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2015年11月30日 (月)

失敗ガレット!

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休日でもないのに今日は朝早起きしてお菓子を焼いた。

りんごの季節になったらいちど作ってみたいと思ってたりんごのガレット。

生地を作るところまではいたって順調だったんだけど、いざ丸く伸ばした

パイ生地の上にりんごをきれいに並べる段になって、りんごをもっと薄く

切るべきだったことに気づいた。ただ薄く切って砂糖とはちみつをかけて

おいただけの生のりんごは扱いずらく、並べるのに手間取っているうちに

生地がダレた。りんごから水分が出たのもいけなかった。

なんとか大きなりんご2個分のスライスをのせ終わって、200度に予熱し

たオーブンで焼くことレシピの40分、プラス10分。

できたて熱々で、まだ湯気が立っているのを切り分けたのがこれ。

りんごの水分で生地がやわらかくなってしまったせいで内に折りこんだ縁

がまっすぐに伸びてしまったけれど、食べたら意外にもとってもおいしい。

生地に砂糖20グラム、りんごに砂糖20グラムとはちみつ大さじ1、焼くと

きに少量の砂糖をふりかけ、焼きあがってから粉砂糖を振ったのに、これ

また意外にもあんまり甘くない。いつものことながら、市販のお菓子ってい

ったいどれだけ砂糖を使ってるんでしょう、と思ってしまう瞬間。

縁がサクサクに芳ばしく焼けてて、この味は新年に食べるガレット・デ・ロア

の塩パイの味を思いださせる。

う~~ん、惜しい!

これでちゃんと縁が折りこまれたまま、全体がサクっと焼けてたらなあ!

・・・・・・ ということで、これはまた近々リベンジ決定。

朝から朝食に甘いものを食べるのが嫌だという人がいます。

うん、それよくわかる。私もそのタイプです。

でも、作りたいときが食べたいときだから、今日はそれでよかった。

何より早起きの理由、というか、目標が必要だったし。

パイ生地を作ったのなんて初めて本格的なアップルパイを焼いたティーン

エイジャー以来だったけど、小麦粉に冷たいバターをつぶして混ぜていく

ときの感触はなかなか心地よかったです。

焼いているときオーブンからしてくるりんごとシナモンのいい香りもさること

ながら、熱々に焼けたりんごはまた格別においしくて、26センチホールを

6分割したのを2枚、パクパクっとたいらげちゃいました。

今朝は珈琲じゃなく、オーガニックダージリンティーと。

ふぅ、満足。

レシピは前からブックマークしていたshinomaiさんのをそのまま使わせて

もらいました。

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2015年11月29日 (日)

今年もまたヤドリギの季節 *

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「もう今年は手に入らないかと思っていたから、これが入荷してほんとに

肩の荷が下りました」と花屋。

Mistletoe arrived on the weekend.

花屋のデッキテラスの上に大きなヤドリギが切り株ごとドーン! と置か

れて、そのまわりでワイワイやっている人たちを見ていると、ああ、今年

もまたこの季節がやってきたんだな、と思います。

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いまはこんなにまるくて大きなヤドリギだけど、これから日々ヤドリギを求め

てやってくるお客さんたちの手に少しづつ切り分けられ、花屋がつくるクリス

マスのリースやスワッグやアレンジや花束にちょっとづつ使われ、数週間も

したらきっと丸坊主になっているのだろうと思います。

それは私的にいうと大きなホールケーキを切り分けるのと似ていて、東洋で

あれ西洋の風習であれ、そこにこめられた『等しくみんなに幸福を分け与え

よう』という精神は一緒なのだと思います。

コトリ花店が開店した年から毎年12月に行っている、フランス語で『幸運』

porte bonheur と名付けられたイベントも今年で8回めです。

今年のテーマは、『聖なる森へ』。

おとといできあがったばかりのフライヤーをもらいました。

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花屋に来る人たちは、当たり前のことかもしれないけれどただただ幸せな

人ばかりじゃない。何気なく見ていても、みんなそれぞれに何かしら重たい

ものを抱えて、花屋にわずかな光を求めて来る人たちがほとんどです。

実をいうと私もこの12月はまた父のオペと入院の日が決まって、けっこう

ブルーだったりします。クリスマスや年末年始どころじゃないかもしれない。

でもそんななかでもHard lifeをやりながら歌を歌いつづけている友達や真

摯に音楽をやりつづけている人たちの音を聴きに行かなけりゃならないし、

身近な大切な人たちへの贈りものを考えるのはこの時期ならではの楽しみ

です。もうこの歳になると、人からなんといわれようが楽天的でハッピーでい

るに限る! と思ってます。

仕事と家事はいつも以上にあるなか、今年のクリスマスケーキはどこで買

おう、料理は何をつくろう、あのひとには何を贈る? なんてことと同時に、

入院しているあいだにジーサンの頭がこれ以上ボケないようにするために

はどうしたらいいだろう、入退院後に父のところに行くルーティンは ・・・・・・

なんてことを小さな頭でいろいろ考えている今日このごろです。

ヤドリギの花言葉のひとつは、困難を克服する、だそうです。

鳥によって地に足のつかない危ういところに運ばれ、根づき、いつのまにか

繁茂しているヤドリギならではの花言葉だと思います。

コトリ花店今年最後のイベント、porte bonheur は12月5日(土)から、10

木曜定休日をはさんで13日(日)まで。

あなたの幸運の一枝を連れに、冬の花屋を訪れてみてください。

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2015年11月28日 (土)

棘も美しく

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外は朝からこの時期特有のまぶしい光がきらきら降り注いでいて、まるで

世界を浄化していくようです。

今日は昨日みたいに風もなく、あったかい。

夏のあいだ元気がなかったのを短く切って植え替えたら、徐々に復活して

きたミニバラ、チュチュ。光のなかで美しく咲きました。

セルリアにもほんとに光がよく似合う。

光のなかで見るセルリアは、あたたかい羽毛をまとった鳥のようです。

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セルリアと、ばらの棘。

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スピッツの『魔法のコトバ』っていう曲に、『花は美しくトゲも美しく / 根っこも

美しいはずさ』って歌詞があるんだけど、確かにこうして見ると棘も美しい!

