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2014年5月31日 (土)

父と行く小石川後楽園

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今年の四月で83歳になった父は家の中にいてさえ立ったり座ったりが思うよう

にならないのだけれど、そのくせ毎日家にいるのは退屈だといって、天気さえ

よければ出かけたがる。といって、もうその年になると友人のほとんどはこの世

を去ってしまっているから、最近はもっぱら買い物がてら近所に散歩に行くか、

たまにシルバーパスを使って1人で都営電車と都営バスを乗り継ぎ、昔から馴

染みのある町に出かけて行くくらい。それでもこのあいだ友人からいわれたと

おり、自分から出かけて行くだけでもいいのだと思う。それはその年になっても

まだ意欲や好奇心が失われていない、ということだから。

ほんとにあれだけ歩くのが遅くてどこに行くのも難儀なのに、よく浅草なんて遠

いところまで1人で出かけてゆくと思う。

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子供のころからこれまで、父はおよそ趣味のない人だと思っていたけど、最近に

なって初めて父の楽しみが旅行だったということを知った。

そんな父にとってクルマは、ある種ドラらえもんの『どこでもドア』みたいなものだ

ったんだろう。83になったいまでさえ「クルマがあったらどこでも行けるのに」が

父の口癖だ。それでふだんは仕事に明け暮れている妹も、たまに時間をとって

父を旅行に連れて行く。去年の秋は奈良に行った。あの歩けない父を連れての

奈良は、どれだけ大変だったろうと思う。さすがに貧乏暇なしのこの姉にはそん

なことはできないから、たまに気分晴らしに父をどこかに連れ出すくらいだ。

それさえ、その時々の父の気分や体調、天候などによって、こちらが誘えばいつ

でもOK! というわけではないのだけれど。

夏になる前、梅雨になる前の5月は暑くなく寒くなく、一年のうちでも最も過ごし

やすい季節だ。このあいだ久しぶりに父に「いい季節だから深大寺植物園にで

も行こうか」と誘ったら、いつになくさっと乗ってきた。そして父の口から後楽園の

名前が出てきたから「後楽園でもいいし、どちらでも父の行きたいほうでいいよ」

といったら、しばらく考えてから「深大寺は今年もう一度行ってるから後楽園にし

ようか」という。そのとき、後楽園は前に私と同い年の友人と行ったとき、園内が

かなり起伏に富んでて彼女がバテちゃった記憶があるから、だいじょうぶかなと

思ったのだけれど、父が「そのくらいだいじょうぶだ」というから行くことにした。

行く前々日に電話がきて驚いたことには、なんと父は1人で事前に下見に行った

のだそうだ。園の中には入らなかったものの、前に妹と行ったときには駅からひ

どく歩いた記憶があって、電車を降りて最短で行ける道を試してみたのだそう。

まあ、なんて心配性、というか、準備のいい人で。

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そんなわけで出かけた今日だけれど、なんといっても今日は朝から暑かった。

家を出た9時過ぎにはもうすでに陽射しが暑い。

天気がよかったのは何よりで、父の下見通りスムースに後楽園に着き、まずは

新緑の美しさに目を奪われた。けれど問題はそこからだ。

ホームで落ち合ってから約1時間かかって飯田橋に着き、後楽園を入ってちょっ

と行ったベンチでもうひと休み。それはいいけど「さあ、行きますか」と立ち上が

ったところで前に立ちはだかる石段の上り坂を見上げて父、固まってしまった。

坂からはガイドを先頭に、降りてくる人たち。

どうしたの、と聞くと、降りてくる人たちがいるから、という。

だいじょうぶだよ、向こうがよけてくれるから、といってやっと上りだしたものの、

「手すりは付いてないのか」とかいっている。公園にそんなもの付いてないよ、

だからあのとき、だいじょうぶ? って聞いたのに、なんて、のっけから思いやら

れるスタートなのだった。

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こういった和庭園を有する公園といわれているところはたいていかつては貴族の

庭だったわけで、日本国内外の名所といわれるところを模したり見立てたりして

作られているから、自然の野趣あふれる景観をつくるために起伏や勾配が随所

に設けられていて、足もとにも敷石や岩が施されていたりするから、けして歩き

やすいわけではない。こんなところで足でもくじかれたひにはと思ってはらはら

した。健康な人にとってはなんてことないところでも、視力も体力も脚力も落ちた

老人にはかなりひと苦労なわけで、こういうところに連れてくるのも考えないと

ならないな、と思った。とくに5月でこの暑さ。しばらくとうぶんアウトドアは無理

かもしれない。

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父は兎と亀の亀みたいだ。

私が写真を撮ってたら、その脇を通り越して私より少しでも先に行こうとするみた

いにコツコツ歩く。

それにしても父、ますます小さくなったなあ・・・・・

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なんて思ってたら、ほんとに亀がいた!

石のすごくいい場所で気持ちよさそうにくつろぐカモと。

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上りきったところでしばし絶景など眺めつつ・・・・・・

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そして上った坂は今度は降りなきゃならないわけで、父を見ればいまにもバテそ

うな赤い顔をして口でハアハア息をしている。

父と出かけていつも困るのは、女の人と違って人のいうことをきかないこと。

足もとがよろけそうなときでもぜったい人の手を借りようとはしないし、下手に手

を出そうものなら振り払われてしまう。今日も駅に着いた時点で早々に喉が渇い

てしまった私が自販機で父の分まで水を買おうとすれば「お父さんはいらないか

らね!」とぴしゃっといわれる。こちらはこの暑いさなか脱水症にでもなられたら

と思うのだけれど、父には先を読む頭が無い。人間は空腹より何より、水分が

足りなくなった時点ですぐに疲れるものなのに。

そして案の定、口で息をしている父は唇がカサカサに乾いてきた。

ひとたび公園のなかに入ってしまったら自販機などないわけで、しかたなく花菖

蒲田の前のベンチまでがんばって歩かせて、自分の水を渡して休憩。

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父と出かけた後はいつも疲れ果ててしまって日記を書く元気もないから、ブログ

アップもできないままになっているけれど、そういえば去年も今時期に根津美術

館で終わりかけのカキツバタを見たなあ、と思う。

去年も暑い夏がはじまる前に、雨で家を出られなくなる前に父をどこかに連れて

行こうと思ったのでした。

人のすることなんて、そうそう変わらないものですね。

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父が休んでいるあいだ私は付近を歩き回っていたのだけれど、この水田には

カモがいた。

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このカモ、観光客にはすっかり慣れっこらしくて、エサを求めて積極的に人に近

寄っていく。

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今日はとにかく暑かったけど、天気がよかったから外国人観光客もたくさん。

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そして、休憩したあとはもう出てお昼にしようかということになったのだけれど、

この後がまた大変だった。起伏のあるところを避けて歩いていたら同じところを

何度も迷っちゃったりして。園の中は複雑に道が分かれていたりするから、暑い

とき年寄りを連れていると危険かも。この日もボランティアのシルバーガイドの

アナウンスをしていたから、自由度はなくなるけど不安だったらそういうのを利

用したほうがいいかもしれません。

疲れてだんだん不機嫌になってきた父とやっと(それこそやっと)出口にたどり

つ着いたときには心底ほっ。レストラン前の緋毛氈で父を休ませつつ売店で

ソフトクリームなど買って2人で食べた。

そしてそのあとはチケット売り場の人にもらった地図を見ながらさらに神楽坂

まで歩くのがほんとうに大変だったのだけれど、以下省略。

ランチはあんみつで有名な『紀の善』へ。

紀の善、はじめて入ったけど人気店らしくてすごく混んでた。

疲れてたから涼しいところで休めてちょうどよかったけれど、席に着くまで15分

ほど。そのあいだも店の外までできる長い行列。暑かったから店内では5月に

してかき氷を食べる人たちも。

あれだけ歩いたのにお腹空いてないという父と半分ずつしようと鶏釜飯を頼んだ

ら、20分くらいかかるというので先にいただいたクリームあんみつ。

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今年2度めのクリームあんみつ。

これ、芋甚さんのより400円も高くて見た目は立派だけど、芋甚さんのほうがおい

しかったな。でもって、あんみつはやっぱり『みつばち』が1番。

いつか湯島本店に行かねば。

でも鶏釜飯はとってもおいしかったです。

けっこうお釜が大きくて、1人じゃ食べきれないほど。

父がいくらも食べないものだから、私は死ぬほどお腹がいっぱいになりました。

それにしても、なんだかんだいって今日はいっぱい歩きましたー

すっかり日に焼けてしまった。

家に帰って一服したら、知らないあいだに2時間も眠ってしまいました。

新緑に包まれて父と歩いた平和な一日。

疲れたけど行ってよかった。

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にんじんドレッシング

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オリーブオイルは毎日使う必需品だから、いつもカルディで1リットル1000円以

内で買えるのか近所のスーパーマーケットでいつでも買えるBOSCOのを使って

いて、パスタや炒めものならそれでぜんぜん問題ないのだけれど、それをサラダ

に使うと苦味がある。それで、このあいだカルディに行ったらたまたまやっていた

キャンペーンで、イタリアでも大絶賛されたというちょっとお高めのオリーブオイル

を買ってみたら、サラダにかけてもパンにつけてもすごくおいしい。ぜんぜん苦味

を感じないどころか、すごくフルーティー。いったいいつも使ってたオリーブオイル

はなんだったんだ、というくらい違う。つくづく、やっぱりいいものはいいよなあ、と

思ってしまった。それにいうまでもなく、いいオイルはただおいしいだけじゃなくて

身体にもいい。しかし哀しいかな、そこは庶民。毎日使うものにそんな高いものば

かり買ってられない。

だから、というわけでもないのだけれど、昨日、夕飯を作るときに思いついてやっ

てみたらおいしかったので今朝もこれをサラダにかけて食べた。

にんじんドレッシング。

例によって計量スプーンを使ったりしないので分量は適宜自分流でって感じで

すが、オリーブオイルに有機りんご酢、ハーブソルト(またはクレイジーソルト)、

粗挽きブラックペパー、粒マスタードをティースプーン1杯くらいをボウルに入れ

たところに、すりおろしたにんじんを入れてかき混ぜるだけ。

酢の酸味もやわらぐし、廉価のオリーブオイルの苦さも感じることなく、とっても

フルーティーな味でサラダがおいしく食べられました。これまたおいしいだけじゃ

なくてベータカロテンを豊富に摂れる。でもそういう意味では(もし時間があった

ら)、ぜんぶ混ぜ合わせた段階で加熱してから冷やすとベータカロテンがもっと

増えていいかもしれない。酢ではなくレモンを入れたらもっとフルーティーかも。

そんなわけで今日のサラダ。

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最近よく食べるマルチリーフレタスは、そら屋さんで買ったそよかぜ農園さんの。

あとはプチフールさんの胚芽パンを焼いてバターとオレンジはちみつつけて。

そしてもちろん、濃い珈琲と。

今日は外出前で忙しかったけどしっかり食べました。

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2014年5月29日 (木)

やっと咲いた!

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私が植えつけるのも遅かったのだけれど、コトリ花店さんの6周年記念のときに

球根をもらって、鉢に植えてからもぜんぜん根付かず、やっと根付いて芽が出て

きたと思ってからもなかなか成長しなかったアリウム・モーリーが、5月の終わり

になってやっと花開いた。

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あかるい黄色のまなざし。

おりしも5月のふたご座の新月。

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よかった。

時にゆだねて、ただ気長に待ってるだけでも時期が熟すことってあるんですね。

映画『トイレット』のばあちゃんみたいに、「モーリー!」と叫んでみたりして(笑)

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2014年5月26日 (月)

今日のばら/ブリーズ

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今日もまた風が強い。

だから、というわけではないけれど、ブリーズが房咲きで咲いた。

このばら、自分で買っておいていうのもなんですが、デルバールのばらの中では

めずらしい、ころんとした中輪カップ咲き、ということ以外にはとくべつ際立った特

徴はない気がする。かわいらしいばらではあるけれど、すべてにおいて中庸的、

とでもいうか。

病虫害に強くて育てやすく、直立性のブッシュタイプでコンパクトな樹形は狭いベ

ランダでの鉢栽培に最適。香りはばららしいここちよい香りで、棘が少なくステム

が長くなるので切り花にするのに向いている。たくさんのばらにあってこのばらの

よいところは、遅咲きでほかのばらが終わったころに咲きだすところだろうか。

咲きはじめはこんなふうにアプリコットで、徐々に淡いピンクになっていく。

 ブリーズ

2009年 デルバール作 フレンチローズ スヴニールダムール 

四季咲き 中輪 シュラブ 樹高1.5m 

花色はクリームピンクからアプリコットピンク、淡いピンク 

香りは強香

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そして今朝咲いたもうひとつのばらはイングリッシュローズのセント・セシリア。

これはブリーズにくらべたらずっと好きなばらなのだけれど、ここ数年ずっとよくな

い。去年の秋だったか、あまりに元気がないのでこれはコガネムシにやられたか

と思って根鉢を引っ張り出してみたけれどなんでもなかった。いつも新芽が出て

葉っぱが繁茂するところまでは勢いがよいのだけれど、その後たいていうどん粉

病になって元気がなくなってくる。ベランダでほぼ同じ環境にあって特定のばらだ

け病気になるのというのは持って生まれた性質か、このばら単体としての免疫力

が落ちているからだと思うから、いろいろ原因を考えてはみるのだけれど。

そして、なぜか私の好きなばらは弱い。

人でもばらでも繊細なのが好き、ってことなのかな。

今日咲いたふたつのばらの色はほとんど同じ、アプリコットピンク。 

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2014年5月25日 (日)

