« 剪定間近 | トップページ | 剪定がすんで »

2016年1月 8日 (金)

Life goes on!

160107kammachi63_07

時間は円みたいにつながってるから当然といえば当然なんだけど、このあい

だここにきたのがクリスマスイヴだから、それから2週間でもう新しい年の1週

間めにここに来ているなんて、時間ってなんて早いんだろう。

2016年、今年のお聴き初めは上町63

その記念すべきトップバッターが翠ちゃんだなんて、こいつぁ~春から縁起が

いい! 今年はきっと清水翠×馬場孝喜の年になるに違いない!

というわけで、私の前を行く見覚えのある人の後から上町63のドアをあける

と、いつものマスターの「いらっしゃい!」という声に次いでYさんの笑顔が目

に入る。ああ、そうそう、これこれ。この感じ。昨夜も上町63は「出席簿でも作

ったほうがいいんじゃないの?」というくらい、いつもの顔が集まった。外は寒

いけど店の中はあったかい。そうしてはじまった馬場さんのギターの音はこれ

また沁みるようにあったかい。翠ちゃんの声は・・・・・・、身内に抱える大変な

辛さに関わらず絶好調みたいだ。人間って、人間の身体と心って、ほんとうに

不思議です。いいライブになるときって、最初に入った場の空気から、そして

最初の一音から決まってるような気がします。

このあいだはクリスマス前、ということで一応クリスマスをテーマにした選曲

だったみたいだけど、昨日はまだ松の内、ということで今回、翠ちゃんが選ん

だお正月っぽい(?)曲は以下のとおり。

 ファーストセット

  1.The Nearness Of  You

  2.Teach Me Tonight

  3.Long Ago and Far Away *

  4.Edelweiss

  5.Blackbird

  6.So Many Stars *

  7.Englishman In New York *

  8.ばらに降る雨 *

  9.フェリジダーヂ

 10.True Colors *

 セカンドセット

  1.You Can Close Your Eyes

  2.Be My Love *

  3.コラソン・バガボンド *

  4.エウ・ヴィン・ダ・バイーア *

  5.All The Things You Are

  6.Kiss of Life *

  7.My Favorite Things *

  8.Aquelas Coisas Todas *

  9.Nightingale Sang In Berkeley Square

なんたって暗いところで適当にメモするから翌日になって自分で書いた字が

読めなかったり、ぜんぶの曲名を言ってはじめるわけじゃないから歌詞から

想像してタイトルを書いたりしてるのだけど、たぶん、これであってると思う。

この日初めてやった曲はファーストセットの2曲めと3曲め、だったかな。

あたらしい試みはいつ聴いても新鮮。

懐かしかったのは昔、ピアノの高田さんとよくやってた『Be My Love』。

でももはやこれも馬場さんとのほうがいいくらいだね。

もちろんどの曲もそれぞれよかったんだけど、私が個人的にいいと思ったの

は*マークを付けた曲。ファーストセットでは『True Colors』がダントツ。そして

いつ聴いてもいいと思うのはセカンドセットの3、4、6、7、8あたりで、『コラソ

ン・バガボンド』や『エウ・ヴィン・ダ・バイーア』や『アケラス・コイザス・トダス』

などのブラジル音楽をあんなふうに歌えるヴォーカリストは滅多にいないと

思う。(というか翠ちゃんだけだと思う。)

これについてはほんとうに特筆すべきことなので何度でもしつこく書く!

それについての説明はいらない。聴く人が聴けばわかることだから興味があ

る人はぜひ聴きに行ってください。ただし、このあいだ話したところでは翠ちゃ

ん本人は『コラソン・バガボンド』を歌ってると、いじいじとした女々しさに身体

がムズムズかゆくなってきちゃって歌うのあんまり好きじゃないんだってさー。

とはいえ、聴いてるほうとしては彼女にすごくあってる曲だと思う。つまり翠ち

ゃんの本質は女々しい。じゃなくて、とても女らしい人なのだと思います。

(いつも「ウッス!」とかいって、ガサツに見せてるけど。)

トニーニョ・オルタの『Aquelas Coisas Todas 』の英語歌詞(もちろん原曲は

ポルトガル語)は切れ切れにしかわからないけど、翠ちゃんが「Why?」と

歌うとき、しばらくそれが頭上をふわふわ舞ってる感じがする。この曲の疾

走感、それも地を駆けるんじゃなくて大きな鳥が空から地上めがけて低く

滑走するように飛んでくみたいな雄々しくダイナミックでドラマチックな感じ。

馬場さんのバッキングのよさもあって聴いてるといつもドキドキします。

そして翠ちゃんの『My Favorite Things』が『そうだ、京都行こう!』のCMで

流れることをどれだけ私は夢見たことか。(いまでも諦めてないけど。)

原曲の歌詞以上に幻想が広がると思うんだけどなあ・・・・・・

『Kiss of Life』はもう完全に翠ちゃんのものになったね。

いつ聴いてもストーリーが立ち上がる素敵な歌。

・・・・・・ というわけで今年の出だしも絶好調!

いいお聴き初めになりました。

昨日は新年初、ということでみんなが持ち寄ったお年賀のお菓子もいっぱい

あって、休憩時間はそんなお菓子をいただきながら思い思いに珈琲を飲ん

だりお酒を飲んだり煙草を吸ったりして、いつもながら他愛なくもアホなお喋

りに興じたのでした。

今夜の翠ちゃんはお正月仕様ということでシンプルな紺のドレスに三連パー

ルと、いつになくシックな装い。天才ギタリストにこんなことゆうのはなんだけ

ど、見た瞬間、昨日髪切ったばかりとわかる馬場さんはなんだか七五三みた

いでかわゆらしかった。

160107kammachi63_01

最近、というか、ここずっとかな。

ここに来てライブを聴いてると、あと四半世紀も経たないうちにいまここに

あるものはみんな消えてなくなるんだ、ということに思い当たってなんとも

不思議な気持ちになる。人も儚いし、一夜限り、一度限りの音楽も儚い。

でも、だからこそ寒い夜に往復4時間近くかけてここに来るわけで、そうし

て今夜も、つよく儚いものたちがひととき肩を寄せ合って、小さな灯りを囲

むみたいに音楽に耳を傾けた夜・・・・・・。

他愛ない時間ほど愛しい時間ってないものです。

きっと後になればなるほど。

そして昨夜も終電に乗るためみんなより先に店を出ると、街角には『55』

のフラッグが翻っていて(単に横浜DeNAベイスターズが5周年めだから

みたいだけど)、勝手にGOサインをもらったような気がした私なのでした。

相変わらず私は会いたい人はそんなにいない。今年も私が一日時間を気

にしながらいそいそ出かけて行くのはきっとジャズバーかライブハウスくら

いでしょうね。でも、そういう私の1月が、いまとはまったく違うめくるめく12

月にたどり着かないとはいえないわけで、それが人生の面白くって不思議

なところ。

そう、人生はつづく!

160107basyamichi

|

« 剪定間近 | トップページ | 剪定がすんで »

no music,no life!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 剪定間近 | トップページ | 剪定がすんで »