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もう12月だから、そろそろばらを剪定しなくてはならない時期なのだけど、

今年はこの時期にしては暖かいせいか、いまだベランダに緑が繁茂して

いて、ばらのつぼみもたくさんついてるものだから、常にベランダがジャン

グル状態でちょうどいい私としては、まだ何も手がつけられないでいます。

はたしてどうしたものか・・・・・・

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2015年11月27日 (金)

豆腐ハンバーグ弁当

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週に1回のお弁当作りだから、作る前は何を作ろうかいろいろ考えます。

電車で移動中のぼんやりしているときにふっと考えたり、お風呂のなかで

考えたり。まずメインを何にするかを考えてからつけあわせを考えるのだ

けど、その組み合わせは無限にあるようでないようで、彩りや自分が割け

る時間のことまで考えてると、けっこうきりがないです。

それはまるで頭の中でパズルのピースを入れ替えてるよう。

だからって、素敵なお弁当ができあがるとは限らないんですけど。

今日のお弁当は、豆腐ハンバーグとポテトサラダとにんじんのきんぴらと

ナスの漬けものと梅干し。ごはんはいただきものの今年の新米、新潟産の

こしひかり。おいしくできたでしょうか。

暖冬といわれる今年だけれど、11月の終わりともなると日に日に寒くなって

きて、温かいお茶やお味噌汁がしみじみおいしいこの頃です。

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2015年11月25日 (水)

母のすみれ

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いつも忘れたころ、変な時期にばらの鉢のあいだからひょっこり顔をだす

母のすみれ。

時にばらを侵食するほど深く根付いてしまうからときどき根こそぎ取るん

だけど、いつのまにかどこからか種がこぼれて、すっかり絶えてしまうこ

とはない。そして、いつもこのすみれを見るたびに、ああ、母のすみれだ、

って思うのです。

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2015年11月24日 (火)

美しい光の日、美しい日。

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春でも夏でも秋でも冬でも、時たまとても美しい光の日があって、それは過

ぎ去った過去の美しい光の日にも通じているようで、とても自然に、遠い日

の、いまはそばにいない人の薄茶色の瞳を透かしていた冬の光のことを思

いだしたりする。

ついこのあいだ前はその『ふいに思いだす』という無意識の感情の流れ自

体が私を苦しくさせたけれど、もうふいに何を思いだしても苦しまなくてよく

なったのはいいことだ。すべては過ぎ去っていく。すべては失われていく。

ただそれだけのこと。

もう11月も終盤だというのに、小さな鉢の限られた土の中で、わずか20㎝

足らずの挿し木のイングリッシュローズ(アルンウィックローズ)がとてもきれ

いに咲いた。今年、この小さなばらの中で劇的に何かが変わったとでもいう

のか、今年はほんとうによく咲いてくれた。ありがとうと、お疲れさまの気持

ちでいっぱい。このばらは、どんなばらだっていつかは咲けることを、そして

おなじように人の人生だって変えられることを、その小さな身体で教えてくれ

たような気がする。

このあいだTちゃんに会ったとき、この地球の中で一番偉いのは植物で、植

物は人間にいろいろなことを教えてくれている、といっていたけれど、動植物

が偉いのは、自分を取り囲む外の環境がどうであれ、日々着々と自分のいま

の時間を生きていることだ。

あんなに小さいポット苗だった三日月ネックレスもいつのまにかこんなです。

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コルシカミントもますます増殖中。

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じきに私のベランダもわずかな常緑樹を残して冬ざれの景色になるだろうけ

ど、ほんとうの意味で苦しみを越えたいま、昔のように寒さのなかでさえ冬の

美しさを愛で、冬の生き生きしたエネルギーを鮮やかに生きられるだろうか、

と思ったりする。

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りんご!

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暗くて寒い雨の一日が終わろうとしていた昨日の夕方、玄関のチャイムが鳴

って宅配便が届いた。キッチンにいて、下の通りの前にトラックが停まる音を

聞いたとき、もしかしたらって予感はあったけど、やっぱり大きな箱に入った

りんごだった。今年もまた弘前に住むボスの弟さんが送ってくれたんだ。

それでめちゃくちゃ嬉しくて、すぐに電話してそういったら、弟さんは弟さんで

「着いたな」って思ったらしく、電話をとるや受話器の向こうから威勢のいい弘

前弁が返ってきて、ああ、元気になったんだ、と思ってますます嬉しくなった。

りんごの産地はいくつもあるけど、やっぱり青森のりんごが一番と思う。

今年は夏に天気がいい日が多かったのでりんごの出来がいい、と新聞の記

事に書いてあったのだそうで、息子がりんごの箱を部屋に運んでくれるなり、

箱の外からもいい匂いがした。

そして電話でお礼をいったあと、さっそく洗って皮を剝くと、包丁の刃に当たる

硬い果肉、飛び散る香気、そして割ると中心に透明な金色の蜜が入っていて

思わずひとつ齧って、これだこれだと思った。

大きなりんごを2つ剝くと、まるいお皿に山盛り。

でも、おいしいりんごだとテーブルに出したとたんにあっという間になくなって

しまう。

今年も『りんご一日一個は医者いらず』の季節がやってきた。

今年も感謝していただきます!

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* この箱のイラストも見るたびほのぼのするよね、と娘。

 おっきなりんごを嬉しそうに抱えるりんごのほっぺの女の子。

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2015年11月23日 (月)

フォカッチャとパンプキンスープ

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昨日、友達が焼いてくれたフォカッチャとパンプキンスープ。

フォカッチャは天然酵母というので「酵母は何を使ってるの?」と訊いたら、

ホシノ酵母のぶどうの酵母ですって。私が作るフォカッチャより、ふんわり

やわらかな食感。上についてるローズマリーは庭に生えてるのをとってき

たものだそうで、レモン風味の塩味がして、それがおいしかった。

Nって男の癖に相変わらずマメだよなあ。

昨日の帰り、昼に食べた残りを一緒に行けなかった娘のために持たせて

くれたので、それにあわせて帰宅後、夜遅くパンプキンスープを作った。

シャウエッセン入り、豆乳仕立て。最近、料理に使うミルクは豆乳のみ。

今日は昨日につづいて曇りで、昨日より気温が下がってさらに寒い。

温かいスープがうれしいブランチ。

うちもそろそろストーブをつながないとかな。

寒い朝にひらきはじめたアルンウィックローズ。

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2015年11月22日 (日)

薪ストーブのある家で

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今日は息子と一緒に友達の家に遊びに行って来た。

近所に住んでいた彼らが引っ越して、ここより奥の山のほう、トトロの里の近

くにマイホームを持ったのはもう6年前のこと。いつも思うけど、時が経つの

はほんとに早い。我々が会ってなかった6年のあいだには彼らも家族を亡く

したりといろいろあったみたいだけど、気づけばおなじ保育園に通っていた

お互いの子供も成人して将来を模索するような年頃になった。いつまでも若

い気でいる自分や自分のまわりの友達をしても、なんだか嘘みたいです。

明日引っ越すという日に偶然たまたま電話で話したときに、「山の中のかわ

いい木の家なの」といっていたから私は鬱蒼たる森の中を歩いて行くような

イメージでいたけど、実際にはそんな山の中じゃありませんでした。

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家は高台の斜面の上にあって、話に聞いていたとおり、たくさんのつるばらに

覆われていてすごい。

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ローズヒップが生る品種ばかりを選んで植えたということで、この時期はいた

るところ赤い実だらけ。この実の数だけ花が咲いたと思うと、春ばらのころは

どれだけきれいだったろうと思う。私がローズヒップに感心していると友達が

「デッキテラスはもっとすごいよ」というので階段を上がりはじめると、足もとの

地面びっしり小さなどんぐりを敷き詰めたようになっていて驚く。「これは撒い

たの?」と訊くと、階段を作ったときに業者がバークを敷き詰めていってくれ

たんだけど、これは隣りの樫の木から風が吹くたびバサバサ落ちてきてこう

なっなっちゃったの」というから、「これはこれできれいだよ」といったら、でも

トトロじゃないけどどんどん芽が生えてきちゃうんだよ、という。家のまわりに

ある高い木もわざわざ植樹したわけじゃなくて勝手に生えてきたものだという

から、ますます驚いた。植物ってすごい、自然ってすごいです。

そして薪が積まれ、箒が置いてあるファーマーズみたいな玄関のドアをあけ

てお部屋にお邪魔すると、キッチンからオープンスペースの開放的で明るい

リヴィングが広がり、その延長線上につるばらの絡まったデッキテラスが目に

飛び込んできた。

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友達が言うとおり、テラスのフェンスに誘引したつるばらがどこまでもワイルド