一生もののコーヒーミル

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先週の土曜日に届いたこのコーヒーミル。

息子から母の日のプレゼントにもらいました。

母の日にラジオを聞いててその日が母の日だと知った息子。

いきなり私に「母の日(なんか)ほしい?」と聞いて、それ自体、息子がふざけて

るだけなんだけど、「それって何か間違ってるんじゃない?」と私がいい、「その

いいかた、なんかムカつく(笑)」と娘はいって「(ちょうど朝たべるハチミツがなく

なったから)ハチミツがいいんじゃない? ハチミツ買ってもらえば」というので、

「そうだね。ハチミツにしよう」と私がいえば、息子は「そんな・・・。いつでも買え

るようなものじゃなくて」という。

それでしばらくしてから、あ、そうだ、と思い出して、「それなら、ちょっと高いんだ

けどこれがいい」といったのが、このプジョーのコーヒーミルでした。

プジョーミル コスタリカ。

いつも思うことだけど、頭のどこかで気にしてると、いつかご縁ってめぐってくる

ものですね。

このコーヒーミル、送ってくれたのはKUSA喫茶さんです。

いつか『珈琲屋の詩の魂』というブログにKUSA喫茶さんがこのミルを載せている

のを見て、「これ、いいなあ。ほしい」と思ったのだけれど、高いし、すでに販売終

了しているものを若干数仕入れたとあって、「店頭で」と書いてあったからきっと

駄目だろうなあといったんはスルーしたのでした。それで先日の息子との会話の

あと、駄目もとでメールで問い合わせてみると、思いがけなくこころよく通販で送

ってくださるという。今月は珈琲豆も足りなくなりそうだったから一緒にkusa さんの

珈琲豆も頼める! と、すぐにお願いしました。

そして届いたコーヒーミルはご覧のとおり、素晴らしいもの。

ブナの木でできているところもすごく好きです。

いつもだと私は金ぴかは選ばないのだけれど、このミルの明るい白木にはゴール

ドがよくあってる。ぴかぴかのライオンマークも何やら誇らしげ。

お掃除用のブラシのこんなとこまで金色にする凝りようは素晴らしい。

これって妖精の箒みたいだね、と娘。たしかに・・・・・・

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手挽きのミルを探していたのは3.11直後のこと。

頻繁に計画停電があったころで、電気が使えないと仕事にもならないし、そうな

るともう珈琲でも飲みながら資料でも読むくらいしかないのだけれど、うっかりす

るとそれもできなくなっちゃう。電動ミルが使えなくて。それでしょうがないからお

湯を沸かしてティーバッグのお茶を飲んでいたことを思い出します。

そのころ、いろんなサイトでいろいろなミルを見たけれどけっきょく買うまでには

いたらなくて、計画停電自体、いったいなんだったの? って感じにあっという間

に終わってしまった。

以来、忘れていたミル。

でも、もうこれで停電しようが珈琲豆を挽いて珈琲が飲めます。

さっそく豆を挽いてみようと触ってみると、木のエッジに引っかかるところがあるし

下の引き出しも硬くて引き出しにくい。これだと引き出しを引くときに挽いた豆が

こぼれそうだったので、木工をしていたときの紙やすりで軽くやすりをかけて、布

に染ませたブッチャーブロックコンディショナーで拭いたらエッジもなめらかにな

って引き出しもスムースに引き出せるようになりました。これくらいのことでどこか

のレビューに苦情を書いている人がいたけれど、自分でひと手間かければなん

てことありません。

さっそく挽いてみる。軽い挽き心地。

手挽きのミルで珈琲豆を挽くのなんて何十年ぶりです。

実家には手挽きのミルしかなかった。

あれは自分で買ったんだったか、母が買ってきたんだったか。

久しぶりに使うせいか、3人分挽くのは意外と大変。時間がかかる。

それでね、珈琲豆を挽きながら、そういえばボスに珈琲豆を送った後に電話でボ

スが「電動ミルはどこで買える?」と聞いてきたことなんか思い出してしまった。

「ボスはもう手動で珈琲豆を挽くのもしんどくて・・・」といわれたときは、ほんとう

にびっくりして、そこまで体力が落ちてしまったかと愕然としたけれど、確かにこ

れを一日数回やるのは末期がんの人にはつらかっただろうと思ったらなんだか

泣きそうになりました。

まだミルの調節の仕方がよくわからなくて、挽き終わった豆はちょっと細かくなり

すぎたけど、でも挽いている間じゅう、いい香り。

ミルとkusaさんの珈琲豆が届くのにあわせて買っておいたとっておきのスイーツ

とともに珈琲をいただきました。

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よく、『至福のひととき』というけれど、私にとってはゆっくり珈琲を飲める時間が

それですね。 いちばん、ほっとする時間。

そして、珈琲をいれたり、自分の足の裏の痛みを感じながら足踏みマットを踏

んだり、ベランダで植物の状態を見たりしているときって私にとってはプチ瞑想

みたいな時間なのだけれど、一日のうちにわずかでもそういう時間を持つって

大事ですね。一瞬、頭が空っぽになるしクリアになる。たぶん珈琲豆を挽いて

いるときもそう。

平日はそんなにのんびりしている時間はないから、いままでどおり電動ミルで

がーっとやって珈琲を飲むと思うけれど、休日くらいはこのミルで挽いた珈琲豆

をゆっくり味わいたいと思います。

新たな休日の愉しみができました。

息子からもらった一生モノのコーヒーミル。

アフリカ人が自転車を大事にするなみに大事にしようと思います。

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私が今回買ったkusa coffeeは、『グアテマラ ラ・トラベシア農園 深煎り』。

ミルトン・ナシメントの歌う『Travessia』を連想してのことだけど、この珈琲の説明

『しっかりしたボディ感と滑らかできれいな苦味。KUSA.の深煎りブティック珈琲

の代表作』と書いてあったのも決め手。珈琲はいつも深煎りしか飲まない。

香り高くて、苦味だけじゃない、独特の甘さともに深く濃く複雑な味わいが口の中

にひろがって、しばしぼぉっとしてしまうような珈琲が好き。この珈琲もkusaさんの

代表作というだけあって、とってもおいしい珈琲でした。

海の近くにあるというKUSA喫茶。

やっぱり海が好きで、海の近くで猫と暮らしてる友達と一緒に行きたいとふいに

たりしたけれど、同じ海の近くでも彼女のところからは東京に住んでる私

じくらいかかることがわかって、どうやら無理そうだな、と思った。

でも、いつも1人になりたいと思なんだから、いつか1人で海を見がてら

 one day short trip で行ってみようと思います。

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今日のばら/フローレンス・ディラットレ

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房咲きで咲いたフローレンス・ディラットレ。

いいばらなんだけど、すごくうどんこ病に弱い。

今季も葉もつぼみもすっかり傷んだ状態でやっと咲いた。

株もとの低いところからはぜんぜん芽が出ずに、ひょろひょろっと伸びた枝の

先にたくさんのつぼみをつけるものだから、咲きはじめると頭が重くて思いき

りしなだれてしまう。これもショートクライマーくらいの扱いをしたほうがいいの

かもしれない。たぶん、この4階のベランダの環境があわないだけで、このば

らも地植えにすればきっと強い樹勢を持ったばらなんだと思う。ここではあまり

きれいに咲かないし、弱いばらなんだけど、私はこのばらが好きだ。

つんとしてない、このばら特有のエレガントな雰囲気があって、ほんとうの意味

でフランス的。ニュアンスのある中間色の花いろは咲きたてと時間の経過した

花では微妙に色が違って、白から淡いパープル、ライラックピンクと幅があって

それが房咲きになるとまるでブーケみたいで美しい。

とってもニュアンスのあるばら。

香りもやさしくて花が小輪なのも好ましい。

フローレンス・ディラットレ

1997年 ギヨー作 四季咲き シュラブローズ 中輪 中香

花色はパルマバイオレットで葉っぱはグレイッシュグリーン。

樹高1.2~1.5m

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スティック・セニョール

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昨日、仕事帰りにバーンロムサイでみつけて買ったスティク・セニョール、

茎ブロッコリー。

ブロッコリーはあんまり好きじゃないけれど、これは大好きです。

ブロッコリーはうっかりゆですぎるとぐちゃっとしちゃうけど、これはならない。

味もブロッコリーみたいな変な癖がない。

これはちょっと硬めだったけれどおいしかった。

厚切りのベーコンと一緒にオリーブオイルで炒めて。

スーツ着て書類バッグ持ってスティックセニョール一袋入ったビニール袋持って

電車に乗って帰って来る私って変かしら。

ま、働く主婦なんてこんなもんですね。

どこに行ってもちょこっと覗くのは食品売り場と花屋くらい。

プライベートで時間があって、本屋とCDショップくらいかな。

それも滅多にないけど、若いときのように本屋でさんざん本を眺めてから、1冊

選んで買った本を持って喫茶店に入り、ゆっくりそれを読みながら珈琲を飲む、

なんて時間はまったくない。

若いときはさしてそれが贅沢とは思わなかったけれど、いま思うとそういう時間

ってつくづく贅沢だったなあ、と思う。

喫茶店で静かに友達の目を見ながら話したい。

君に会いたいな。

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2014年5月24日 (土)

東京タワー

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土曜日にプールで泳いで1週間がリセットされる。

今日は夕方から仕事の打ち合わせ。

これは六本木ヒルズから見た東京タワー。

仕事仲間の友人は相変わらず超多忙で、今日もゆっくり話す時間などまったく

なかったけれど、親知らずと奥歯を2本いっぺんに抜いたり風邪をひいたりして

ひどく疲れているはずの彼の顔を見てなんだかほっとした。

ほっとしたのと同時にそこにありえないものを見て内心しみじみ感動した。

ありえない。有り難い。ありがたいもの。

有り難い、ありえないものだから、ありがとうだね。

今夜の金ぴかの東京タワーに、ハレルヤ!

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2014年5月23日 (金)

ユーカリポポラスとグニー

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いつかのユーカリポポラス。

ばらの葉っぱがわさわさしたなかではわかりずらいかもしれないけれど、うちに

きてすぐに鉢増しして支柱立てただけでほっぱらかしているうちに、いつのまに

かこんなに大きくなりました。あとからきたグニーなんて、ひょろひょろひょろと

伸びるだけ伸びて、カメラのフレームに入りきらないくらい。

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そこであらためてユーカリの育て方を調べてみると、ユーカリポポラスは非常に

発育が旺盛なため鉢植えには向かない木で、こまめに剪定しないと大変なこと

になる、とある。もうひとつのユーカリ・グニーも本来は25メートルの巨木になる

木なので、鉢植えでも高温多湿の時期を除いてまめに摘芯して大きくなりすぎ

ないようにする必要がある、と書いてあった。

それで、これはまずい! と思ってさっそく短く切ることに。

このあともどんどん伸びることがわかっているから、かなり適当にばっさりです。

切った後は支柱にしっかりとめる。

ユーカリは上にはよく伸びるけれど根が浅い植物なので、強風にあうと倒れる

可能性があるそう。なんとも不思議な植物ですね。

切った後は今日咲いたばらと一緒に花瓶へ。

イングリッシュローズのジュビリー・セレブレーションとユーカリ。

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そして房咲きでブーケみたいに咲いたフェア・ビアンカとユーカリ・グニー。

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いい感じです。

ばらだけで活けるのとはやっぱり違う。

まさかユーカリまでこんなふうにできるようになろうとは。

ユーカリポポラスとグニー。

鉢植えで上手に摘芯してきれいな樹形になるように育てたい。


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2014年5月22日 (木)

そよかぜ農園さんのレタス

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月曜日にそら屋さんで買った、そよかぜ農園さんのレタス。

今日で3日めだけど、ぜんぜん痛んでません。

どこも、しなっとしてない。すばらしい。

昨日の朝はロメンインレタスとベーコンのシンプルな炒めものだった。

ロメインレタスってはじめて食べたけれど、ふつうのレタスより葉がしっかりしてる

せいか、炒めてもシャキシャキ感が残ってる。そして、味わい深い。

とってもおいしかったです。

炒めものを食べていた息子が、このレタスでパスタをつくったらどうか、という。

キャベツとアンチョビのパスタをイメージしているらしい。

これまでの感覚だとパスタにレタスってあまりピンとこないのだけれど、食べなが

ら考えてたらいくつかレシピが浮かんできたので、こんどやってみよう。

というわけで、今日はいつものハーブソルト、コショウ、りんご酢、オリーブオイル

がかかっただけのシンプルなサラダ。

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5月のクレッセントムーン

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昨日、 ・・・・・・ ではなく今日午前1時に何気なくベランダに出て、東の空の低い

ところに大きな三日月が浮かんでいるのを見て驚いた。

思わずまだ起きていた娘を呼んで、しばし二人で眺めてしまった。

なんだかメルヘンだね、と娘。

ほんとうに。

 

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2014年5月21日 (水)

鶏のフォー

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赤坂の会社で働いていたころ『アオザイ』でよく食べたせいか、ときどき無性に

フォーが食べたくなる。

でも近所のスーパーマーケットではフォーは売ってないから、代わりにそうめ

んで作ったりするのだけれど、やっぱりなんか違う。

先日、カルディに行ったときに無国籍料理の棚を見ていたら、フォーの麺だけ

を売っているのをみつけて「おお、やった!」とばかりに買ってきました。

1人分、1玉ずつ個包装されたのが4つ入りの。

買いものに行く前にインターネットで検索したレシピをささっと見て、それをもと

に適当に作ってみたら、かなりソレっぽくなって、おいしくできましたよ。

いちいち調味料の分量をはかったりしないので大まかな作り方を書いてみると

まず香采(パクチー)を洗って葉を摘み、茎は適当な長さに切る。もやしはザル

に入れて熱湯をかけておく。青ネギ(分葱でも小葱でも)はみじん切り。たまねぎ

は薄切りにして水にさらしておく。そうしたら鍋に1人分のスープ500ミリリットル

×人数分のお湯を沸かして、そこに粉末の鶏がらスープを入れ、パクチーの茎

とたまねぎ、皮をとってつぶしたニンニクとショウガ、輪切りの鷹の爪を入れて香

りが出るまで煮る。そこへひと口大に切った鶏もも肉を入れ、あくを取りながら

鶏肉の色が変わったら酒と醤油、ナンプラーを少々、塩ひとつまみにコショウ少

々を入れ、味をみてOKだったら青ネギのみじん切りをくわえる。別の鍋に湯を

沸かしてフォーをゆで、ゆであがったらザルにあげて器に盛りスープをかけ、

もやしとパクチーをのせたらできあがり! お好みでレモンを絞って。

ポイントはパクチーの茎と生姜とニンニクを入れてスープを作ることで、ここに

レモンが入るともうまさにあのいつも食べてるフォーの匂い。

レモンとパクチーの香りって、鬱陶しい梅雨時の食欲のないときにもよさそう。

ぱっと目の覚めるような香り。

おととい、そら屋さんに行ったとき店長が「ロメインレタスと肉をオリーブオイル

で炒めたところにスープストックを入れて・・・」なんていうからさすが店長、自分

でスープストックなんか作るんだ、と思ったら、奥さんが作るということだったけ

れど、もちろんフォーのスープも鶏ガラで出汁をとるところから自分でやればも

っとおいしいにきまってる。でもまあ、日常的にパパッと食べたいと思ったらこれ

でもじゅうぶんだと思います。

おうちでフォーを食べたい人、お試しあれ!

