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2015年3月28日 (土)

ビジーな土曜日

15akasaka

朝起きてバスルームの掃除をしてお湯をはり、プールの前、細胞のひとつひ

とつが目覚めるようなローズマリーとジュニパーベリーのお湯に浸かって深呼

吸した。

両肩とも『石灰沈着性腱炎』と診断されて約2ヵ月半。

右肩はかなりふつうに動くようになったけれど相変わらず夜間痛はあるし左は

相変わらず動かない。こんなふうだからプールに行ってもまともに泳げるわけ

もないのだけれど、とりあえずプールにだけは休むことなく行く。

先週はロバさんから「そんな肩でよく来たよ。来ただけエライ」といわれたけれ

ど、たしかに自分よりずっと年上の人たちと泳いでいてこれだけ泳げないのは

かなりみじめではある。もともと水泳は身体がやわらかくなきゃだめなスポーツ

で、身体がカタイってことはそれだけで致命的なことだから、そういう意味では

水泳は自分にはぜんぜん向いてないんだ、と息子に話したら、自分に向いて

ないことを向いてないと知りながらよくそんなに長く続けられるね、といわれた。

それで思い出すのは長年ダンスをやっている妹のことで、新年三が日に実家

に行ったとき、私が「お正月が明けたら整形外科に行くつもり」といったら、妹は

妹でずっと不調を抱えていたらしい。1月に何かの折りに電話して、私が両肩

が石灰化しているといわれてすごくびっくりした、と話したら、おなじころ整形外

科に行ったらしい妹は、自分は『頸椎症』だといわれて、それも骨がひとつ飛び

出ているのはもう治らない、といわれて、すごいショックだった、といった。

そのショックというのは病気のこと自体もそうだけど、「10年以上水泳をやって

て両肩が石灰化するなんて」という私の思いと、「10年以上ダンスやってるこの

私がなんで頸椎症なんかに?!」という妹の思いとあって、日ごろ堅実で努力

型の現実的な妹と、片や感覚のみを頼りに幻想を糧にして生きるアホな姉とい

う、似てないところばかりが目立つ姉妹にしては変なところが共通している。

なかなか動くようにならない私の肩だけど、このあいだ整形外科の先生に「ま

だ痛いですか」と訊かれて「痛いです」と答えると、「あなたみたいな症状だと数

ヶ月では治らないよ。月単位じゃなくて年単位だと思ったほうがいい。自分もや

ったけど3年はかかった。その3年間は毎日明け方になると痛かった。ステロイ

ド注射をするとパーッと炎症が治って早くよくなるというけど、そうやって早くよく

なるのがいいことなのかどうか・・・」というから、「最初から時間はかかるだろう

と覚悟していたし、注射は嫌いだからいいです」と断った。

この20年背負ってきた重みがぜんぶ肩に凝縮してしまったのだと思うからしか

たがない。時間をかけて治すしかない。

それでも4週間前はクロールでさえ手が回らなかったのが先週かろうじて少しは

回るようになり、今日は痛いけど工夫すればなんとか両腕を回して泳ぐことがで

きた。ちょっとずつだけどよくなっているのだ。

プールのあとは今週もゆっくりしてる間もなく飛ぶように家に帰り、夕方、仕事の

ミーティングで赤坂へ。

壮大なことを語る友人に対してのここ数年の私の口癖は「もう私たち、それほど

時間が残ってるわけじゃないのよ」だったけれど、やっと友人もそのことに気づ

いてくれたらしい。時間はあまりにも早く過ぎ去った。

2時間のはずのミーティングの予定は彼の次のアポイントの相手が早く来たた

め繰り上がり、1時間半のミーティングのあと私はひとりで食事をして帰った。

フォーと生春巻きのセットを食べたのだけど、生春巻きは作ったことがないから

ともかく、フォーは自分で作る方が何倍もおいしかった。お金を払う価値なし。

疲れて家に帰って、もう9時半だけど珈琲をいれてアイスでも食べながらみんな

で映画でも見ようとツタヤの封筒を開けたら思いもよらぬDVDが入ってて、どう

やらリストの順番を変えたつもりで変えてなかったらしい。いつも無意識に選ぶ

映画がまるでオラクルカードのように共時性を見せるから、これはこれで何か

意味があるのかもと思いながら見ると、主人公の恋人が首つり自殺するシーン

が出てきて「これか・・・。」と思った。

つまり起こることの全てに意味があるのだ。

ということは、これまでやってきたあらゆる芽が出ないことのなかにも意味がある

ってことか? なんて思いながら寝た。

今日は仕事だからしかたないけど、できることなら土曜日はどこにも出かけたく

ない。セルフメンテナンスの日として一日をまっとうしたい。

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