に絡みあって伸び、こぼれんばかりのローズヒップをつけているところはほん

とうにきれいで、これがたった1本のつるばらからなっているものだと知ってび

っくりしてしまう。

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まさに地植えのパワー。

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こういうときですね。

私がいつもベランダでしている苦労はなんなんだろう、と思ってしまうのは。

もうベランダでバラ栽培なんかやめてしまおうかと思う瞬間。

庭のある人にはかなわない。

そんなことを思いながら反対の斜面の方を見たら、大きなユーカリ・ポポラス

が風に揺れていて、「ポポラスだ!」といったら、小さい苗を買ってきて植えた

ら、あっという間にあんなに大きくなってしまったのだという。

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「あそこにあるオリーブはそうきちさんからもらったオリーブだよ」といわれて

彼女が指さした方角を見ると、私が買ったときには小さかった鉢植えのオリ

ーブがもう私の背丈くらいにもなっていて、思わず「ウッソー!」といってしま

った。やれやれ。すごいなあ!

しばし植物好きの我々が庭を眺めているあいだ音楽好きの男たちは音作り

の話に興じていて、そうしているあいだにもNが薪ストーブに薪をくべて火を

おこしてくれている。私が住んでいるところも都心にくらべると1、2度気温が

低いけれど、山が近いここはもっと気温が低くて冬は寒いだろう。

引っ越したばかりのころは慣れてなくてなかなか火がつかなかったり、なか

なか暖かくならなかったという薪ストーブの扱いにもいまはもうすっかり慣れ

たらしく、瞬く間に火がぼうぼうと燃えだした。

火をみつめるN。

家の中で火をみつめることのできる生活っていいなあ。

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それから暖かくなったウッドリヴィングで彼ら夫婦が作ってくれたおいしいラン

チをいただき、薪ストーブで焼いたピザを食べ、手土産に持って行ったチーズ

ケーキで珈琲を飲んだ。

Nがインターネットでみつけたというこの家は、『ログハウスを都心で楽しむ』

をコンセプトにしている住宅建設会社に頼んで建ててもらった家なのだという。

敷地が高台にあって平らなところが少なく、家の向きも敷地の形に合わせて

可能な向きにしか建てられなかったということで、建った当時は草木も生えて

いない土砂むき出しの斜面が広がり、まわりにはいまほど家も建ってなくて、

どうしよう、と思うほどだったということだけれど、6年のあいだに自分の家の

庭も育ち、周囲の環境も整って、いまは素敵な景色ができあがっていた。

都心では、特に3.11以降はマイホームを持つことにこだわらなくなった人が

多いんじゃないかと思うけれど、そうだとしても『夢のマイホーム』という言葉

はいまでも死語になっていなくてたぶん健在で、マイホームが都会人の夢で

あることは変わりないだろうと思う。

都心まで1時間ちょっとの緑が多くて空気のきれいな環境に、スタイリッシュ

で木の温かみのある素敵なログハウスを建て、庭にオリーブやユーカリや

果樹を植え、ばらやハーブを育て、冬は薪を割ってストーブを焚き、火をみつ

めながら珈琲を飲んだり、好きな音楽を聴いたりする。毎朝、焼きたてパンの

匂いで目覚め、ウッドテラスにやってくる小鳥や猫を愛で、音楽や木工などの

好きなことに興じる生活。それってまるでお洒落な雑誌に載っていそうな、東

京人なら誰もが憧れそうな生活で、彼らはこの家とともにまさにそんな夢を手

に入れたんだろうなあ、と思った。

今日び、わずかな土地ぎりぎりいっぱいに面白くもない家を建て、車がやっと

1台入る駐車場から目に見えるところ全てをコンクリートで固めて木の1本も

植わっていないような残念な家が多いなか、何から何まで木でできていて、

外の緑とつながっているようなこの家はほんとうに素敵でした。

木の家ってメンテナンスにとても手がかかりそうだけど、住んでいる人の好み

と、したいこととロケーションさえ合っていれば、都心寄りの郊外でログハウス

っていうのもいいかもしれません。

日が暮れてきて、だんだん暗くなってきたリヴィングもいい感じ。

2階まで吹き抜けになった高い壁の途中には明かり取りの窓があって、そこ

から月を見ることもできるそう。

ちなみに、息子が座っている場所は庭からやってきたのら猫くんの特等席だ

そうですにゃcat ときどき、そのまま泊まっていくこともあるんだって。

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帰るとき、すっかり暗くなった外に出たら火の燃えるいい匂いがして、それが

とっても印象的だった。Nによるとそれは近隣の家が薪ストーブを焚く匂いだ

そうで、このあたりの家の薪ストーブ搭載率の高さにはびっくりした、というこ

と。この次は雪の降るころ、そしてばらでいっぱいの初夏に来てみたいなあ、

と思う。

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2015年11月21日 (土)

夕暮れ、空。

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なんだか今日の空はすごかったなあ。

スイミングクラブを出てから見上げた空は、パノラマいちめん、うろこ雲。

まるで雲がいっせいにどこかに大移動してるみたいな。

そしていまは、こんな。

空を眺めるのは海を眺めるのとどこか似ていて、まるで疑似体験をして

いるようだ。

そういえば今年はまだ一度も海を見てないなあ ・・・・・・

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富士山占い

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昔々、とある極東の国に、山のかたちをした型に入れて焼いた玉子菓子を

皿に出したときの形状で吉凶を占う風習があったそうな。

なーんていうのはオオウソだけど、もしそんなのがあったとしたら、今日の

運勢は中吉くらいかな。あきらめずに努力すれば願いはかなう、みたいな。

やっぱり100均で買ってきたプリン型はだめみたいです。

ちゃんと内側にバターを塗って、出すときはナイフを入れて慎重に振ったけ

ど、きれいに出なかった。やっぱりこれはAmazonでみつけたココットを買う

しかないな。

でもプリンはとってもなめらかでおいしくできました。

娘がこれは売れるねって。

最近、カラメルソースも一発で決まるようになった。

コツは琺瑯のミルクパンにきび砂糖を80グラム入れたら大さじ1半の水を

入れて火にかけ、砂糖が沸騰して泡立ってきても焦って鍋を揺らさないこと。

大きな泡がだんだん小さくなってきて焦げ臭い匂いがして全体が濃い茶色

になったら火を止め、熱湯を大さじ2入れて鍋を振ってよく溶かす。溶け残

った砂糖の欠片が浮いていたらスプーンで取り除く。そしてカラメルソース

がこびりついた鍋にそのまま牛乳をそそいで溶かしながら温めると、ちょっ

と色は付くけど、いい感じにカラメル風味のプリンができます。バニラ棒が

なくてもバニラビーンズエッセンスでじゅうぶん、おいしいプリンができる。

ミルクは沸騰直前まで火をコントロールしながら上手に温めて、卵液の中に

静かに少しづつ入れる。それをボウルから鍋、鍋からボウル、という具合に

3回濾すとなめらかになる。カラメルソースに砂糖を80グラム、プリン6個

(全卵2個・卵黄2個・牛乳400cc)に砂糖を60グラム使ってるからふつう

に甘いです。でも、朝にこれだけ甘いものをとると残りの一日はもう甘いも

のはいらなくなる。

今日も朝からよく晴れて暖かい土曜日になりました。

最高のプール日和!

