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2014年1月 4日 (土)

しあわせは、きみをもっと知ること

14snoopy

お正月休み最後の週末の今日はまたしてもぎりぎりセーフで、明日日曜が最終

日となる『スヌーピー展』に娘と出かけた。

この『スヌーピー展』、会期は10月12日から1月5日までと長かったのだけれど

なんたって私がこれを知るのが遅すぎた。たまたま聞いていたラジオでクリス智

子が話しているのを聞いたのがすでに12月。今日まで来るタイミングがなかった

のでした。

レオ・レオニ展のときもそうだったけれど、今回はそれ以上に混むのは必至。

朝10時開場で10時台に着いたもののすでにミュージアムに向かう途中の階段

から長蛇の列。これだもの、あらかじめオンラインチケットを買っておいてよかっ

たね、といったのも束の間、すでに決済済みのA4プリントのチケットを本チケット

に交換するのに延々並び、さらにそこからエレベーターに乗るまでにTDLの乗り

物なみに並び、エントランス前でさらに待たされ ・・・ と計1時間近くは並んで待

たされただろうか、やっと入ったミュージアムの中は縁日の神社の境内なみの

混みよう。小さい子供なんか人の頭以外見えないんじゃないかと思ったほど。

若い男の人が思わず横の彼女に「スヌーピーって、こんなに人気あったっけ」と

いうのが聞こえて笑ったけど、ほんとに人気あるんですねえ。

来場者は小さなお子さんからお年寄りまで。

絵の前にはまるで角砂糖に群がるありんこのように人が立ちはだかっていて、

「穴があくよ!」と娘がいったくらいみんな絵をじーっと眺めてました。

展示は4つの部屋からなる構成で、チャールス・M・シュルツ美術館が所蔵する

漫画の原画やスケッチを中心に、シュルツ氏の誕生から晩年までの写真とエピ

ソード、アトリエの再現、壁のところどころに嵌め込まれたモニターではインタビ

ューにこたえながらシュルツ氏が自在に絵を描く映像やアニメーション、様々な

メディアや企業と作った作品やヴィンテージグッズの数々、等身大のフィギュア

など、スヌーピー好きにはたまらない内容。

すごく混んでいて、例によって暖房しすぎで暑くてのぼせそうなのだけれど、目

の前で繰り広げられるキャラクターたちのやりとりがあまりにもウィットに富んで

いて思わずクスっと笑えちゃうものだからそんな状況でもなんとか耐えられる、

といった感じ。ピーナツ・コミックスのアニメーションといったらBGMはJAZZと決ま

ってるけど、会場内にJAZZが低く流れているのもよかった。

古き佳きアメリカ、と一言でくくってしまうのもなんだけど、初期の漫画に描かれ

ている子どもたちを見ても白黒写真に写った当時の人々の服装や風景を見て

も、そこには昔、日本人が憧れてやまなかった豊かで自由でハッピーなアメリカ

がありました。なんたって違うのは子どもの世界ひとつとってもいまよりずっと

シンプルだったこと。ピーナツ・ファミリーのあいだにいつも変わらずにあるのは

なんの変哲もないただの原っぱだけ。降っても晴れてもスリーシーズン通して

子どもたちはその原っぱで野球をし、冬になったら凍った水たまりでスケートを

し、橇やアイスホッケーや雪遊びに興じ、そして彼らはあるていど大きくはなる

けれど漫画だからそれ以上は大きくならない。永遠に子どものまま。

絵とストーリーとキャラクターの思考と会話だけがシュルツ氏の頭と画力ととも

に洗練され、複雑になり、ひねられ、深みを増し、哲学的になっていくけれど、

キャラクターの愛らしさは変わらない。

それにしても、チャーリー・ブラウンのシャイさと女の子に対する極端に悲観的

で臆病な考え方や態度が、シュルツ氏自身の初恋の失恋経験からきてるとは。

すごくハンサムで賢くてスポーツマンで、しかもこれだけ才能にあふれた面白い

人だったらいくらでも女性にモテそうなものなのに。人間て、ほんとにわからない

もんですね。シュルツさん、写真や映像で見る限り知的な雰囲気で、笑ったとき

の垂れ目が優しそうなとっても素敵な方でした。

そして英語。

日本人の来場者がじーっと穴のあくほど絵の前に立っていたのはたぶん、多く

の人が漫画の吹き出しの中に書いてある英語だけじゃセリフの内容がわからな

いからだと思うけど、昔、新聞に連載されていたピーナツ・コミックスを見ながら、

これで英語を勉強したらいいかも、と思ったことを思い出しました。

日本でこれだけピーナツ・コミックスが人気になった理由のひとつは、谷川俊太

