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2015年3月 6日 (金)

赤と白

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朝起きるとまず一番にコンピュータの電源を入れる。

それからしばらくしてメールの受信をする。

今日は電源を入れパスワードを入れて立ち上げたままにしていて、朝食の

あと机の前に行ったら、画面が真っ暗になっていた。セーフティーモードに

してもおかしいとハードディスクを見たら電源が落ちている。で、どうやっても

電源が入らない。けっきょく、ハードディスクの裏を見たら主電源のコンセント

が緩んでいただけのことで事なきを得たのだけれど、電源が入らないそのわ

ずかな間に「いまうちの会社に新しいコンピュータを買い換える余裕はないん

だけどな」とか「コンピュータが使えなくなったらぜんぜん仕事にならない」とか

それはもう様々なネガティブなことが一瞬にして頭を渦巻いた。

人間っていうのは実に脆い。

病気になったときなんかもそうだけど、ふだんは潜在意識のなかに隠れてい

てそれほど意識してないつもりの様々な怖れや不安が一気に露呈する。

今朝はそれを見せられたような思いがした。

そして人間っていつだって無いものねだりの生きものだ。

痩せている私はもっと太りたいと思い、太っている作業療法士さんは「痩せな

きゃ」という。人はなかなかいまの自分を肯定できない。歳をとるにしたがって

どんどんできなくなる。それを自分ひとりで克服なり受け入れるなりして自分で

自分のことを好きになれたらいいとは思うけど、それ以上に人から圧倒的に肯

定される、圧倒的に愛されるのがいちばんだと思ってしまう私は、やっぱりどこ

か他力本願なのかな。

それから身体のことをいえば、身体に痛いところがあるときはもちろん、無理

をしてはいけないし、身体に負荷をかける運動もしちゃだめだけど、でも『無

理をしない』ということと『負荷をかける』ということは、実はとっても微妙なこと

だったりする。つまり人の身体は、筋肉も骨も、多少負荷をかけないことには

強くならないし、体力もつかないからだ。何をどこまでやればいいかというの

は、それこそ自分の身体に聞かないとならない。

そしてそれはきっと心、精神についてもおなじなんじゃないかと思う。

自分に負荷、圧をかけること。

リハビリに行くと作業療法士さんといろんな話をする。

そしていろんなことを考える。たぶん、お互い。

人はいつも人と影響しあって生きてる。

できることならお互い良い方向に行きたいから、私もできるだけ良いものを出

す。出せるように自分を鍛える。鍛えなければ。

太るために脚をまっすぐにするために姿勢を改善するためにストレスに負け

ないようになるために、肩を治してバッタを泳げるようになるために・・・・・

いつものことだけど、あきらめないこと。

リハビリ帰りの緑道、河津桜の開花がちょっと進んだ。それから枝垂れ梅。

傘のような木の下にいると梅のあまい香りに包まれる。

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毎年、季節が来ると自然に咲く花たちが私はほんとうにうらやましい。

一年じゅう着たきりの猫も。

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