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11月のベランダ *

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まだたくさんつぼみをつけているデュセス・ドゥ・ブラバン。

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この時期にこんなに咲いている桜貝。

さすが四季咲き。

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いまがピークのセルリア。

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そして今年はこれで何度めだろう。

また美しいつぼみをつけている挿し木のアルンウィック・ローズ。

咲けないばらから咲くばらに体質が変わったとしか思えない。

人もこんな風に劇的に変わることってあるのかな。

本格的な冬が来るまでの、束の間のにぎやかなベランダ。

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2015年11月20日 (金)

Bad news

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人生って、ほんとに悲喜こもごもだな。

ちょっと油断してるとすぐ次がやってくる。

今日、朝1で妹から「先日の定期検診で父のがんの再発が見つかった」

ってメールを読んで、それこそガーン! とした直後に友達と話していて、

何か様子が変だと思ったら、昨夜お母さんが亡くなった、って ・・・・・・。

今日は降らなければいいなと思っていたけど、夜になって冷たいミストの

ような雨が降りだした。

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冬の花屋 *

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冬の花屋は寒いです。

たくさん重ね着でもしてなけりゃ、とてもいられない。

でも狭い店の中でもこもこ着てると仕事にならないから、「こんなもの着てら

れない!」と店主は威勢よく着ていた上着を脱ぎ捨てる。

今日は花を買いました。

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笑顔みたいでしょ、と花屋が言った白いガーベラ。

その横はレモンラナンキュラス、というばら。

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それにユーカリに緑のジニア。

わしゃわしゃしたチャービルみたいな葉っぱのはなんだか忘れた。

花屋が市場で選んでくる花はいちいちかわいい。

ガーベラにレモンラナンキュラスにジニアにユーカリ。

外は冬っぽいけど、ここだけは春みたいです。

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花を買うとき、きまって友達親子のことを思いだす。

まだ小さかった友達の娘が、買いもの帰りに花屋の前で「ママ、お花買って

いこうよ」という。すると友達は「今日は花は買いません。このあいだ買った

ばかりでしょ。うちは女優さんの家じゃないんだから」という。

その『女優さんの家』が可笑しくて、横で聞いてた私は笑った。

私がいまよりお金持ちだったら何をするかなあ ・・・・・・

とりあえず食卓にはいつも花を絶やさない。

といって、べつにルキノ・ヴィスコンティのお城みたいにゴージャスなのじゃ

なくていいのです。

食卓に、季節の花をすこしだけ。

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常備菜のお弁当

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昨日は夜でかけて帰ってきてから夕飯の支度のほかに翌日のお弁当の下

ごしらえまでする気力はたぶんもう残ってないだろうと思ったから、あらかじ

め水曜の夜に常備菜を作っておいた。

常備菜ってあると便利だけど、毎日の食事の支度プラスアルファでやらなき

ゃいけないから、毎日のごはんを作るのさえ面倒、という人にはできないか

もしれない。実際、台所仕事ってけっこう体力がいるのだ。年々、そう思う。

先日も叔父の一周忌で70代の元気な叔父たちと食事の支度について話を

したけれど、70代にもなって食が細くなった夫婦ふたりや自分ひとりの食事

を用意するのに、なんてことないお惣菜ひとつ作るにも様々な材料を買って

自分で作らなきゃならないことを考えたら、スーパーでできたものを買ってき

て食べたほうが返って安くて楽だという。もちろん、その言い分もよくわかる。

それはスーパーマーケットでレジの前に並んでいるときに何気なく目に入る

他人の買い物かごの中を見ても歴然だ。揚げ物が入ったお弁当やお寿司、

できあいのお惣菜にカップ麺、それに菓子パンやスナック菓子にアルコール

や清涼飲料水なんかしか入ってないカゴを見ると、しかもそれが料理のでき

ない若者だけじゃなくて男女関係なく中高年やお年寄りだったりすると、そん

なんでほんとにだいじょうぶなのかな、と思う。

私だって自分ひとりだったらいまほどはやらないかもしれないけれど、でもど

んなものを食べても元気で(鈍感で)ぴんぴんしていられるというならともかく

自分がそんなことしたらあっという間に身体を壊すと思うから、病気で動けな

いときや、どうしようもなく忙しいとき以外は簡単な粗食であってもやっぱり自

分で作ったものを食べようと思う。

それに、できあいのものを食べる弊害は身体だけに限ったことじゃない。

毎日のごはんの支度だってけして馬鹿にしたものじゃなく、料理ってとてもク

リエイティブなことだから、やってなければやっていないだけ感覚は駄目にな

っていく。料理の腕も鈍る。よく『あなたの身体はあなたが食べたものででき

ている』という言葉があるけれど、それは情緒や感性にも通じると思う。

さて、ここでまた質問なのだけど、あなたはお弁当を詰めるとき、ごはんから

詰めますか? それともおかずから詰めますか?

ときどき、おかずをごはんの上にみんなのっけてしまうという人がいるけれど

私はごはんとおかずは(丼もの以外は)きっちりセパレートがいいので、これ

までお弁当箱に(おかずスペース用の)ホイルを敷いたら、ごはんから先に

詰めていたのです。でもそれだと用意したおかずが入りきらなくなったりする

ので、今日はおかずから詰めてみました。

結果、たくさん入りました。

ホイルの中におかずをいろいろ詰めたらホイルをギューと向こうに押しやると

ごはんのスペースができる。これはいい。

こんなのはまったくもってどうでもいいような日常の些末なことですけど、まあ

なんでもやりつづけてれば上達するだろう、という。

・・・・・・ というわけで今日のお弁当は、糸こんにゃく入り牛ごぼう、じゃことピ

ーマンの当座煮、厚焼き玉子、ナスときゅうりの自家製ぬか漬け、梅干し。

今日は昨日と違って寒いけど、しっかり食べれば身体も温まるでしょう。

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2015年11月19日 (木)

今日のオラクル

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今日は天気予報では雨だったけど、晴れ女が3人そろうと見事この天気!

