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2015年8月31日 (月)

アマンディーヌ・シャネル*

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金曜から降りはじめた雨が、今日になってもやまない。

ミストのような雨のなか、長く伸びた枝の先でしだれるように一輪咲いて

いるのは、アマンディーヌ・シャネル。数あるばらの中でも個性的な色の

ばらだと思う。ベリーのような香り。

蝉はまだがんばってる。

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2015年8月30日 (日)

0830

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本日、午後から日本橋で仕事。

でもそれも夕方には終わるから、そのあと行こうかと昨日から駅の降り口や

何かを調べておいたのだけれど、今日久しぶりにスーツを着たらパンツスー

ツのズボンのウエストがびっくりするくらいゆるゆるになってて、まずそれで

ちょっとめげてしまった。ジャケットが小さめの40、ボトムスが38。赤坂で

働いてたころにはぱつんぱつんだったスーツなのに。

いったいあれからどれだけ痩せたっていうんだろう。

ちょうど仕事のはじまりが2時からと時間が同じだということで、電車に乗る

とそれらしい人がいないかつい探して見てしまう。西武線にはあきらかにそ

れとわかる人はいなかったけれど、東西線に乗ったら赤いプラカードを持っ

た人を何人か見かけた。大きなリュックをしょって、まるでピクニックに行くみ

たいなアウトドアな格好をした男の人。そうか、ああいうプラカードを作れば

いいのね、と思うデモ素人の私。

そして夕方無事に仕事が終わって、ちょっと疲れたけどみんなと別れたら人

知れず目的地に向かおうと思っていたら、医者の友人からどっさり2週間分

の薬が入った重たい袋を渡されて、そこで完全に気持ちが萎えてしまった。

そうじゃなくても重たいトートバッグに傘に資料に薬の入った袋。

まだ雨が降るなか友人がタクシーに乗りこむのを見送って、ちょっと離れた

東西線の駅まで歩いて目の前の空いた席に座ったら、いつのまにか眠って

しまった。荷物が重たいのもあるけど、この耳で人混みに行くのはやっぱり

危険だったかもしれない。家に帰って今日は仕事帰りに行くつもりだったけ

ど行けなかった、といったら娘に「すごい人だったみたいだよ。行かなくてよ

かった」といわれた。実は私の耳はお盆休み明けに近所の医者に行ったの

だけれど(たしかにおかしいのに)異常なし、といわれて薬も処方されず、

それで今日の友人の薬になったのだけれど、大量の薬の中には(私の嫌

いな)ステロイドもあって、液体の薬が2週間分も入っていたのがひどく重か

った原因らしい。でも夜になって友人から薬の説明を聞けば、私の主訴に

対してとても妥当で的確な処方だった。昨日久しぶりにスイミングスクール

に来たロバさんと話したら、私とほぼ同い年の娘さんは目がおかしくなって

医者に行ったものの、5つの眼科で異常なしといわれて何の治療もされな

いまま帰され、6つめの眼科でやっと原因がわかった、ということだった。

私なんてひとつめの耳鼻科で辟易してるのに、6つも行くとはなんたる執念

と思うけれど、それだけいい医者はいないっていうことだ。少なくとも私の友

人のような医者は滅多にいない。雨天のせいもあったのか、残念ながら今

日の国会前は目標の10万人には及ばなかったようだ。私はあいにく腰くだ

けで終わったけれど、早く耳治してまずはプラカード。

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2015年8月29日 (土)

プロテウス

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この夏、2度めの原美術館。

2度めのサイ・トゥオンブリー。

たくさん行きたいところがあるなかで同じ場所で同じ展覧会を2回観るという

のは例外中の例外かもしれない。1度めに行ったときは湿度100%のむし

暑い雨の日だったから、このつぎ来るときは夏らしく晴れた気持ちのいい日

に来よう、といっていたのだけれど、結局また雨になってしまった。

最初に見たときはまだ昼の早い時間で、ハイキーに光が飛んだ明るい部屋

で見るトゥオンブリーの絵もよかったけれど、このあいだより暗い部屋のなか

で、紙の質感や陰影のコントラストが際立って見えた今日の絵もよかった。

カフェ・ダールで、展覧会のあいだしか作っていないオリジナルのイメージケ

ーキをはじめて食べた。淡いピンクの桃のムースの上に、桃のコンフィチュー

ルと鮮やかなジュレがのったアートなケーキ。

ケーキに描かれたのは、私が最も好きだったプロテウス。

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この夏のささやかな思い出に。

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トマトマフィンの朝

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今日の朝ごはんはクルミドモーニングで買ってきたトマトマフィンに

ミックスビーンズとカッテージチーズのサラダ。

このマフィン、一見なんてことないんだけど、中にパプリカとくるみが

入ってて、ちょっとスパイシーでもあって、すごくおいしいんです。

意外と食べごたえもある。

おいしいものを食べると、ついこれを自分で作れないかな、なんて

すぐに考えるんだけど、この次行ったらまた買ってこよう。

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2015年8月28日 (金)

クルミドモーニング ♡

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朝1でクルミドコーヒーさんに行って、この夏やりたかったことのひとつ、

クルミドモーニングを食べてきました。

この焼き立ての山型ミニ食パンと地元でとれたお野菜がおいしかった!

あいにく混んでて地下しか席がなかったのが残念だけど、この席も時間

帯によっては落ち着けそうな席。

テーブルの後ろのカウンターには水出し珈琲用のウォーター・ドリッパー

がずらっと並んで、樹液のメタファーだという褐色の水(珈琲)がポタポタ

落ちていて、その光景も地下だけになんだか神秘的なのでした。

モーニングの珈琲はおかわり自由なのが魅力だけど、平日の朝はそん

な時間もなく、くるみを割って食べる暇もなかったけれど、それはまたこ

の次、来年の夏休みかな。

朝早くだというのにお店は夏限定のモーニング目指してやってきた人で

混んでいて、分厚い本を持ったお一人様の女の子や、若いカップルでい

っぱい。むかーし、近所の行きつけの珈琲ショップで、大学に行く前の男

の子とモーニング・デートしたことなど、懐かしく思いだしたのでした(^-^)

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2015年8月26日 (水)

雨の朝のセント・セシリア

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一晩じゅう降りつづいた雨がやまない朝。

今日、外はもう寒いくらいです。

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2015年8月24日 (月)

久しぶり。

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今日、めずらしく父が家に来た。

昨日夜遅くに妹から「先日のささやかなお土産があるのだけれど、それを

持って明日の午前中の早い時間に父がちょこっと伺ってもいいですか」と

メールがきて、「それなら午前の早い時間じゃなくて、お昼を一緒に食べよ

うと伝えて」と私がいってお昼にやってきたのだけれど、去年の父の誕生

日以来だから、ゆうに1年4ヶ月ぶりのこと。

以前はうちの息子と娘の誕生日、それにクリスマスにはかならずケーキを

持ってやってきて、北風の吹く寒い冬なんか「こんな寒い日に来なくてもい

いよ」と私がいっても「そうはいかない」といっていたのに、最近ぱったり来

なくなったのは、きっとカレンダーに印をしておいて直前まで憶えていても

当日うっかり忘れてしまうか、エレベーターのない4階まで上がってくるのが

もうしんどいからなんだろうなあ、と思っていた。

それなので、父が突然来るというのでちょっとびっくりした。

久しぶりで途中で道に迷ったらいけないし、階段も見てないと危なかったり

するから昼過ぎに家を出て近所の信号機の前で待っていると、白い帽子を

かぶった小柄な老人がたどたどしい歩き方で前からやってくるのが見えた。

車が来ないことを確認して、横断歩道じゃないところを渡っている。私が手

を振って「横断歩道じゃないところを渡ったらダメじゃん」といったら笑う父。

元気そうだった。

それから、えっちらおっちら4階まで階段を上がって、家族みんなでお昼ご

はんを食べて、食後に珈琲をいれて息子のお中元のアイスを食べた。

父にとっても思いがけなく孫2人の顔を見られて嬉しかったんだろう。終始

機嫌よく、父はよく喋った。2年前の父の誕生日に息子があげたラフィアの

帽子は、男物としては1番小さいサイズを買ったのにそれでも大きかったと

かで、全然かぶってもらえなかったのをこのあいだ直すからといって持って

帰ってきた。けっきょく私よりお裁縫上手な娘に汗取りブレードの後ろに三

つ折りにした手ぬぐいを縫い付けてもらってサイズを調整したら、ちょうどよ

くなったみたいだ。父にはいささかかわいらしいけど、かまわぬの小さな赤

い朝顔柄の手ぬぐいハンカチ。

それをかぶって鏡で自分を見た父は「これをかぶると10歳は若く見えるな。

70にしか見えない」といたくご機嫌で、2人の孫相手に「このぶんだと100

歳まで生きちゃうかもよー」と笑いながら冗談を飛ばし、最後は「頭の中で

あんまり難しいことばっかり考えてるとしょんぼりしちゃうから、あんまり難

しいことは考えないほうがいい。人生は楽しむのがいちばん!」と自分なり

の人生訓まで伝授して帰った。年寄りの気分の浮き沈みというのは日によ

って激しくちがうけれど、父が元気であかるいのはよかった。

父を駅まで送っていった帰り、いつもの道でほんとうに久しぶりにパンダに

会った。ここしばらくずうっと舗道に気配すらなかったから、てっきりついに

近隣の一軒家の住人に保護されて飼い猫になったのかと思っていたのに。

ここでパンダに会えないのはさびしいけど、今年の冬はもう寒い思いをしな

いでよくなってよかった、なんて思っていたのに。

飼い猫がいる一軒家の塀の上でくつろいでいたパンダは、私が「おや!」と

思う間もなく向こうのが先に「いったい、いままでどうしてたんだにゃあ~」と

いわんばかりに文句をいいながら降りてきたから、なんだかうれしいような

がっかりしたような、複雑な気分になってしまった。

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かぶの漬けものとかスタグフレーションとか

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会社を経営している女友達は経営者であれば当然かもしれないけれど、

