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2015年1月12日 (月)

琺瑯バットでプリンを作った。

15horo_vat_01

まとまった休みがあると、いつもとは違うことがしたくなっちゃうのが常です。

それで去年の暮れに、Amazonで猫と文鳥のカレンダーをオーダーしたついで

に買ったのがこの本、『ホーローバットで作る うちのお菓子』。

単純に、できるだけ調理用具やお菓子の型を増やしたくないので、琺瑯バット

ひとつでいろいろなお菓子が作れたらいいなあ、と思ったのです。

でも、暮れ・お正月はまたたく間に過ぎ、この本は眺めただけ。

それにネット通販のネックは1枚1080円の琺瑯バットを買うのに送料がその

半分以上もかかっちゃうことで、それじゃつまんないからどこかで見つけたら

買おうと思っていたら金曜の夜、いつものレジュで友達と会ったあとにグリー

ティングカードがほしくてたまたま寄ったスパイラルマーケットで見つけて買っ

てきた。この本のレシピで使われている、野田琺瑯のキャビネ版のホーロー

バット。折しもタイムリーに三連休の前。

それで道具がそろったらやりたくなってしまうのはとうぜんのことで、昨日の

夕方、夕飯の買いものに行く前にどうしても表紙のプリンが作りたくなってし

まって、そんな時間にもかかわらずはじめてしまった。

そうそう、このあいだレジュで男友達に「プリン好き?」と聞いたら「いや、べ

つに。とくには」とそっけなくいわれたけれど、プリン、というのもどうでもいい

人にはどうでもいいし、好きな人は妙に好きな食べものですね。

私はプリンには鮮烈な思い出がふたつあって、ひとつは小学生のころ。

昭和の子どもはみんな食べたんじゃないかと思うけど、母が家で作るインス

タントの『ママプリン』。私の母が作るのはふつうに型に流して冷蔵庫で固め

たのをお皿に出しただけだったけど、友達の家に行くとプリンの上に生クリー

ムがちょんと絞ってあって、そこに赤いさくらんぼがのってた。家に帰って、

友達のうちのプリンはこうだったよ、と母にいうと、母は「うちは貧乏なんです

から」といった。母のいつもの決め台詞。

そしてもうひとつは、初めて子どもを産んだ病院で、1週間入院しているあい

だに2回も手作りプリンが出てきて、それがまたとってもおいしくて、ナースの

おばさんに「あなたはすごくラッキーだよ。ここの病院のプリンは名物なんだか

ら。それが2回も食べられるなんて」といわれたこと。あの甘さ、沁みましたね。

なんたって赤ちゃんが生まれる直前にあわや! という事態があって、なんと

か赤ちゃんは無事に生まれたものの、私は出血多量で重度の貧血で24時間

歩行禁をいい渡され、人生初の点滴に移動は車椅子、というありさまで。

おなじ部屋の女性たちが子どもを生み終えた解放感と歓びに湧くなか、点滴

につながれてベッドに寝たきりの私はマタニティーブルー寸前だったから。

だから、というわけじゃないけれど、記憶装置のどこかにあのプリンの形状と

カラメルのほろ苦さと甘さ、バニラの香りと食感がインプットされていて、ときど

き妙に食べたくなる。私にとってノスタルジー的食べものはいろいろあるけれ

ど、たぶんこれもそのひとつ。そしてそのノスタルジー的定義によるプリンは器

に入ったままでのではなくて型から出してお皿にのったのでないといけない。

最近流行りのとろける食感のじゃなくて、しっかりなめらかに固まってなくちゃ

だめ。カラメルシロップはほろ苦く、濃い色をしたのがたっぷり。

ちょうどこの本のレシピに載っているのがそれで、全卵2個に卵黄2個を使った

しっかりタイプ。

・・・・・・ で、焼きあがったプリンがこれです。

15pudding

端っこにちょっと亀裂が入ってるのは私がオーブンを開けるときにちょっと揺ら

しちゃったせいだと思う。そしてレシピ通りに作ったのにバットひとつに入りきら

なかったのは、バットぎりぎりにプリン液を流し込むと天板をオーブンに入れる

ときにこぼれてしまいそうだったから。さらにうちの非力なオーブンレンジでは

レシピ通りの時間では固まらず、5分ほど多く時間を要しました。

さて、お皿にあけてみます。

型のまわりにナイフを入れて・・・・・・

エイヤっと。

15pudding_01

う~ん、プリン液をぎりぎりまで入れなかったせいで少々厚みが足りない。

スも入らずなめらかに焼けたのはいいけれど、残念、キャラメールソースを

火から上げるのが早すぎて色が薄かった。

息子いわく、豆腐みたい、だって。ふー!

めげずにこっちもお皿にのせてみましょう。

15pudding_02

とうぜんだけど、こっちもキャラメルが薄いね。

それから上の大きなプリンをお皿に切り分ける。

15pudding_03

食べてみたら、レシピより2回も多く濾したからか、すごくなめらか。

スも入ってなくて、とてもおいしい

豆腐、とかいってた息子も「これならいくらでも食べられる」とおっしゃる。

そんなに食べなくてよろしい。(カロリーオーバーになります。)

唯一、問題はカラメルのほろ苦さが足りなくて甘すぎることくらいですね。

でもバットにお湯を注いで湯せんでプリンを焼くとスも入らずきれいに焼けると

いうことがわかったから、これはまたリベンジしてみましょう。

ただ結論からいうと、わざわざホローバットでプリンを焼かなくてもいい。

さっきいったようにバットを天板にのせてオーブンに入れるときにこぼしそうに

なるし、だいいちバットからお皿にあけるのがすごく大変!

キャラメルソースはまわりに飛び散るし。

・・・・・・ というわけで、この次プリンを作るときは、小さな型にいれたのをこの

琺瑯バットにのせて、湯せんして焼くことにします。

プリンはこういうことになったけど、でもこの本にはまだまだ作ってみたいレシ

ピがいっぱい。

しばらく楽しく遊べそうです(^-^)

ちなみにプリンの黒いつぶつぶはバニラビーンズ。

レシピではバニラ棒を使うことになってるけど、バニラ棒って高いし一度で使

い切らないので、とくべつなとき以外は私はこれを使っています。

バイラビーンズエッセンス。

ちゃんとバニラのつぶつぶも入るし、お手軽で便利。

15vanila_beans

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