埋めようとするんじゃなくて欠けもまた一興と思えるようになるまで、時に自分を笑い飛ばし、挫けず生き生きと元気に生きてきた。
彼女が昔と変わらないのは、しっかり者の癖に茶目っ気のあるとぼけた性格かな。
明るい声と笑顔。
どれだけ苦労してきたんだろうと思うのに。

そうやってわたしが勝手に重ねる互いの時間において、時の形見にならない見えない細い糸はたしかに繋がっているんだろう。
(時間はずっとつづいてるから。)

今日あたり彼女に電話してみよう。
そして十数年ぶりに会おう。
こんどこそきっと。

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全粒粉のスコーンで朝ごはん

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このあいだ、食材の買い出しに行ったときに富澤商店でスコーンの抜き型とクロテッドクリームをみつけて買ったついでに、ナチュラルハウスでメープルシロップも買って、アフタヌーンティーの用意は万端だったのだけれど、このところ父の病院通いでスコーンを焼くどころか夕飯の支度さえ適当になっていて、気づくとクロテッドクリームの賞味期限ももうまじか。

ということで、昨晩思い立ってスコーンの生地を作った。
今回作ったのは全粒粉消費対策で全粒粉のスコーン。
200グラム使う粉の配合を、薄力粉140グラム、全粒粉60グラムにしたほかは前回と同じレシピと手順。
ボウルの中でぜんぶ混ざったところで気持ち生地がやわらかかったので、台には多めに打ち粉をして出した。
そうやって作って一晩寝かせた生地を朝、冷蔵庫から出して型で抜き、表面に牛乳を塗って200度のオーブンで20分焼いたのが上の写真。

予想はしてたけど、丸型だと均等にすっとふくらまずに傾いてしまった。
これをきれいに垂直にふくらますにはちょっとしたコツがいりそう。
う~ん、生地を台に出して伸ばして半分に切り、切っては重ね切っては重ね、というあたりかなあ・・・。でも、はじめて作ったわりには、まぁ、いいか。
などなどと思いつつ、スコーンを焼いてるあいだに作った5種(じゃがいもとブロッコリーとニンジンとプチトマトと雑穀)のサラダと、トッピングをいろいろ、それに今朝もたっぷりの紅茶を用意して。
まず1個めを半分に割ってクロテッドクリームと寅印菓子屋さんのいちごとフランボワーズと胡椒のジャムをのっけて食べてみた。

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うまーーーい!
ざくざく、ふわふわ、芳ばしい全粒粉の粗い食感のなかにバターの風味が効いてて悪くない。
はじめて食べたクロテッドクリームは、生クリームのようなクリームチーズのようなバタークリームのようなギリシャヨーグルトのような、それらがぜんぶ合わさったみたいな不思議な食感で濃厚な味。
それにいちごとフランボワーズのジャムのフルーティーな酸味がすごく合う。
このジャム、やっぱり大瓶でほしいです。
もう半分はクロテッドクリームにメープルシロップをかけて。
これもおいしい!
このあいだのレモンカードなんかも合いそうです。
午後のお茶にスコーンとクロテッドクリームが合うのは、ストレートティーがマイルドにミルキーになるからなんだな、と思ったり。
でもクリームが濃厚だけに、スコーン2つでお腹いっぱい。
焼きたてアツアツのうちにとスコーンをぱくぱくっと先に食べたけど、甘くて濃厚なものの後にはやっぱりサラダですね。朝食にはサラダ必須!