いつも桁違いのお金をやりとりしていて、その金銭感覚は一般の主婦とは

到底かけ離れたものがある。でも、そのいっぽうでたとえば大根の煮もの

を作るときに桂むきした大根の皮を細かく切ってザルに入れて庭先に干し、

自家製の切り干し大根を作ってそれでおいしい炒めものを作ってしまうよ

うな、ある種マメさと庶民的主婦感覚も持ち合わせていて、それが彼女の

魅力であったりもする。

男にしても女にしても人の金銭感覚って不思議だけれど、葉付きのかぶ

を買って、かぶをぬか漬けにし、葉をざくざくと切って生姜のみじん切りと

ゴマとともにごま油で炒め、塩麹と醤油で味をつけながら、私が小学生だ

ったころ、日本はまだまだビンボーだったなあ、と思いだす。

わんぱく盛りで穴の開いたズボンに継ぎを当てて履いている男の子なん

かいくらでもいたし、女の子の定番コスチュームときたら『たすきスカート』

だった。箱ひだスカートに背中がばってんになったたすきが付いた吊りス

カート。身長の成長に合わせてたすきが伸ばせるようになっていて、延々

伸ばしているうちにスカートの長さよりたすきのほうが長くなって胴長に見

えちゃうヤツ。そして、そうなると年中たすきが肩から落ちてきてうざったい

ので、私なんか安全ピンで肩のところを留めていたほどだ。クラスにはお

金持ちの子もいたけど、そんなのは土地持ちいわゆる豪農の娘か医者の

娘か議員さんの娘くらいだった。初期のお習いごとブームの時代とはいえ、

家にピアノがあってピアノを習ってる子なんてクラスに1人か2人くらいしか

いなかった時代。スナック菓子全盛の時代でもあったけれど、家には子ど

ものためのお菓子の買い置きなんてのはほとんどなく、大人がお茶を飲み

ながらお喋りするとき用の、木の菓子鉢に入った見飽きた駄菓子がある程

度だった。それでもとくに何が不自由とか、不満とかなかったなあ、と思う。

いま私は一家の主婦で世帯主でもあるから、自分で作ったエクセルの家計

簿を日々付け、科目別に毎月何にどれだけお金を使ったか、1日平均では

いくらか把握できるようにしているのだけれど、家計の最も大きなところを占

めているのは紛れもなく食費で、それは年々大きくなっている。食には多少

気を遣っているとはいえ、特にたいしたもの食べてるわけじゃないのにね。

「うちはビンボーなんですから!」が口癖だった昭和的母が作る食卓とくらべ

たって、理想的な豊かさを実現できているとはいえないのに。

大体において、たいして入ってないカゴをスーパーのレジに持って行って清

算してもらって「え、たったこれだけで?」と思うこともしばしばだから、これで

消費税が10%になったらその感覚はさらに大きくなるだろう。食のオーガニ

ック傾向が一種のブームになっているなか、水面下では深刻な食糧危機が

着々と進行してるし、いったいこの先、日本はどうなるんだろうなあ、このスタ

グフレーションから抜け出すのに日本はいったいどれくらいかかるんだろう?

なんてことを考えたりする。

最近はスーパーマーケットではあまりお目にかかれなくなってしまったけれど

きれいで元気な葉っぱ付きの大根やかぶをみつけたときは、菜飯ごはんにし

たり、炒めてふりかけを作ったりする。昨日は最初から朝がゆにトッピングす

るつもりで作ったかぶの葉のふりかけは、なんていうか、ふつうにとてもおい

しかった。そして、こういう地味なごはんを滋味があっておいしい、と思えると

ころが日本人の強みでもあると思う。いまあるものがいずれ無くなったら無く

なったで、足りなければ足りないなかでやっていくしかないのは必至なのだか

ら、あとは知恵と楽天性の問題でしょう。

最近、日本の行く末について悲観的な記事を見るにつけ(それがいかに正論

であっても)、そんなに簡単に駄目になってたまるか、戦後のぐちゃぐちゃから

逞しく復興してきた日本人の底力を思いだせ! なんてことを思ってしまう私

なのです。

今日はだいぶ涼しくなった。

ひんやりした大気は夏の終わりというより、すでに秋の気配を感じるほど。

いま頑張ってるのは、蝉。

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2015年8月22日 (土)

日没前のスカボロ・フェアー

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美しい人生、じゃなくても

人生の美しい瞬間を見つめることなら

たぶん誰だってできるだろう。

闇に消える寸前、日没前のスカボロ・フェアー。

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夏日

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久しぶりの青空。

気温30度超えの夏日。

プールは2週間ぶりだし病み上がりだから泳げるわけないけど、またプール

で泳げるようになっただけでもよしとしよう。

夏の光。

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うなだれる向日葵。

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サルスベリの紅。

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もうじき消えてなくなる今日のすべて・・・・・・

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2015年8月21日 (金)

あいはら果樹園から桃が届いた!

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さっき、あいはら果樹園さんから楽しみにしていた桃が届いた。

箱をあけると見たこともないような大きな桃が8個!

川中島白桃、という名前の桃で、濃厚な風味と糖度の高さで人気の品種

だそうです。

「やっぱりスーパーで買ってくる桃とは全然ちがうねー」と娘。

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桃って私にとってはクイーン・オブ・フルーツです。

この夏、贅沢したのはこの桃を買ったことくらい。

そして、この桃と同時に山中牧場のジェラートも届いた!

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息子からのお中元だそうです。

日頃のお詫びでしょうか・・・・・・? smile

桃の食べごろはあと数日、という感じだったので、まずジェラートからいた

だきました。

牧場の搾りたて生乳のミルクジェラート

濃厚でありつつ、後口さっぱりでとってもおいしかったです。

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2015年8月20日 (木)

涼しい朝

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寝ている間に携帯のアラートが2回鳴って、明け方はそうとう激しい雨が

降ったようだ。

涼しい朝。

今年はなんだか季節の進み方が早いみたいです。

真夏はずっと緑だったグリーンアイスの花が、気温が下がりはじめたのと

同時にピンクがかるようになってきた。

まだ8月だけど、もう空は夏の空じゃない。

涼しいのをいいことに久しぶりにばらをじっくり観察すると、あちこちにカイ

ガラムシが付いている。専用ブラシでゴシゴシ落とす。樹勢の悪くなった木

の枝にハサミを入れる。猛暑のあいだは吸収しないので控えていた肥料を

撒く。日が暮れたら今日もバイタルを薄めて葉面散布しよう。

今日咲いたばらはハープシコード。

夏のあいだはわからなかったけど、すごく上品な、香水みたいな香りがする。

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2015年8月18日 (火)

夏のおわりの空

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空を見ながらぎりぎりまで考えていたけど、今日はやっぱりライブに行くのは

やめた。

この耳で音楽を聴くのもどうかと思うけど、それよりこわいのは地下の密室で

の人の会話や雑音。それから駅のホームや電車の中の音。仮に行きに渋谷

の喧騒を免れたとしても、帰りの終電の酔っ払いたちの騒々しさ醜さといった

ら、健康なときでもげんなりするくらいだから。

けっきょく、夏休みはどこにも行かず誰にも会わずに終わってしまった。

でも9月に夏休みと同じだけ連休があるから(敬老の日入れてゴールデンウ

ィークならぬシルバーウィークというそうだけれど)いいや、とか思っている。

でも、そう思うそばから、8月のライブは全滅だった、8月の音を聴き逃した、

とかグズグズ思う。今年の8月の音は今年の8月にしか聴けないから。

それにつけても夏の終わりから秋にかけての夕暮れの空っていうのはほん

とうにきれいで、あれはたしか去年の立秋の日、やっぱり上町63に行こうと

して渋谷から乗った東急東横線の中で、多摩川を越えるあたりで見た空が

もうなんともいえずきれいで、その日ライブが始って翠ちゃんの声と馬場さん

のギターの音を聴くなり、「あ、秋の音になってる・・・」と思ったんだった。

あたりを満たしてる気とか波動って季節によってたしかに変わるみたいだ。

空気にも色があるみたいだよ。

だから次に聴けるのは秋の音。

まだ夏の名残りをふくんだサウダーヂな秋の音。

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2015年8月17日 (月)

