2月の魔法
2月ももうあと1週間で終わりだけど、まだ誕生月の魔法はつづいていて、
おととい友達にもらったteteriaさんの素敵なお茶を飲みながら、やっぱり
おとといの夜、友達にもらったCDを聴いてる。
teteria さんのお茶にはちゃんと入れ方の説明がイラスト入りで付いていて
そこにはこんなことが書いてあった。
寒い冬の日、僕たちは花の香りが恋しくなる
手鍋の中に春をつくろう。
それを見ながらさっき白い琺瑯のミルクパンでミルクティーを作った。
お茶の名前は、ローズ・ラヴェンダー・シナモン・ミルクティー。
その名のとおり、ミルクの中にほわっと花の香りとシナモンの香りが立ち
あがる。紅茶の素人には意外な組み合わせに思えるのに、どの香りをと
っても必要以上に際立ってなくて、絶妙なおいしさ。
これをくれた友達は実は紅茶もミルクも駄目な人で、カフェラテもミルクチ
ャイも飲めない癖に、teteriaさんの紅茶だけはおいしくて別なんだって。
それが証拠に、私と同様ふだんは大の珈琲党で紅茶になんかぜんぜん
興味のない息子がひと口飲むなり「たしかにこのお茶はおいしい!」って。
1杯のお茶にもストーリーがあって、それは小さな旅にもなる。
そしてCDはギタリストの市野元彦さん率いるrabbitooの最新アルバム。
『national anthem of unknown country』( song x 019)
未知の国の国歌?
あたらしい音源は、私は休日の朝いちばんに聴くのが好きです。
まだ誰も起きてこない時間にけっこう大きな音でかける。
それがいちばん入ってくる。
このアルバムは、まず始まりがいい。
それだけで成功してると思う。
はじまりってほんとうに大事。
そして2回めがリピートするあたりで起きてきた息子が「これ何?」と訊く。
エレクトロニカ的JAZZが好きなやつだからこれはきっと好きだろうなと思った
けど、やっぱり好きらしい。最初ついにMANIのCDが出て、それを買ってきた
のかと思ったけど昨日はMANIじゃなくて翠さんだったはずだし、このサックス
は直さんじゃないし、というから、うん、これは直さんじゃないしMANIじゃない、
MANIはもっと変で魔術的な音楽だね、これは市野元彦さんの新譜だよ、と
いったら「いいね!」という。「とくに最初と終わりが素晴らしい」というから、
「5曲めもよかったな、rainforest。すごく瑞々しくて。しかしピアノが入るとこん
なに音がまとまるんだね、まるで接着剤みたいだ」と私がいえば「ピアノが圧
倒的にうまいからね」といって「それにしても、おいしいところをまったく外さな
いな、このドラム。僕はこのドラムが好きだ」とうれしそうにいったりして、そん
な具合で息子とは音楽の話さえしていればいつも平和みたいだ。
このアルバム、息子的には「久しぶりの当たり」だってことだし、最近のCDと
しては曲の並びといい、始まりから終わりまでめずらしくトータルアルバムと
して非常によくできた完成度の高いアルバムだと思う。音質もとてもいい。
アートワークスも凝ってる。これはJAZZを聴かない人でもカッコイイ音楽とし
てふつうに気持ちよく聴けるんじゃないかな。世界に通用する音。
私にとっては大事な友達からもらった誕生日プレゼントってことで、ますます
宝物です。こんど上町63で市野さんに会ったらサインをもらおう♪
今月の日付を入れてもらって。
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