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2014年5月20日 (火)

ミルラとティー

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今年はほんとうによく咲いてくれた、スピリット・オブ・フリーダム。

こうなると、これからはもっとこのばらがきれいに咲けるように工夫しなくちゃ、

と思う。

強香といわれるスピリット・オブ・フリーダムの香りはミルラがすこし混じったフル

ーツ香。実際に嗅いでみると、たしかにミルラだけではないフルーツの香りが混

じったようなやわらかい香りがする。

そして、こちらは小ぶりのアンブリッジローズとジェーン・オースティン。

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アンブリッジローズがミルラで、ジェーン・オースティンがティーの香り。

どちらもすごくいい香り。

こうやって写真を見ていてもつくづく私はこういうばらが好きだ、と思う。

理想的ないろとかたち、そして香り。

イングリッシュローズで芳香種といわれるばらのほとんどは、このミルラとティー

の香りを基調としていて、ふたつがブレンドされたものや、そこにレモンやグレー

プフルーツなどのシトラス、ラズベリーやアップルやピーチ、アーモンドやブラック

カラントなどのフルーツの香りが混じったもの、ライラックやオレンジフラワー、

すみれのようなフローラルや、レモングラスやクローブなどのハーバル系、そして

ムスクやはちみつの香りが混じったものなど、いろいろある。

でも、ばらの匂いを嗅いだ瞬間に「レモングラスの香り」とわかるような場合は別

として、ワインソムリエでもない限り、そこまで繊細に嗅ぎ分けるのは無理なんじ

ゃないかな、と思う。たいていはミルラかティー。

それがどんな香りかというと、ティーは言葉のとおり『紅茶みたいな』ということが

できるけれど、ミルラになるとこれはもう、嗅いでもらうしか説明のしようがない。

それは昔、代表的なばらの香りとされて香水などでよく知られているダマスクロ

ーズの香りとも違って、あんなに華やかで女性的な香りではない気がする。

もちろん、イングリッシュローズのなかにもダマスクローズの香り、オールドローズ

の濃厚な香りがするものもあるけれど。

ミルラもティーも、どちらもばらを育てるようになってから知った香り。

強く香ってもここちよいのは、私にはばらとハーブくらいしかない。

夜ならまだしも、昼間からぷんぷん濃厚な匂いをふりまいているジャスミンなんか

避けて通りたいくらいだし、真夏の夕暮れにシルクのように纏いついてくるくちなし

の香りとなったら、もう気分が悪くなってしまうくらい。

ばらはどれだけ香っていても嫌じゃない。

5月はそんなミルラとティーのなかで暮らしています。


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蒸し鶏とレタスのサラダ

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昨日買ったレタス。

まずは今朝はロメインレタスとベーコンの炒めものをつくろうと思ったのだけれど

昨日の夕飯の蒸し鶏が残っていたから、それを細かくちぎってオリーブオイルに

りんご酢、マヨネーズに粒マスタードに塩・コショウを入れて和えたところにレタス

とプチトマトを入れて、さっくり混ぜてサラダにしてみた。

おいしかったけど、ちょっと too much だったかも。

マヨネーズはいらないか、アクセントくらいでもよかった。

おいしいレタスだから、いつものシンプルなサラダのほうがよかった。と息子。

いうよね~~ (古いか。)

というわけで明日はシンプルに。

でも、これで『そよかぜ農園』さんのレタスがおいしいってわかってよかった。

見た目からして違ったけれど、洗っていても食べても全然ちがった。

これはセールじゃなくてもまた買いにいこう♪

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2014年5月19日 (月)

今日のばら/ジュビリー・セレブレーション

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人にも実物より写真写りのほうがやたらいい人と、写真より実物のほうがずっと

いい人といるけれど、ばらも同じで、写真で見たときにはよさがわからないもの

もある。たとえばこのばらがそう。

ジュビリー・セレブレーション。

デヴィッド・オースティンのカタログで見たときはただベタっとした派手な色に見

えて、ちっともよさがわからなかった。それでも手に入れてしまったのはたぶん、

どこかで別の写真を見たから。

何故なかなか美しく撮れないかといったら、このばらの花びらが表と裏で違う色

をしているからだ。よく光がまわっていない(私いうところの現実的な光の)なか

では、フランボワーズ色のこのばらはベタっと重たい感じに写ってしまう。

『花びらの裏側がほのかにゴールドに輝く』とデヴィッド・オースティンのカタログ

にもあるように、このばらは明るい光のなかでその真価を発揮する。

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輝くゴールドともサーモンともいえる不思議な色あいの薄い花びらが裏側から

光に透かされたとき、このばらはエアリーで透き通るような美しさを見せる。

それはまるで地上に舞い降りたフェアリーのよう。

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表側の花びらの色ははまさしくフランボワーズなのだけれど、たとえばフレンチ

ローズのアマンディーヌ・シャネルみたいな重たさはない。

あくまで透けるよう。

それはやっぱり花弁の薄さと裏側にわずかに黄が入ってるからなんですね。

最近のオースチンローズのなかでも格別に優雅な雰囲気のばらだと思います。

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性質はいたって強健で病虫害に強く育てやすい。樹高はあまり大きくならずに

せいぜい1メートル前後だから鉢植えとしても最適。見た通り、よくしなる柔らか

な枝をしているから鉢植えではオベリスク仕立てにしたり、地植えではトレリス

やフェンスに絡ませてもいい。きわめて整った花型をしていて、花後、切っても

切っても次々につぼみを上げてくる、とても優秀なばら。香りもいい。

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ジュビリー・セレブレーション

2002年 デヴッド・オースティン  四季咲き  シュラブローズ

花色 フランボワーズピンク  中輪  ロゼット咲き

香り 強香 レモンとラズベリーのフルーティーな香り

エリザベス女王、即位50周年のゴールデンジュビリーの記念に生まれたばら。

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ラストの一枚は、ひらきかけのジュビリー。

こんなところはちょっと現代アートみたいじゃないですか?

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マーガレット

14marguerite

家の近所のスーパーマーケットで毎日買いものをしているとつまらなくなってくる

ので、ときどき電車に乗って近くのデパートの地下食品売り場に行きます。

といっても特別なご馳走を買うわけじゃなく、カルディでパスタやオリーブオイル、

エスニック食材を買ったり、近所で買うよりも安くて新鮮な野菜にパン、娘を連れ

てたらスイーツを買うくらい。それくらいでもじゅうぶん、新鮮だったりする。

今朝のパンはポンパドールで買った『マーガレット』という手でちぎって食べられ

るフランスパン。かたちがかわいいから思わず買っちゃったんだけど、これ食べ

やすくておいしかったです。

日本人ってつくづくグルメだなと思うのは、パンにしてもスイーツにしてもみんな

すごく詳しいこと。私はそんなに詳しくない。おいしいものは好きだし、まずいもの

は食べたくないけど、実は食べることにはそれほど興味ないのかも。ひとりだと

ついうっかり食べそびれちゃう。いつもお腹が空ききってからあわてる。

最近デパートの地下に行くお目当てはもっぱら野菜で、それというのもほんとに

スーパーで売っている野菜が良くないから。

そんな折り、土曜日にそら屋さんから「農家からレタスができすぎちゃったから

売ってくださいと頼まれたので、月曜日はレタス祭りをします!」とメールマガジ

ンが来たので、なんたって青虫みたいに毎日レタスを食べてる私だから、夕方

自転車飛ばして行ってきた。

14soraya

そして買ってきたレタス3玉。

とれたて新鮮なレタスがひとつ130円で、3つで390円。安い。

(右の細長いのがロメインレタス。)

14lettuce

ロメインレタスは芯がしっかりしているので、レタス炒めにしたりスープにするとお

いしいそう。でも、さすがにレタス3個は1回では食べないから保存法を聞いたら

株元を下にして袋の中に入れたら、中のレタスにシュッシュッと霧吹きをして、な

るべく袋をふくらませた状態で袋の口を留めて、そのままたてに冷蔵庫の野菜室

にしまうといいそうです。

私が使っているのは、前に友達から「食べかけのお菓子の袋でも珈琲でも野菜

でも、これで留めておくと不思議なことに鮮度が落ちずにおいしいのよ」といって

もらった『クリップルロック』。

14clip_rock

ただ単にちゃんと密封されるから、ということだけなのかどうかわからないけれど

ほんとにこれで留めておくと珈琲もおいしいままだし、使いかけのバジルもすぐに

萎れたりしないの。

Amazonでも売っているのをみつけたので、よかったらお試しください。

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2014年5月18日 (日)

5月の食卓

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朝、花がら摘みをしていて、ジェーン・オースティンというには小さすぎるし、すっ

かり咲き進んでポンポン咲きになってしまっているのだけれど、あまりにいい匂

いがするのでバケツに捨てることができずに花瓶に活けた。

ティーのいい匂い。

この時期は食卓だけじゃなくてキッチンにも机の上にも本棚の上にも、ばら。

小さすぎる、といえば、ばら友達のルイさんにもらったジャック・カルティエ。

もらって何年にもなるのにいままで一度もまともに咲いたことがなかった。

今年は色も薄いし、かなり小ぶりだけれど、ジャク・カルティエの特徴がわかるく

らいには咲いてくれた。

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私と同じくらいの年齢でばらをはじめた人はきっと平成8年に出版された『バラ

の園を夢見て』(私の部屋ビズ編集部編)という本を見てばらに魅せられた人

が多いのではないかと思うけれど、その本のなかにたくさん載っていたばらの

ひとつがこのジャック・カルティエ。私もオールド・ローズをはじめたころはこの

ばらを持っていた。本のなかではクライマーとして高いトレリスを越えるぐらい

育っていたのに、私のはなぜかいっこうに大きくならなくて、いつまでも小さい

まま。だから大輪の花が咲くと頭でっかちでバランスが悪かった。それでも何

度か完璧な花を見せてくれたけれど、とにかく病気に弱いばらで、毎年うどん

粉病になってそのうち枯れてしまった。

ルイさんからもらったのもほぼ同じような特徴で、それでも枯れるわけでもなく

毎年、春には元気に葉を茂らせる。つぼみを5、6個はつける。でもなぜかこの

花本来の大きさにはならないままうどん粉になり、不完全な花にしかならない。

私が思うにはたぶん、このばらは初期の段階で剪定をしてはいけないばらだっ

たんじゃないかと思う。でも、これ以降、続々と魅力的なばらが出てきてしまった

から、苦労してこのばらを育てる必要はなくなってしまった。そういう意味では、

もはやこのばらは忘れられた存在なのかも。

ジャック・カルティエ

1868年 フランス オールドローズ ポートランド系

強香。ロゼット咲きで、咲き進むと中心にボタンアイが覗く。


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2014年5月17日 (土)

今日のばら/スピリット・オブ・フリーダム

14spirit_of_freedom

デヴィッド・オースティンローズ=イングリッシュローズの最大の魅力はたぶん、

その安定した再現性で、初めてばらを育てる人でもたいていの場合、最初の春

からカタログで見たような完璧なばらを咲かせられるところじゃないかと思う。

でも、その安定性の高さにあってやっぱりうまく咲いてくれないばらもあるわけ

で、私にとってはこのばらがそのひとつ。

スピリット・オブ・フリーダムはとても背が高くなるうえに細いステムにとても大き

な蕾をつけ、ディープカップの蕾の中には花びらの数ゆうに200枚ともいわれる

薄くてデリケートな花びらがぎゅっと詰まっているから、蕾はなかなか開かない。

開かないうちに、それはたいてい気温の寒暖差でうどん粉病になるかボール化

するか、さんざん風に煽られてボロボロになってしまうかのどれかだ。

そしてやっと七分咲きになった花を見れば、それはひどく顔色の悪い青ざめた

ようなピンクをしていて、その素敵な名前のイメージからは程遠い。

このばらがうちにきてもう何年になるかわからないけど、ずっとそんな風で、この

ばら本来の咲きかたになってはくれたことはない。毎年それでがっかりする。

けれど単純にいって、それは私がミスチョイスをしただけなのだと思う。

このばらはどう考えても鉢植え向きではなかったのだ。

とくにこんな風の強い4階のベランダでは。

地植えにしてのびのび育ててこそ本来のよさがでるばら。

それでも、今年はいままでにくらべたらずいぶんいい感じに咲いてくれた。

14spirit_of_freedom_02

このあいだ配置換えをして場所が変わったのがよかったのかもしれない。

咲いた瞬間に「ああ、だめだ・・・」と思うばらと違って、いくらうまく咲かなくても

このばらはまだ考える余地がある。オールドローズ的要素の強いばらだから。

なんとかもっとこのばら本来の咲きかたにできないものだろうか。

近所に鉢植えのばらをとても上手にオベリスク仕立てにしている家があるから

あれをよく観察させてもらって、来期はこのばらと、しなだれるタイプのいくつか

のイングリッシュローズはオベリスク仕立てにしてみようか。

などなど、いろいろ考える。

今朝もばらの写真を撮るのに鉢をあちこち移動させてたら、思いっきり棘に刺

されてみるみる血が出てきた。

でも長年こうやってるからばらと通じ合えるのかもしれない。

子どものころ憧れた鷹と鷹匠みたいに。

14spirit_of_freedom_01

スピリット・オブ・フリーダム

2005年 デヴィッド・オースチン つるばら・ランブラーローズ 樹高2.5m

青みがかったソフトピンクからライラックピンク ディープカップ咲き 多弁  

ミルラの混ざったフルーツ香 返り咲き

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2014年5月16日 (金)