夏を追う雨

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昨日、夜遅くから強くなった雨はどんどん激しさを増し、大雨・洪水・雷警報

を知らせる携帯のアラートがひんぱんに鳴って、一晩じゅう鳴ると嫌なので

携帯の電源を切って寝た。雨は朝になってもまだ降っていたけれど、今日

はエアコンのタイマーが2時間で切れたあとも暑くなく、むしろひんやりして

いるくらいだった。汗もかかずに長時間眠った。

でも、長時間眠ったからって耳にいいとはいえないようで、眠りは小さな死

でもあるからなのか、眠っているときの姿勢や圧のかかり方や体温の推移

なんかもあるのだろう、今朝はここ数日でいちばん耳の調子が悪かった。

左耳の周囲から左後頭部にかけて重たく、ノイズがあって、相変わらず音

の聞こえかたがおかしかった。小さな雑音が異常に大きく聞こえてうるさい。

耳がちゃんと聞こえなくて常に頭が靄ってる状態というのはときに激しい閉

塞感にもつながって、幼児体験からもともと閉所恐怖症の私はどうかする

とパニックになりそうなこわさがある。私がいちばん弱いのはバスルームで

シャンプーしているときと食事をしながら家族と話しているときで、様々な音

が入り混じって反響し、遠のき、自分が内側に内側に閉じ込められていくよ

うな感覚になる。人間、複雑なところを精巧に精妙によくできているだけに

どこか一ヵ所でもおかしくなるとなんて厄介なんだろう、と思う。耳がおかし

いだけで何をやってもひどく疲れる。

耳鼻咽喉科医の友人が前に『人間は視覚を完全に失うよりも聴覚を完全

に失うほうがダメージが大きい』といっていたけれど、そんなものくらべよう

もないような気もするけれど、聞えないだけじゃなくて365日ひどい耳鳴り

がつづく、ということにでもなったらそれはもう気が狂いそうだな、と思う。

そして見えない・聞こえない苦しみは本人にしかわからない。

昨日もおとといも夕方の数時間、ベランダでひとり木を削ってすごした。

涼しくても暑くてもそれがもっとも無心になれてやすらげることだったから。

今朝、朝食の後に、前にかかったことのある医者とネットで検索して見つけ

た近所の行ったことのない耳鼻咽喉科医に電話してみたけれど、やっぱり

どちらもやってなかった。今回は数日薬を飲んだら勝手によくなるような気

がしていたけれど、このぶんだと明日の上町63も無理かもしれないな、

なんて考えている。

今日も一日、雨が激しく降ったりやんだりだった。

夕方、あんとす堂さんに緊急でお願いしたレスキューレメディーが届いた。

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2015年8月16日 (日)

夏野菜のラタトイユ*

15ratatouille_2

ニンニク2かけ、オリーブオイルたっぷり、たまねぎ1個、ナス1本、トマト1個

パプリカ1個、ズッキーニ1本、赤ワイン100cc、そしてドライバジルと塩少々

に、塩麹大さじ1。

旬の夏野菜で、夏のあいだに一度はつくりたいラタトイユをつくった。

ラタトイユは温かくても冷たくてもおいしいけれど、今朝は昨晩つくって一晩

おいたのを温めなおして食べた。

今回、ネットで検索したレシピをもとに作ったのだけれど、たしかにいままで

つくったラタトイユのなかで一番おいしくできた気がする。

ポイントは、野菜は小さめの角切り、オリーブオイルたっぷり、トマトは1個

それに塩麹を入れること。私はそこにさらにバジルと塩をひとつまみ。

たくさんの野菜が煮ることでコンパクトになって、朝からたっぷり野菜がとれ

ちゃいます。薄く切ったバゲットと。

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2015年8月15日 (土)

終戦記念日と母の味

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生前、母は終戦記念日にはよくすいとんを作った。

お雑煮のようなのや、塩ゆでした枝豆をつぶして作ったずんだもち風のや

くるみのすいとんみたいな甘いのもあった。

どれもおいしかったけれど、私がそういうと母は昔のすいとんはこんなに

おいしくなかった、といった。お雑煮のすいとんにはほとんど具らしきもの

は入ってなく、せいぜい入ってても芋くらいで、あとは汁ばっかりだったと。

もちろん、砂糖は当時貴重品だったから、甘いすいとんなんて作れない。

母が作るすいとんの中でも私がいちばん好きだったのがくるみのすいとん

で、一皿食べたあとに私が「もっと食べたい」というと、かならずおかわりが

出てきた。物のない時代に生まれたからか母は「足りない」というのが嫌い

な人で、いつだってなんだって余るほどたくさん作る人だった。

そういう母に育てられたせいか、私はシチューとかカレーとかおでんとか、

いっぺんにたくさん作ったほうがおいしいもの以外はいつも家族で食べき

れる分しか料理を作らない。買い置きで冷蔵庫をいっぱいにするなんてこ

ともしない。ラップをかけて冷蔵庫にしまっておいたような前日の余りもの

を食べるのが好きじゃないし、買い置きしていたのを忘れて食材を駄目に

してしまうような無駄をしたくないからだ。でもだからって、どっちがいいとも

いえない気がする。子ども時代、そうじゃなくても兄弟が多くて食事時にお

腹いっぱい食べることができずに、いつもひもじい思いをしたような母と、

食べろ食べろといわれて常にお腹いっぱい食べて育った私とでは生まれ

育った時代があまりに違うからだ。

戦後70年という。

日本人の平均寿命が男女ともに80歳を超えたいまでは、人ひとりの一生

にも満たない歳月。でも戦後70年とくらべて大戦以前の70年が戦争ばか

りだったことを考えたら、この70年がどんなに貴重かわかる。

今日は母の作るすいとんの味を思いだして、くるみすいとんを作った。

私が一年で数回しか使わない擂り鉢を出したら、息子が「なんだか昭和っ

て感じだねえ」というから「擂り鉢が?」といったのだけれど、たしかにいま

の若いお母さんは擂り鉢なんて持ってないかもしれない。

くるみをたっぷり擂って自分で作ったくるみすいとんはすごくおいしかった

けれど、母の作るのとまったく同じには作れなかったし、もっと食べたいと

思っても母のようにおかわりはないのでした。

以下、自分の覚書のためのレシピ*

15suribachi

 ● くるみすいとん

  < 材料 > (3~4人分)

   小麦粉   150グラム

   片栗粉   90グラム

   水      140cc

   くるみ    80グラム

   醤油     大さじ半分強

   きび砂糖か黒砂糖  大さじ2

   塩            ひとつまみ 

   ぬるま湯        大さじ2

  < 作り方 >

  1.ボウルに小麦粉と片栗粉を入れて混ぜ、中心を少し凹ませて

    そこにぬるま湯を入れ、菜箸でぐるぐるっと混ぜて、端がまだ

    粉っぽいくらいで手でこねる。

    耳たぶより少し柔らかめになったらラップをして30分~1時間

    置く。

  2.擂り鉢にくるみを入れ、すりこ木で最初は叩いて潰すようにして

    大体つぶれたら、そこに砂糖、醤油、ぬるま湯を半量入れて、

    すりこ木を回してゆるさを調節しながら、残りのぬるま湯、塩を

    入れてペースト状にする。

  3.大鍋にたっぷり沸かしたお湯に、1で作ったすいとんをちぎって

    入れ、ぜんぶ浮き上がってから3~4分ゆでてザルに上げる。

  4.よく水を切ったすいとんをそのまま擂り鉢にあけ、スパチュラの

    ようなもので底から全体に掻きまわしてよく和える。

    器に盛って、できあがり!

**********************************************************

すいとんは,、ゆるめに作ってスプーンですくって沸騰したお湯にぽとんぽ

とん落とす作り方もあるけど、これは手でちぎって落とすタイプのもちもち

弾力のあるすいとんです。やわらかめと硬め、どっちで作ってもおいしい。

食べながらこれは父に作ってあげたら喜ぶかもなあ、なんて思っていたら

夜になって妹から「お盆休みで、父と一泊旅行に来ています」とメール。

添付された写真には、海辺のホテルでハイビスカス柄の浴衣着て、早め

の夕飯の席についてご満悦の父が写ってて、よかったよかったと思った

のでした。

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2015年8月14日 (金)

お盆休み

15semi

昨日、朝おきたら突然、左耳の聞こえ方がおかしくなっていた。

無意識に枕に強く耳を押しつけて寝ていて、ときどきそんな風になることがあ

るから、昨日もそれだろうと思っていたら、いつまでたっても治らない。

治るどころか左耳はプールで水が抜けなくなったときみたいに「うわーん」と

鳴っていて、音の反響の強弱もバランスも何もかもおかしい。

それでも昨日はお盆休み前で片づけなくちゃならない仕事がいろいろあった

からなんとか必死でやったけど、コンピュータの前で音声を聴くのも文章を

考えるのも、それをキーボードで打つのも手紙を書くのも、何もするのもつら

かった。そのうえ昨日と今日、2日つづけて仕事の後に暑いなか自転車飛ば

して出かけたりしたのも、いま考えたら馬鹿だった。

今日から夏休みで、今日は朝早くに友達と待ち合わせていたから昨日は早

めに寝たというのに、夜中にエアコンがいまにも壊れそうなうるさい音を立て

はじめて、ぜんぜん眠れなかった。実際エアコンはうるさかったみたいだけれ

ど、実はそれ以上に私の耳のなか頭のなかで音が増幅され、反響していた

のだった。

今朝目覚ましが6時に鳴ってフラフラ洗面台の前まで行って、鏡に映った自分

の顔を見て「こりゃ、だめだ」と思った。まるで別物だった。

それでもシャワーを浴びて身支度する気でいたけれど、どう考えても耳の聞こ

えかたはおかしいし頭の中で音がわんわんしてるしで、過去に2回突発性難

聴とそれに近いことを経験している私としては直感的に、これはもう今日は出

かけないほうがいいな、と思った。何がいけないって、電車に乗ってもどこに

行ってもいまの時期は冷房が効きすぎてる。こういうときは身体を冷やすのが

いちばん良くない。それにふだんでも耐えがたい大量の雑音!

