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2015年6月 9日 (火)

ばらに降る雨 *

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昨日の夜から降りはじめ、一晩じゅう激しく降りつづけた雨は朝にはやんだ。

明け方早朝、大きな揺れで条件反射のように娘と同時に飛び起きて、娘は

食器棚を、私は本棚を押さえるようなことがあって、驚いた。揺れは一瞬の

ことだったけれど、なんとも落ち着かないこのごろ。

それから数時間後にのろのろ起きて、洗濯をしようと洗濯機の蓋をあけたと

ころで右手の小指にちくっと小さな違和感を感じて、見ると小指の腹に見え

るか見えないかくらいの小さな褐色の点・・・・・・。このあいだ風の強かった

とき、ハンガーにかけて乾していたシャツが落ちてばらの枝に引っかかり、

それをはずそうとして思いきりばらの棘に刺されて血がぽたぽた垂れたのは

一昨日のことだったと思うけれど、そのとき刺さった棘の先っぽが、まだ指の

中に残っていたらしい。棘の刺さっているところにぎゅっと圧をかけて押して

みたけど、なかなか出てこないのでしかたなく縫い針の先を火で熱してから

刺して、ぎゅううっと押したら細い尖ったものがゆっくり出てきた。

こんな小さな棘が指の中にあるくらいで違和感を覚える人間の感覚もすごい

けれど、一瞬でこんなに深く刺さるばらの棘もすごい。

15chovendo_na_roseira_02

ベランダに出ると、一晩じゅう雨のシャワーを浴びていたばらたちはまだあち

こちに水滴をつけていて、まさしく『ばらに降る雨』だ。

アントニオ・カルロス・ジョビンが書いた、独特の浮遊感のある繊細で透明感

のある美しい三拍子の曲、『Chovendo Na Roseira』。

15chovendo_na_roseira

独特のゆらぎがあって、口笛で吹こうとすると、それはまるで風に舞う羽のよ

うに音程のとりにくい、難しい曲なのだけれど、翠ちゃんはこの歌をとっても

上手に歌う。彼女がこの歌をポルトガル語で歌いはじめると、いつも私は雨

の水滴をのせたばらの姿を頭に思い浮かべる。

今日はこのまま雨はやむのだろうか。

それとも降ったりやんだり?

夜は、『Chovendo Na Roseira』が得意な清水翠×馬場孝喜のライブ。

上町63

なんとかこのまま雨が降らないといいのだけれど。

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