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2015年5月18日 (月)

ピンクのばら

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今日はまた台風でもくるのかと思うほど風が強い。

ふだんでもこのばらは背が高いからベランダでは写真が撮りにくいのに、

今日は風があるからますます撮りにくい。

風のなかでふわふわと花びらを乱しながら咲くマダム・フィガロ。

デルバールのばらで、フレンチローズのなかでは私が最も好きなばら。

ディープカップなのにふんわりした独特のやわらかさがあって、この限りなく

白に近い淡いピンクっていうのがすごく好みです。

5月も第3週に入って、私のベランダは落ち着きはじめるのと同時に遅咲き

のばらが咲きはじめました。

これもそのひとつで、ライラックローズ。

15lilac_rose_01

すごく洗練された大人のピンクだと思うのだけれど、春はつぼみをつけて

から咲きだすまでに時間がかかりすぎて、あまりきれいに咲けない。それ

に春は重ための花で、このばらは秋のほうがもっと軽やかでうつくしい。

いずれにしても何年育ててもちっとも大きくならない樹勢の弱いばらである

ことはたしか。ミルラの混じった香りも独特。

そして、スピリット・オブ・フリーダム。

せっかくひとつだけ残った花も、あまりに重すぎてこんなふう。

ゆうに100枚以上はあるといわれる薄い花びらがぎゅっと詰まった大きな頭

はいかんせん細いステムの先では重すぎる。青みがかった薄いピンクの花

びらは光の中で見るとまだ少しは明るく見えるけど、曇った日に見るといかに

も肺の弱そうな青ざめた女の子みたいに見える。オールドローズの系統を継

いだものすごく香りのいいばらなんだけど。

15spirit_of_freedom_01

それからシャンタル・メリュー。

このばらがはじめて咲いたときは、それまでうちにはなかったような鮮やかな

マゼンタピンクなのでびっくりしたけど、この色にもすっかり慣れた。このばら

のすごいところは、うちにきてから一度も病虫害にやられることなく、四季咲き

なので冬に強剪定すると春にはめきめき伸びて病虫害知らずのつやつやした

緑の照る葉を茂らせ、梅雨前の暗い天気の日に次々とかたちの整った鮮やか

な花を咲かせること。見事に何年もコンスタントにそれだった。ところが今年に

なっていつもとおなじ樹形にならないなと思っていたら、今年は花つきが悪く、

今朝はいつもとぜんぜん違う色の花が咲いた。

これがいつものシャンタル・メリュー。

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そして、こちらが色変わりのシャンタル・メリュー。

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いつもとは違う淡いピンク。

おなじ花でも色が違うだけずいぶん雰囲気が変わるものです。

くらべてみるとよくわかる。

ふたつのシャンタル・メリュー。

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去年もこのばらは、咲き終わりくらい(つまり木が疲れてきたころ)に真っ白

な花を咲かせてびっくりしたけど、もしかしたら木が老化してきたのか、それ

とも私がこの色があまり好きじゃないことがばらに通じてしまったのか・・・。

こういう突然変異はばらに限らずほかの植物でもよくあって、それを枝変わ

りといって変異したものを増殖できれば新品種になる、ということなのだけれ

ど、はたしてシャンタル・メリューは何色がいちばん美しいのか?

そして、朝の光のなかでひときわ無邪気に咲いたのはスカボロ・フェアー。

きらきらするようなピュアで透き通るようなピンク。

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ひとくちに『ピンクのばら』といっても実にいろいろなピンクがあって、ばらの世

界を見渡せばデパートの化粧品売り場なみにたくさんある。

『ピンク』という色が人に(とりわけ女性に)もたらすプラス効果はとても大きく

て、それゆえ古代から多くの貴婦人たちに愛されてきたのでしょう。

ばらの場合はピンク単体というよりもこの花と葉、ピンクと緑の組み合わせが

何よりたまらなく好きです。

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