今日は久しぶりに会う友達との楽しみにしていた約束だったから、ぎりぎりま

で思案してしまったし、当日の朝になってドタキャンするのは相手にも申し訳

なかったけれど、でももうそんなこともいってられない。友達にはメールをし電

話をし、事情を話して電話を切ったあとタオルケットを頭からかぶって寝たら

昼近くまで眠ってしまった。途中、電話が2回鳴ったけれどとれなかった。

それからやっと起きて今日一度めのごはんをみんなで食べはじめたら、息子

が「今日は実にお盆らしい天気だな」といった。朝6時に起きたとき空はいま

にも降りだしそうな寒々しい灰色だった。いまは晴れでも雲りでもない中途半

端で曖昧な色をしている。子供が心配するから私はヘラヘラしていたいのだ

けれど、前回難聴になったときは2回ともかなりしんどかったから、それを思

いだすだけでも内心、不安でいっぱいだったりする。折しもお盆休みで医者

はどこもやってない。「あなたは医者がやってないときに限っていつもきまって

病気になるのよ」という亡き母の声が聞こえてくるようだ。やれやれ。

せっかくの夏休みだっていうのに・・・・・・。

ごはんを食べながら前回もらった薬のことを考えた。

食後すぐに薬箱の中をガサガサやったら、医者の友達が出してくれた薬が不

完全ながら残ってた。漢方も。たすかった!

前回は平成19年、6年前の9月だった。

難聴って、耳がおかしいと気づいたらできるだけ早く手を打たないと手遅れに

なりかねない厄介な病気だから、薬があったことでちょっとほっとした。

初めて突発性難聴になったのは娘がまだ保育園に通っていたころだったと思

う。あのときの原因は完全なオーバーワークだった。過労と睡眠不足と過度の

ストレス。6年前のはもうよく憶えてないけど、夏の疲れからくる自律神経の乱

れだったんじゃないかと思う。眩暈がひどくてメニエール病を疑われ、CTスキ

ャンまで撮った。今回のは3回めではっきり原因がわかるような気がする。

猛暑つづきで、たいして効かないとはいえ昼も夜もエアコンのついた部屋で

一日中コンピュータの前にいて、仕事が終わる夕方ともなると脚がむくんで

パンパンだった。おとといなんか、膝を曲げようとして左膝がイタ! となって

しまったほどだった。ふくらませた長い風船を折ったときのようなあの感じ。

脚のむくみと耳がおかしくなったのには絶対何か関係がありそうだと思った

ら、やっぱり腎臓の働きとリンパ液の流れと耳の聞こえかたには関係がある

らしい。それから慢性的な肩こりと首こり。とくにここ数日は首の左側の張り

がひどかった。それが原因で頭痛になってしまったほどだった。そしてメンタ

ルでははっきりと「あれがいけなかった」とわかるいくつかのストレスがある。

いま考えたらこれだけわかるのに、そんななかでも自分は身体が動くからい

ま快調だと無理をしていたのだった。

常に結果の前には原因あり。ということだけど、8月に調子が悪くなりやすい

原因のひとつには、2週間プールがないことがある。いつもクラブではみんな

に「週に1回くらい泳いだところで体力維持時にも筋力維持にもならないし、

かえって身体にキツイだけ」といわれているけれど、少なくとも私は週1回プ

ールで泳ぐことで心身のバランスを維持しているのだった。1週間の仕事で

バリバリになった身体をほぐし、常に誰かをケアすることからも重力からも解

放されて、たった50分間プールの中にいること。

それが自分にとってどんなに大事なことか、今回もつくづくよくわかった。

仕事が休みで具合が悪くても家事はなくならないというのが主婦で、夕方

買いものに行こうとして階段の踊り場で蝉がひっくり返っているのをみつけ、

今年もついにこの季節がきたか、と思った。

私は言葉をなんでも省略して略語・略称でいうのが大嫌いだしテレビも見な

いので知らなかったけど、『PPK』って『ピンピンコロリ』を指すのだそうで。

そういう意味では蝉ってまさしくPPKなんじゃないかと思うけど、そう思うそば

からそれに逆するような北村太郎の詩の一節が浮かんで、あれってなんの

詩だったっけなあ、と考えてみるも頭が靄ってそれ以上、思考まとまらず。

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2015年8月13日 (木)

変わりナス

15kawari_nasu_2

このあいだ西国分寺の駅前で地元産の野菜を売っていて、そこで買ってきた

緑いろの変わりナス。ほかにも真っ白いナスとか、白と淡い紫の縞ナスとか

面白い野菜がいっぱいあって、この緑のは生でも食べられるというので漬け

ものにいいかも、と思って買ってみた。

ぬか漬けをはじめてから、また野菜の買い方が変わりました。

サラダとは別に、常に漬けものによさそうな野菜を見てしまう。

このあいだも書いたけど、キュウリが一番漬かりやすい。

ナスは意外と表皮がしっかりしてて、なかなか漬からない。

オクラはゆでてから漬けるので漬かりやすい。

そして、ご飯に合う。

というわけで、今日の朝ごはん。

15asa_gayu_2

朝がゆはこれで3回めだけど、息子は朝、パンを食べるよりいいそうです。

夏の朝にパン(とくにハードパン)を食べるのはキツイし、おかゆと漬けものは

食べやすくて、思った以上にお腹にいいって。

私はパンに珈琲も大好きだけど、でも夏の朝にあったかいおかゆと発酵食の

漬けものがお腹に入るのはいいかな、と思っています。

変わりナスは長めに漬けたのにふつうのナス以上に漬かりにくかった。

思わずお醤油をちょっとだけかけちゃいました。

やってみたいのはお豆腐のぬか漬け!

お豆腐って漬けるとまるでチーズみたいになるんです。

ちょっと時間はかかるけど・・・・・・

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メラレウカ

15melaleucaalternifolia

昨日、夜遅くから降りはじめた雨が朝までつづいて、嘘みたいに爽やかな風

が吹き渡る朝。私のベランダにあたらしい仲間が増えました。

昨日の夜、コトリ花店さんからきたメラウレカ。

精油を使う人だったら誰でも知ってる『ティーツリー』の木です。

ティーツリーの精油はいつでも常備してるけれど、精油が採れる元となる木

を実際に見たのは初めてです。

オーストラリア原産、フトモモ科の常緑中高木。

こんなに細くて繊細な葉っぱを持ったグリーンの美しい木です。

15melaleucaalternifolia_02

これはきっと地植えしたときの場合でしょうけど、最大樹高は5~6メートル。

枝に付けられたタグには『成長が早いのでシンボルツリーや庭木、生垣として

おすすめです』とある。

『シンボルツリー』って言葉も憧れです。

自分の庭を持ってないと実現できないことだから。

このあいだからコトリさんが「もし宝くじが当たったら」なんてことばかりいって

るんだけど、私なら間違いなくシェアハウスをつくる。みんながくつろげる美し

い庭のあるシェアハウスを。

シンボルツリーといえば、私が持ってるばらの中ではもっとも古いスタンダー

ドローズのコンスタンス・スプライが、今年ついに枯れてしまいました。

ここ数年花を咲かせてなかったからもしや、とは思っていたけれど、ついに。

それで大きなテラコッタの鉢を片づけなくてはならなくなってしまいました。

ほかにもこの夏の猛暑で枯れかけてるばらがいくつか。

これも毎年のことなので慣れてはいるけれど、毎年この時期になるとばらは

もうめようかと考える。年々、日本の高温多湿の気候には合わなくなってる。

でも、けっきょく秋になって涼しくなれば、また空いてしまったスペースを埋め

ることを考えはじめるんですが。

仲良くなったお花屋さんのおかげで私のベランダにもだんだんばら以外の植

物が増えてきて、いつかオーストラリア植物のあいだに好きなばらがいくつか、

なんてことになるかもしれないな、なんて思ったりしています。

セルリアもそうだけど、一年中緑の葉っぱをしてるのがいいです。

メラレウカとなったら、そのうえ爽やかな香りつきです。

もうメラレウカでベランダのフェンスをぜんぶ覆ってしまいたいくらいです。

とにかく、いつだって緑がわしゃわしゃジャングルみたいになってるところで

暮らしたい、というのが私の望みです。

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2015年8月12日 (水)

レア ミッフィー ♡

15rare_miffy

今日は朝ちょっといろいろあって、バタバタして朝ごはんが遅くなったことも

あるけど、それから仕事に興じてうっかりお昼を食べそこねちゃって、夕方

お腹がすいたのとクーラーで頭が痛くなっちゃったのとでどんよりしてたら、

出がけに息子が下のポストに入ってたって、小さな封書を渡してくれた。

それはときどき誰かの美術展に行くと、そこでみつけたラブリーなグッズを

お互い送りあってる同僚からで、あけたらミッフィーのロルバーンだった。

日頃わたしがロルバーン愛用者なのをよく知ってのプレゼント。

神戸大丸で開催中の、誕生60周年記念「ミッフィー展」で買った、展覧会の

みの限定グッズですって。

いつものミニの黒とかチョコレート色の渋いロルバーンも好みですが、こうい

うかわゆらしいのもたまにはいいです。大きいから字がいっぱい書ける!

