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2016年2月26日 (金)

本日、晴天なり。

160226sky

今朝は早起きして家事をすませて家を出た。

今日は父の担当医と話す日。

本日、晴天にして風もなく、ここ数日にくらべたら暖かい。

何より先日みたいな雨じゃないのがありがたい。

昨日の夕方は電話でさんざんわけのわからないことをいいつづけて、ついに

頭がおかしくなったんじゃないかと心底ぎょっとさせられた父だけど、今日は

そんなこともなく落ち着いていて、2週間前にくらべたらまだ少しは歩けるよう

になったように思える。それでも行きも帰りも駅からタクシー。

病院は、タクシーに乗ってさえしまえばあっという間。

結果、受付時間より30分以上も早く着いてしまって、1時間以上待つことにな

ったけど、時間ぎりぎりではらはらするよりはずっといい。

来月の父の入院日が決まった。

初めて受けるラジオ波の治療が功を奏して父の肝臓がんが縮小し、まだこの

先数年、無事に生きながらえられるか否かは神のみぞ知るところ。

でも大きな病院での治療はそれで最後として、いまできることをしようというこ

とになった。体重が38キロしかなくなってしまった父にとってはハードな治療

であることは確かだけれど。

帰りは近くのレストランで、父、いつもよりはがんばってよく食べる。

行きも帰りもタクシーの中で、「今日は天気がよくて風もなくて最高だった」と

父は何度もいった。

それで万事すませて家まで送り届けて、今日は何事もなく穏やかに終わる

かと思いきや、お茶を飲みながらのいいかげん聞き飽きた昔話の延長線上

で、言うに事欠いてもう20年以上も前の、わたしが父の口からもっとも聞き

たくないことについて話しだし、そこでわたしの我慢の緒がぷっつり切れてし

まった。それについてはもうこれまでなんど父の無神経さに抗議したかわか

らない。父にはもともと、なんの悪気もなしに無神経なことを平気で口にする

ところがあったけれど、いくらアルツハイマーだからって、言っていいことと悪

いことがあるだろう。今日みたいにほぼ丸一日家事も仕事もほっぽりだして

時間とお金を遣って忍耐強く面倒をみて最後にこれか、と思ったらほとほと

嫌になった。そして父に断固として抗議して家を出たあとは、こんどはアルツ

ハイマーの人に我慢がつづかない自分が情けなくなり、いったいわたしの人

生っていつからこんなふうになっちゃったかなあ、と心底落ちた。

他人と違って血縁の厄介なのは、何かを思うそばからそれとは真逆の感情

で揺られることで、簡単に疎遠にはなれないことだろう。

前に妹がわたしにいったのは、母はとても繊細で扱いの難しいところがあっ

たけど、その点、父は鈍感で単純だからつきあいやすいと。

私は、そうかなあ、と思ったけれど、いまや父は直近のことは何ひとつ覚えて

いられず、古い記憶のループだけが頭を占めている人だから、今日わたしに

いわれて嫌だったことも明日には忘れてしまうだろうということで、それはいま

のお互いにとっては救いなのかもしれない。

つまりはまた何度でも今日とおなじことを父にいわれかねないということで、

それはもうどこまでも忍耐してホ・オポノポノするしかないのかもしれないな。

潜在意識の中にあるネガティブな記憶をデリートすること。

今日、実家近くの坂を上りながら、退院するころにはもうすっかり桜だな、と

父がいった。昔は好きでよく浅草の花祭りに行った、と。

それでわたしは、福蔵院の中にある幼稚園に妹を迎えに行ったことを思い

だした。妹が幼稚園で飲んだという甘茶をわたしも飲んでみたかった。

季節はじきに桜三月。

160226byouin

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