のんびりモードの休日の朝ごはん。
ふぅ、満足しました。

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2016年3月17日 (木)

彼岸の入り

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今日は父のラジオ波の日だから時計を見ながら緊張しながら過ごしてたら、仕事のことで別の緊張がやってきて、一気に消耗してしまった。
ややこしい物事って、どうしていつもこう重なるんだろう。
それをやっとすませて、遅い昼ごはんを買いに行ったついでに、お彼岸だからおはぎと菊の形の干菓子を買った。そのまま商店街を歩いていて、花屋の店先で『東海桜』というのをみつけて、思わずそれも買った。
で、それを買ってしまったがゆえに夕方、誰もいない実家に寄って妹のぶんのおはぎをテーブルに置き、母の仏壇にお花と干菓子を供えて拝んでから病院に行った。

病室に入ってカーテンをあけると妹がベッドの前で読んでいた。
父は管で繋がれて赤い顔をして眠っていて、見るからに痛々しかった。
わたしがじっと見ていると、妹が「かわいそうだねえ」といった。
もうこういういこと(大きな病院で先進医療を受けるようなこと)はこれで最後だね、と。
そうだね。もう限界だね、とわたしがいった。

父はかるく口をあけて寝ていて唇が乾き、病院は相変わらず10分いただけで喉が渇くほど暑かったけど、ラジオ波当日は一日絶食で治療後4時間は安静、水も飲めない。

しばらく見ていると目をあけた父は我々に時間を訊き、それから数言やりとりしたけれどいうことははっきりしていて、意識はそれほど朦朧とはしてないようだった。
ともかくラジオ波の治療は無事に終わった。
妹が今日、担当医と話したところによればうまくいたようだ。
よかった。
いまは痛々しい状態だけど、きっと日に日によくなるだろう。

父は動かないように拘束されていて、まだしばらくは起き上がることもできないし、わたしたちにできることも何もないから、しばらくベッドの脇にいて、「また明日来るね。ゆっくり休んで」といって妹と帰った。
あとは父が回復するのを待つだけ。

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2016年3月16日 (水)

父、入院。

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父が入院するのは午後1時で、今日はもう病院ではお昼ごはんが出ないから、早めに行って近くのファミリーレストランで3人でランチをすませてから行く。
父は先日から「入院するのは何階だったっけ」としきりに聞くのだけれど、入院するのはいつもの17階。
もうここに来るのも4回めだから、わたしたちにはすっかり見慣れた景色になってしまった。
妹も『勝手知ったる』という感じで、病室に入るなりテキパキ持ってきた荷物をロッカーにしまっている。父といえば、わたしたちの心配をよそに明日受けるラジオ波焼灼療法のことよりテレビの使いかたのほうが気になるようだ。
病院の中は異常なほど暖房していて、わたしたちは瞬く間に喉が渇いてしまい、ここはまるで南国ハワイアンセンターみたいだね、といって笑うのだけど、父はそうでもない、という。
下着の上にパジャマ1枚、という服装のせいもあるけれど、ここはがん病棟で、もともと体温が低いうえに体温の調節がきかなくなった患者が多いのだろうから、これくらい暖かくしなきゃならないのだろう。

6人部屋の端のベッドからは重症患者らしき人の苦しげな呻き声が始終聞こえてきて、患者の痛みに昼も夜もないから、これは夜になったらちょっとキツイかもな、と思う。
担当看護師さんから説明を受けて、パジャマに着替えた父と一緒に妹と3人で下の階で心電図やらいくつかの予備検査を受けて、採血して尿検査をして身長・体重を量ったら、もう夕方になってしまった。
妹は病院で働いていていつも医師の横で介助する役だから、父が採血されるところなんかも平気で見ていられるのだけれど、わたしは自分がされるのも人がされているのを見るもの嫌だから、採血のあいだは部屋から出ていた。
それにしても病院ってところはどうしてこうも疲れるのだろう。
病室からも病人からも独特の波動が出ているみたいで・・・・・・
半日いただけで心底へとへとになった。

検査の後は担当医と話さなければならなかったのだけど、わたしはたまたま仕事で東京に来ていた友達に相談事があったので、あとは妹にまかせて先に病院を出た。
新宿で誰かと会うことになるといつも待ち合わせ場所に困ってしまう。
西新宿からはかなり歩くけど、そこしかお互い知っているところがなかったのでブルックリンパーラーへ。

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でも、疲れていたせいもあるけど、店に入るとすごく混んでてて音がうるさかったので、ここじゃおよそ落ち着いて話なんかできん、と思って外へ。
階段を降りてきた友達に「場所変えよう」といって、さらに歩いて新宿御苑前の感じのいいカフェに入って、席に着くなり「ねえ、わたし老けた? すごく疲れた顔してない?」なんて聞いてしまう。
旧友いわく「ちっとも変らんな」、ですと。
つくづく辛辣な女友達じゃなくて、やさしい男友達でよかった。
夜はもうひとりと落ちあってジェロニモ。
伴侶なし貯金なし資産なし年金なしのナイナイ尽くしのそうきちさんの行く末を案じて、晩年は広島移住を考えている東京っ子から一緒に移住を勧められるの巻。
やれやれ!

