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2014年12月17日 (水)

手書きの便り

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よく晴れた今朝は、陽のあたる窓際の席にいるときは昨日より暖かいような

気がしたけれど、そんなことは全然なかった。

夕方、銀行に行くついでにまたそら屋さんに行こうと、カシミアのニットキャッ

プに、コートの上からベビーアルパカのスヌード、それにハンドウォーマーを

していったのに、自転車で走りながらあまりの風の冷たさにぽろぽろ涙がで

てしまった。これだけ寒いと花屋のことも心配だし、頼まれていたものもあっ

たから届けに行こうと途中まで行ったところで、風の強さと寒さと日の暮れの

暗さに負けて、あえなく踵を返して帰ってきてしまった。

階段を上がる前に下のポストを見ると、ロバさんからの手書きのポストカード

が届いていて、最後に12月15日と日付が書いてある。

ルリユールおじさんのポストカード。

それを見て、いやあ、先を越されちゃったな、と思った。

実は私もあれからすぐにお礼のポストカードを書いて出そうと思ってたんだ。

最近の私のだめなところは何をするにもスローなことだ。

でも、お互い、しようと思ってたことが同じだったことが嬉しくて、メールでも

ない、電話でもない、こういう時間のかかった交信っていいな、と思った。

それから部屋に入って、すっかりかじかんだ手をストーブで温め、珈琲をい

れてチョコレートを齧りながらぺんてるぺんで志保ちゃんのメルヘンなポス

トカードに例によってコイルみたいな字で返事を書いた。いま郵便局で売っ

てる雪だるまの50円切手に2円のしろうさぎの切手を貼って、それからすぐ

にまたコートを着て風のなかポストに投函しに行った。

今夜出すと届くのはあさって?

こんなふうにゆっくり人とつきあうのっていいな。

年をとったからそう思うようになったのかもしれないけれど、あたらしい、

まだ未知の人とはゆっくり知り合いたい。ちょっとづつわかりたい。いきな

りぜんぶを見ようとは思わない。言葉はそんなに多くなくてもいい。私は

ちっとも急がない。

外は寒いけど暖かな気持ちで家に帰った。

そして去年、un fil さんで買ったボーダーのニットバッグはちょっと毛羽

立ってきたけれどかえってそれがいい感じで、私がいつも身に着ける服

や小物とよく色が合ってていい。

冬のテクスチャー。

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