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2015年12月28日 (月)

父の退院

15hinokure

父が退院した昨日が、入院した日とおなじようにお天気のいい、晴れた日で

よかった。けれど無事退院できてよかったとはいっても、入院していたたった

12日(正味11日)のあいだに父の様々な機能は著しく衰え、服の着脱はお

ろか、日に何度もトイレに間に合わなくなったり、自分がいまどこにいるのか

わからなくなったりするのにはまいった。アルツハイマー患者にとって環境の

変化がよくないことはわかっていたけれど、こんなになってしまうとは。

それにいちばん当惑しているのは父本人で、オペのあとずっとベッドで寝て

ばかりいて筋肉が落ちてしまったのだからしかたない、これからちょっとずつ

よくなるよ、と励ましてはみるものの、これが退院直後の一過性のことなのか

体力の回復とともに徐々に頭の機能も身体の機能も入院する前くらいには

戻るものなのかは、いまのところちょっとわからない。

寒さが苦手な父にとってよくないのはこれから一年で最も寒い季節に向かう

ことで、この前の冬は寒さで家に閉じこもってばかりいたせいで歩行困難に

拍車がかかった。梅の咲くころ久しぶりに父と出かけて、駅前の狭い商店街

の舗道を歩くのに父がつかまるものを探して両手をあわあわさせて歩くのを

見て衝撃を受けたのだった。今年はそうならないように気をつけなければと

思っていたけど、あまり食べないことにくわえて体温調節機能が衰えた父は

例年以上に寒さが身にこたえるらしく、春まで家でじっとしている、という。

もっとも、父の気分は予測不可能だから、いま感じている身体の痛みがおさ

まって、小春日和の日でもあれば、またふらふらと出かけたくなるかもしれな

いけれど・・・。いまはとにかく、春になって暖かくなったらあそこに行きたい、

ここに行きたいという父の気持ちを、馬の鼻先に人参、じゃないけど、先の楽

しみを糧に前に引っぱっていくしかない。

今日、仕事納め。

だけれど、週の前半は忙しくて父をみられない、という妹に代わって父のお

昼ご飯と夕飯をつくりに実家へ。

夕方、足りないものを買いに、最近できた家からいちばん近そうなスーパー

マーケットに行く途中、いつか見たような夕空。

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