明日は84の父がラジオ波焼灼術を受ける日。

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2016年3月14日 (月)

ラナンキュラスの季節

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昨日コトリ花店で、ずっとほしかったラナンキュラスを買った。
ラナンキュラスは気温20度を超えるとあっという間に茎がだめになるから、まだ寒さの残る春の切り花。
だからとうぶん、見るたびに買うことになるんだろうな。
いつも思うのは、花屋が行く市場はほぼみんなおなじはずなのに、仕入れてくる花が(とくに花の色が)あまりに違うこと。
近所の花屋の前を通っても、街の花屋を見ても、鮮やかな色彩を放つ花ばかり多くて、繊細なニュアンスの花は少ない。
ラナンキュラスだって、彼女が選んでくるようなのには滅多にお目にかかれない。
純白、白に近い淡いコーラル、ピュアピンク、淡いグリーン。
この時期だけのSpring ephemeral。

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2016年3月12日 (土)

寅印菓子屋さんのしあわせなおやつ ♡

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ついに念願かなって行ってきました。寅印菓子屋さん。
これまでにも西荻のウレシカさんや経堂のcafe+gallery芝生さんで寅さんのお菓子を買ったことはあるのだけど、肝心のお店にはまだ行ったことがなかったのです。
なんたって営業しているのは月に数日だけだし、お店の場所も便利とはいえないところ。お菓子を買いにだけ行くにはハードルが高い。
とはいえ、週末になると寅さんがツイッターやインスタグラムでアップするお菓子のラインナップのなんと魅力的なこと。いつかは絶対に行こう! とひそかに思っていたのでありました。
たとえばこの週末のラインナップはこんなふう。
『いちごとピスタチオのタルト、2種のブラッドオレンジのタルト、ココナッツバナナタルト、グラニースミス(りんご)とキャラメルのマフィン、いちごとホワイトチョコのマフィン、クリームチーズ&ペッパーマフィン、抹茶とホワイトチョコのスコーン、ディル&クリームチーズスコーン、金柑とチョコのパウンド、酒粕と生姜のパウンド、白胡麻とあずきのパウンド、桜あんパウンド、オレンジチョコブラウニー、ザッハクッキー、3種の胡椒のクッキー、ヘーゼルナッツクッキー、季節のマシュマロ(いちご)、ピンクグレープフルーツのマーマレード、キウイとレモンのジャム、キウイと夏みかんのジャム、いちごとフランボワーズと黒胡椒のジャム、2種のブラッドオレンジのマーマレード 、寅印ブレンド(紅茶)、ふじわらさんのおいしい唐辛子』
ラストのふじわらさんの唐辛子だけはよその商品だけど、焼き菓子からジャムに紅茶まで。すごいラインナップ! 
これだけの種類のお菓子をひとりで作っているというのもすごいけど、何が魅惑かって、素材の組み合わせの妙。
そして焼きあがるごとに続々アップされるお菓子の写真がまためちゃくちゃおいしそうなのです。見てるともう行かずにはいられなくなる。