ひげずらの渋い顔したおっさんが眉根にしわ寄せてミッフィーのロルバンに

難しいことをいっぱい書き連ねている・・・・・・ なんていう図もなかなかうるわ

しいのではと思はれます。いかかでせうか。

ミッフィーというと、下の子が小さかったころのことを思いだします。

ランチプレートにマグカップ、水筒にハンカチ、みんなミッフィーでした。

息子のときは機関車トーマス。

小さい子どもがいる時代の家庭っていいもんです。

子どもにかこつけて自分の好きなものが買える。

でも家に小さい子どもがいなくたって、誰でもかつてはみんな小さい子ども

だったのだから、自分のために買ってもいいのです。

いいアートってそういうもんです。

(やったね!)

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2015年8月11日 (火)

夏雲

15summer_cloud

この夏はとにかく湿度が高くてむし暑いから、あれだけ猛暑がつづいた後

では誰も逝く夏を惜しむ人なんていないかもしれないけど、日に日に日が

短くなって、夏の大気や光に数日前にはなかったものが混じりはじめて、

夏が徐々に変質してくるのを感じると私はやっぱりさみしくなってしまう。

もう絶対にフラレるとわかってる恋をしてるような気になる。

だから朝起きて青空に夏雲がもくもく浮かんでたりすると、おお、まだ夏は

健在だー と思って嬉しかったりするのです。

15summer_cloud_01

夜、静かなベランダで、夜空にほのかに残ってる遠くの雲を見てるときは

「あのへんをクロールで泳ぎたい」などと思う私ですが、いったいどこから

こんなに次々と雲が生まれるの、というふうに東から西へと雲がどこどこ

流れていくのを見ているときは、孫悟空が入道雲に乗るみたいに、勇壮

に空を駆け抜けたい気持ちに駆られます。

そして、こんな空を眺めているとき思わず頭のなかで聞こえてくるのは、

アントニオ・カルロス・ジョビンの『Dindi』の英語歌詞の歌いだしの部分、


 Sky, so vast is the sky

 With faraway clouds just wandering by

  Where do they go

  Oh, I don't know, don't know


です。

といって、私の頭のなかに聞えてくるのはもちろん、清水翠の声です。

この歌いだし、ほんとうに素敵なのよ。

聴いたことがない人はぜひ聴いてみてください。

『Dindi』は清水翠のファーストアルバム、『Remains』の1曲めに入ってます。

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2015年8月10日 (月)

夏らしいこと①

15summer_light

相変わらず湿度が高くて蒸し暑いけど、立秋を過ぎて何かが変わったみたい

です。大気光にこのあいだまでとは違う何かが混ざってる。

今日は朝から灰色の重たい雲が垂れこめてて、一雨くるかのかなと思ってい

たら、2時前あたりになってザーッと音を立てて降りだした。けっこう激しい雨

で、典型的な夏の驟雨。でも、それで涼しくなるかと思いきや、雨は30分足ら

ずでやんで、ますます蒸し暑くなった。虹も出なかった。

ほんうは私は今夜はサムタイムに行く予定だったのだけれど、うっかり予約

のタイミングが遅れたら1階席がとれなくて、今回はめずらしくやめにした。

夏の音、8月の音が聴けるのも今夜一度限りのことだから、ちょっともったい

ない気もしたけれど、昨日電話に出た人はいつものハキハキした人じゃなか

ったから、なぜかつい「じゃあ、いいです」って言葉が出ちやったのだった。

でもまあ、それも縁、これも縁かな、と思う。

それで今日はアフター5:30に家を出て、娘とリベンジに出かけた。

このあいだ食べられなかった、かき氷を食べに。

もう立秋も過ぎて夏も後半だっていうのに、まだ夏らしいことのひとつもして

ないんだもん、ひとつくらいさっさとやっておきたいじゃない。

ってことで、向かった先は前から行ってみたかったクルミドコーヒー

15kurumedcoffee

駅から駅までだったら、たった14分。

クルミドコーヒーさんは西国分寺の南口出てすぐだから、こんなに近いところに

こんなにいいカフェがあったんだ、と思う。

まずお店のドアを開けた瞬間にスタッフの笑顔が飛んでくる。ちょっとびっくり。

2階の大テーブルのはじっちょに案内されて、まずはちょっとお腹がすいてる

ので深煎り珈琲とトマトマフィンを頼んで。

珈琲はいつも自分がいれる珈琲からすると薄くて軽めの珈琲で、深々煎り珈

琲でもよかったっぽい。でも、なんだろうな、独特のフレーバーがあって、それ

がおいしかったです。

15kurumedcoffee_01

そしてこの温めたトマトマフィンがおいしかった。

中に入っているのはパプリカとくるみ?

かわいい形をしていてちょっとスパイシーでもあり、バターがついて意外にも

食べごたえがありました。(私は2つでも食べれたけど。)

そしてクルミドコーヒーさんといったら、くるみ。

店のマークからそうだけど、店内のあちこちに置かれたくるみ割り人形。

それに「おひとつどうぞ」と書かれたカードと共に小さなかごに入れられて各

テーブルの上に置かれたくるみの実と、きのこの形をした木製のくるみ割り。

本日のメインにして食後のデザートが来るのを待つあいだに店員さんにくる

みを割るコツを教えていただいて、娘と交互にくるみを割って遊びました。

楽しかったし、くるみがおいしかった。そして待つこと200分ほど?

じゃーーーん!!! 

きました、クルミドコーヒーのかき氷 2015!

15kurumedcoffee_02

水だし珈琲のかき氷。

ふわっふわのかき氷の上にかかった浅煎り、深煎りの水だし珈琲に、中から

出てくるミルクアイスと珈琲ゼリー。

最後はとけた氷にミルクアイスと珈琲が混ざって、昔お風呂屋さんで飲んだ

懐かしのコーヒー牛乳みたいになって、おいしかったですね~

これ、珈琲好きにはたまらないかき氷だと思います。

私も娘もめちゃめちゃ満足。

お店は素敵だし店員さんはすごく感じがいいし、出てくるものみんなおいしい。

これってお金を払えば叶うってものじゃないし、東京広しといえどもそうそうあり

ません。いまさらだけど、いいお店みつけました。

ちなみにクルミドコーヒーのかき氷がやってるのは9月2日までだそうです。

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思わず帰りの駅のホームで娘に「あそこはとっておきの場所にしておいて、

こんど仲のいい友達ができたら一緒に行きなよ」なんていう私。

店にいるお客さんたちも実にゆっくりのんびりくつろいでました。

喫茶店、かくあるべし。

実は私は今年の夏休みはクルミドコーヒーにモーニングを食べに行こう! 