緑の海

14morning_green

水を張ったボウルの中のグリーンリーフレタス。

これを見て北斎の砕け散る荒波を連想する私って、朝からアホかな。

今日の朝ごはんはサラダとチキン。

昨日の夕方、ベランダでもてあましているばらをHさんの家に届けに行ったら、

健康な放し飼いの地鶏のもも肉をくれたので。チキンは玄米元気とハーブソルト

をかけて、オリーブオイルでただ焼いただけもの。

昨日は枝が伸びて四方八方に暴れるばら苗を紙で巻いて紐で結わいて自転車

の前カゴに乗せて行ったのだけれど、けっこう大変だった。なんたって凄い棘を

してるからそれで顔をギャッと引っかかれたらやだと思って花をカゴの外に向け

ておいたのに、いつの間にかこちらを向いてしまって。

ばらのいい匂いを嗅ぎながら、あたりにばらの香りを撒き散らしながら走ってい

たら、「まあ!きれいなばら!」なんて声をあげる年配の女性もいて。

そりゃ、丹精して育ててるんだもの。

5月の半ばになっても気温の寒暖差が激しいこのごろだけど、このばらはうどん

粉病にもならずにきれいな葉っぱをしているし、いまや盛りと咲いている花や、

まだこれから咲く蕾もあって、人にさしあげるにはベストのタイミング。

少なくともうちの狭いベランダで窮屈な思いをしているよりはHさんの日当たりの

よい庭に植えてもらったほうがばらにとってもしあわせだと思う。

それにこのゴージャスなばらは私より彼女のほうがずっと似合う。

ラ・ローズ・ドゥ・モリナールはHさんが気に入ってくれてよかった。

でも、ばらは買ったら高いでしょう? とHさんがいう。

高い! とくにイングリッシュローズやフレンチローズは。

この二十年あまり、私はどれだけばらにお金をつぎ込んできたんだか。

それも、なけなしのお金を。

我ながら「馬鹿じゃない」と思うけれど、村上春樹も本の中でいっていたように、

人生には身銭を切らないことにはどうやったってわからないことがあるのだから

しかたない。そのテーマがたとえば『お酒』だ、という人が毎日酒代に使うお金の

ことを考えたら、私がばらに費やしたお金なんて全然たいしたうちに入らないか

もしれない。

料理がものすごくうまい友人がいて、彼女にどうしてこんなに料理がうまいのか

聞いたら「そうちゃん! 私がどれだけ食にお金をかけてきたと思うの? 習う

ことにも食べることにも」と逆に聞かれてしまったことがあった。世田谷で洋服の

セレクトショップをやっている別の友人は、若いころあれだけ服を買わなければ

いまごろ家が建ってたと思う、というし、それに話は少しぶっ飛ぶけれど、あの

ハーブ&ドロシーだって、サラリーマンの給料のほとんど全てをアートにつぎ込

まなければもっとマシな暮らしができたわけだけれど ・・・・・・

でも、マシな暮らしって何? って話。

上の話を逆説的に検証してみるまでもなく、みんな没頭してお金をつぎこんでき

たものからはそれ相応の、いや、有形無形に関係なくそれ以上の恩恵を受けて

きたわけで、それこそ身銭を切らなきゃわからなかった、手に入らなかったこと。

そのなかには一見、無駄に思えることもたくさんあるかもしれないけれど、合理的

に効率的にわかることのほうが人間、少ないような気がします。

私がばらからもらったものはほんとうにたくさんある。

こうしているいまも。

貧乏暇なしでもこれまで健康でやってこられたのだから、それだけでも十分なの

かもしれない。

ちなみに、猫好きの友人はこれまでいったいどれだけのら猫の避妊手術と去勢

手術にお金をつぎ込んできたかわからないけれど、最近またのら猫を一家ごと

引きとらざるを得なくなって、朝5時過ぎには自分の部屋に来て「お腹すいた!」

とニャアニャア鳴く猫たちを見ながら、「わたし、また宝物を3つも手に入れちゃっ

たね~(満面の笑み)」といって、息子に呆れられたそうだ。

ほんとうに何がしあわせかって、人それぞれですね。


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2014年5月15日 (木)

枝変わりのアンブリッジローズ?

14ambridge_rose_15

今日ベランダにいて「なんだかね」の後、「完璧に私好みのばらをみつけた!」

と思ったのがこのばら。

株を見ればなんだかひどく脆弱そうだし、花もあまり元気がないのだけれど、

シルキーな花びらといい、完璧な花形といい、うっすら黄色がかった白といい、

すごく好み。

でも、このばらがなんだかわからないのです。

花のかたちはジュード・ジ・オブスキュアにそっくりだけど、ジュードではない。

うちには白いばらは数えるほどしかないからすぐにわかるはずなのになんだか

わからない。

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香りはミルラ。

そこで、はっと気づきました。

これはもしかしたらアンブリッジローズが枝変わり(突然変異)して咲いた姿じゃ

ないかと。去年もたしかシャンタル・メリューのシーズン最後の花が白で咲いた

ことがあったし。(ただし、シャンタル・メリューの場合は今年ちゃんと本来の色で

咲いたから枝変わりではなかったけれど。)

そうしたら、色以外は何もかもアンブリッジローズだということがわかってひとり

納得。

交配に交配を重ねて新品種をつくるばらの世界にはときどきそういうことが起こ

るらしくて、それが安定して作出できるようになると○○の枝変わり品種として

色違いのばらが売りだされたりする。

はたしてこれがほんとうにアンブリッジローズの枝変わりなのか、ただこれ1回

だけのことなのかまだわからないけれど、あまりにきれいなので切って机の上

に飾ったこのばらを見れば、この写真よりもっともっと白くなってる。

そしてものすごくよい香り。

アンブリッジローズはおととし、このばらがあまりにも弱くて夏を越えられそうに

なかったから、万一に備えてもう一株買ったのがあって、それがとても元気だ

から、もしこれがほんとう枝変わりして白いばらになってしまったとしても、それ

はそれでいいなあ、なんて白いアンブリッジローズを見ながら思うのです。

はたしてどうなるでしょう?

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なんだかね。

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自分で買っておきながらこんなこというのもなんだけれど、毎年このばらが咲くた

びに、うわっ! と思う。

なんたって花が大きすぎる。

それにこのゆるい咲きかた。

花が大きすぎると思ってしまうのも、このゆるい咲きかたのせいだ。

色の感じもまったく好みじゃない。

イングリッシュローズが写真で見るのとほぼ同じように咲くのにくらべ、Webで

見るフレンチローズの写真は多分に演出されすぎのイメージ・フォトになってし

まっている気がする。それで実際に咲いたばらを見ると写真とあまりに違うので

驚いてしまうのだ。こんな思いをしているのはきっと私だけじゃないと思う。

もうなんども書いているけど、ラ・パリジェンヌなんてその最たるものだものだし

これはちょっといけないんじゃないかな。コンパクトで鉢植え向きのラ・パリジェ

エンヌと違って、このダム・ドゥ・シュノンソーの場合は栽培条件の違いもあるか

もしれない。強健でセミクライマーでもあるこのばらは地植えでトレリスやフェン

スに絡ませるといいばらなのだと思う。鉢栽培で小さく育てると肥料が多くなっ

て花が大きくなりがちだけど、地植えにして大きく育てればそれにしたがって花

も小さくなり、咲きかたもタイトになる。それでやっとWebで見たような美しい咲

きかたになるのではないかと想像する。

そしてダム・ドゥ・シュノンソーの何が凄いかって、棘!!!

太い幹についた熊の爪のように鋭い真っ赤な棘!

ほんとにこのばらの棘にやられたひには深手を負ってしまう。

それもそのはず、このばらは私の嫌いなハイブリットティーだったのでした。

大いなるミスチョイス。

くれぐれもフレンチローズという名称と、素敵なイメージ・フォトに騙されてはいけ

ません。(もうほんとに自戒をこめて)

14dames_de_chenonceauisato_01

そして、『なんだかね』のばらはもうひとつあって、これがそう。

14larosedemolinard

ローズ・ドゥ・モリナール。

はじめて咲いた年はほんとうにびっくりしました。

すごく濃いピンクのうえにさらに蛍光がかっていて、ベランダのたくさんのばらの

なかで思いっきり浮いていたからどうしようかと思った。

でも幸いそれは最初の年の一番花だけで、2番花からはだいぶ色は落ち着いた

けれど、やっぱりこれもちょっと花が大きすぎる。上のダム・ドゥ・シュノンソーと

違うのは、咲きはじめはこんな風にディープカップ咲きのところ。ステムも細い。

そして、このばらの何より最大の美点は香りが素晴らしいところ。

系統はシュラブということだけれど、つぼみを見た感じでは、これもかなりハイブ

リッドティーの血が多いんだろうな。

14larosedemolinard_01

このばらを買うとき、プロが育てた以外の写真をかなりたくさん見たのだけれど、

それとも印象が違うのは、先ほど述べた理由と同じ、やっぱりこのばらが鉢植え

より庭向きということだからなのでしょう。

このばらを買ったサイトには、作出家のデルバール氏のいちばんのお気に入り

のばらで、騙されたと思って育ててみてください、とあったけれど、やっぱりそん

な言葉にそうそう騙されるもんじゃありません。

そして、これまでの経験で思うのは、イングリッシュローズがほかのばらと一緒

にあっても調和しやすい、協調性のあるばらが多いのに対して、フレンチローズ

は色にしても咲きかたにしても個々の個性がすごく強いばらが多いということ。

狭いベランダでどちらが扱いやすいかといえばもういうまでもないことだけれど

広い庭のなかに数株あるぶんには個性的でいいばらなのだと思います。

・・・・・・ というわけで、このふたつのばらも、いずれ我が家から飛び立つ日が

来ることでしょう。

もう二度と同じ間違いをしないようにしなきゃ。

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挿し木のコンスタンス・スプライ

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雨のあさ、風が吹き荒れている日よりずっと落ち着く、と思ってベランダに出て

ぱっと目に飛び込んできたのはコンスタンス・スプライだった。

挿し木のコンスタンス・スプライが、何年めかにしてほぼ完璧な花を咲かせた。

花びらの数はまだ少ないけれど、これはほぼ完璧といっていい。

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明るいウォームピンク。

ピンクのばらといっても実に様々なピンクがあるけれど、このピンクはコンスタンス

スプライだけのものなんじゃかって気がする。

すごく素直なピンク。

見た瞬間、思わず笑顔になってしまうような。

嬉しかったな。

これでもし、私の持っているなかで最も古いスタンダード仕立てのコンスタンス・

スプライが枯れてしまっても、コンスタンス・スプライは生き残る。

私の唯一の挿し木のばら。

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2014年5月14日 (水)

ポテトサラダとつばめの季節

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朝ごはんに自分でつくったポテトサラダを食べながら、自分でつくったポテサラっ

て、なんておいしいんだろう! と思う。

というか、買ってきたのや外で食べるポテトサラダってなんであんなにおいしくな

いんでしょうね?