それに先日会ったので今年最後かと思ってたTちゃんに会えただけでも

今日はラッキーだったと思う。巣鴨なんてはじめて降りたけど、巣鴨って

けっこうパワースポットかもしれないな。

今日、Tちゃんにもらった塩大福。

めちゃめちゃおいしかったです。

小豆をやわらかく煮て塩だけで味つけしたのを食べるとすごくデトックス

になるというんだけど、これでもできるんじゃないかなあ。

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私が目指すべきは、心の平安。

花びらのように空から降ってくるものをうけとろう。

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2015年11月17日 (火)

スルフォラファン

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子供みたいなことをいうようだけど、正直言って私はブロッコリーはあんまり

好きじゃありません。

ブロッコリーもカリフラワーもあんまり好きじゃない。

ごろん、として見るからに脳みそみたいなかたちをしているし、口に入れると

ザラザラするし、独特の癖のある味も苦手。

でも、ときどきイタリアンレストランかなんかで食事して、つけあわせに皿に

のってるブロッコリーをおいしいと思うことがある。レストランで使っている野

菜そのものがいいというのもあるかもしれないけれど、まず茎を長めにとっ

てあって丁寧に細かく小分けされ、茹でてあるにしても炒めてあるにしても

ほどよく硬さが残っていて、塩味がしっかりついている。

それで、あまり好きじゃないといってもブロッコリーは身体にいいので国産の

よさそうなのを見つけたときには食べる。とくに朝ごはんは相変わらず野菜

ではじまるのだけれど、いつまでもレタスにキュウリにトマトなんてサラダば

かりを食べてると身体を冷やすので。

ブロッコリーの調理法はいくつかあれど、朝によく食べるのはイタリアンでア

ンティパストによくある、でもってアンドルー・ワイル博士も推奨しているこれ

です!

①ブロッコリーをざっと50度洗いして茎を長めに小分けする。

②にんにく大きめ二かけを半分に割って芽をとり、包丁の背でつぶして粗み

  じん切りにして、オリーブオイルを入れたフライパンで弱火で焦がさない

  ようにじっくり炒める。私はここで粗挽きブラックペパー、塩も入れてフラ

  イパンを揺らして乳化させる。

③フライパンからにんにくのいい匂いがしてきたらブロッコリーを投入。

 やかんのお湯をざっと二回しくらい入れて、イタリアンハーブみたいなもの

 があったらそれもふりかけて蓋をして水分がなくなるまで蒸し焼きにする。

④味見をして塩が足りなかったら足して、最後に炒めるのに使ったのよりち

 ょっといいオーリーブオイルを少量まわしかけてできあがり!

私はブロッコリーは好きじゃないけど、これはおいしく食べられる。

ちゃんと味もついてるし、適度に硬さも残ってる。

コツはしっかり塩味をつける、にんにくもオリーブオイルもたっぷり使うこと。

何よりこれでがん予防のスルフォラファンがたっぷり摂れる!

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2015年11月16日 (月)

アップルキウイ

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昨日、静岡の叔母にもらったアップルキウイ。

アップルキウイなんてはじめて見たけど、ほんとにりんごみたいなかたちの

おっきなキウイ。皮をむいたら中身はゴールデンキウイみたいな黄色で爽

やかな酸味。よく熟しててとっても甘い。

十数年前に夫を亡くして以来、ずっとゴルフ場で働きながら家族を支えて

きた叔母は昔とぜんぜん変わらないチャーミングな笑顔のめちゃめちゃ明

るくてフレンドリーな人だった。わざわざ私のいる席までスマートフォンに入

った娘と孫の写真を見せにきてくれたときに、以前建て替えた素敵な邸宅

の写真も見えたから「泊めてくれる?」と冗談でいったら、「3年後においで

よ! 掛川で三年に一度の盛大なお祭があるから」といって、そのお祭の

写真も見せてくれた。

若い頃は叔母の家に遊びに行こうなんて思わなかったけど、いまはそうい

われたら行こうかな、と自然に思う。気軽に家に招んでくれる親族友達も、

気を遣わずに泊まりに行ける家もそうそうないし、いずれはみんないなくな

ってしまうのだから。

建て替えた家のローンがあと10年残ってるから80まで働かなくちゃ、と明

るくいう叔母。なんていうか、超高齢化の現代ってすごいです。

まさしくダイハード。

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2015年11月15日 (日)

実生のプロスペリティー**

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ばらの実を割って、私が種から育てた唯一のばら。

種まきから1年後に初めて咲いた花は白に淡いピンクの覆輪の入った一重

のばらだったのに、株の熟成ととともに年々、色が濃くなって、花びらが多く

なって、いま咲きはじめは濃い赤に近い。

花は小さくても濃厚な香り。

ひらいた花はちゃんとロゼット咲きになっていて、どこまでもオールドローズ

の血。

傍らには次々に咲きはじめたセルリア。

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2015年11月14日 (土)

恵み廻り種となり葉となり花となる *

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一年のこの時期ともなると予期せぬイレギュラーな予定がいろいろ入ってき

て、だんだんと気忙しくなってくる。私くらいでそうなのだから、ふだんから忙

しい人なんてどれほどだろうかと思う。ギャラリーで行われる個展はたいてい

期間が短かくて、よほど気をつけてないと行きそびれてしまう。ひと月の中で

も予定ってなぜか一ヵ所に集中しちゃうもので、今回は行けないかと思った。

でも、やっぱりどうしても行きたくて木曜の夜、仕事の後に行ってきた。いま

タンバリンギャラリーでやっている、『めぐみめぐる』やまぐちめぐみ作品展。

神宮前のワタリウム美術館のある通りの先の右手にあって、ロケーションも

真っ白な外観も、いつ来ても明るく清潔で素敵なギャラリーです。

大きなガラスのはめられたドアの前に立つと、こんな風に外からも中に飾ら

れた絵が見えるんだけど、ドアをあけた途端に目に入ってきたのは、こんな

大きな絵。

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この色合いといい線といい、めぐみさんの初期の絵の特徴がよく出てる。

すっくと立った三つ編みの女の子のまっすぐな瞳やちょっと腕を横に広げた

ポーズやキャミソールドレスの裾がチラッとめくれてるあたりがなんともガー

リーでめぐみさんっぽい。私がめぐみさんの絵に惹かれたのはめぐみさんが

部屋の押し入れからセツ時代に描いた大きな絵がたくさん出てきたといって

ブログに載せていたのを見たのが最初だから、たぶんそれらとおなじころの

作品だと思う。見た瞬間、ああ、そうそう、これだこれだ、と思ったのでした。

ちょうどこの絵を見てるときにスタッフの方たちが話してるのが聞こえてきて、

昨日、会場に来られた(元セツの)星先生はこの絵を見みながら「そう、めぐ

さんは大きいの描くのがうまいんだよなあ」といってらしたという。

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初期のめぐみさんはどこか北欧を思わせるグレイッシュで繊細なトーンを好

み、大胆な構図と線で見せていたと思う。描かれる女の子は洗練と素朴さを

同時に持ち合わせているようで、ちょっと昭和レトロな雰囲気もあって、クラシ

カルで品のあるところが好きだった。

でも今回のギャラリーにはそれよりもっと初期の、いまとなってはめぐみさん

がこんな絵を描いてたのかとちょっと意外に思うようなはっきりした色遣いの

絵もあって、時間と内面の変遷が感じられて面白かった。

カルマの看板。

きっとこのころはお店をいかに盛り立てようかと一生懸命だったんでしょうね。

段の下にはまだ絵を描きはじめる前のコラージュ作品なども展示されてました。

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こちらは大小さまざまな初期の作品と最近の作品が飾られた壁。

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そして、これはめぐみさんが今年描いた大きな花の絵。

絵の前に立つと花たちがいっせいにこちらに迫って来るような迫力です。

まさしく生きてるって感じ。

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毎年タンバリンギャラリーで行われているイベントのためにタンバリンに描か

れた絵。

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そのなかで私が好きな絵。

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そしてこれは以前、手紙社さんのサイトで見たポストカードになってた絵じゃ

ないかな。これも好きな絵でした。寒そうな雪原のなかの女の子。

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以上の写真はギャラリーのスタッフの方に許可を得て撮らせてもらったのだ

けれど、家に帰って画像を見ながら「あ!」と思いました。今回の個展では、

小池アミイゴさんがめぐみさんの絵をよく見てもらうために多くの作品のひと

つひとつをきちんとマットを切って額装されたということなのだけれど、「今回

の展示でメインとなるのがこの壁」とスタッフが話されていた壁を撮り忘れた!