なんていっていたのだけれど、朝8:30~10:30というのを見ていっつも

朝寝坊の娘は「無理!」というのでした。

しょうがないからこんど1人で行ってみるかな。

そして夕方こんな時間にこんなものを食べてしまった日の夕飯は、軽めの

何か温かいものを。

とりあえず今日のタイトルを『夏らしいこと①』としてみたけれど、②以降が

あるかどうかはいまのところ未定。

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2015年8月 9日 (日)

黄色い鳥かごのある風景

1508yellow_birdcage

私の家では物心ついたころから母が小鳥を飼っていて、最初はつがいの

十姉妹。それがどこをどうしたわけかどんどん増えて、私が小学校の中学

年くらいのときにはすでに鳥かごだけで6つ以上、小鳥の数にして1ダース

以上いた。そして、その世話係をさせられたのは私。いつも給食のない土

曜日に4時間授業で帰ってきては、お昼ご飯をすませた後きまって鳥かご

の掃除をした。まず鳥かごの中から陶器の水浴び用の水入れを取り出し

たら、かごの下についてる引き出しみたいなのを引っぱって汚れた新聞紙

を丸めて捨て、引き出しをホースで引いた水で洗って乾かした後に新しい

新聞紙をきちんと折って入れる。それからきれいに洗った水入れに水を入

れてかごの中に置き、エサ入れを取り出してふーっと吹いて殻を飛ばし、

エサを注ぎ足す。菜っ葉があれば菜っ葉入れに入れて、インコ用のイカの

骨が減っていたら新しいのを針金でくくりつける。

それだけのことをするんでも小鳥が1ダースもいて鳥かごがいくつもあると

大変だった。子どもながらに私の仕事は几帳面で丁寧だったと思う。

鳥かごの中には雛のときから擂り餌をやって育てて手乗りになってるものも

あれば、いくら飼っていても人に懐くことなく鳥かごに手を入れると怖がって

バタバタ暴れるのもいたけど、ぜんぜん平気だった。そんなことを何年もやっ

たからいまでも小鳥はつかめるし飼えると思う。それをいつかロバさんの家に

行ったとき話したら、小川洋子の『コトリ』という本を貸してくれたのだけれど、

自分のなかでたったひとつ不思議なのは、そんな風に熱心に小鳥の世話をし

つづけたにもかかわらず、いったいいつ最後の一羽がいなくなって、いつから

実家が小鳥を飼わなくなったのか、まったく憶えていないことだ。

いつも自分は記憶力だけはいいと思っていたのに。

かくも不完全な人間の記憶。

そんなことをふいに思いだしたのも、今日久しぶりに鳥かごを見たからだった。

黄色い鳥かごのある風景。

今日の夕方、コトリ花店さんで。

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2015年8月 8日 (土)

夏の風物詩**

15msabou

毎年夏になると、夏のあいだに一度はかき氷を食べたいと思う。

花火とならんでそれがもっとも夏らしい風物詩だから、っていうのもあるけど

単純に大きなかき氷が目の前に置かれたときのあの気分が好きだ。

子どもみたいなわくわく感。

子どものころと違って、大人の夏休みなんてわずか数日のことで、海水浴に

行く楽しみがあるわけじゃなし、何もしなくてもあっという間に終わってしまう

から、時間さえあれば夏の気分を味わっておきたい。

今日雑誌でたまたま見つけた和菓子屋に行こうと思ったのは、そこのかき

氷が凄かったせいもあるけど、それ以上に友達が住んでいる街だったから

だと思う。午後遅く娘と出かけて、いないことを覚悟で駅のホームから彼女

に電話したら、思いがけなく出てきて会えることになった。

駅を降りて通りを歩きはじめたら、車道をはさんで向かいで手を振るMの姿。

3人で件の和菓子屋の前まで行くと、誰も待ってる人がいないと思ったのは

大間違いで、店員の女性がせっせと整理券を配っているところだった。まだ

4時半にもなっていないというのに、5時45分になったら来てください、とい

われる。しかたなく近所のカフェでお茶をしながら時間を潰して、途中でやっ

てきたMの娘と4人で和菓子屋に行くと、こんどは店の外まで行列ができて

いて、整理券を見せると最後尾に並んでください、といわれる。幸い今日は

昨日までと違って猛暑じゃないからまだいいようなものの、すでに1時間以

上待ったのにこれ以上どれだけ待たされるんだろうと思う。店員さんがメニ

ューを持って近づいてきたので「ここからだと、あとどれくらい待ちですか?」

と訊くと、「あと2、30分くらいです」と明るくいうのだけれど、地元で詳しいM

によれば、中の階段から40分待ちだから、ここから2、30分ってことは絶対

にない!」というので、「じゃ、やめようか」といってあきらめて帰ることにした。

去年の『たいやきや ゆい』さんといい、ここといい、東京じゃかき氷食べるの

もよいじゃない。「私は待たなきゃならないところでは食べない」と娘。どうやら

私のまわりは家族・友人含めて何かを食べるためだけに待つ人はいなさそう

です。わざわざ来たのにやれやれ、って感じだけれど、今日は思いがけなく

1年ぶりで会う友達に会えたから、それだけでよかった。

帰りの電車で「茶房に寄ってみる?」と訊くと、「うん」と娘。

それで最寄駅よりちょっと手前で降りていつもの武蔵野茶房へ。

ここにもかき氷はあるのだけれど、昨日までの猛暑のせいか今日は電車の

中もカフェの中も寒いくらい冷房が効いていて、リネンのノースリーブのワン

ピースを着ていた私は冷えてしまったので、もうちょっとソフトなところでクリ

ームあんみつを。ここは冷たいものを頼んでも夏でも温かいお茶がついてく

るのがいいです。

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それでも冷たいものを食べたらすっかり冷えてしまい、さぞかし外に出たら

暑いだろうと思ったのに、出たらそうでもなかった。午前中は今日が立秋と

いうのが信じられないようだったけど、夜になったらだいぶ涼しくて、夏の終

わりがちょっと見えたようでした。

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プールのない土曜日

15morning_of_fruit

1年のうち、いつが1番泳ぎたいって、そりゃ夏なのだけれど、世のなか

うまくいきません。スイミングクラブが今日から夏休みに入ってしまって

プールのない土曜日。だから朝ごはんもいつもみたいにバタバタするこ

となくのんびりです。

朝のフルーツは葡萄。

この時期、桃についでおいしいのは葡萄。

葡萄ってすごく身体にいいそうです。

ひんやり冷たくておいしい。

それで、これだけ猛暑続きだとつい冷たいものばかり食べがちだけど

そこをあえて今朝は温かい野菜と豆の具だくさんのトマトスープで。

なんでもバランスが大事です。

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フレンチミックス

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真夏の暑いときに赤なんて暑苦しいし、涼しげな色の花はほかにもっと

あったけれど、昨日気になったのはこれだった。

フレンチミックス。

すると花屋が「赤を選ぶなんて、めずらしいね」といった。

「さびしいのかな」

というので、「さびしい? なんで?」

と訊くと、(名前は忘れちゃったけど)「知り合いの絵描きさんが、さびしい

ときは僕つい赤を使っちゃうんです、といってたから」という。

そういわれて逆にハタと考えてしまった。

人間、意外と自分の気持ちには鈍感だったりするかもしれない。

というか、いつも人のことばっかり考え過ぎなのかもしれない。

私たちに必要なのはきっと『しなければならない』ことから解放されること。

他人のことより自分を優先する時間。

遊びたがってる内なる子どもを解き放つこと。

真夏にばらなんて全然もたないのに入れてきちゃった、と花屋はいうけれ

ど、いまきれいならそれでいいのよ。

そして明日は明日でちがう花を選べばいい。

疲れた1週間の終わり、夕暮れのわずかな時間のこと。

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2015年8月 7日 (金)

夏のぶっかけ

15bukkake_soba

昨日は夜から出かけてパンしか買って来れず、朝はマフィンと珈琲の朝食

だったから、お昼はそれを解消すべく、青みのものがいっぱいのったぶっか

けそば。これおととい「マクロビオティック」と書いたら家にレシピ本があった

ことを思いだし、パラパラやっててみつけたメニューで、いまの季節にちょう

どぴったりと思ったのだけれど、よく見ると温かいそばだったみたいだ。

でもこの組み合わせはぜったい夏にあう! 冷やしおろし納豆そば。

材料は、そば(乾麺)、麺つゆ、大根おろし、納豆、わけぎか小ねぎ、オクラ、

大葉、細切り焼き海苔、炒り白ごま。作り方は、あらかじめ大根おろしを作っ

たりオクラを塩ゆで3分して小口切りしたり、小ねぎを刻んだり焼き海苔を細

く切ったりと下準備はちょっといるけど、あとは乾麺を固めにゆでて流水で洗

い冷水で締め、冷やしておいた器に盛って麺つゆをかけ、おろし、納豆、大

葉を盛って、刻み海苔、ごま、小ねぎ、オクラを散らしたらできあがり!

マクロビオティックではもちろん、市販の麺つゆなんてものは使わないけど

私はふつうに使ってる。

これだけトッピングがのると、ぶっかけそばもちょっと豪華です。

さっぱりしてながらも食べごたえがあっておいしかった!

