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2014年4月28日 (月)

新緑の鎌倉へ

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昨日の若宮大路。

この写真でわかるかな、まぶしいばかりの新緑と青空。

駅を降りたばかりのときは、なんて爽やかで気持ちいいんだろう!

と思ったけれど、歩きだしたらリネンのカットソー1枚でも汗ばむくらいの陽気。

季節はすっかり初夏。

鎌倉まで知り合いの個展を観に行って、ほかに何もなければ1人で街をぷらぷら

して帰ってきてもいいのだけれど、鎌倉にはなんたってカマクラムジカのハンタさ

んがいる。まだ寒かった時期、桜のころは無理かもしれないけれど新緑のころ鎌

倉で会えたら、なんて思っていたからこのタイミングに駄目もとでハンタさんに連

絡したら「私もちょうどあなたに会いたいと思ってたところだった」といってくれて、

こんなにうれしいことってないじゃない?

自分の好きな街に友達がいる、っていうのも。

大井町にあるパトローネさんを出て急ぎ足で待ち合わせの八幡さまの鳥居を目

指して歩きだしたら、休日の鎌倉は相変わらずすごい賑わいで、私もすっかり

おのぼりさん気分で辺りをきょろきょろ。ハンタさんといえば猫だから、思わずこ

んな看板が目に入ってきてパチリ。

イタリア語で『コメバ?』と書かれたたここは天然酵母パンのkibiyaさん?

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そして落ち合った途端に、まるで昨日も会ってたかのように自然に話しながら

歩きだす我々。ハンタさんが子供のころ通学路で毎日通ったという懐かしい路

地を抜けて、案内してくれたのは窓に映る新緑もまばゆいもぐら食堂さん

鎌倉野菜たっぷり、こだわりの食材で作っているという『もぐら定食』をオーダー

して、出てきたのを見たら、やあ、さすがハンタさん、よくわかってる。

最近、こういうごはんがいちばん落ち着くんだよね。

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右上の汁ものは一瞬けんちん汁かな? と思ったのだけれど、牛すじと根菜の

スープでした。これがめちゃめちゃおいしかった!

いつも思う。こういうごはんって一見地味に見えるけど、家でやろうと思ったらま

めに常備菜の作りおきでもしておかないかぎり無理ですね。一汁四采。

ごはんもおいしかった。

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さて、食後のお茶もしてこれからどうする? ってところだけれど、ハンタさんは

地元っ子だし、私も『人がごちそう』でとくにオーダーはないから、気の向くまま

歩くハンタさんについて歩く。

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さすが猫。

路地裏が妙に似合うのにゃ。

万年少女、ならぬ万年少年のようなハンタさんの若々しい後ろ姿。

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猫好きはみんな好きなのかな?

翠さんも好きな大佛次郞の家。

残念ながら私はまだ読んだことないけど、猫の表札がいとかわゆらし。

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いまやめずらしい茅葺の家。

中ではお茶ができるらしい。

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観光とは無縁のふつうの民家の間をまるで建物探訪のように歩きながら、「どこ

か見たいとこある?」と聞かれてなんとなく答えたのが「ロミ・ユニさん」だった。

とくになんてこともなかったのだけれど。

場所がわからないのでハンタさんの友達が働いている鎌倉コンシェルジュに行

って地図にしるしをつけてもらって向かう途中みつけたこの看板の文字、すごく

ないですか? 

まるで文字そのものがはちみつ! 

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近くに行ってよく見たらこの字も木でできていて、立体的なペイントがされている

のでした。店の中も素朴でいかにも老舗のはちみつ屋さんて感じ。

そして、ロミ・ユミ・コンフィチュール。

店の中も外も若い人でいっぱいでした。

洒落た雰囲気の真っ白い店内にはたくさんの種類のコンフィチュール(ジャム)

と焼き菓子がカラフルにきれいに並べられていて、かわいいパッケージやグッズ

なんかもあって、これはいかにもお洒落な若い人が好きそう。

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誰かからお土産にもらったりしたらきっとすごくうれしいだろうし、ちょっとしたプレ

ゼントにするにもぴったりだと思うけど、私が自宅用に買うにはいかんせんジャ

ムのサイズがかわいらしすぎるし、高い感じがしたかな。

私はどこどこの街の人気のある有名店で買った何々、みたいなものより、なんだ

かんだいろいろ考えて自分で作ってみるのが好きだし、ジャムは自分で作ったの

でじゅうぶん満足してるから今日は何も買わずに出てきた。そしていつも思うの

だけれど、こんなかわいいお店でかわいいコスチュームを着ているのに若い店員

さんがつまらなさそうな顔で働いていたのが残念。

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この店を出るあたりですでにハンタさんと落ちあってから4時間が過ぎ ・・・・・・

このあとはハンタさんがやっぱり高校生のころから好きで行っているという駅前

の喫茶店でのんびりお茶して帰りました。

なんだろうな、鎌倉に行くたびに思うのは、町のそこここ、路地のあちこちになん

ともいえない懐かしい光があって、いつもこころの琴線を揺さぶられてしまう。

懐かしさと同時にさみしさが入り混じったような気分、とでもいうのか ・・・・・・

あちこちに鎌倉ならではの感じがあって、すごくいい町。

でも、だからといってここに住みたいかといったら、やっぱりここは私の住処じゃ

ない、と思う。きっと北村太郎もここにいたころはさみしくてたまらなかったろうな。

東京の下町にも懐かしい雰囲気はあるけど、それとは何かが違う。

それは私が東京っ子だからなのか。

なんてことないけれど休日らしいリラックスした楽しい時間をすごしたハンタさん

とは、こんどはふたりが大好きなアリさんのライヴに行こう! といって別れた。

次はまた一年半後、なんてことには今回はならない気がする。なんとなく。

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コメント

さすが、soukichiさんとそのお友達、おしゃれな店がどんどん出てきますね。
私は何度も行っているのに、それぞれ間が空くので新しいところはほとんど
知らなくて・・・
KIBIYAの店、段葛店でしょうかね。御成通りの店には何度か行きました。
あそこのパン、おいしいですよね。
なんだか急に鎌倉に行きたくなりました。連休明けにでも行ってみようかなぁ。
寺にもずいぶん行っていないので、見どころが多すぎます(^^;)

投稿: すみごん | 2014年4月30日 (水) 20:29

わ、すみごんさんからそんな感想をいただくとは思わなかったです(^-^)
ハンタさんも私も最近のことは何も知らないので。
昔はこれでもトレンドウォッチャーだったんですけど。
鎌倉はむかーし、地図を持って日がな一日神社仏閣を巡り歩くようなことをしたからもういいような気がするし、かといって人で混雑する通りのお店を見て歩くようなことにもそれほど興味がないしで、この日もただ気の向くまま散歩したくらいのことです。
ただ2人とも変なごはんにはお金を払いたくない主義みたいで、連れて行ってもらったカフェのごはんはおいしかった。
久しぶりに会う友達とおいしいごはんを食べるって大事ですね。

ぜひぜひ連休明けにでもお出かけください。
混んでなければ江ノ電がまたいいしね♪

投稿: soukichi | 2014年5月 1日 (木) 00:39

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