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2015年5月 7日 (木)

今日のイングリッシュローズたち

15wollerton_old_hall

昔は、秋ともなるとナーサリーから美しいローズリストが送られてくるのを楽

しみに待っていて、わくわくしながらばらの写真を眺めては好みのばらをみ

つけ、冬には裸苗をまとめて買ったりもしたものだけど、最近はそういうこと

もしなくなった。もうじゅうぶんに持ってるし、昔ほどばらに興味がなくなった

から。それでも毎年、暑い夏と長い冬を越えられずに枯れてしまうばらがあ

って、鉢がいくつか空いてしまうと、ときどきそれを埋めるようにあたらしい

ばらを買う。ここ数年どんどん配送料が高騰して、植物とか土とか資材のよ

うな大きな荷物の送料がばかにならなくなったから、最近は送料無料のタイ

ミングを狙って買うことが多くなった。

今朝咲いたウォラトン・オールド・ホールもそんなふうにしてやってきたばら。

デヴィッド・オースティンの2014年、つまり去年作出されたばかりの最新の

イングリッシュ・ローズで、届いたばかりのときは葉っぱが生き生きと繁茂し

ていて、やっぱりプロが育てた苗はぜんぜん違う! なんて思ったけれど、

よく見ると繁茂した枝はオールブラインドで、けっきょく今日まで一輪も花を

見ることなく終わってしまった。

だから今朝咲いたこの花が我が家での記念すべき(?)ファーストショット。

でもこのばら、白ばらのはずなんだけど、シャルロット・オースティンみたい

な黄色をしている。でもそれさえイングリッシュローズではよくあることだから

何番めかのばらになったらだんだん白くなるだろう、くらいに鷹揚にかまえて

いる。香りはミルラ香。でもまだ淡い。手前に見えてるもう少し淡い色のつぼ

みはたぶん、クレア・オースティンだろう。いつまでたっても痩せっぽちの苗

で、毎年ひとつかふたつしか花を咲かせない。

そして、麗しのグラミス。

15glamis_castle

昨日のフェア・ビアンカが純白なら、グラミス・キャッスルはオフホワイト。

包みこまれるようなあたたかな白。

ディープカップ咲きで、上から見るとシルキーな花びらが放射状にロゼット咲き

のかたちになってて、なんとも優雅。

15glamis_castle_01

それからイングリッシュローズの中でも最も好きなアンブリッジローズ。

シルキーなアプリコットピンクの花びらが陽に透けているのは、ほんとうに美

しい。でも、このばらはもう少しひらいて完璧にロゼット咲きになったところを

正面から見るのが好き。

13ambridge_rose

今日のばらは3つともミルラの香り。

ミルラとは和名で没薬(もつやく)のことで、日本人には馴染みがないけれど

エジプトでは古代から正式な儀式のときに焚かれた。カンラン科の樹脂から

とれるオイルで、いつかたまたまこのめずらしい没薬を手に入れて部屋の中

で焚いてみたけど、いわゆるばらでいうところのミルラ香みたいな、いい匂い

は全然しなくて、樹脂がそのまま燃えているスモーキーな匂いでした。

もっとも香に限ってはグレードが高いほどいい香りがするから、もっといいの

はいい匂いがするのかもしれないけれど。

花の香りについては私はばらに勝るものなし、と思っていて、いまの季節、

夜道を歩いていると、ときどきジャスミンの強い香りに出くわすことがある

けど、私はあれがとっても苦手です。

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