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2016年2月 7日 (日)

誕生日の自由時間

16cafegallery_shibafu

お金と時間、どっちがなくてもつまんないけど、最近、切にほしいのはひとり

の時間。

今日、天気予報は外れて、曇りでも雪でもなく、晴れ。

誕生日が日曜日なんて滅多にないから、あたらしいシャツ着て行ったことの

ない街にでかけた。

向かった先は、小田急線の経堂にある、先日、坂本千秋さんの紙版画を買

ったcafe+gallery芝生さん。

送られてきた額装品はとても丁寧にきれいに梱包されていて、白い紙にとめ

られた芝生柄の緑のマスキングテープもかわゆらしく、店主がどんな人か気

になった。いまちょうどギャラリー芝生さんでは古道具さびさびさんの展示を

やっていて、インスタで垣間見た写真の雰囲気がよかったのでお散歩がてら

行ってみることに。

個人的には小田急線ってとんと縁がなくて、経堂に降りるのもむかーし週刊

朝日でアルバイトしてたときに知り合った女の子の家を訪ねて以来。

あのころはこの辺は山だったというか、すんごい田舎だった。

駅降りてさらにバスに揺られて行ったこともあって、なんだかすごく遠いとこ

まで来てしまったなあー、という感じがしたのだけれど、電車に乗ってしまえ

ば、いまわたしが住んでるところからでも1時間なんですね。

『すずらん通り』という、なんだか昔なつかしいような商店街を歩いてまっすぐ。

青いドアと白い壁が印象的なギャラリー芝生さんは、入るとほんとに驚くほど

ちっちゃな店でした。手前のギャラリースペースに置かれたさびさびさんの古

道具たちは、休日の午後の眠たいような日を浴びてここちよくくつろぎ、ずっと

前からそこにあったような、でも何かどこかが新鮮なような、タイトルにあった

『初めての再会』にぴったりの空間。なんだかずっとここにいたいと思うような、

とてもいい雰囲気を醸しだしていました。

カフェとあるけど、カフェスペースはカウンターの前のわずか数席で、わたしは

ほんとは今日はここで寅印菓子屋さんのガトーショコラと珈琲をお目当てにし

てきたのだけれど、後から入ってきた店主と顔見知りらしい若い女子が賑やか

に友達を連れてやってきて、カウンター席でお喋りをはじめてしまったので早々

にあきらめて、残りわずかな寅さんのお菓子を少しと、行く前から気になってい

た昔なつかしい小学校の給食に使われてたみたいなアルマイトのボウルを買

って退散。店のオーナーはおっとり静かで優しそうな男の人でした。芝生さんを

出た後は、おなじ通り沿いにあるキッチュな雰囲気の輸入雑貨屋STOCKさんと

ハルカゼ舎さんを覗いて。

今日はうっかり寝坊して朝昼兼用のブランチ程度で家を出てきてしまったから

わたしはお腹が空いて、どこかに入ろうと思ったけど、店はないことはないもの

の、どこに入ったらよいかぜんぜん見当もつかなくて、そのまま次の目的地の

吉祥寺に移動。でも、経堂の町には休日の郊外の眠たいような時間が流れて

いたけど、吉祥寺はまるで逆。吉祥寺の駅に着くなり思ったけど、休日の吉祥

寺なんておよそ行くもんじゃないですね。

ものすごい人! 食事をしようにもどこも長蛇の列!

それで、いくつかの目的地に行くのに場所がなかなかわからなくておなじところ

を何度も歩きまわって疲れ果て、今日は朝から冷たい北風に吹かれまくったの

で髪がバアバアですごいことになり、徐々に意気消沈したのでした。

けっきょく誕生日においしいものも食べず、買ったのはアルマイトのシャビーな

ボウルに寅印菓子屋さんのお菓子、タイのピンクの封筒にワックスペーパーの

ペーパーバッグ、それにユーカリ・ポポラスだけという、およそいい歳した大人

の買いものとも思えないけど、最後に入った画廊で見た個展がすごくよかった

から、今日はそれだけで◎!かな。

これはぜったい娘も好きだから娘にも見せたい、などと思いつつ、家に帰って

今年も誕生月に土居珈琲さんからもらったハニーツァルキーの珈琲をいれ、

芝生さんで買ってきた寅印菓子屋さんのひとつしかなかったオレンジチョコレ

ートブラウニーをひとりテーブルで食べたのでした。

初めて食べたけど、この寅さんのお菓子がおいしかった! 

オレンジとチョコレートの組み合わせ大好き!

これはぜひ工房にも買いに行きたい!

というわけで、なんてことないけどわたしらしいといえばわたしらしい、誕生日

の自由時間の一日。

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