« くるみパフェ ♡ | トップページ | 白椿 »

2016年2月22日 (月)

222は猫の日。

1512panda

猫の日だからかな。

またしてもパンダの夢を見た。

暴風雨の夜、玄関のチャイムが鳴った気がしてドアをあけると誰もいなくて、

全身ずぶ濡れの毛むくじゃらが一匹、ダーッとすごい勢いで家の中に入って

きて、必死で捕まえるとパンダだった、という夢。

娘に向かって「ついにパンダを捕獲したっ!」とかいってる、なかなか緊張感

のある夢だった。

それを娘に話すと、それってきっとおかあさんの願望だね、だそーだ。

そうなんだろうか。

(わたしはいつも自分の自由と猫を秤にかけてる気がする。いまだって不自

由な身なのに、これ以上手間のかかるものを抱えてどうする、という。)

最近は買いものに行くとき、エコバッグとは別にこのあいだ芝生ギャラリー

さんで買ったブリキのボウルとキャットフードが入ったちいさなトートバッグを

持って出るのだけど、玄関でそれを見た息子が「猫バッグ」といった。

エコバッグと猫バッグ。言い得て妙。

いままではカリカリをそのまま地面に出すのに抵抗を感じていたのだけれど

フードボウルがあるとたしかに便利で、このあいだ初めてウェットフードをあ

げたらよっぽどうまそうに見えたのか、いままで見たこともない食らいつき方

でボウルがコンクリ―トの地面に当たってカタカタいうほどの勢いでガツガツ

食べるところを見てたら、やっぱり猫も獣だな、と思った。

カリカリは食べるのを見てるだけでも喉が渇いてきそうになるけど、ウェット

はそれがないのがいい。それで冬の寒いあいだ、パンダに栄養つけさせよ

うと近所のスーパーでウェットをまとめて買ってきた。こないだがあんまりす

ごい食べ方だったから、それを娘にも見せてやろうと昨日夜な夜な二人で

給餌に行くと、昨夜はこのあいだほどではなかったけれど、やっぱり見事な

食べっぷりだった。それを近くでしゃがんでじーっと見ていた娘が家に帰って

「やっぱりパンダは生粋の野良だね」と、ポツリ。

それを聞いて「そうかなあ・・・」と気持ちがっかりするわたしは、やっぱり娘

のいうとおり『願望』があるのだろうか?

野良猫パンダのいいところは、ほかのノラみたいに悲壮感がないところだ

と思う。一体全体オス猫って、どうしてああもかよわい子猫みたいな声でミ

ウミウ鳴くんだろう。彼らが声をかけてくるのはいつもお腹がすいてるとき

だけだけれど、その点パンダは違う。いつもいたずらっぽい目で人をから

かうような余裕がある。そして、お腹がすいたときの表現はストレート。

人間には指一本触れさせない癖に、愛嬌だけはいいからどうやら潤沢に

ごはんがもらえて、切実に飢えるようなことは滅多にないみたいだし、わた

しのほかにも強力なシンパがいそうだ。いつもまるっこちいカラダを鈴のよ

うにころころさせながらこっちめがけて一目散に駆けてくるところは、いつ

見ても笑っちゃうし、いつ見てもかわいい。

そしてパンダを見てると、複雑な内面を抱えているのは何も人間ばかりじゃ

なくて猫もおなじなんだな、と思う。パンダはわたしを見ると自然とごろごろ

いっちゃうほど一見よく懐いてるかに見えるのに、何年たってもその距離は

埋まらない。そしてパンダがとくべつ面白い猫だと思うのは、人懐こい反面

ものすごく警戒心が強くて、それは人に対しても同族の猫に対してもおなじ

だということ。悪く言えば臆病、よく言えば平和主義者といえるのか、徹底的

に争い事が嫌いなようだ。だから自分がもらったエサを食べはじめても視界

の中に入った猫がちょっとでも自分に近づこうものなら威嚇もされないうちに

さっさと譲ってどこかに隠れてしまう。それでときどきオス猫にマークされて、

パンダが人からエサをもらうとそいつが出てきて取る、ということを何度も何

度も繰り返しされていたときがあった。そしてここからがパンダの面白いとこ

ろなのだけれど、何度かそのオス猫から守ってやったら、オス猫がいなくなっ

たあともときどきわたしに見張り番をするようにいってきたことだ。

道を歩いていたらいつものようパンダが出てきたからカリカリをあげて、ちょ

っと離れたところで見ていたら食べずにこっちに来るから、今日はお腹すいて

ないのかな、と思えばニャーニャーいいながらカリカリのところに戻る。それで

一緒について行ってパンダの目の前にしゃがんで見ていたら、周囲に神経を

張り巡らしつつも安心したように食べはじめる、なんてことがよくあるのだ。

人間に見張りをさせてエサを食べる野良猫。

いったいどこまで臆病なんだか頭がいいんだか。

それでパンダについて、1回だけすごく困ったことがあったのは、いつぞやの

選挙のときだ。夕方、近くの集会場にひとりで投票に行くと脇の植え込みの

中からパンダが出てきて、ニャアといった。まわりには投票に来たほかの人

の目もあるから無視して歩いていると、足にまとわりつくようにしつこくついて

来て、それでも知らん顔して振り切って会場の中に入ると、後ろから静かな

集会所めがけて「ニャアーー!!!」という猫の声が響き渡った。

いっせいに声のする入口を振り返って見る人々・・・・・・

視線の先には集会所の入り口で仁王立ちならぬ四つん這いでこっちを向い

てるハチワレ猫が一匹。・・・・・・ OH, MY GAD!

もう、バレバレ。

それでもなんとか澄ました顔で投票を終えて、ぐるっと回って外に出るなり

パンダにはこんこんと説教したもんです。

あんたも賢い猫なら少しは人間の立場も考えなさい、って。

はたしてパンダにわかったものやらわからなかったものやら。

でもいまでも集会所の入り口で四足踏ん張って鳴いてたパンダの姿を思

いだすと可笑しくなる。

本日、ニャーニャーニャーの猫の日の話。

|

« くるみパフェ ♡ | トップページ | 白椿 »

今日のパンダ♡」カテゴリの記事