納豆やオクラやとろろはネバネバが苦手、って人も多いけど、ネバネバ食

材こそ健康食ですね。とくに暑さで消化能力が落ちて胃から夏バテを起こ

しやすいいまの時期には、胃にやさしくて栄養たっぷり。

そして夏は何かと出番の多い大葉。

今回びっくりしたのは自然食品屋のそら屋さんで買ってきた大葉がいつも

スーパーマーケットで買ってくる大葉とはぜんぜん違ってたことで、大葉や

セロリは野菜の中でも最も農薬が使われているっていうので買うときいつ

も躊躇してしまうのだけれど、見た目の感じから葉の大きさ、色、香り、味、

刻んだときのふんわり感、何もかもいつもより自然な感じで驚きでした。

今日も東京は朝からハンパない暑さで猛暑日連続8日で記録更新だとか。

それにつけても夏のぶっかけ、癖になりそうです。

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2015年8月 6日 (木)

夜のお散歩 *

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暑いなか昼過ぎお昼のパンを買いに行って建物の下まで来ると、前の道路

にクロネコヤマトの小さなクルマが停まっていて、ちょうど宅配人が荷物の

ダンボール箱を持ったところだった。箱には『割れもの注意』の赤いシール

が貼ってあってすぐにピンときたのだけれど、私が急いで軽快に階段を上

がるすぐ後ろから宅配人もついてくる。4階の階段を上がろうとするところで

「それきっとうちです!」といって家の中に入り、ハンコを探して玄関に戻ると

宅配人の男の人は真っ赤な顔で荷物と伝票を差し出した。ここはエレベータ

ーのない4階だから、荷物が軽かろうと重かろうと猛暑の時期ここまで駆け

上がってくるのは大変だ。思わず「冷たいお茶飲んでく?」といったら彼の顔

に一瞬、遠慮して躊躇するような表情が浮かんだから、かまわずキッチンに

行ってガラスのコップに冷たい番茶を注いで渡すと、彼は見事に一気に飲み

干して「生き返りました!」と元気にコップを私に返した。額に玉の汗。

ここまで暑いと、こんな時期、宅配の仕事をするのも飲食の厨房で働くのも

パン屋も揚げもの屋も道路工事の人も、もう殺人的だな、と思った。

届いたのは、夏バテ予防に買った福井の高井由平商店の紅梅液。

それで夕方、仕事を終えてから父に電話して「夏バテ予防にお父さんの好

きな梅シロップを買ったのが今日届いたから、いまから持って行く」といった

ついでに「阿佐ヶ谷の七夕祭りがはじまったみたいだけど行ってみる?」と

訊くと、「今日?」と訊き返されて一瞬、え、と思ったけれど、年寄りの機嫌

というのはまるで猫の目のように気まぐれなのだ。「今日行きたいなら今日

でもいいよ!」といって電話を切った。

そうやって家を出て行くとき電話をしたからてっきり支度をして待っているか

と思いきや、実家に着くと父はまだステテコ姿でいる。そこから着替えがは

じまって、さあ行くかといったらこんどは例によって都バスのシルバーパス

がないといってあちこちガサガサやりだす。いつ使ったの、と訊けば今日の

午前、というから、ならあるでしょう、といってちょっと見ればあるではないか。

このあたりがだいぶボケた父ではある。

それからまだ蒸し暑い夜道に出て「でも夜から散歩に行けるなんてのは夏

ならではのことだね」とかいいつつ、近くの停留所留所まで行ってバスに乗

り、懐かしの中杉通りの景色をセンチメンタルな気分で眺めながら阿佐ヶ谷

に着くと、そこは思った以上の人だった。

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まるで初詣の神社の境内なみにすごい人。

ただでさえ夜になっても蒸し暑いのに、人の熱気でムンムンしてる。

でもふだんから父に会うときは事前に超気長モードに切り替えて来るから、

まあ、このくらい混雑してて前に進めないと父の歩く速度でも後ろから押され

なくていいか、と思って歩く。

七夕祭り、といっても、ショッピングモールの天井からいろいろな飾りつけが

ぶら下がってて、通り沿いに商店街の露店がずらっと並んでる、というだけ

なんだけど、そこにこの猛暑のなかこれだけ人が集まるって、日本人もブラ

ジル人並みにお祭り騒ぎが好きなんだなあ、と思う。

飾りつけはこんなオーソドックスなのから、

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キティちゃんがいたり、

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平和のシンボル、白い鳩とか。

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このあたりは中央線ジャズ、と呼ばれるくらいJAZZ喫茶やライブハウスが多

いことからこんなのや、

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こんなの。

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時節柄こんなのがあったり、(まじ、あぢぃ~!)

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世相を反映してこんなのがあったり。

と、いろいろ。

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商店街の店の並びは実に雑多で、私が子供の頃からあるような古い店もま

だけっこう残ってて、なんていうか、すごく昭和レトロな感じなのです。

これは詩人のねじめ正一さんの、通称『ねじめや』。

うちにある、かき氷用の脚付きのレトロなガラスの器は、結婚してすぐにここ

で2つ買ったもの。残念ながらひとつは脚にヒビが入ってしまったけど。

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このモール、どれくらい長さがあるのかなあ?

ずいぶんまっすぐ歩いたところで後ろにいる父を振り返ると、最初はニコニコ

していた父が水槽の上の方でアップアップして口をパクパクやってる金魚み

たいな顔で歩いてて、「もう暑くてたまらないから1本向こうのバス通りに出よ

う」という。それで中杉通り沿いの道に出たものの、けっきょく人混みで暑いと

いう以上に今夜は耐え難く蒸し暑い夜なのでした。

で、いままで知らなかったけどこの道沿いにある店がまたなんともあやしくて

阿佐ヶ谷って、なかなかディープな街なのでした。

(こんどゆっくり徘徊したい。ような。)

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よっ! 越後屋!

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ちょっと感じよさげなJAZZ喫茶もあり。

(私だったらここで茶でもしばくんですが。あ、これは翠ちゃんの言い方だ。)

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JAZZ喫茶を横目でチラ見するジーサン。(御年84歳)

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帰りは父もいささか疲れたようだし何せ暑いし喉も渇くしで、私は適当に目に

ついた店で父においしい晩ごはんでも食べさせて帰ろうと思っているのに、

何やら父が「北口の先でて路地に入ったところに小さな店があって・・・」とか

いうもんだから延々歩いて着いて行ったものの、いざ路地に入ったら「どこだ

か忘れちゃった」というので、もう疲れてどうでもよくなって、けっきょく先に食

券買って入るようなセルフサービスの蕎麦屋に入ることになっちゃったのでし

た。あーあ ・・・・・・

というわけで(?)、今日の笑えたで賞はこれ。

「オトーサン! この店じゃないのォ? オトーサンとおなじ名前のこの店!

ここで冷たいザルうどんでも食べてく?」 「やだ」

あたしはこっちのほうがよかった!(>_<)

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2015年8月 5日 (水)

真夏のラ・パリジェンヌ

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真夏のあっついベランダで咲いたラ・パリジェンヌ。

このくらい小さくなってピンクが強く出るとこのばらも好き。

今日も朝からすごい陽射し!!!

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2015年8月 4日 (火)

ぬか漬け、はじめました。

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発酵食であるぬか漬けが身体にいいってことはもちろん前から知っていたけ

ど、でも自分でやることはないだろうと思ってた。これだけ気温も湿度も高くて

蒸し暑いいまの日本の気候ではカビを生やさないように管理するのが大変だ

し、毎日かき混ぜなきゃならないのは面倒くさい。おまけにそれ以上に日本に

は昔から『ぬかみそ臭い女』なるインパクトの強い言葉があって、イコールそ

れは『所帯じみた女』を指し、私は若いころからそれだけは勘弁、みたいに思

っていたからだ。なんたって若いころの私は白いシャツを着て一日それが汚

れないような暮らしがしたい、なんてアホなことを考えていたのだから、当然

といえばトーゼンだ。それが何ゆえ突然はじめたかというと、医者の友達の言

葉がきっかけだった。うちには潰瘍性大腸炎の息子がいるのだけれど、いつ

かその友達に会ったときに「息子さんの調子はどう?」と訊かれて、寛解状態

ではあるけど皮膚の状態は相変わらず良くなったり悪くなったりで、ときどき

皮膚科に行ってる、と答えたら「だったら息子さんにぬか漬けやらせたら」とい

われたのだった。もちろんそれは息子に伝えたけれど、うちの息子が最初か

らそんなことやるわけがない。へー、ってなもんで終わってしまい、友達に言

われた言葉だけが私のなかに残った。

自分でぬか漬けをはじめてみようかと思ったのは、今年の上半期はリハビリ

通いで忙しく、ここ数年やっている味噌の寒仕込みのタイミングをうっかり逃

してしまったことで、だったら味噌作りができなかった代わりに糠漬けをやる

かと考えたのだった。それでちょっとインターネットで検索してみたら、いまは

冷蔵庫で保存できて毎日掻きまわさなくてもよく、しかも臭くなくて初心者でも

最初から上手に漬けられる、という便利なものがあるではないか。

糠漬けの材料と糠床用の容器がセットになったものと材料だけのがあって、

以前3点セットで安くなっていた野田琺瑯の保存容器を買って、1番大きいの

だけ使い道がなくてしまってあったことを思いだし、これだ! と思った。

押入れから出してみると、使い方のしおりにたしかに「ぬか漬け、一夜漬けの

容器として」と書いてある。やったね!