で、今日もあんまり時間のないなか時間勝負で家を出ること朝10時。
うちから吉祥寺まではそんなにかからないし、吉祥寺から中野北口行きのバスに乗ったらきっとすぐだろう、くらいに思っていたら、思いのほかバスに揺られること30分。
はじめて行くとこってたいがい遠くに感じるものだけど、ちょっと焦った。
でも目指すバス停に着いたら、そこからは歩いてすぐ。
いつもインスタで見てる風景が目の前に広がったときは、思わず「おお、ここだ!」とこころの中でいってしまったほど。
寅印菓子屋さんは、昔ながらの駄菓子屋さんみたいな木枠の硝子戸のある、素朴な佇まいの店でした。
そして硝子戸をあけて店に入ってその狭さにびっくり!
やっぱり百聞は一見にしかず。
写真でイメージしてたのよりずっと狭い。
カウンター前は人ひとり立つのでちょうどで、二人の人が擦れ違おうとするとちょっと大変なくらい。その目の前のカウンターには、さっき書いたラインナップのお菓子がずらっと山盛りに並んでるのだから、もうそれはそれは魅惑的なヴューなのです。
で、あたりまえだけどカウンターの向こうにはこれまた写真でお顔だけ知ってる超くりくり頭の寅さんがいて、常連客とおぼしき先客とお話ししてました。

なにしろお店の地図と今日のラインナップをプリントした紙を握りしめて行ったものだから、あらかじめ買うものはほぼ決めてあったつもりだけど、いざ本物を目の前にすると、やっぱり迷いますね。
今日は滅多に行けないお菓子屋に行くんだからと娘からお菓子カンパもしてもらって、思いきり買うつもりで出かけました。
寅さんにもいったけど、お菓子を買いに行くのにこんなに勇んで行ったのははじめてです。
わたしがカゴの中にいろいろ入れて立ってると、「お決まりですか?」と寅さん。
「う~ん、もうちょっと・・・」とわたし。
「いいです。ゆっくり迷ってくださいね」といわれて、さらにポイポイっと友達にお裾分けする分も入れて、結局わたしが買ったのは、上の写真のいちごとピスタチオのタルト、2種のブラッドオレンジのタルト、いちごとホワイトチョコのマフィン、それに下の写真の3種の胡椒のクッキーに、季節のマシュマロ(いちご)を2袋とヘーゼルナッツクッキーを2袋、それに2種のブラッドオレンジのマーマレードといちごとフランボワーズと黒胡椒のジャムの小瓶。

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ほんとはいちごとフランボワーズと黒胡椒のジャムは大きな瓶のがほしかったけど、もう完売とのこと。いちごがあるあいだはまた作るかも、ということでした。
でも、いっぱい買って満足して帰りのバスに乗り込みました。
帰りはダッシュ!

そしてなんとか娘のアルバイトの時間に間に合って、まずはひとつしかないタルトを半分づつして食べたんだけど、2種のブラッドオレンジのタルトも、いちごとピスタチオのタルトも、果物の味がフレッシュでとってもフルーティーな味でした。
タルトのサクサク感も、中身のクレームダマンドのしっとり感も、甘さも、すべてがちょうどよい感じ。おもいのほかあっさりしていて素朴な味だから、また食べたい、と思える。

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そしてフルーティーといえば季節のマシュマロで、前回買ったのはフランボワーズだったけど、今回はいちご。
これ、見た目のかわいさや触ったときのふわふわ不思議な触感もさることながら、口に入れると淡雪のようにとろけそうな食感と果実感が、これまでのマシュマロ感を覆すおいしさなのです。ほんとうに、いままで食べてたマシュマロってなんだったんだろうか、と思うほど。なんていうか、すごく夢のあるお菓子です。
・・・・・・ というわけで、今朝はちと忙しかったけど思いきって行ってよかった。

寅印菓子屋さん、そうそう年じゅうは行けないけど、チャンスがきたらまた行きたい。
行きのバスの中から見えた、善福寺川の両側にずらっと並んでいたのはどうやら桜並木みたいだから、桜の咲くころポットにお茶入れて、寅さんで買ったお菓子で帰りにお花見ピクニック、なんていいかもしれません。

夜、寅印菓子屋さんの素敵なムーヴィーを見つけました。
寅さんが生き生き働く、ある日の一日を追ったショート・ムーヴィー。

 寅印菓子屋 → YouTube (クリックすると音が出ます!)