以前、某ホテル系レストランの厨房のお手伝いをしたときにサラダに消毒スプレ

ーをかけているのを見て、「ああ、だからホテルで食べるサラダって消毒くさい味

がしておいしくないんだ」と思ったことがあったけれど、おしなべて外で作っている

サラダはみんな消毒しているんでしょうか。もちろん、消毒スプレーをかけたから

って人体には無害でしょうけど、そんな野菜を食べたからってどのていど栄養に

なるのか。

やっぱりポテトサラダも家で自分でつくるのがいちばんですね。

うちではポテトマッシャーを買ってからこのポテトサラダをつくるのが格段にラク

になった。必要なものを必要に応じて買っているとどんどん増えるから不便でも

できるだけキッチン用品は買わないようにしているのだけれど、これとサラダス

ピナーは買ってよかったもの。年じゅう使うから。

いまだと新じゃがを一袋買ってきて、洗って皮のまま鍋に入れてひたひたの水

を入れて茹で、竹串がスッと通るようになったら皮を剥いて大きめのボウルに入

れてつぶす。まだ熱いうちに塩・コショウ。冷めたらそこに薄切りにして塩して水

をぎゅっとしぼったキュウリに細切りにしたハム、粒コーンなどを入れてマヨネー

ズに粒マスタードをかけて全体にさっくり混ぜたらできあがり。塩はイタリアンハ

ーブソルトを使っても彩りよくおいしい。

独り暮らしの人だとじゃがいも一袋ぜんぶをポテトサラダにするのは多いかもし

れないけれど、冷蔵庫に入れておけば数日もつし、買ってきたフライやコロッケ

などの付け合わせにもなって、パンに挟めばサンドイッチにもなるから便利です。

そして一年ってほんとに早いですね。

このお気に入りのガラスの器、去年のちょうどつばめが飛ぶころに買って、今年

もまたつばめが飛ぶ季節になりました。

13keino_glass_01

今日はなんだか一気に暑くなって、嫌でも来るべく鬱陶しい梅雨に思いがいって

しまったけれど、梅雨の時期、重く垂れこめた雨雲からポツポツと雨粒が落ちて

くるのを縫うように低くかすめ飛ぶつばめが大好きで、ゆううつな日々に、あの

賑やかな囀りに思わず空を見上げて彼らの姿を追うのが唯一の楽しみだったり

する。

これはそんな季節にぴったりの器です。

keinoglass さん作。

13keino_glass_2

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今日のばら/シャンタル・メリュー

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このばらが家に来てはじめて咲いたときはびっくりしてしまった。その色に。

いままで私のベランダにはないような色だったから。

ショッキングピンクといってもいいような、ヴィヴィッドなピンク。

正直いって、どうしよう、と思った。

14chantal_merieux_02_2

その気持ちが変わったのは雨の日に見たとき。

もう5月の春ばらの季節も終わってベランダにはほとんど花もなかった梅雨時

の暗い雨の日のこと、このばらの二番花が咲きはじめていて、まるでそこだけ

パッと明るくなったみたいだった。

これはこれでいいじゃないか、と思った。

以来、このばらはずっとこの定位置で毎年変わらずに咲き続けている。

フレンチローズにはそれからもっと驚かされることが何度もあって、このばらな

んてまったく問題にならなくなってしまった。

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シャンタル・メリュー

最初の年こそその色にショックをうけたシャンタル・メリューだけど、このばらには

優れた美点がたくさんある。

まず、とても強健で病虫害に強い。棘が少なくて扱いやすい。樹高1メートルくら

いで、ごく普通に剪定をしているぶんには樹形が乱れることはないから、地植え

でも鉢植えでもいいと思う。花は常に完璧なかたち(ロゼット咲き)で咲く。花が

咲くと、濃い緑の葉っぱと鮮やかなピンクのコントラストが美しい。

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・・・・・・ とまあ、こんな感じ。

香りは強香となっているけれど、うちにはほかにもっとよい香りのばらがいっぱい

あるから、それにくらべるとそれほどでもないし、四季咲きといってもそう繰り返し

咲くわけではないけれど、このふたつに関しては肥料のやりかたや種類でも変わ

るから一概にはいえない。

ただ一言でいうなら、ほんとうに手のかからないばら。

手がかからないのに毎年コンスタントに完璧な花を咲かせる。

滅多なことじゃ病気にならないから、花が咲いてないときにも常に美しい葉をして

いる。

これは、どんなに手をかけてもうどん粉病になってしまって毎年まともに咲いたこ

とがないばらを持っている人ならきっと大きく頷いてくれると思うけれど、非常に

優れた美点だと思う。とくにイングリッシュローズにくらべて様々な点で安定性に

欠け気難しいフレンチローズにあっては、ありえないほどの安定感だと個人的

には思います。ゆえに初心者向けともいえる。

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なので、いまでもこのばらの色がすごく好きかと聞かれたらそうでもないのだけ

れど、いまやシャンタル・メリューは我が家のベランダのパーマネント・メンバー。

そして、もしかしたら、これもこのばらの美点といえるかもしれない。

いつか真っ赤な八重咲きのガーベラをバレンタインに贈ったらいんじゃないかと

書いたけれど、このばらもバレンタインにぴったり!

なぜって、花びらがハートのかたちをしているんです。

たくさんのハートでできあがったばら、なんて、すごくロマンチックじゃないですか?

シャンタル・メリュー。1999年 四季咲き ギヨーのばら。

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2014年5月13日 (火)

秘密の花園

14secret_garden

みんなよく『秘密の花園』という言葉を使うけれど、そういう意味ではここもきっと

秘密の花園だな、と思う。

シャビイで無機質な公営住宅のベランダがこんなことになっていようとは、家族

や私の限られた友達意外、誰も知らないし、ましてこのベランダガーデンを日々

眺めて観察しているのは私しかいない。以前は5月のみじかいばらの時期に

友達を招んだりもしたけれど、瀟洒な邸宅のローズガーデンでもあるまいし、

こんなベランダをさらっと眺めたところでたいして面白くもないかな、と思って、

最近は声もかけない。空から見ると周囲にくらべてここは圧倒的に緑が多い

らしくて、ときどき鳥や虫たちがここ目がけて飛んでくる。お客様はそれくらい。

14secret_garden_01

日常は、仕事と雑事に終われてまたたく間に過ぎてしまうのだけれど、その狭間

のわずかな時間、ジャングルのようになったベランダに小人みたいにしゃがんで

植物が絡まりあった空間をぼんやり見上げているのが好きだ。自分も自然の一

部になった気がして、すごくほっとする。

このアングルでこの空間を見る人は私のほかに誰もいない。

そしてそれはもう10年以上ものあいだ、時を変え場所を変えて私だけの居場所

だったりする。

イギリスでは5月のばらの時期だけ自宅のとっておきのバックヤードを開放して

見せてくれる家がある、と前にTVで見たことがある。それもただ庭を見せてくれ

るだけじゃなくてお茶やケーキも出してくれて、知らない者どうしが庭の植物を通

して和気あいあいと語りながら、アフタヌーンティーを愉しんでいた。いまでもそん

な家があるのかどうかわからないけど、とっても豊かな文化だと思う。

街の通りに面した建物からはまったく想像できない緑豊かなバックヤードがその

奥に広がっているのにはびっくりしたし、それはすごく魅惑的な光景だった。

それにくらべていまの日本の住宅のつまんないこと。

最近は施主からのそういう要望が多いとのことだけれど、昔だったら庭にしたよ

うな敷地のほとんどをコンクリートで固めたり砂利を敷き詰めたりして、土も緑も

まったくない家をよく見かける。たしかに土があれば雑草が生えたりして手入れ

が大変になるのはわかるけれど、それでも、どこもかしこもコンクリートで塗り固

められたような家、私だったらいくらお金があってもいらない。

私なんて、できることなら家の中も外も緑に埋もれて暮らしたいくらいだ。

14secret_garden_02

『植物の神秘生活』(The Secret Life Of Plants)という本によれば、植物は人が

想像する以上に知的な生きもののようです。

ということはつまり、私といちばん長く連れ添ってるばらともなれば、私がいままで

ばらの下で何を考え、どんな時間を過ごしてきたかをつぶさに見ていて、人が知ら

ない私のことを誰よりも知っているかもしれない、なんてことを思う。

昨日、布団に入って眠ろうとしたら、ふいにあることを思い出して苦しくなった。

すごく久しぶりのことで、危うくパニックになるところだった。ほんのわずかな時間

だったけどこわかった。

私は薬やアルコールや煙草(や宗教や恋愛)に依存していないし、これからも依

存しないで生きていこうと思う。唯一の嗜好品である珈琲は・・・・・・、できればこ

れはやめたくないし、またいまのところはやめる必要もなだろうけど、それだって

飲めなくなったらしかたがない。でも、こころの均衡を保って生きるにはやっぱり

私には植物もホ・オポノポノも必要だ。(もちろん、音楽も。)

悲しかったことやつらかったことだけじゃなく、楽しかったことや美しい思い出も

クリーニングして、そこからネガティブなエネルギーだけを排除すること。

そして昨日は別なことをしてなんとか自分を落ち着かせ、落ちつきを取り戻して

から自分を諌めた。

『いつまでも古い記憶と戯れるのはやめましょう』

ホ・オポノポノ手帳の中のどこかにあった言葉。

世の中は私のように憶えている人ばかりじゃなくて、忘れることに特化して人生

を生きている人もいるのだから。

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今朝はまた地震で目が覚めたけれど、コンピュータを立ち上げると真っ先にばら

友達からメッセージがきていた。とてもいいメッセージ。

それで夕方になってからアンブリッジローズとシャルロット・オースティンを切って

束ねて、このあいだの父の誕生日に間にあわなかった小さな贈りものを持って

実家に行った。父は元気そうでよかった。

昨日、中心がずれて咲いたと思ったイヴリンは、ひらいたらきれいなかたちになり

ました。

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2014年5月12日 (月)

風が凶暴につき

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またしても強風。

外では気違いじみた風が哭き喚いてる。

関東の空っ風は昔からのことだけど、いつからこんな風に一年じゅう強風が吹き

荒れるようになったんだろう。

昨日、せっかく苦労して配置換えして木の台の上からしな垂れるようにしたシャ

ロット・オースティンが風に煽られはじめたから、早々に切って花瓶に活けた。

この時期、部屋のあちこちにばらがあるのはいいことだけど、この風だけは

とかならないものかな。

昨日のカフェ。

昨日、ビターオレンジ色だったばらが今日はこんなふうに褪色して、なんともい

ないピンク色になる。コサージュにしたら大人の女性の胸もとに似合いそうな。

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そして、今日咲いた1本しかないイヴリンは中心がずれた不完全なだったけれ

ど、香りを嗅いで、ああ、やっぱり、ミルラともティーとも違うフルーツ香りだ、

思った。

しあわせな薔薇いろ。

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2014年5月11日 (日)

世界はときどき美しい

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花屋をやっていたりガーデニングをしたりしていると(あるいは自然の中にいたり

植物と触れあったりしていると)、ときどきとても美しい瞬間に遭遇して、それを見

ているのが自分独りだったりすると、なんだか自分だけで独り占めするのがもった

いないような気がして、思わずそうつぶやいてしまう。

 「世界はときどき美しい」

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今日がそれだった。

ばらの季節に朝寝坊すると、そのあとがもうどうしようもなく忙しいのだけれど、

ひどく背高のっぽになってしまったばらや、反対にひどくしな垂れてどうにもなら

ないばらを少しでも見た目がよくなるように、なるべく均等に陽が当たるように、

数時間かけて配置換えした。縦横無尽、野放図に伸びてしまったうえに、その

伸びた枝の先に満開の花やつぼみをつけたばらの鉢の移動をするのは狭い

ベランダではほんとうに至難の業で、とくに厄介なのは、ばらは枝だけじゃなくて

葉っぱの裏にも小さくて鋭い棘がついていること。今日は手や腕どころか脚や身

体まで棘に刺されてあちこち血が出て傷だらけになった。

これは今夜、お風呂に入ったら痛いだろうなあ ・・・・・

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でも、そんな痛い思いをしても晴れた午後の、風が渡り光の遊ぶベランダはとて

もここちよく、何度も美しい瞬間に遭遇した。

いま、あなたがここにいたらいいのに、っていうような瞬間に。

グローブをつけたりはずしたりしながら、わずかに角度が違うだけで人から見た

ら大して違いがわからないような写真をたくさん撮った。

きっと降っても晴れても世界は常に美しいのかもしれなくて、どうやってもそうは

思えない日があるのは、ただそれを眺めている人のこころのありようにすぎない

のかもしれない、とも思うけれど。

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ばらの配置換えをしている間じゅう、部屋の中ではラジオが鳴っていて、もっぱら

話題は母の日のことで、それを聞いてそんなことすっかり忘れていた息子は「母

の日(何か)ほしい?」と私に尊大に聞くのであった。(まあギャグです、これは。)

今日の母の日を迎えるまで、そして今日も一日、花屋はどれだけ忙しかったこと

でしょう。ほんとうにお疲れ様です。

私が子供から花なんかもらうのはきっとおばあさんになってからじゃないかと思う

けど(おばあさんになるのが嫌な私だからついにその日は来ないかもしれないけ

れど)、カーネーションが入った花かごはないかわりに、うちには数年前の母の日

に息子からもらったばらがある。

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 CAFE

残念ながら届いたときから輸入苗の良くない性質を持っていたこの苗は、いまや

一本松状態で風前のともしびって感じで元気がないから、いまのところ咲いた花

はこのひとつだけ。

このばらを見るといつも『ビター・オレンジ』という言葉が出てくる。

文字通り、ほろ苦いような渋いオレンジ色をした素敵なばらです。

なんとか樹勢をとりもどして枯れずに来年も咲いてくれるといいのだけれど ・・・・・・

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今日のばら/シャルロット・オースティン

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シャルロ・ット・オースティンのソフトな黄色を正確に写真に撮るのは難しい。

なぜって深いカップ型のばらは花の中心が暗くなって実物よりも濃い色になって

しまうし、それにこのばらは枝がよくしなって、うつむいて咲くから。

とっても撮りにくい。

でも、そのアーチ状によくしなる細いステムの先にうつむくように花を咲かせると

ころこそがオールドローズ的といわれ、風情のあるところでもあって、直立した太

い枝の先に堂々たる剣弁高芯の花を咲かせるハイブリッドティーとは大きく趣き

を異にするところ。

ふだん着るものや身のまわりのものに黄色を選ぶことはほとんどないし、黄色

は好きな色ではないけれど、花となったら別かもしれない。とくに春先の野花や

花木、そして黄色いばらともなったら。

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黄色いばらの魅力はなんといってもその明るさにある。

陽の光を浴びて輝いているところは、まるで太陽のこどもみたいだ。

黄色いばらの起源は1900年の『ソレイユ・ドール』といわれているけど、ソレイ

ユはまさしく、太陽。

シャルロット・オースティンのこのソフトなレモンイエローは交配親となったイング

リッシュローズの黄ばらの代表格、グラハム・トーマスから生まれた。親木となっ

たグラハム・トーマスはもっと濃い黄色で、日本でいうところの山吹色にも近いけ

れど、中輪で洗練された花のかたちのせいでマットな重さはなく、シャルロット・オ

ースティンよりも軽快でヴィヴィッドに見える。このふたつのばらでいつも私が喩え

るのは、活発で洗練されたお姉さんとシャイでおっとりした妹。まさにそんな感じ

なんだな。どちらが好きかといわれたら、私はグラハム・トーマスかもしれない。

でも、じょうぶさにおいてはシャルロット・オースティンのほうが上だし、数あるイン

グリッシュローズの中でもコンスタントに整ったかたちで咲く優れたばらだと思う。

葉っぱもレモンみたいなかたちで美しい。グラハム・トーマスよりソフトな黄色は

たくさんのばらの中にあってとても協調性があるし、何よりセミクライマーのグラ

ハムと違ってシャルロットはコンパクトで鉢植えにも適している。棘も少ないから

ベランダガーデナーにとっては扱いやすいばらといえるでしょう。

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ちなみに父の日に贈る花は黄色いばらだそうです。

私が子供のころはたしか白いカーネーションだったような気がするんだけどな。

いつからそうなったんでしょうね?