ちょうど撮ろうと思ったときに絵の前に人がいたので後にしようと思ってすっか

り忘れて帰って来ちゃいました。

でも、おなじ絵でもきちんとマットを切って額装するとぜんぜん見え方が違う。

あらためてきちんと額装することの大切さ、それは作品に対する愛なんだと

いうことを感じました。この個展は小池アミイゴさんをはじめとするたくさんの

人の愛で成ったものなのだと思います。

私が行ったのはスタートから3日めの夜だったのだけれど、このときすでにわ

ずか数点を残してほとんどの絵が売約済みでした。

私はいま住んでいるところが壁にドリルで穴を開けない限り絵が飾れない環

境ということもあってそれほどアートの所有欲がないのだけれど、もし買うこと

ができたとしたら私が欲しかったのはこの絵。

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ギャラリーでずっとかかっていたのはリッキー・リーかな。

夜のギャラリーは人も少なくて、静かで、いつまでもそこにいたいようでした。

ギャラリーを出てから、ドアの外で煙草を喫っていたスタッフの方と少しお話

ししたら、実は額装されていないめぐみさんの絵はまだまだあるそうで、この

あと巡回展も予定しているとのことでした。東京以外の場所でめぐみさんの

個展が開催される日も近いようです。

めぐみさんは享年49歳だったそうですが、きっとまだまだ生きて絵を描きた

かっただろうと思うし、もっといろんなところに行ってみたかったでしょう。

この先いたるところでめぐみさんの命の種が撒かれ、根づき、葉となり花と

なることを祈ります。

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2015年11月13日 (金)

鹿児島陸さんのハンカチと今日のお弁当

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あなたは何かするとき、形から入るほうですか?

私はけっこう形から入る方です。

たとえば毎日ジョギングをしなきゃならないとなったら、真っ先に足に負担がな

くて走りやすい、カッコいいジョギングシューズを探すと思うし、ヨガをはじめる

なら肌触りがよくて着心地のいい、それで顔色が明るく見えるようなウエアを

探すと思う。たとえ、あまりやりたくないことであっても嫌々するのは嫌だから

それをするのが楽しくなるような道具をみつけるとか、それが楽しいことなの

だったらさらに楽しくなるようなグッズを探す。みたいなこと。

かといって、お金をかけるとかそういうことじゃなくて、ほんのちっちゃなことで

いいのです。

お弁当を包むのに、鹿児島陸さんのハンカチを買った。

これ前からスパイラルマーケットで見て気になっていたのだけれど、私が使う

ハンカチとしてはちょっと薄いし、高かったから買わないままでいた。ハンカチ

はもう十年以上ずっと『かまわぬ』の手ぬぐいをハンカチがわりに愛用してい

て、数年前からはリネン好きが高じて今はハンカチも麻を使ってる。でも、ハン

カチとは別に今回お弁当包みがほしくて、真っ先に浮かんだのがこれだった。

鹿児島陸さんの『鳥と花』と、『花4種』のカラー。

ランチタイムがふわっと明るくなりそうじゃないですか?

・・・・・・ はい、かわいく包めました。

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それで私はどうやっても夜型人間だから早起きは苦手だけれど、今日も早起

きしてがんばってお弁当を作りましたよ。

今日のお弁当は定番中の定番といっていい、鶏の唐揚げ弁当です。

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前の晩に塩麹にニンニクと生姜のすりおろし、お酒とみりんとお醤油と塩コショ

ウ少々で作ったタレに漬けてひと晩置いた鶏もも肉を片栗粉でまぶして揚げた

唐揚げと、素揚げしたカボチャ、きんぴらごぼうにインゲンの黒ごま和えにプチ

トマトに梅干し。ごはんは三分づき米です。

インゲンの黒ごま和えはこのあいだも入ってたけど、いいインゲン見ると好き

だからつい買ってしまう。味付けにお砂糖やみりんを使う代わりに塩麹をここ

でも使ったらまろやかな味になりました。

おっと忘れた、それに今日はスペシャルおやつ付き!

昨日のうちにつくっておいた特製プリン。

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それで今朝、うまくできてなかったら困るから味見をしようと小さいのをスプー

ンですくって、ひと匙食べてびっくり!

予想に反して(笑)、というか、予想外のおいしさだった。

昨日はカラメルソースが一発で決まったんだけど、何がよかったのかな。

素材がよかったのか牛乳の温め方がよかったのか三回濾したのがよかった

のかオーブンの天板に濡れ布巾を敷いたのがよかったのか、とにかくとって

もクリーミーで、いままで作ったなかで一番の出来!

作った本人が一番びっくりしたのでした。

シーガルのお弁当箱に付いてる果物入れの容器で作ったのでたっぷりです。

ステンレス製のシーガルのお弁当箱は直火にもかけられるからアウトドアで

も使えるし、こんなふうにオーブンウエアとしても使えるから便利。

テーブルがなくて膝の上でお弁当を広げて食べるときにも、横に付いてるパ

ッキンの金具に親指をひっかけると安定して持てるのでそれも便利。

ステンレスだから汚れも簡単に落ちて匂い移りもなく、いつも清潔に使える。

シーガルのお弁当箱、おすすめです

さてさて、今日もよろこんでもらえるでしょうか。

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2015年11月12日 (木)

新月の朝、セルリアが咲いた☆

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すっかり冬景色みたいな曇り空の下、セルリアが咲いた。

セルリアを育てはじめてからもう何年になるだろう、こんなにきれいに、完璧

なかたちで咲いたのを見るのは、このセルリアが家に届いて以来。

つまりそれだけ株が成熟したってことなんだと思う。

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お星さまのような尖った花弁の中にある、羽毛みたいな、もわもわ。

見れば見るほど不思議な花。

でも、このセルリア・カルメンこそいまにも咲きそうなつぼみがいっぱいつい

ているけど、いちばん好きなセルリア・ブラッシング・ブライドはこんな、

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大きなつぼみがひとつしかついてないし、セルリア・プリティピンクときたら、

まだやっと花芽が上がってきたばかりだ。

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つまり、おなじセルリアでも早咲きもいれば遅咲きもいるってことで、それは

人間とおなじ。

コスモスという名の花があるけれど、セルリアの葉っぱを見ているとこれは

これでミクロコスモスみたいだな、と思う。

新月の朝。

願い事はすべからく14日土曜の午前2時49分までに書きましょう!