お菓子屋のショートフィルムというと数年前のもみじ市のときのアノダッテさんのCMを思いだすけど、アノダッテさんがどこか甘い感じのするポップスが似合うとすると、寅さんはほんわかゆるい、というのとは違う、いい意味で芯があって小粒でぴりりと辛い感じ、アシッドジャズなんかも似合いそうなお方。
ボンバーヘッドなこともあるけど。

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2016年3月10日 (木)

沈丁花

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昨日も土砂降りだったけど、美容院に行って髪を切ったらすっきりした。
昨日は新月で食だったから、デトックスするにもぴったりなタイミング。
帰りにおやつを持って実家に寄ると、こんな雨のひどい寒い日だというのに留守で、ああ、今日は妹が休みだから、きっとSさんにでも頼んで入院前、最後の外食にでも出かけたかな、と思う。実家ですこし暖まって帰ろうと思ったのが、あてが外れてザーザー降りの雨のなか、肩をすぼめて歩いてたら薄暗がりにふいに目に飛び込んできた白いかたまり。
雨を浴びて、純白の沈丁花。
その冬とも早春ともいえない痛みをふくんだ香りをすいこんで思いだす。

 闇の領分に あまく濃密に溶ける沈丁花の香り

で、はじまる未完の詩の一節を。
いったいわたしはいつから言葉を見失ったんだろう。
現実を生きることに追われて。

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2016年3月 7日 (月)

春は不穏

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買いものに行く途中、こぶしの花があまりにきれいで、思わず自転車を降りて、よその住宅だったけど庭に入って写真を撮らせてもらった。
暖かそうな、ふわふわしたウールモッサのコートみたいなつぼみを脱いで、春物のドレスに着替えてる途中、といったこぶしの花は、まるでいまの季節を象徴してるみたいだ。

分厚いつぼみからくしゃくしゃの花びらを引っぱりだしてるときは淡いピンク、すっかりつぼみから抜け出したあとは、匂い立ちそうな純白の花。
どちらもはっとするほどきれい。

どんより曇った寒々しい空の下ではまだコートを脱ぐのはちょっと早すぎたんじゃないかと思われるけど、彼らに『早すぎる』なんてことはないのかもしれない。寒いなか、枯れた芝生に立って見上げていたら、花は鳥みたいに自由に風の中を舞っているのに、徐々にうっすらしたかなしみがやってきた。

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春よ、春よ、と人はいう。
冬は過酷な季節だから、春を待ちわびる気持ちはよくわかる。けれども個人的には春になりかけのいまの時期より、春を待っている冬のほうがずっとよかった。じめじめした土の中から春のエネルギーがむくむく湧き上がってくるような三月より、きっぱり寒い二月のほうが好きだ。
二月のどこまでも澄みきったうつくしい青空、凛とした大気の清々しさ。
それにくらべて春先のこのはっきりしない空といったら。

何かが変化している途中っていつもこうなのかもしれないけれど、何もかもが中途半端で曖昧で不安定。いびつで、そのくせ何かに駆り立てられるような何かが充溢するような心臓がどきどきするような、いてもたってもいられないような感じがある。

春は不穏だ。
正体のわからないものへの期待と不安と怖れ、破壊と再生、訣別の痛みとデジャヴュみたいな未来のノスタルジーに満ち満ちた季節。

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こぶしで思いだすのは吉行淳之介のこと。
こぶしは吉行淳之介がいちばん好きな花だったという。
昔読んだ本で知った。
宮城まり子の書いた『淳之介さんのこと』という本は泣けるほどうつくしい本だったけど、愛人だったという女が書いた本は読んでて吐きそうだった。
でもいまになってみると、泣けるほどうつくしい吉行淳之介と吐きそうに醜い吉行淳之介、ふたつあわせてより実物に近い吉行淳之介なんだろうな、と思う。

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2016年3月 6日 (日)