これはまだ朝、これから咲こうとしている眠そうなシャルロット・オースティン。

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2014年5月10日 (土)

今日のばら/ジェイン・オースティン

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私がこのばらをはじめて見たのは1994年版のデビッド・オースティンのバラの

ハンドブックで、『黄色系』というページの小さな写真に添えられた文章によれば

『格別の魅力と洗練された優雅さをもつバラ。花は非常にきれいにそろったロゼ

ット咲きであり、花芯部にボタンアイを見せることが多く、まさにオールドローズ

風。花色は感じのよいソフトな黄色であるが、やや杏色になりがち。花弁にはつ

やがあり、魅力を大きく増すが、この特質は、ノアゼットローズの近縁性による。

自由に花を咲かせる四季咲き性で、耐病性にすぐれる。枝は密生し、枝分かれ

する。香りは強いティーローズ香。David Austin1990』 とある。

その小さな写真のジェイン・オースティンはまるで蠟引きの薄紙のような質感の

美しいアプリコットピンクのばらで、最初のページに大きく載っているばらと同じ

くらい惹かれた。コンスタンス・スプライ、イヴリンと同様、初めて手に入れたイン

グリッシュローズ。だから私のベランダではもっとも古い部類に属する。

このジェイン・オースティンと1年後に作出されたイヴリンのふたつはすごく似て

いて、私のベランダではともすると見分けがつかなくなる。J.オースティンは中輪

イヴリンは大輪のばらということになっているけれど、J.オースティンが大きめに

咲いてイヴリンが小さめに咲いたりするともう、何が何だかわからなくなる。

それというのも、このふたつのばらの交配親が同じグラハム・トーマス×タモラ

だからで、似ているのもいたって当然というわけだけれど、同じ親から生まれた

ばらでも香りはJ.オースティンが強いティーローズの香りで、イヴリンは強いフ

ルーツ香。こういうの、なんだか不思議ですね。

私のばらの好みも長年のうちにだんだん変わっていて、最近は大輪のばらが

好きじゃなりつつあるから、大きさ、という点ではイヴリンよりこのJ.オースティン

のほうが好みではあるけど、でもひとたびイヴリンが咲いてその香りを嗅いでし

まうと、ああ、やっぱりイヴリン、いい香り と思う。

もう昔ほどバラきちがいでもないと思いつつこれだから、古株になってだいぶ弱

ってきたふたつのばらがもし枯れたりしたら、また手に入れるのかもしれないな。

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2014年5月 9日 (金)

大気が不安定

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昨日の強風ではばらがかなり痛めつけられてしまった。

房咲きでつぼみが横についてるので切らずに残しておいたばらは花がボロボロ、

つぼみも傷だらけ。ハサミでちょきんと切ったみたいにつぼみが落ちているのも

たくさんあった。毎年のことといえども、ほんとうに嫌になってしまう。

今日はあさ9時でこの陽射し。

穏やかに晴れた爽やかな大気のなかで見るばらには静物的な端正な美しさが

あるけれど、強い陽射しのもとで見るばらはすごくヴィヴィッド!

どちらが好きかといわれたら、どちらも好きだ。

人でもばらでも、生き生きしてるのが好き。

光の当たりかたひとつでこれだけ見え方が違うことを思えば、女優さんがいつも

きまったお気に入りの照明係をご指名するのもわかろうというもの。

今日は大気がすごく不安定で天気は荒れ模様になるそうだ。

・・・・・・ と書いてるうちにすごい勢いで降ってきた。

大雨、突風、雷注意報。(それに竜巻に雹?)

かと思えばまた晴れ。

今日はそんな天気がめまぐるしくループする一日になるのかな。嫌だな。

私はまたしても頭がうっすら痛い。

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そして一見、同じばらかと思うようなこのふたつのばら。

近くに寄って見たら出ている鉢が違うから、どうやら違うばららしい。

アンブリッジ・ローズとジェーン・オースティン?

そういえばナエマはどこにいっちゃったんだろう?

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なんたってこれだけ繁茂していて縦横無尽につぼみが行き交ってると、しまいに

なんだかわからなくなってきます。樹形や葉っぱ、咲き進んだ花のかたちや香り

で、ああ、あれだったかとわかるのだけれど。

そして先日、曖昧すぎてどこがいいのかよくわからない、なんて書いたデュセス・

ドゥ・ブラバン。

そうそう、こんな風にお雛様のぼんぼりみたいに咲くところがかわいいのでした。

いまにも花のまんなかから親指姫が出てきそうな ・・・・・・

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ひとたびばらが咲きだしたらそれこそもう毎日がばらの日々になってしまうけど、

それもピークは5月のわずか2週間程度のことなのです。

その間くらいはせめて穏やかな天気の日が続いてくれるといいのだけれど ・・・

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2014年5月 8日 (木)

薔薇の歌 (九章)

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薔薇の歌  (九章)


賓客よ、

いざ入りたまへ、

否、しばし待ちたまへ、

その入口の閾に。


知りたまふや、賓客よ、

ここに我心は

幸運の俄かに來たれる如く、

いみじくも惑へるなり。


なつかしき人、

今、われに

これを得させたまへり、

一抱へのかずかずの薔薇。


如何にすべきぞ、

この堆き

めでたき薔薇を、

兩手もろでに餘る薔薇を。


この花束のまにまに

太き壺にや活けん、

とりどりに

小さき瓶にや分たん。


今日、わが家には

どの室にも薔薇あり。

我等は生きぬ、

香味と、色と、

春と、愛と、

光との中に。


< 謝野晶子 / 薔薇の歌 (九章) >


*****************************************************************

今日はものすごく風が強い。

強いどころか気違いじみてると思うほどだ。

建物の通風孔から「ヒョォオオ~~」と笛でも吹くような音で吹き渡る風の音を

この部屋ではじめて聞いた友達はみんなそろって驚いて「これ、なんの音?!」

と聞くくらい。

最近は花粉だ黄砂だPM2.5だと騒がれるようになって、数年前、花粉症が劇

症発症してからは通風孔を珈琲フィルターで貼ってしまったから前ほどではない

けれど、それでも外がすごい風であることには変わりない。

それに激しく気圧が変動しているらしく、さっきから頭がすこし痛くなってきた。

ただでさえこんな日は風の音だけで落ち着かないのに、嫌なのは思うさま風に

煽られるばらたち。今朝は咲いたばかりのアンブリッジローズが風で駄目になる

前に切って食卓に飾った。

この詩は先日、点滴堂さんで手にとった『緒川たまきのまたたび紀行-ブルガリ

ア篇』の中にあった与謝野晶子の詩。歌人として有名な与謝野晶子がこんな詩

を書いていたとは知らなかった。でも、さすがにこの詩はちょっと古臭い。

緒川たまきの写真集の中に掲載されていたこの詩はこれで全文なのだけれど

実はタイトルが示すとおりこの詩は九章もあって、その最初の章の一部と別の

章の頭の一部をくっつけたものがこれ。自分がこの詩の作者だとしたらたぶん、

こういうことをされるのは間違いなく嫌だと思うけど、全文を読んだ後では単に

写真集の1ページに入りきらなかっただけというのがその理由だとしても、この

意図は悪くない。九章は長すぎる感じがしたし、与謝野晶子はやっぱり短文に

おいて才能が際立っている気がする。私が好きだったのはこの詩の最後の6行

だけ。ブルガリアといえばいわずと知れたばらで有名な国で、その地へ旅した

緒川たまきの写真集になぜ与謝野晶子の詩なのかな、と思うけれど、彼女が

与謝野晶子が好きだったのかもしれないし、このクラシカルな文語調が彼女の

持つ雰囲気に合ってなくはなかったのもたしか。

その本は買おうと思って見ていたけれど、まんなかあたりで落丁していたので

買わなかった。古本だからしかたないけど、帰りにカウンターでそのことを伝え

「もうすこし状態のよいものが入るようでしたら欲しいんですが」といったら、店

主が気を悪くしたのか、それには何も答えずコンピュータのディスプレイに目を

落としてしまったのでちょっと困惑してしまった。

時間さえあれば本屋に行くのは好きだけれど、今日び、たいていのものはイン

ターネットで買える。すぐに店で見たのより状態のよさそうなのを見つけた。

買えないものは人のこころ。

自分で育てたばら、も。

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2014年5月 7日 (水)

ディープ・パープル

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今朝咲いたカーディナル・ドゥ・リシュリュー。

今日の光のなかで。

ディープ・パープル。

つぼみは赤。

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今日のばら/アンブリッジ・ローズ

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『薔薇色の人生』といって人が思い浮かべる色はきっとピンクじゃないかと思う。

私にとってのコンスタンス・スプライがそれのように。

いつも明るいウォームピンクのあのばらを見ると、無条件にしあわせな気持ち

になる。私にとってとくべつなばら。

それとおなじくらい私にとって『薔薇色』なのが、オレンジシャーベットにピンク

を混ぜたようなアプリコットピンクといわれる色。

まるでシフォンのドレスのような、と評されるこの色のばらを私が知ったのは、

デヴィッド・オースティン・ローズのカタログが最初で、ジェーン・オースティンや

スウィート・ジュリエット、イヴリンなどがそれだった。単一のピンクよりも微妙な

ニュアンスを感じる色で、それは時間の経過による花いろの変化とともに花び

らのテクスチャーさえ違って見えるようで、魅了された。そのころ買ったイヴリン

とジェーン・オースティンはだいぶ弱ってきてはいるけれど、いまだ健在だ。

イングリッシュローズで私が好きなのは最近のものより初期のころのばらが多

いような気がする。これは何もばらに限ったことじゃないかもしれないけれど、

どんどん新しいものがでてきて古いよいものが廃番になって作られなくなって

しまうのは残念に思う。

今日のばら、アンブリッジ・ローズもまだカタログのレギュラー・ラインには載っ

ているけれど、もうそれほど新しくないばら。

このばらの美点を3つあげるとしたら、アプリコットピンクの色と完璧なかたち

そして素晴らしい香り。やわらかなアプリコットピンクの花びらは外側へいくほ

ど淡く透明感のあるピンク色になり、あかるい緑の葉っぱと見事に調和する。

咲きはじめはカップ咲きでかろやかにぐるぐるっと巻いた整った花型は、やが

て咲き進むにつれて魅力的なロゼット咲きになる。強い、でもほんとうにばら

らしい、ここちよいミルラの香り。このばらが一輪咲いただけでベランダじゅう

がばらのいい匂いになってしまう。性質はじょうぶで病虫害に強く、背丈もあま

り高くならないので鉢で育てるのにも向いていると思う。

私のばらの友達をして『一家に一鉢』といわれた『ナエマ』だけど、私のベラン

ダにはアンブリッジ・ローズが二鉢もある。フェアビアンカも。

狭いベランダではできるだけ同じ品種が重複しないようにと思うのになぜ、と

いうところだけど、まあ、好きってそういうこと。

いくら長くつきあっていてもいっこうに感興の湧かない相手もあれば、どれほど

長くつきあっていても飽きずにずっと好きでいられる相手もある。それは人間と

同じこと。

デヴィッド・オースチン、1990年作出のリアンダー・グループに属するばら。

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ふつう、花の写真を撮るのは早朝の光がいいといわれているけれど、私のベランダでは