それで先週やっとオーダーして、届いたのがこれ。

15nukaduke_02

ぬか床一年生

私が買ったのは混合ぬか500グラム2袋、ミカンの天然酵母100グラム2袋

容器なし、のセット。ぬかと天然酵母各1袋は予備用で、最初に使うのは混合

ぬか2袋と天然酵母1袋。

作り方は簡単で、大きめのボウルかぬか床用の容器の中で混合ぬかと湯冷

まし1000ミリリットルを混ぜ合わせてお味噌くらいの硬さにし、そこに天然酵

母を入れて混ぜ合わせ、漬けたい野菜を入れて24時間冷蔵庫に入れておく

だけ。作ってみると、家にあった野田琺瑯の容器(レクタングル深型LL)にぴっ

たり。作り方は材料と一緒にA4コピーが添付されています。

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材料が届いた翌日のおととい、仕事が終わった後にぬか床を作り、初めて作

るんだったやっぱり無農薬の野菜で作ろうと、ちょうど夏のセールをやってい

たそら屋さんに走った。買ってきた野菜はキュウリとナスとオクラとプチトマト。

昨日の朝だと漬けてからまだ24時間経ってないから今朝あけて、漬けもの

を取りだしたところが1番上の写真。容器が大きくないからそんなに入らない

けど、まあ3~4人の家族だったら十分ってところでしょうか。

それでいつもの朝はパンだけど、今日の朝ごはんは朝がゆと漬けもの!

15nukaduke

24時間よりは長く漬けていたから味が濃くなったかと思いきや、意外と私好

みの朝漬かりでした。キュウリがもっともよく漬かっていて、あんまり変わらな

かったのはプチトマト。輪切りにしたオクラの漬けものがおいしかった。

消化が落ちて弱りやすい夏の胃には、こんなシンプルであっさりした朝ごはん

もいいかな。(べつに私はミスマッチにパンに漬けものでも全然OKですけど。)

これに写ってないけど梅干しと生食三年番茶。

15bancya

医者の友達いわく、胃にやさしくてよいのは番茶とほうじ茶だそうです。

夏はたまに冷たい紅茶も作って飲むけど、基本はカフェインレスのお茶。

じゃないと真夏でも大きなカップで珈琲を飲む我が家はカフェイン・オーバー

になってしまうから。カフェインの摂りすぎは脱水や貧血を招く。

この三年番茶はマクロビオティックの人が推奨するお茶で、このあいだの空

いろのポットいっぱいに沸かしたお湯に大さじ1杯強の茶葉をバサッと入れ

て15分煮出し、粗熱がとれたらそのまま冷蔵庫で冷やしているのだけれど、

この時期はいくら作っても作ってもあっという間になくなる。冷たいお茶もお蕎

麦も素麺も冷麺も、食べるほうは涼しいけれど作るほうは何をするにもほんと

うに暑い! 

今日も一日コンピュータの前で汗だくになって働いて、夕方すっかりへとへと

になってむくんだ脚でキッチンに立ってまた空になったぬか床に野菜を漬け

こむのに、まず野菜を50度洗いして水けを切ってぬか床を掻きまわして・・・

とやっていたら、簡単といってもやっぱりそれなりに手がかかるのです。

まったくもって主婦の仕事って「ふー!」ですね。

もともとできあいのお惣菜や冷凍食品を買うほうではななかったけれど、私が

いまみたいに食に気をつけるようになったのは息子が潰瘍性大腸炎になって

からで、せっかく五体健全に産んでこれまで大した病気せず元気だった息子が

そんな原因もよくわかってなければ治し方もわからない難病になってしまった

のがとてもショックだったからだった。離婚して精神的にダメージを受け、180

度生活が激変して苦労したのは子供もおなじだから、心因性の病気、といわ

れて負い目を感じたこともあって、自分にできることをひたすらやってきただけ

なのだけれど、ときどき女友達からは「何もあなたがそこまでやらなくたって」

みたいなことをいわれる。でもそういうことをいうのはたいてい結婚していても

子供がいない友達で、自分でやってみたらわかるけど、自分が何気なく母親

からしてもらったことって、実はどれをとっても日々の努力なしにはできないこ

となんだよね。

夕方、ぬか床に野菜を埋めていたら、遠い昔、母が台所の板の間の上にしゃ

がみこんで、大きな樽みたいな容器に入ったぬかみそに手を突っこんでキュ

ウリやナスを取り出してるのを見て、泥んこ遊びが好きだった小さかった私は

なんだか宝探しみたいで楽しそうだなあと思ったことを突然、思いだしました。

医者の友人がぬか漬けを勧めるのは、お母さんの手にはそれぞれ固有の

常在菌がいて、それは子どもがお母さんからもらって赤ちゃんのときからず

っと腸に持っている常在菌と同じもので、乳酸菌数あれど、その常在菌を増

やすことこそがお腹の健康につながるのだそうです。日本のお母さんが漬け

る漬けもの、お母さんが作ったおにぎり、韓国オモニのキムチ、みんな一緒。

人の免疫って実によくできた深いシステムです。

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2015年8月 3日 (月)

カッテージチーズとミックスビーンズのサラダ

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毎朝アオムシみたいに山盛りレタスを食べるのにもいささか飽きたので

今日は趣向を変えてカッテージチーズとミックスビーンズのサラダ。

これがなかなかうるわしく、娘が食べながら「夏のサラダって感じだね」

といった。そう、夏のサラダ!

作り方は例によって簡単で、

1.ボウルにオリーブオイル、りんご酢、ブラックペッパーとハーブソルト、

 粒マスタードを入れて混ぜ、缶詰のミックスビーンズをあける。

2.1にダイスカットしたキュウリ、半分に切ったプチトマトを入れて混ぜ、

  最後にカッテージチーズを入れて全体にあえる。

冷たいサラダを盛る器はあらかじめ冷やしておく。これ基本。

それにトーストしたパンに珈琲。

最近、パンは東久留米プチフールの胚芽食パンが多い。

食パンでは間違いなくこれが一番おいしい!

わざわざさんが近所にあったらきっと年じゅう行くと思うけど、ないから

近所にあるいくつかのパン屋さんをうろうろ。プチフールのパンだけは

実店舗がかなり遠くにあるみたいなので、いつもそら屋さんで買う。

カッテージチーズはパンにのせて食べてもおいしいです。

今日も朝から尋常じゃない暑さだけど、お腹がすいて目覚めるしあわせ。

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8月の薔薇

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午前中に気温が30度を超えてしまう真夏のばらは、あっという間にひらい

たと思ったら、太陽に灼かれてちりちりになってしまう。本来の美しさで咲く

ことは滅多にないし、バラの木を無駄に消耗させないために真夏はばらを

咲かせない、という人も多い。私は夏でも特別なことは何もしないのでいつ

のまにか蕾がついてしまう。

真夏にジュビリー・セレブレーションがたくさん花をつけた。

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いつもよりふたまわり以上ちいさく、不完全だけど、これも夏の顔。

こう暑くなってしまうと固形肥料をあげてもばらは栄養を吸収しなくなってしま

うから、真夏の暑い時期は液体肥料をやったり、日が暮れて暗くなってから

バイオゴールドの『バイタル』のような植物活性液を葉面散布したりする。

それらは人間にとっての栄養ドリンクやサプリメントのようなもの。

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真夏のばらを切って食卓にいけた。

たぶん、一日花だけど。

淡いピンクはアンブリッジ・ローズ。

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2015年8月 1日 (土)

8月の猫

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8月。

外は熱帯。クレイジーな暑さ。

昼過ぎ、自転車でプールに行く途中すれ違った老夫婦は、車椅子に乗った

おじいさんも、車椅子を押すおばあさんもともに暑さにうだるうようなつらそう

な顔をしていて、見るに堪えない感じで、こんな時間に外を出歩くのは危険

だからやめたほうがいいのに、と思ったけれど、それがもし病院の診察帰り

だとしたら出歩くなというほうが無理な話だ。日本の老々介護の現実。

これだけ暑いとプールの水もお湯みたいで、ちょっと泳いだだけで疲れて息

が上がってしまう。このあいだ閉店になった池袋リブロでツバメノートのかわ

いいのをみつけて、ロバさんにあげようと毎週持って行くのだけれど、けっき

ょく先月は彼女は1度もスイミングスクールに来なかった。今日も来ない。

彼女には老々どころか世話のかかる大きな息子がいる。

そしていつも「暑いのはいくら暑くても平気なの!」といっていた夏好きのKさ

んが今年は身体の調子が悪いから夏の2ヶ月休会することにした、という。

スイミングスクールに通いはじめて早や十数年。

歳月は確実に人も人の置かれた状況も変えつつある。

いつものように帰りにスーパーマーケットで買いものをして、いつもの道を通

りかかったら、パンダがのそのそと植え込みの中に入ろうとしているところだ

った。「やあ、パンダ!」と声をかけると、にゃあ、といいながらついてきたけど

今日はプール帰りで何も持ってない。

外はあまりに暑いし、パンダも喉が渇いてないかと思ってプールバッグの中

からミネラルウォーターを取り出してみたけれど、べつだん水には興味がな

さそうだった。猫の祖先は砂漠の生きものだから暑さには強い、と娘はいう

けれど、そんなこといったら人間はみんなアフリカン・ルーツだ。

これだけ暑けりゃ人間だって猫だって植物だって等しく堪えるよ。

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なんにももらえないとわかるとあきらめて植え込みの緑の中に入るパンダ。

でも、何ももらえないからって私のこころのなかはお見通しなんだ。

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しばし熱い舗道にしゃがみこんで目を合わせては互いに交互に目を細めて

親愛の情を示しあった。

パンダの向こうに見えているのは、まごうかたなき夏の光。

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