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2015年11月 9日 (月)

ふわふわもこもこ、子羊の耳。

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産毛に包まれたこのふわふわもこもこの葉っぱに初めて触れたときのびっくり

はいまでも覚えてる。

ラムズイヤー、子羊の耳とはよく付けたもんです。

実際に子羊の耳に触ったことがあるわけじゃないけど、そっとつまんだときの

この微妙に弾力のあるやわらかな触感はまさしく子羊の耳!

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写真じゃいまひとつこの植物(ハーブだそうです)のかわいさが伝わらない

かもしれないけれど、実際に見て触ればきっとわかってもらえると思う。

それであんまりかわいいので、本棚に置いてたのを食卓に持ってきて毎日

かわいいかわいいと触っていたら見るたびに茎が面白いくらい、くねくね違

う形になっていて、まるで生きものみたい!・・・・・・ まあ、実際に生きてる

んだけど、産毛が生えてるせいか、植物というよりは何か別の生きものの

ようで、なんとも不思議な植物です。

コトリさんが「今季初ラムズイヤー!」といっていたから、これも冬に出回る

植物なんですね。シルバーリーフだから夏に見ても暑苦しくはないけれど、

たしかに冬が似合いそうな植物ではあります。

家の中じゃ暗くて写真が撮れないからベランダに持ってきたけど、これは切

り花。でもあんまりかわいいので娘と鉢植えで育てようか、なんていってると

こです。そうやっていつしかマニアックで不思議な植物の中にばらがちらほ

ら、なんてことになるのかもしれません。

これを買った日は『そっと触る』というのがキーワードだったようです。

その日最後に花屋にやってきた動物と人の橋渡しをしているMさんが、何を

思ったのかいきなり私をまっすぐに見て教えてくれたのが、片方の人差し指

でもう片方の自分の手の甲側と手のひら側をそっと触って、どちらか気持ち

いいと思った側をそっと指で触り、「私はこれにそっと触ります」と言ってから

ゆっくり122まで数える ・・・ というヒーリング法でした。力を入れずに『そっと

触る』というのと、『122までゆっくり数を数える』というのがポイントで、そうす

ることによって瞑想状態になり、いまのストレスや痛みを感じている状態から

別のところへ意識がシフトするのだそうです。ちょうど私はまたしても肩関節

がひどく傷みはじめていたところだったから、彼女にそれが何か伝わったの

かな、と思ったけれど、教えてもらった夜さっそく布団のなかでやってみたら

122数え終わる前に眠りに落ちてました。こんなふうにときどき私にタイムリ

ーに何か面白いこと、有効なことを教えてくれる人たち、感謝ですね。

何はともあれ、寒い冬はふわふわもこもこに包まれてあったかくしてるに限

る! と思う私なのです。

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2015年11月 8日 (日)

立冬の赤

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立冬。

朝寝坊してゆるゆる遅い朝ごはんの用意をしていたら、思いがけなく友達

からメールがきて、今日りんごを届けに行ってもいいですか、って。

友達夫婦が今月3日に群馬県で収穫してきたばかりというりんごはスーパ

ーマーケットなんかで見るのとは全然ちがう、ワイルドな赤。

ずっしり重たい、紙袋いっぱいの元気をもらった。

昔からいちど、真っ赤なりんごがたわわに生ったりんごの木、りんご畑が見

たいと思っていたけど、彼らは2年前からりんごの木のオーナーになったの

だって。1本の木の半分。1本のりんごの木から400個ものりんごがとれる

というのは驚きだけど、それだと半分でもじゅうぶんなのね。

彼女のローズガーデンから束ねてきたというローズヒップとともに。

冬のはじまりの日。

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初冬のフェアビアンカ

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雨の日曜。

遅く起きてベランダに出たらすごくいい香りがして、このばらだった。

フェアビアンカはつぼみのときも、ひらきかけも、すっかりひらいてしまって

からもきれいです。

光があたるとレンズの中でハレーションがおきてしまうほどブライトな白。

まるでシルクタフタみたいな。

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外はけぶるような雨。

小鳥たちが鋭く鳴きかわす声だけが響く、初冬の朝。

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2015年11月 7日 (土)

初冬の光のなかで

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冬の光の中で、コトリ花店さんの8周年アニバーサリーフェアが開催中です。

石の上にも3年、というけれど、もう8年とは。雨の日も風の日も嵐の日も雪

の日も毎日変わらずずっと花屋をつづけてきたって、すごいですね。

かつては自転車で花を売り歩いていたこともあるというコトリさん。

まさしく花売り娘。

早々に体力の限界がきて長くはつづかなかったということだけど、あまりに

彼女に似合いすぎて、想像しただけでなんだかロマンチック。当時、彼女か

ら花を買った人はいまでもそれを憶えてるんじゃないかなあ。

今年のアニバーサリーのテーマは、『灯りをともす』。

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そこには、おばあさんになるまでずっとこのまま花を束ねつづけたいという、

彼女の切なる願いがこもっています。

これからも変わらず小さな胸の灯りに火をともしつづけて ・・・・・・

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そして、季節はついに花屋がいちばん好きな冬。

そうじゃなくても花のために一年中低い温度に保っている花屋で、火の気も

なく、日に日に冷たくなる水を扱う花屋がなぜ冬が好きかというと、ただ単に

花が長くもつからというだけじゃなくて、冬にしか出会えない、この時期だけ

の心震えるような繊細で美しい花の色があるから、だそうです。その鮮烈な

瞬間だけをよすがに、これから一年で最も厳しい寒さに耐えつづける花屋。

いくら花が好きでも寒いのが苦手な私には考えられません。

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そんな花屋に来ると、春夏秋冬、それぞれ季節の変遷はあっても、ここは

いつだって時が止まったようです。

ここは時計もない、カレンダーもない ・・・・・・

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静かな音楽が流れるなか、その時々の光が曖昧な色をばら撒きながら遊ん

でて、花がその時々の気を発し、店主が内にいかなる感情を抱えていようと

もそれを支え、でも実はそんなことにはまるで頓着なく空間はいつも夢うつつ

のようで ・・・・・・ 。そこで私は、話しながらも始終忙しく手を動かしている花

屋の手もとで、英字新聞にくるまれた花たちが解かれ、下葉をとられ、棘を

切られ、細かく枝を調整され、一見いとも無造作に行われるそれらの作業の

後で、あらためて花瓶にいけられた花たちがさっきとは全然ちがう表情でふ

わっと佇むのを魔法のように眺めるのです。

まるでつぼみのときのトロワラスのような、ソルベペッシュブラン。

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花弁の縁だけが濃いモーブピンクの、透き通るようなクラシックラベンダー。

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まるでバレエのチュチュを逆さにしたみたいなフリフリのスカビオーサ。

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でも私は今日はあったかそうな羽毛に包まれた、ふわふわのもこもこを

連れて帰りました。

ついに9年めに突入したコトリ花店!