光が全体にまわって、風がすこし出て光が遊びはじめる午後のほうがいいようだ。 


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二代目ボトルパームくん

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思えば家に入れるタイミングが遅くなったのが敗因だった。

去年の冬、日に日に気温が下がって、早く家に入れなければと思いつつ、鉢から

根っこが出ていたので鉢増ししてからじゃなきゃ入れられない、と思ってなかなか

それができなかった。もともとボトルパームは成長がとても遅い植物だから、なか

なか大きくならないと聞いていたのに思いのほか大きくなり過ぎたのも想定外だ

った。私がボトルパームの顔(?)さえ見れば「大きくなっていいよ」といっていた

のが通じたのかもしれない。ヤシは互い違いに高さの違う3枚の葉を広げ、一番

下の葉が枯れるとまた新しい葉がまんなかから出てくるから、常にいま一番上に

ある葉より高い位置に葉が出てくることになって、つまりそのたび背が高くなるわ

けだ。わずか数年で私の胸の高さまで大きくなったヤシは手の指を広げたみたい

に大きな緑の葉っぱを広げ、夏のあいだ気持ちよさそうに太陽の光を浴びていた

けれど、だんだんベランダも窮屈になってきて、葉先が常にどこかにぶつかって

擦れて痛むようになってきた。それが始まりで葉先が黄色くなったり茶色くなった

りしてきて、でも単に擦れるという、物理的なことだと思っていた。

ここ4階のベランダはもともと風が強いのだけれど、年々強風や暴風が吹く日が

多くなってきていて、強風に煽られることでボトルパームの葉はますます痛んだ。

そして3枚の葉がかなりボロボロになったときですら、それほど深刻には考えて

いなかったのだった。なんたってボトルパームの根元は来たときとはくらべものに

ならないくらい太くしっかりしていたし、痛んだ3枚の葉の間からは次の葉が元気

に伸びていたからだ。ヤシは強いというし、何年かかかってここまで大きくなった

ヤシがそうそう簡単に枯れるわけはないだろうと思った。

ところが。

状況が変わったのはついに見るに見かねて鉢増しして家にいれてからだ。

ボロボロになった3枚の葉がすっかりぜんぶ茶色くなって枯れたあと、だんだん

まんなかの新芽の緑のいろも悪くなってきた。

そして、ある日のこと。

家の中に小さなありんこがいると思ったら、どうやらボトルパームの鉢から出て

きたらしい。数匹みつけた後でそれに気づいた。

それでも緑の活力剤をやったり、天気のいい暖かい日に日光に当てたり念力を

送ったりしてなんとか元気になってもらおうとやってみたのだけれど、今年に入っ

て見るたび幹の形状がおかしくなっていて、根元に触ったらついにぐずぐずっと

なって折れてしまった。もう、そうなるよりずいぶん前に根が腐っていたんだろう。

そんなわけで何年も大事にしていたボトルパームを枯らしてしまった。

あれくらいの大きさのボトルパームを買おうと思ったら1万円以上はするようだ。

そんなお金のことはともかく、あれだけ根元が太くなってたら宇宙の叡智がいっ

ぱい詰まっていただろう。育てていたのは私だから私がいちばんショックかと思

いきや、私以上にショックを受けたのは息子で、どうやらみんなで少しばかりゲン

を担いでいたのかもしれない。それになんだかボトルパームが元気がなくなった

のと私のビンボーは連動しているみたいに思えるし。

・・・・・・ というわけで、これはイカン! とこのあいだの新月の日に新しいボトル

パームを買った。

こんどのボトルパームは受け皿付きのきれいなまるい鉢に入っていて、机の上

に置くのにちょうどいい。前のが小さかったときと同様、一日中ついているヒマラ

ヤソルトランプの横なら安心だろう。このボトルパームを購入した店の何があり

がたかったかって、ちゃんと詳しい育て方が写真付きで添付されていたこと。

これまで詳しい育て方は何もわからなかったから。

それによると「成長が遅いヤシですが、とても大きくなるヤシなので日光にあま

り当てずに成長を遅くさせる育て方がよいと思います」とあり、ああ、それでか、

と思った。私は太陽が大好きな南国の植物だからと日に当て、暑い日にはたっ

ぷり水を上げていたのが成長を促進させてしまった原因なんだろう。

今回のボトルパームには「ゆっくり大きくなってね」とか「この家におさまる程度

の大きさでいいからね」とか「こんどは枯れないでね」とか(都合のいい)ことを

いっている。でも、こちらの思うことはたいていの場合、いわなくても植物に伝わ

っているものだから、たぶんだいじょうぶだろうと思っている。

そして基本はいつも部屋の中だけれど、こんな天気の日にはやっぱり少しは太

陽に当ててやりたくて外に出している。

私が子供だったころ記憶にあるのは、お医者さんの家とか、瀟洒な洋風の邸宅

の前にはかならずといってよいほど大きなソテツのような南国の植物が植えら

れていて、それがいかにも『お金持ちの家』に見えたことだ。あれも当時のいわ

ゆる流行だったのだろうか。いまでもその名残りのような家を見ると懐かしい。

南国の植物のまわりには南国の植物が発する気というか、明るい空気があって

それがたまらなく好きだ。

願わくは2代目ボトルパームくんの成長ととともに私の経済状況も良くなります

ように!

アイスブルー。

Peace of  I 

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2014年5月 6日 (火)

雨の休日

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休日のラストは雨。

それはそれで気持ちが落ち着いていいと思っていたら、午後遅くになってやんだ。

雨が上がったあとは急に肌寒い。

これだから私はなかなかカシミアのカーディガンを洗ってしまうことができない。

今日咲いたのはもっとも好きなばらといってもいい、アンブリッジローズ。

でも今日の花はセンターにかるく亀裂が入ってしまってあんまりきれいなかたち

にならなかったから、また次の機会にしよう。

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2014年5月 5日 (月)

今日のばら/カーディナル・ドゥ・リシュリュー

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このばらを見るといつもグレープジュースを思い出す。

子どものころ、家族と葡萄狩りに行って葡萄園で飲んだ、濃くてあまいジュース。

まさしく葡萄いろというにふさわしい紫は、 咲きはじめの赤紫から時間が経つご

とに徐々に退色して赤みが消え、さらに深いダークパープルになっていく。もちろ

ん、葡萄の匂いはしない。強香、と書かれることが多いばらだけれど、私はそれ

ほどでもないように思う。香りより印象的なのはこの、色。私がこのばらを買った

のも、白やピンクの淡い色ばかりでぼやけがちなベランダにアクセントがほしか

ったからだった。

紫のばら、というとどこか強烈な感じがするけれど、この花の場合、色の強さを

このポンポン咲きの花型がかわいらしくしているように思う。ただし、ポンポン咲

きのばらはなかなか思うようにうまく写真に撮れない。とくにカーディ・ナル・ドゥ

リシュリューは花びらの裏が白っぽいからなおさらだ。このばらは写真で見るよ

り実物のほうがずっとい。このカーディ・ナル・ドゥ・リシュリューに虫がついてい

るところは見たことがないけれど、つぼみを見てもらったらわかるとおり、ちょっ

と気温の寒暖差が激しいとすぐにうどん粉病になる。それがたくさんつぼみを

つけてもぜんぶは咲かない理由。これもたいてい毎年のこと。

『グレープヴァイン』は『葡萄のつる』という意味だけれど、カーディ・ナル・ドゥ・

リシュリューの枝も半つる状。トレリスやフェンスに誘引するとよいそうだけれど

我が家では鉢で育てているせいか、いままでそんなふうに伸びたことはない。

庭があって地植えにできて、庭のフェンス一面をこのばらでいっぱいにできたら

どれだけ素敵だろう、とときどき思う。そんなふうにしてこそ生きるばらだと思う。

一季咲きのガリカ系オールドローズ。

パープル系最古のばら。

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今日のばら/デュセス・ドゥ・ブラバン

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いつもとっても曖昧に咲くから、君のことはMiss.曖昧と名づけよう。

シャイなのか奥ゆかしいのかおっとりしてるのか、それともただのぼんやり者なの

か、いってみれば君は早生まれの華奢で頼りない女の子ってところ。

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ちょっと気温が低い雨の日が続くとすぐに病気になるところはけして強いとはいえ

ないし、香りだってばらというにはあまりに淡い、まるでりんごのよう。多花性でつ

ぼみの数こそたくさんつけるけれど、ウドンコになったりボール化したりで滅多に

ぜんぶ咲いたためしがない。それでも思いのほか君に人気があるのは、うつむ

いて咲く姿に儚げな風情があるからだろうか。おとなしいくせにいつも春の先頭

切って花を咲かせる。

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正直いって長年つきあってても君の良さがよくわからないんだけど、でも君が病

気にもならずに思いのほか大きな花をふわふわとエアリーに咲かせたところは

まるで往年のミア・ファローのように美しい。

昨日も今日も風が強いから薄い花びらでできた君の花容は乱れがちで、その姿

はますます曖昧だ。

オールドローズではめずらしい、四季咲きのティーローズ。

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5月5日5時18分

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早朝、激しい揺れを感じたとき、私は夢の中にいた。

夢にありがちな、探し物がなかなか見つからない、建物の中にいて、どうやって

も出口が見つからない系の夢で、雨の夜らしい、暗い視界に黒い車が入ってき

たとき、父の声のような男の人の声で「○○さんが亡くなった」と聞こえた瞬間の

ことだったから、まだ私はどっぷり夢の中で、頭が重かった。

いつものろのろしている娘はこんな地震のときばかりは突如、森の小動物みた

いに俊敏になって、慌てて起きあがって部屋を出ていく。窓をあける音がする。

とっさに枕もとの携帯を見ると、5時18分。

このまま大地震に突入したらどうしようと思いつつ、眠さのほうが勝っている。

自分も起きて開け放されたベランダから外を見ると、あちこちでばらが咲きはじ

めていて、それを見たとたん、毎年暮れになるとばら友達が「来年ものんきにば

らを愛でていられる平和な年でありますように」と書いていたことを思い出す。

何かが激しく損なわれたり失われたりしたとき初めて平凡な日常のなかで何気

なくしていたことが実はとてもかけがえのないことだったと思い出す、あの瞬間。

それほど大きな被害ではなかったとはいえ、あたりまえの日常が一瞬にして崩

壊してしまうことはすでにもう体験済みだし、3.11以降、ほんとうの安心・安全

なんてものはなくなってしまったけれど、それでも傷口にかさぶたができて、それ

も剥がれて、だんだん痛みが薄れていたことは確かだ。

ときおり思い出したように激しく揺れるたび、天から、大地から「忘れるな」と怖ろ

しい声でいわれているような気がする。

地震から十数分後に携帯のアラートが鳴って、見たら「東京23区は震度5弱」

とあったので思わず中野区に住む妹と新宿区に住む友人にメールをするけれど

友人に出したメールはすぐにUser Unknownで戻ってきてしまった。

こんな揺れくらいで都内は通信網がパニックになっているのかと一瞬思ったもの

の、どうやら彼女が古い携帯のIDを破棄しただけなんだと気づく。あれほど何度

もあたらしいメールアドレスを知らせるようにいったのに。まったくもう!

それから布団をかぶって寝たのでまたしても今日は寝坊した。

起きるころになって妹から「朝はiphoneで情報を確認しただけでTVもつけずに

また寝てしまいました」とメールの返事がきた。

すっかり慣れきった我々。

朝の青ざめたようなばらを見ながら、ほんとうに大地震でもきたらあの半分ぼ

けたような年寄りの父を抱えて妹も大変だと思ったのも杞憂だったよう。

ともあれ、防災袋の中身をアップデートして、玄関先にフックを付けて移動して

いつでも持ち出せるようにしとかなけりゃな、と思った朝。

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この、こでまりのような、まるっこいつぼみはなんだったけかな。

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2014年5月 4日 (日)

休日のブランチ

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ブランチ、というと聞こえはよいけれど、要するに今日も寝坊をしたのです。

休日の夜更かし朝寝坊の習慣、これもなかなかやめられない。

これからの季節は日に日に日の出が早くなって朝のばらの水やりも必須だから

早起きしたいのだけれど。

この連休は当初『なんにもしない休日』にしようと思っていたけれど、仕事が休

みだからって家族がいるから毎日三食ごはんの支度もしなきゃならないわけで

なんにもしない、というのは無理。たまにほんとうに誰の邪魔もされずにひとり

っきりになりたいと思うけれど、それこそ旅行鞄に荷物つめてひとり旅にでも出

ないかぎり無理だから、せめて『時間を気にしない』休日にすることにしました。

いつものように仕事や家事をやりながら頭のなかで次々やらなきゃならないこ

とをシュミレーションしないだけでも、ずいぶんのんびりできるような気がします。

思えば日本人ほど時間どおり、規則正しく生きている人たちもいないんじゃない

かと思う。このあいだまで電車の中で読んでいたパトリス・ジュリアンの本によ

ればフランスではオフィスでも学校でもランチの時間は2時間もあって、それが

日曜日ともなると12時に食卓について、家族で4時間もかけて食事をし、デザ

ートが出てくるのが夕方の5時になったり6時なったりするときだってあるそうで

それがフランスで暮らしていたとき、彼の憂鬱なことだったと書いてある。

休日の食事に半日かけるなんて日本じゃ信じられないけれど、国際結婚して

いる友人が旦那さんの国に行ったときがまさしくそれで、ほんとうに苦痛以外

の何ものでもないといっていた。長時間、食卓に縛り付けられていなきゃなら

ないこともそうだけれど、その間たべ続けなきゃならないこと、その食べものの

量にも!

けっきょく、それが数日続いた後で彼女はお腹を壊して医者に診てもらうことに

なってしまったそうだけれど、恐るべし、文化の違い。

私なんてそういう経験がないから、たまにそんなふうにおもてなしされながらの

んびり食事をするのもいいんじゃないかと思ってしまうけど、実際そうなったら

やっぱり「ああ、早く解放されてどこかに散歩に行きたい!」とか思うんだろな。

日本人には多いかもしれないけれど、とくべつな場合を除いて私も食事にはそ

れほど時間をかけたくないタイプ。それこそ自分ひとりだったらかなり適当に簡

単にすませてしまう。いつも思うんだけど、宇宙食の地上用みたいなのがあっ

たらいいのに、と思う。時間もかからずすぐに食べられて、それなりにおいしく、

満腹感もあって、栄養的にもパーフェクト。そんなのを誰か作ってくれたらすぐ

に採用します。

そんなわけで、この休日はできるだけ食事の支度に追われず、簡単にすませ

たい。・・・ となるとやっぱりパスタとかホットサンドの割合が高くなるのかなあ。

今朝のブランチは生ハムとルッコラのパスタとサラダ。

材料さえあれば簡単にできておいしく、子供のウケもいい。

文字通りこれが朝昼兼用ごはんで娘は3時からアルバイトもあったものだから

このあと珈琲に(娘が買ってきたハーゲンダッツの)アイスクリームも食べました。

いつもよりちょっとイレギュラー。

連休の残りの2日はなんとか早起きして休日を有効に過ごしたいものです。

私が思う『なんにもしない休日』は、『スプートニクの恋人』のミュウとすみれみた

いに、最低限の設備しかない海辺のリゾートハウスで過ごす休日。友達でも恋

人でもいいけど、朝どちらか早く起きたほうが簡単な朝食を作ってテラスで食べ

たら、水着の上にTシャツ着て、バッグひとつ持って海へ行く。海で数時間気まま

に過ごしたあとは家に帰ってシャワーを浴びて昼寝をしたり、リヴィングルームで

音楽を聴いたり、自室にこもって文章を書いたり。夜は唯一賑やかな港まで降り

て行ってレストランで食事をしたり、星を見ながら散歩して帰ったり ・・・・・・

なんて理想的な休日なんでしょう!