春の宵**

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こないだの夕方、洗濯ものをとりこもうとベランダの戸をあけた息子が、ああ、春の匂いがする! って息子がいったのは、春一番が吹いた日のことだったっけかな。
ちょうど、届いたばかりのジャバンのCDを聴いてるときで、ジャバンの歌と春の宵独特の気分がすごくマッチして、いい気分だった。
これから何かいいことでも起こりそうな、そんな予感に揺られる春の宵。
外で暮らす猫たちにとっても厳しい寒さからそろそろ解放されようという季節。
ずいぶん日も長くなってきた。

今日、休日の終わりにちょっと一息つきたくて、夕飯の買いものついでに路地を曲がると、いたいた、パンダが、ゃあと迎えてくれました。

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この冬も君はよく生き延びた。
今年も何度か真剣に考えるタイミングがあったけど、でもどうすることが一番いいことなのかいまだによくわからない。君はあの猫マニアのうちの子にはならなかった。
もうすぐ本物の春がくることだし、ほかの野良たちとおなじように君もせいぜいボウルに入ったきれいなお水つきのごはんを食い逃げしてなさい。

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猫のからだって不思議だ。

大きく見えたり、小さく見えたり。

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ごはんもあげずにしばらく眺めてると、真冬のあいだ見られなかったごろりんごろりんがはじまって、こんなのを見ても季節の移ろいを感じるのです。

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君は地面ともとっても仲がいい。

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というより、君がいちばん安心できるのが地面なのかな。

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人間はとっくにそれを忘れたのに。

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たくましく生きよ! 

君、ちいさな生きもの。

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わたしがいま気がかりなのは、なかなか治らない左目の下の赤い傷。
君みたいに警戒心が強くて用心深くて、それでいてのほほんとした平和主義の猫でもそんなふうにギャッとやられちゃうことがあるなんて、世の中ってつくづく暴力に満ち満ちてて生きにくいにゃ。
でも生きよ。馬鹿な人間を見張り番に使って、ゆっくりお食べ。

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2016年3月 5日 (土)

河津桜、満開

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たぶん、彼女は10年前に病気をしたんだと思う。
それでそこから自分の病気のパターンを学ぶかわりに、神さまからもらった一日一日を無駄にしないよう、毎日を完全燃焼で生きることを選んだ。
生きる推進力は気合と情熱。
何をするにもアグレッシブで真正面から体当たりしていくから、血まみれになることも多いという。
でも10代や20代の子じゃあるまいし、40過ぎてそんなことばかりしてたらいくつ身があっても足りないだろうと思う。
いつも、コンピュータの電源を落としてもう寝ようというころきまって送られてくる彼女のメールからはピリピリしたアドレナリンが放出してきて、いったいこの人は仕事をスムースに運びたいのか、それとも人にケンカ売ってブチ壊しにしたいのか、どっちなんだかわからなくなる。少なくとも、人の言葉にまったく耳を貸さずに自分のいいたいことだけをいいつづけるって、どうかしてるよ。
真正面から体当たりするだけがやり方じゃないだろう。
人を自分の意のままにコントロールしようとするのとおなじように自分もまたコントロールできると思っているなら、いずれまた身体のほうが悲鳴を上げるだろうな。

昨夜はめずらしく頭に血が上りそうになったけど、でも一日の終わりにバスルームでメンタルデトックスする習慣はとてもいい。
布団に入ったらもう何も考えないこと。
それからフラワーレメディー。
一気にテンションから解かれた。

熟睡して目覚めたら今日、啓蟄。
プールに行ったら冬眠してたKさんが2ヶ月ぶりにやってきて、みんなKさんが来たから春がきた、って。
久しぶりにプールに行って「春がきた」っていわれるなんて、いいなあと思う。
一週おきに見ていた河津桜もついに満開。
しばらく木の下に立って、枝から枝へ、せわしなく蜜を吸っているメジロがピーチュルチュルチーと鳴く声に耳をすませた。

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2016年3月 4日 (金)

