« きんぴらお味噌汁 | トップページ | 三月の食卓 »

2015年3月21日 (土)

春分LIVE@上町63

15basyamichi_01

今週2度めの馬車道。

ライブウィークの今週は行きたいライブが3つあって、でもたぶん3つぜんぶ

は行けないだろうと思ってた。なんたって給料日前の1週間はいつもカウント

ダウン状態でそれどころじゃないから。でも、天のおはからいというか神さま

からのギフトみたいなことがあって、奇跡的に(大げさじゃなく)行けることに

なった今日は折しも春分の日。

今日はプールで泳いだ後はジャグジーにも入らず一目散に家に帰ってごは

んを食べてシャワーを浴びて支度して、まだ明るいうちに電車に乗った。今

夜のはじまりはいつもより1時間早い7時だから、どんなに急いでもぎりぎり

なのだ。今日は何も考えずに渋谷経由で馬車道に着いて、上町63が入って

いるビルの前まできたところでちょうどビルの中に入ろうとする黒のスーツを

着た(黒猫みたいな)男の人に会った。今夜のベーシストの俵山さんだった。

いつもプールの後はどこにも出かけたくない私がこんな忙しい思いをして馬

車道まで来たのは、実は去年の暮れに行きたくて行けなかったメンバーのラ

イブがふたたびブッキングされたからなのだった。

竹内直(ts、fl)×中牟礼貞則(gt)×俵山昌之(b)

好きな人だったらわかると思うけど、これってすごいブッキングだと思う。

キャリアの長い御三方だけあって、お客さんも気づけば満杯。

休日ということもあっていつになく若いカップルなんかも何組かいて、賑やか

なはじまりとなりました。

中牟礼さんのギターを聴くのは私は直さんのピットインでのレコ発ライブ以来

だけど、中牟礼さんは今年御年82歳とは思えないほど背筋がピンとしていて

ずっと立ったまま演奏されていたのだけれど、とにかく姿勢がいい。それはそ

のまま中牟礼さんのギターに対する真摯で誠実な姿勢そのものみたいに思

われて、とても温かい気持ちになりました。バッキングの音がすごくきれいで、

よくジム・ホールにたとえられる中牟礼さんの音色だけど、それだけじゃない、

鋭さもあって驚かされる。いったい70年近くも演奏し続けるってなんてすごい

ことだろうと思う。そのオープンで温かいお人柄もあって、なんていうか、お顔

を見てるだけでもしあわせになってしまう数少ないJAZZミュージシャンです。

そして俵山さん。私はこれまで俵山さんが歌うベーシストだとは思わなかった。

今日、ソロのところではスキャットしながらベースを弾いてた。じっつに正確で

グルーヴィー。まるでシャドウ・ダンシングを見てるみたいな。

そして今夜の直さんはテナー・サックスのほかにクラリネットにアルトサックス

のマウピース、それにテナーのリードを付けた変形クラリネットを使ってた。

そういうのってまるで画家がマチエールに凝るのとおなじ感覚だと思うけれど

それで『Tin Roof Blues』を演奏したらミュートかけたトランペットみたいなレトロ

な音になって面白かった。

今夜よかったのは『My Man's gone now』。

ほかにもよかった曲はいろいろあるのだけれど、曲名がよく聴きとれなかった

のと、忘れてしまったのと。

実は今夜とても残念だったのは、お客のなかにひとり、いったいあなたはここ

へ何をしに来たんですか、といいたくなるような終始落ち着かない、かなりおか

しな男性がいたせいで、みんななかなか音楽に集中できなかった。それは聴い

ている側だけじゃなくてプレーヤーもおなじだったと思う。

それは上町63みたいな小さな箱では致命的なことなので、ほんとに勘弁して

もらいたいと思う。

それと、帰り時間が気になっていたのと翌日も出かける予定があって資金を

残しておきたかったのとで、せっかく俵山さんがCDをすすめてくれたのに買っ

てこられなかったこと。私が好きなブラジル音楽も入ってよさそうなCDだったん

ですけど。それは必ずやまたこんどということにしておこう。

春分の今日は昼間は暖かかったけれどライブが跳ねて外に出るころには一

気に寒くなってて、スヌードもハンドウォーマーもしてこなかったことが悔やま

れた。春はこれだから気をつけなくちゃ。

15kanmachi63_04_2

|

« きんぴらお味噌汁 | トップページ | 三月の食卓 »

no music,no life!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« きんぴらお味噌汁 | トップページ | 三月の食卓 »