郎さんによる絶妙にして見事としかいいようがない翻訳によるところがとても大

きいと思うのです。なので、ふたたびピーナツ・コミックスで英語を勉強するか、

なんて気持ちが再燃したりして。

日本のミュージアムのこの過酷な環境はもうちょっとなんとかならないものかと

思うけれど、『しあわせは、もっときみを知ること』というタイトルどおり、会場の

あちこちにしあわせになるためのエッセンスが散りばめられていて、観終わる

ころには文字どおり、しあわせな気持ちになりました。

実は昨日、まだ三が日(しかも新月中)だというのに家で嫌なことがあって今朝

も少々くさくさしながら出かけたのだけれど、いつの間にかそんなことも忘れて

しまうくらい。それでその不愉快な出来事の張本人である馬鹿息子にお土産を

買って帰る私って、もしかしたら子どもに甘い駄目親なのかもしれない。

あの息子だって4歳くらいまではチャーリー・ブラウンに向かって両手ひろげて

一目散に走ってくるスヌーピーなみにかわいいときがあったのにね。チッ!

そして話をもどすと、日本のほかの美術館同様、館内の写真撮影は禁止なの

だけれど、入館する前に説明されたとおり、4つめの部屋(主にヴィンテージグ

ッズが展示された部屋)では自由に写真撮影をしてもいいという。というわけで

この部屋に入るなりみんないっせいに写真撮りまくり。

といっても混んでるし、四方八方からスマートフォンをかざす手が伸びてくるの

でぜんぜん思うようには撮れないんですけどね。以下、部屋の一部分のみ。

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最後のこの部屋に来るころにはのどは渇いてるし腰は痛いしでもうかなり疲れ

ているのだけれど、出てからもうひと仕事。ミュージアムショップに突入です。

さすがにスヌーピーグッズはもともといろいろ作られてるだけにレオ・レオニの

ときよりはずっとよかった。でも、あれもこれもと思うとキリがないし、際限なく

高いものについてしまうからかなり抑制。で、息子にフィギュアとノート、娘に

シールとマスキングテープとポストカード、自分にはピーナツペーストのビン

詰とポストカードだけを買いました。娘は自分用にトートバッグとノートを買い。

まあ、ここでもレジで並ぶこと並ぶこと・・・・

下はミュージアムショップで買い物をすると入れてくれる黄色いショップバッグ。

14peanuts

ツバメノートみたいなクラシカルな分厚いノートとラフな作りのノート。

行く前はロルバーンとコラボしたノートもほしいと思っていたのだけれど、実際

に見たら持って歩くにはちょっと大きすぎました。もっと小さい手帳サイズも作

ってほしかった。

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ピアノを弾くシュローダーのフィギュア。

実は息子に7体ぜんぶ買ってきてといわれたのだけど思いのほか大きいしシュ

ローダー以外あんまりかわいくないし1体980円だし、7つも買えるもんですか。

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1枚1枚ぜんぶ違うシールが80枚入ったスヌーピーの犬小屋パッケージ。

これはすごい。これ、自分用にもうひとつほしかった。

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漫画を一部切りとったようなかわいいポストカード。

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赤と青のマスキングテープ。

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こちらはさらにミュージアムショップの下にあったセレクトショップ脇のショーウィン

ドー。大きなスヌーピーが一匹ほしい。

14snoopy_01

そして外に出てきたところで撮った、入館時に手の甲に押されたアストロノーツ

スヌーピーのスタンプと小冊子。

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ふぅ・・・・・・。疲れましたね。

このときすでに六本木ヒルズに到着から3時間以上が過ぎていて、もうお腹ペコ

ペコ。出てすぐのところにあったタリーズコーヒーで一服してから、遅いお昼と別

のお目当てのために新宿三丁目に向かいました。

それにしても東京ってほんとに疲れる。



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