毎日あさごはん

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お人形みたいにかわいかった小さな娘を自転車のうしろに乗せて、ぶっ飛びで保育園に通っていたころだって朝ごはんは必須だった。
おなじクラスの女の子のおかあさんは、「うちのは朝ごはんは食べないの」といっていて、女子高生ならまだともかく、こんな小さいうちから朝食べないなんてとびっくりして「何も?」と訊くと、「朝はコップ1杯の牛乳だけ」というので、「ありえない」と思ったものだった。
見るからに色が白くて体温が低そうな女の子で、『うちの子は食べない』といったって、親が毎朝ちゃんと用意して食べさせることを小さいときから習慣にしてたら、子どもが朝ごはんを食べないなんてことはないんじゃないかなあ、と思った。
わたしも子どものころは身体が小さくて弱くて、ごはんを食べるのも遅かったけど、朝ごはんを食べずに家を出るなんてことはなかった。うちの子どもが思春期で難しかったころだって、とりあえず朝ごはんはみんなで食べて、「朝はいらない」といって出て行くようなことはほぼなかったと思う。

最近、いろんな健康法が出てきて、1日1食とか2食だけとか、不食のすすめとかいろいろあるけど、とりあえず我が家は体重が少ない人しかいないから、朝ごはんはやっぱり必須。
人それぞれライフスタイルが違うから、自由にもっとも自分に合った食生活をすればいいと思うけれど、最新の医学でも朝ごはんをきちんと食べることで脳も身体も目覚めるとか、生活のリズムが整うといわれている。
単純にわたしはお腹がすくから食べずにはいられない。

わたしの1日は、コップ1杯の白湯を飲むところからはじまる。
今日の朝ごはんは、サラダほうれん草に卵サラダとトマト入りドレッシングをかけたサラダに、ビターコーヒー&くるみのデニッシュ。
これパスコのパンなのだけど、おなじパスコのパンでもデパートの地下のスーパーには近所のスーパーには売ってないタイプの、ちょっとお高めのおいしそうなパンがいろいろあって、見るとつい買ってしまう。
とくにコーヒーとくるみが好きなもんだから、こういうのには弱い。
シナモンロールがコーヒー味になっただけだけど、たしかにビターコーヒーの味がしました。
それに大きなマグカップで珈琲を1杯。
食後すこし時間をあけてサプリメントを飲む。
よく栄養は食事からとるのが1番でサプリメントは必要ない、という人がいるけれど、残念ながらいまの食材には昔ほどの栄養はない。とくにふつうのスーパーマーケットで買ってきた食材なら推して知るべし。それどころかいまは栄養摂取以上に身体に入った有害物質をデトックスしなきゃいけない時代。現代人は常にビタミン・ミネラル不足で、それが原因の病気がほとんどといわれている。あふれる情報の中から何をチョイスするかというのももちろん、個人の自由だけれど。

今日も息子は機嫌よく働きに行った。
めでたし。

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2016年3月 3日 (木)

レモンカード!

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ずっと早寝早起き生活にシフトしなきゃと、それを目標に掲げてきたけど、三日坊主を繰り返すこと早や数ヶ月。変化は向こうからやってきた。
今日は息子がアルバイトに行くので早起き。
日の出も早くなってきたし、日に日に日も長くなってきたのでなんとかこれをつづけたい。
今日、朝食に初登場したのはレモンカード。
前からこれどんなものだろうと思っていたら、昨日そら屋さんでパンの横に置いてあるのをみつけて「レモンカードがある!」といったら、「ああ、それプチフールさんの娘さんが作ったので、よつ葉バターをふんだんに使ってて、試食したけどおいしいですよ」というので買ってきた。今日はカンパーニュじゃなくてフランスパンを、プチフールさんおすすめのペーパーにくるまったままオーブンで焼いたのと。

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レモンカード、レモンにバターに卵って、不思議な組み合わせだと思ってたけど、やわらかくってパンに塗りやすくってレモンが爽やかで、でもコクのある味でとってもおいしかったです。
昨日そら屋さんにひとつもらった『みずたま農園』の伊予柑もおいしくて、昨夜、夕飯の支度をしながらキッチンで半分食べて残りの半分をにんじんサラダに入れてみた。柑橘が入るとにんじんサラダもまろやかです。
それに朝ざくざくっと刻んでホーローの片手鍋で煮た煮りんご入りのヨーグルトと。