あ、これ去年も書きましたっけ。

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2014年5月 3日 (土)

昨日のつぼみ、今日。

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昨日は早朝から働き続けていたのについに一日眠気に襲われることもなくて、

またしても夜更かしして今日はプールがないのをいいことに寝坊してしまった。

あわててベランダに出てみると、初夏の暑いくらいの陽射しのなかで、ばらの

つぼみはゆっくりほどけはじめたところ。

上の黄色いつぼみはシャルロット・オースティン。

これはアンブリッジローズ。

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そしてまたもや次々ばらの写真を撮るわけだけど、ばらを育ててない人や、ばら

になんか興味がないという人には昨日の今日でなんの違いがあるのかわから

ないかもしれないけれど、育てている私からしたら昨日と今日では違うし、今日

は今日でまた美しいと思うから撮らずにはいられない。ばらは咲いてからもいい

けれど、このつぼみのときの姿にもっとも惹かれる。

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そして写真を撮るということは、いつも構図と光を意識しているということでもあ

って、こうしてコンピュータのモニターでひとつひとつの写真を見ていると、それ

を強く感じる。私が熱心に見ているのは構図、それから光の当たりかた。

光の当たり方によってもののかたちの見え方も番うし、おなじ葉っぱでも色が

濃いところと光に透けて淡く見えるところとあって、それに白い壁に落ちた黒い

影のぼやけかた、とか。そんなふうに写真をじっと見ていると、毎日写真を撮る

というのは絵を描くのにも役立ちそうだ、と思う。もし私が絵を描くなら写真で構

図と光を決めてからにしたい、などと思う。

実際、そういう手法で絵を描いた画家は思い浮かべるだけでもたくさんいるけ

れど。

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とまあ、たかがばらのつぼみの写真を撮るくらいでもこれだから、私の興味は

尽きないのです。

色、かたち、移ろう光、遠近の見え方 ・・・・・・・

実際にパレットの上で絵の具を混ぜて紙に描けたらどんなにいいだろうな。

と、そんなふうに思うから、いつかやるのかもしれない、と思ったりもする。

遠い、いつか。

私にそんな日があったら。

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同時に。そんなふうに考えながらばらを見ていられるこんな時間がいいのかも、

とも思う。

もうかれこれ20年くらいばらをやっているけどぜんぜん飽きない。

飽きないからやってられる。

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これはきっと私と同じようなことをしてる人にしかわからないだろうなあ。

まるでピーチ。

みたいなこのつぼみはフェアビアンカ。

つぼみのときはこんな色でも、ひらくと純白になる。

ピュアって言葉がぴったりの白。

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この黄色いつぼみはジェーン・オースティンで、手前のピンクのはフレンチローズ

のダム・ドゥ・シュノンソーかな。でも私が見ているのはふたつのばらの向こうで

陽に透けて真っ赤に見える鋭い棘です。

すごい。おそろしい。こんなので引っ掻かれたくない。

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そして公平を愛する水瓶座の性格はこんなところにも出る。

もっとも陽の当たるいい場所からは少し離れたところに置いてあるばら。

これもフレンチの、シャンタル・メリュー。

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ラストは東、あまりいい条件下にないローズ・ドゥ・モリナール。

でもウドンコも出ずよく育ってる。

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そして、今年もばらの根もとから顔をだしたすみれ。

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この休日はどこにも行く予定はなかったのだけれど、娘が本屋に行きたいという

のでつきあって午後遅くなってから外出。

なんとなくでも気にしてると、タイミングって来るものですね。

いつか点滴堂の稲村さんにりんごをもらって、お返しに作ったりんごジャム。

やっと渡すことができました。

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店に入るなり「あ、たまきちゃんだ」と最初に目に入った緒川たまきの本をとったら

「それ、コトリさんも大好きな本で、いつか頼まれて探して持って行きましたよ」と。

ひらくとブルガリアのばらがいっぱいで、いろいろシンクロで面白かった。

友達って、やっぱりどこか何かが似ているのかなあ、と。

旅行記でありつつ美しい女優の写真集でもあるのに、顔がピンボケの写真まで

載ってて、それがむしろ自然で好感が持てて、かならずしもいい写真ってピンが

あってりゃいいってもんでもないな、と思った。

それって、いつもみどりちゃんと話すところの、ミストーンがミスに聴こえないって

のと同じかな。

ちなみに、そのあと手にとった大島弓子の猫日記にも「最近、イングリッシュロー

ズを3株買った」とあった。

今日も一日ばらの日。

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2014年5月 2日 (金)

ばらのつぼみ

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昨日ライヴから帰ってきてお風呂に入って寝たのは2時過ぎなのに、今朝はめず

らしく5時過ぎにパッチリと目が覚めてしまった。そこからはもうどうやっても眠れ

ないので、こんなときでもなければゆっくりばらの手入れもできないからと起きて

パジャマのまま帽子をかぶってベランダに行く。

日中と朝晩の寒暖差が激しかったり、そこにもってきて雨が数日つづいたりする

とたちまちウドンコ病が発生する。この時期、毎年のこと。いくら気温の寒暖差が

激しかろうが雨がかかろうが全然びくともしない耐病性のある強いばらもあれば

ちょっと雨がかかったくらいですぐに、それこそ小麦粉をまぶしたみたいにまっ白

になってしまう脆弱なばらもある。品種的な特徴だというならそれはそういう遺伝

子を持ったばらなのだろうし、個体差ということになれば環境や栄養状態で免疫

力が落ちたばらだろう。そういうところはあまり人間と変わらないような気がする。

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ばらのウドンコ病には何をするかといったら、化学薬品や農薬を使ったスプレー

もあるけど、これも人間と同じであまり薬を使いたくないので私の場合は木酢液

を薄めたのを噴霧器で噴射しながら葉っぱを一枚一枚、手で洗う。花首にべっと

り付いウドンコがなかなか落ちなければマジック雑巾の角を使うか濡らした綿棒

拭きとる。これはかなり時間のかかる気の長い作業。私はベランダはそれこそ足

の踏み場もないくらいばらだらけだから、これを延々やってるとうんざりしてくる。

バラをやってるというと人から「ばらは手がかかって大変でしょう?」とか「ばらは

難しいでしょう?」とよく聞かれる。ばらを育てている人ならたぶん、飽き飽きする

ほどされる質問。でも、ばらにもっとも手がかかるのは年に数回のことだ。

花が咲く前と咲いた後。真夏の毎日の水やりと、秋と冬2回の剪定。そして鉢苗

であれば真冬の休眠期の植え替えのころがもっとも大変。

あとはこんなふうに病気が出たときや虫が付いてしまったときのピンポイントの

世話くらい。ばらは木だから、それほど神経質に世話をしなくたってかよわい草

花のように簡単に枯れたりはしない。ばらは基本的には強い植物だと思う。

一年中ケアが必要なことにおいても気難しいことにおいても、およそ人間のほう

がよっぽど大変。ただ、こんなふうにウドンコ病が蔓延してしまったり、取っても

取ってもなくならないほどアブラムシが大量発生してしまったりするとちょっと手

がかかる。真夏の乾いた時期に葉裏に付くハダニとなったら、いくら私でも薬剤

を使わないとならない。

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木酢液で葉や花首を洗うと痛んだところが黒くなって美しくないけど、ウドンコが

付いたところは茎が曲がってしまうし、そのままにしておくとつぼみが落ちてしま

ったりするから背に腹は代えられない。ベランダに蛇口があってホースが使える

なら強めの水で洗い流したあとに木酢液を噴霧してもいいと思うけれど。

そして日が落ちて暗くなってからの手入れなら、バイオゴールドのバイタルを薄

めて噴霧するのが病虫害、それから夏の暑さに弱ったときにはとても効く。

でも、この時期こういった作業の何が大変かって、とにかく足の踏み場もないほ

ど鉢があるから身動きがとれないこと。鉢をちょっとずつずらしながら隠れたとこ

ろの葉やつぼみまできれいにしてやらないとならないし、そうしているあいだもし

ょっちゅう髪やら着ているものやら皮膚をばらの棘で引っかけられる。これはか

なり危険。下手するとのら猫に思いきり引っかかれたくらいの手痛い傷を負う。

といって、ばらに棘がなければ、なんていうのは猫に爪がなければ、というのと

同じくらいナンセンス。

今日はそうとう気をつけてやったからそれほどでもないけど、それでもあちこち

傷だらけになった。(これはお風呂に入るとき痛い。)ばらを扱うガーデナーの

手は美しくはいられない。日に焼けてシミはできるし年じゅう傷だらけ。グローブ

をしてできる作業なんて剪定と摘蕾くらいだから。

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今年も気づけばあっという間にジャングルごとき我がベランダガーデンだけれど

こうやって鉢をどかしながらひとつひとつの苗を見ていくと、一見、威勢よく繁茂

しているように見えるばらの枝すべてが、花芽が付いていないオール・ブラインド

だったりして驚いてしまう。3.11の年のばらはブラインドの枝が多かったけれど

今年もけっこう多いようだ。四季咲きならともかく、年に一度しか咲かないばらが

オール・ブラインドだったりするとほんとうにがっかりしてしまう。

イングリッシュローズ第一号で一季咲きのコンスタンス・スプライの親木がいまの

ところそれで、親木から挿し木で増やしたチビ苗のほうもほとんどの枝がブライン

ドで、いまあるつぼみはひとつだけ。

たったひとつだけだけど、いかにもローズバッドというにふさわしい、かわいらしい

つぼみです。

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ブラインドの枝はどうするかというと、ある程度まで切り戻すしかない。

それでつぼみが付くとは限らないけれど。

木酢液を噴霧し、いらない枝を切り終わったら、こんどは鉢の配置移動をする。

なんたって冬に剪定したばかりの苗はどれも同じような刈りこまれた姿だったの

が、この時期になると成長にかなりの差が出てきて背高のっぽのやチビのまま

のやいろいろあるから、狭いベランダではできるだけたくさんの苗に陽が当たっ

て、なおかつたくさんつぼみがついている苗がきれいに見えるようにしたい。

そうやって狭いところで動き回っているうちにいつの間にか服には穴があくし、

せっかくついたつぼみの2、3本は折れちゃったりして、まあ、ほんとに大変。

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そしてウドンコを洗い、ブラインドの枝を切り、無駄に繁茂した下葉をむしりとり、

鉢の移動を終えて液肥の入った水をやったらすでに作業開始からあっという間

に3時間が経過。ふぅ~。

気づけば腰は痛いし、「わたしは燻製か?!」ってくらい全身、木酢液くさい。

これ、朝からたまんない。

もう着てるものぜんぶ洗濯機に突っこんでシャワーを浴びるしかない。

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でも、そんなことになってさえいまの時期は、ばらを育てている人間にとって一年

でもっともいい季節です。

なんたってベランダはばらのつぼみだらけ。

なんでもこれからはじまる、ってときが、いちばんたのしいような気がします。

ひとたび、ばらが咲きはじめたら桜と一緒で怒涛の日々。

うっかり寝坊でもして陽が高くなってしまったら、ベランダに出るころにはすでに

暑さで花がだれてしまってたりするんですから。

忙しいことこのうえない。

いまのところの心配は、ばらが咲く前にこのあいだみたいなすごい暴風雨がこな

ければいい、ということ。これもここ数年、毎年やられているから。

ともあれ、もうじき一年でわずか数週間の春ばらの時間がはじまります。

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2014年5月 1日 (木)

5月、スズランの日

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ゴールデンウィークのはじまりの日は、ごはん作って洗濯して掃除したら終わって

しまった。 その日は娘はいつものように午後からアルバイト。息子もめずらしく昼

前から出かけて、わずかだけれど1人になれる時間があったのに。

それで夕方、もう夕飯をつくるような時間になって買い物に行って、マーケットに

入るかわりに書店に入ってふと手にとった雑誌の最初のページに載っていたこの

写真。

写真の下のテキストには、

「今号の特集にあわせて、フランスとの関係性が深い花をセレクトしました」と

<ル・ベスベ>の高橋郁代さんはスズランを挙げた。「釣鐘形の純白な小花を房状

につける春のシンボルですが、フランスでは特別な意味があります。5月1日の

メーデーに、”幸福の再来”という花言葉のスズランを大切な人にプレゼントする

習慣があったり、幸せになってほしいという願いを込めて贈呈用のウエディング

ブーケに使用されたりと、祝花として親しまれているんです。繊細で気品あふれ

るルックスと、鼻にすっと抜ける爽快感のある香りを”幸せ”と表現するセンスに

フランスらしさを感じますよね」

とある。

最近は滅多に雑誌も買わなくなったけど、それでもたまに買うことがある。

最近だと、この写真が載っていた&Premiumとか、FUDGEとか。

私なんかにはちょっと昔の匂いがして懐かしい雰囲気の雑誌で、でも自分がじっ

くり見るというよりは、娘に見せようと。ファッションやカルチャー・トピックもそうだ

けれど、記事のなかの写真やイラストが絵の参考になるかもしれないと思って。

上記のテキストにある『今号の特集』とは、『素敵なフランスかぶれ』。

ちょうど最近、ものすごく久しぶりにボーダーのカットソーを買ったりなんかした

ものだから、タイムリーだった、というのもあって。

私自身は日本的なものも好きだし、日本の花も好きだし、とくにフランスかぶれ

ではないけれど、日本にくらべて1年に何度も花を贈りあう機会のあるヨーロッ

パの風習は素敵だな、と思う。

今日から5月。

誕生日からすでに3ヶ月。

うかうかしてるとまた1年あっという間に終わってしまうから、気を引き締めてい

かないと。自分にとって何がほんとうに大事で、何をすることが歓びなのか。

瞬く間に過ぎていく日々は、ほんとうに一日一日が良いことと悪いこと、喜びと

悲しみの繰り返しで(今日もあった!)、ときにひどく疲れてしまうけれど、それ

でもよく見ればあちこちにキラキラしている小さな光を、見逃さずに手のひらに

掬いとっていきたいと思う。

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