9は一桁台最大の奇数にしてラッキーナンバーです。

これからも小さな花屋が末永くつづいていくよう、みんなで応援しましょう♪

コトリ花店8周年アニバーサリーフェアは今月11日、水曜までです。

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Close to you

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2週間ぶりのプール。

今日も朝からよく晴れた。

自転車に乗って走りはじめたら自然と『Close to you』が頭に流れはじめて、

すぐにそれは清水翠の声になった。いつか聴いた翠さんのClose to you、

よかったなあ。この曲、ギターの馬場さんとやるのはもちろん鉄板だけど、

ピアノの田中信正さんとやってもいいかもよ。キャットテイルみたいに小粋

でお茶目でファンダメンタルな曲になるかもしれない。およそロジカルとは

いえない感覚主義者のふたりの感覚はとっても繊細で鋭く、型にはまらな

いところはどこか共通性を感じるもので、そのふたりをブッキングした上町

63のマスターの感覚も鋭いとしかいいようがない。私の中ではすでに絵と

してあるから、これは実現するかもしれないなあ ・・・・・・


 Why do birds suddenly appear

 Every time you are near?

 Just like me, they long to be

 Close to you


上の写真はすっかりひらいてグリーンアイが見えたフェアビアンカ。

そして下は陽にかがやくセルリアたち。

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Beautiful shadow

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今朝、窓をあけようとしてハッとした。

くもり硝子に映ったうつくしい薔薇の葉の影。

これが私の薔薇のある暮らし。

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2015年11月 6日 (金)

栗ごはん弁当

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息子の中学3年間と高校3年間、それに次いで娘もだから×2で12年。

いや、うちはほぼ3歳違いだから9年か、毎朝6時起きして作ったお弁当。

あの頃はデパートで働いてたから、ときどき自分のもついでに作ったっけな。

たいしたものが入ってなくても自分の作ったお弁当はおいしくて、社食のごは

んよりずっとましだった。

今日、久しぶりに作ったらすっかり手際が悪くなったみたい。

なんでもやってないとすぐにだめになる。

今日のお弁当は昨日スーパーと八百屋を4軒も回ってやっとみつけた栗で作

った栗ごはんと、海苔巻き玉子と鶏のつくねとインゲンの黒ごま和え。つくね

は駅前にできたおいしい焼き鳥屋さんのだからあんまり、 というか、ぜんぜん

手間はかかってないけど、今日は栗ごはんがメインだから、これでいいことに

しよう。ポットに入れるお茶はもちろん、有機熟成三年番茶です。

栗ごはんって栗を剝いてるあいだは面倒で思わず「ハー」とため息が出るけど

いざ食べはじめるとおいしくて、さっきの苦労も忘れてにこにこしながら「また作

ろう!」と思う。昨日買ったのは1パックにたった16粒しか入ってなかったけど

『極上品』と書いてあるだけあって大きくてぷっくり太ったいい栗だった。

こんどは栗をもっといっぱい、ごろごろ入れて作りたい。

今日は穏やかによく晴れてあたたかく、お弁当持ってピクニックにでも行きたい

ような陽気でした。

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2015年11月 5日 (木)

昨日のMANII@上町63

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昨日の夜はまたしても馬車道でした。

今月2回めとなる上町63は、MANI

MANIとは、サックスの竹内直、ギターの市野元彦、ドラムスの田中徳崇の

3人からなるユニットで、チベット仏教の真言からとられた名前。

3ヶ月ごとにしかやらないバンドだから、できるかぎり聴き逃さないようにし

ているのだけれど、MANIを聴くのは昨日で何回めだろう。昨日はリーダー

の直さんの選んてきた曲が市野さんも田中さんも知らない曲が多かったり

したせいか(あるいは私の耳が未熟だからなのか)、ちょっとまとまりのない

感じがしたな。いつもはかなり逸脱した感じになってもちゃんと曲のアウトラ

インが見えてるんだけど、昨日はなかなか曲の全体像が見えてこなかった。

MANIは聴くのに体力のいる音楽だと思う。

けして耳触りのよい音ばかりではないし、混沌ともしているし、実験的でもあ

って、そこが面白いんだけど、音楽に癒しを求めているような人には合わな

い音楽かもしれない。絵でいうと抽象画みたいな、アクションペインティング

のような。もちろん音楽だから絵よりはずっと聴き手に見えない制約がある

んだろうと思うけど。

さっき『音楽に癒しを求めている人には合わない』と書いたけれど、MANIの

中で静寂と白熱がピタっとハマったときはものすごく気持ちいい。

市野さんの『アンモナイト』に代表されるような、ゆらぎを持ってひたひたくる

感じと、重たい錘の付いたロープがぐるぐる円を描いて回りながら徐々にス

ピードを上げていくような緊張感のなかで、ふいにやってくる真空状態のリラ

ックス、とでもいうのか。目の前の空間が見えない音の糸で瞬く間に混色の

タペストリーに編まれていくのを放心して見ているような ・・・・・・

闇の中に目をこらして見ないと見えない色があるように、耳をこらして聴かな

いと聴こえてこない美しい音がダストみたいにMANIには散りばめられてるん

だよね。それを探しながら聴くのが好きです。

昨日よかったのは、直さんがツアーで北海道に行ったときに北海道のミュー

ジシャンとたくさん共演して、その中でとてもいい曲だったのでほかでもやら

せてもらう許可をいただいたという、園田智子さんの曲『ベガ』。

ほんとにとても素敵な曲でした。

それからやっぱり『アンモナイト』かな。

いかに毎回違うアプローチにしても、何度もやった曲の精度は高い。

上町63は大人の隠れ家みたいなJAZZバーで、つまり常に平均年齢高いわ

けだけど、昨日はめずらしくとっても若くてかわいらしい女の子が1人で来て

いて、なんだかそこにいた人たちみんな一気に優しい保護者のおじさん・お

ばさんになってしまったのでした。横浜でも数あるJAZZバーの中でわざわざ

上町63を選んで、しかもMANIのときに来るなんてすごくないですか?

上町63は女の人が1人でも安心して入れるJAZZバーです。

あなたが砂金を集める磁石みたいに耳をこらして音楽の中に潜む美しいき

らきらを見つけようとするなら、そこは自分だけの贅沢なリスニングルームに

なります。冬の季節だって、外は寒いけど上町63はあったかい。

ぜひ、おでかけくださいませ。

う~んと、次のMANIは3ヶ月後だと来年の2月かな。

鬼が笑っちゃいますけど、ぜひぜひ。

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2015年11月 4日 (水)

小春日和 *

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今日も昨日につづいて素晴らしい天気になりました。

ベランダ、あったかい!

ぽかぽか日のあたる屋根で猫が昼寝していそうな昼下がり。

だいぶ色づいてきたセルリア。

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2015年11月 2日 (月)

パンとスープの朝

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おととい友達にもらった天然酵母のフランスパン。

昨日もほぼ一日外出していたから食べる暇がなかった。

今朝、包みをあけたら見事なバゲットが出てきて思わずパシャリ。

よく焼けたパンってのも実に美しいもんだと思う。

生活のなかの美。

私が絵を描く人だったらこんなときテーブルの上に白い布を敷いてバゲット

と果物とティーポット、カップ&ソーサーなんかを置いて絵に描くでしょう。

セザンヌみたいに。

今朝はひどい雨で天気予報どおり一気に気温が下がって信じられないほ

ど寒い。今年は何もかも極端から極端、そしてスピーディー。

こういうのって、けっこうまいる。

こんな寒さを見こして一昨日の夜つくっておいた豆乳のクラムチャウダー

の温かさにほっとする。

今季はじめてのパンとスープの朝。

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