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雛祭りの朝。
もちろん、家にありったけのお雛さまもスタンバってます。

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わたしたちみんな、旅の途中。

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2016年3月 2日 (水)

くるみと全粒粉のざくざくクッキー

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パンを焼こうと思って買ったのだと思うのです。
でも、なんでもそうだけど最初にはじめてしまうまではちょっとハードルが高かったり、ゆえに時間がたっぷりないとと思ってなかなか手がつけられずにいるうちに消費期限の切れた強力粉と全粒粉の袋がふたつ。
とはいっても、全粒粉のほうは自然食品のそら屋さんで買った石臼挽きの国産小麦だしアルミパックに入って未開封だから問題なかろうと使っちゃうことにした。昨日の風の強かった夜は滅多にないこと娘がアルバイトの後に職場の同い年のこと夕飯を食べて帰る、とメールがきたからわたしは娘の食事の支度をする必要がなくなって、できた時間でスコーンの生地を作って、さらにクッキーの生地を作った。
というのも、このクッキーの生地をつくるのがめちゃめちゃ簡単だったから。
粉を量って、くるみをオーブンでローストして刻んで、バターを切って、粉とバターをフードプロセッサーで混ぜたところに刻んだくるみも入れて混ぜるだけ。それをラップの上に出して棒状にまとめて冷凍庫へ。
アイスボックスクッキーは高校生のころによく作ったけど、生地さえ作って冷凍庫に入れておけば、いつでも食べたいときに焼けて便利です。
実はこのクッキー、バターが足りなくてレシピ通りに作れなかった。
足りないバターのかわりにオリーブオイルを大さじ2入れて作ったのだけど、かえってそれがよかったかもです。芳ばしく焼いた全粒粉と刻んだくるみがザクザクした食感ですごくおいしい! 見るからに素朴なクッキー。
我々には気持ち甘めだったので砂糖はもう少し減らしてもいいかもしれないけれど、この食感はクッキーの中でもかなり好み。栄養価も高そうだからジーサンのおやつにたくさん作って持ってくかと思ったり。
たくさん作って缶に入れておけばちょこっとおやつがほしいときや小腹が空いたときに便利だし、まあ、とにかく簡単でおいしいのでお試しあれ

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参考にしたレシピはこちらから * くるみと全粒粉のクッキー 

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2016年3月 1日 (火)

焼きたてスコーンの朝

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はじめてつくったスコーンがとても好評だったのに気をよくして、朝食に焼きたてスコーンが食べたくなって、昨日夕飯の後に生地をつくった。
それを冷蔵庫で一晩寝かせて、朝8分割して18分焼いたらできあがり!
ホワイトチョコ入り抹茶スコーン。
アッツアツ!
これ、こないだのにも増してめちゃめちゃおいしかったです。
抹茶って少ししか入ってなくて高いけど、でも高いだけのことはある。
粉を触ってるときから癒されたけど、なんていうかすごく癒される味です。
思ったとおり、抹茶とホワイトチョコってとても合う。
抹茶と煮小豆もいい。
でもそれだとスコーンじゃなくてパウンドケーキのほうがいいか、などなどと思いながら食べる朝です。
昨日は月が変わった途端に3月のライオンが吠えだして、風の荒れ狂う夜だったけど、一夜明けたら今日は穏やかな晴れ。
抹茶のいい匂いのする芳ばしいスコーンと、ルッコラとにんじん、トマトとオリーブのサラダに、たっぷりの紅茶をひさしぶりにフェデリコのカップで。
三月のあさ。
私も木漏れ日の下で夢見る猫になりたい。

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レシピはこのあいだのを少しアレンジして、
材料:薄力粉200グラム、砂糖大さじ2、ベーキングパウダー大さじ1、塩ひとつまみ、抹茶大さじ15グラム、バター60グラム、たまご1個、プレーンヨーグルト60グラム、板チョコ(ホワイト)1枚を、粉類に抹茶を加えるほかは前とおなじつくりかたで。

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