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2015年11月 7日 (土)

初冬の光のなかで

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冬の光の中で、コトリ花店さんの8周年アニバーサリーフェアが開催中です。

石の上にも3年、というけれど、もう8年とは。雨の日も風の日も嵐の日も雪

の日も毎日変わらずずっと花屋をつづけてきたって、すごいですね。

かつては自転車で花を売り歩いていたこともあるというコトリさん。

まさしく花売り娘。

早々に体力の限界がきて長くはつづかなかったということだけど、あまりに

彼女に似合いすぎて、想像しただけでなんだかロマンチック。当時、彼女か

ら花を買った人はいまでもそれを憶えてるんじゃないかなあ。

今年のアニバーサリーのテーマは、『灯りをともす』。

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そこには、おばあさんになるまでずっとこのまま花を束ねつづけたいという、

彼女の切なる願いがこもっています。

これからも変わらず小さな胸の灯りに火をともしつづけて ・・・・・・

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そして、季節はついに花屋がいちばん好きな冬。

そうじゃなくても花のために一年中低い温度に保っている花屋で、火の気も

なく、日に日に冷たくなる水を扱う花屋がなぜ冬が好きかというと、ただ単に

花が長くもつからというだけじゃなくて、冬にしか出会えない、この時期だけ

の心震えるような繊細で美しい花の色があるから、だそうです。その鮮烈な

瞬間だけをよすがに、これから一年で最も厳しい寒さに耐えつづける花屋。

いくら花が好きでも寒いのが苦手な私には考えられません。

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そんな花屋に来ると、春夏秋冬、それぞれ季節の変遷はあっても、ここは

いつだって時が止まったようです。

ここは時計もない、カレンダーもない ・・・・・・

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静かな音楽が流れるなか、その時々の光が曖昧な色をばら撒きながら遊ん

でて、花がその時々の気を発し、店主が内にいかなる感情を抱えていようと

もそれを支え、でも実はそんなことにはまるで頓着なく空間はいつも夢うつつ

のようで ・・・・・・ 。そこで私は、話しながらも始終忙しく手を動かしている花

屋の手もとで、英字新聞にくるまれた花たちが解かれ、下葉をとられ、棘を

切られ、細かく枝を調整され、一見いとも無造作に行われるそれらの作業の

後で、あらためて花瓶にいけられた花たちがさっきとは全然ちがう表情でふ

わっと佇むのを魔法のように眺めるのです。

まるでつぼみのときのトロワラスのような、ソルベペッシュブラン。

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花弁の縁だけが濃いモーブピンクの、透き通るようなクラシックラベンダー。

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まるでバレエのチュチュを逆さにしたみたいなフリフリのスカビオーサ。

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でも私は今日はあったかそうな羽毛に包まれた、ふわふわのもこもこを

連れて帰りました。

ついに9年めに突入したコトリ花店!

9は一桁台最大の奇数にしてラッキーナンバーです。

これからも小さな花屋が末永くつづいていくよう、みんなで応援しましょう♪

コトリ花店8周年アニバーサリーフェアは今月11日、水曜までです。

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