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2014年9月 8日 (月)

中秋の名月

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今日、よく行くおにぎり屋さんでお昼のおにぎりを買ったついでにお月見団子

を買った。

ただのまんまるいお団子が15個パックされていて300円。

並んで待っているあいだにもカウンターに積んであったお団子はみるみる売

れていって、いまでもみんな十五夜にはちゃんとお供えをしてお月見するん

だなあ、とちょっと驚いた。

お団子を買ったら今度はススキを買わなくちゃならない。

おにぎり屋の向かいがちょうど花屋だからそのまま道路を渡って行くと、こち

らも店頭にススキの入ったお月見用の花束をたくさん作って売っている。

好きな組み合わせの花束がなかったので店の中に入ってみたけれど、あい

にくほしかったピンポンマムはなかった。

ススキと適当な花を選んで包んでもらっているあいだ、いつ会っても穏やか

で優しい雰囲気をした年配の店主が「今夜のお月さまはどうかしらねえ」と

ゆっくりした口調でいった。「いまにも降ってきそうな空だから、今夜は見え

ないかもしれないですね」と私がいうと、「きっと明日のほうがきれいに見え

るわよ」と彼女はいった。「明日は満月だし」と私もいった。

彼女のやわらかな波動は店を出てからもついてきて、こういう四季折々に

季節の風物詩がある日本はやっぱりいいなあ、としみじみ思った。風水が

そういう季節の行事を大事にするのも、それぞれ意味があって、それが人

の心にも身体にも、人を取り巻く環境にも理にかなったよいことだからなん

だろう。

子どもだったときには素直にお月さまにウサギがいると思ってた。

そう思って月をじっと見ているとなんだか月の影がほんとにウサギに見え

てきて、友達と「きっとあれがそうだよ」なんて無邪気にお喋りしたものだ。

いまでもそんな子どもはいるのかな?

家に帰って、さてお花とお団子を何にのせて飾ろうと考えてたら、下の子が

小さいころに使ってたおままごとの木のトレイがまだ押入れにあるのを思い

だした。それでさっそく、月が出てくるベランダの窓の前にトレイを置いて、

お花とお団子をお供えしてみたものの、今夜はいっこうに月は出てきそう

にない。

ちなみに今日の書画は、手漉き和紙に描かれた津森順さんの手描き。

もうかなり昔のことになるけど、某デパートのインショップで働いていたとき

プロモーションでやってきた津森順さん、素敵だったなあ。

自分でデザインした背中に蝙蝠の絵が描かれた生成りの麻の着物が長身

によく似合って、私は津森さんの手描きの桜の着物がほしかった。

ほしかったけれど着物は買えないから、陶芸ははじめたばかりでまだ上手く

ないけど、といいつつ売っていた酒器のひとつ、ススキが描かれた盃をふた

つ買ったら、気のいい奥さんがこの手描きのポストカードをくれたのだった。

以来ずっと大事にしている。

とってもいいご夫婦だったけれどいまはどうされていることだろう。

でも、どこにいようと同じ月の下にいることには変わりない。

明日は重陽の満月。

しかもスーパームーン。

明日はお団子のかわりにススキの盃にお酒を供える。

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