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2013年12月16日 (月)

ハヤトウリ

13hayatouri

不思議なかたちでバランスしている緑のオブジェ。

ハヤトウリって初めて見ました。

このあいだハタハタが大量に送られてきたとき、茫然としながら私が最初にした

のはスイミングクラブのおばさまに電話することだった。

開口いちばん「いま私、困ってるの」といったものだから、相手は一瞬何事が起

きたかと思ったようだけれど、かくかくしかじかと話すと、彼女は笑いながら「東

京の人はハタハタなんて食べないもんね」といい、こころよくもらってくれること

になった。彼女だって東京人なのだけれど、彼女の家では以前は冬になるとハ

タハタを買って食べていたらしい。けれど、高い割にはたいして食べるところが

ないことから、そのうち買わなくなってしまったという。それならおいしい食べ方

も知ってるだろうしと、ほっとした。なんたって冷蔵庫にはLサイズのジップロック

に入った大量のハタハタが積んであるのだ。冷蔵庫のドアを開けるたびに否が

応でもそれが目に飛び込んでくる。消費期限はもらった日から3日以内。さっさ

となんとかしないことには駄目にしてしまう。

翌日、こんなに持ってくと迷惑かなあ、といいながらHさんの家に持って行った。

案の定、彼女は「うわ、こんなにいっぱい!」といったけれど、嫌がられることは

なかった。彼女の旦那さんも釣り好きの人で、鮎を100匹くらい釣ってくること

があるというからもともと免疫があったのだ。旦那さんは釣ってきた鮎をぜんぶ

自分で捌くというからそれなら世話がなくていいと思うけれど、その後の台所が

しばらく魚臭くって、とHさんはいう。その点、ハタハタは丸のまま煮つけにできる

からいいわよ、とも。

そしてハタハタをもらったかわりに、ってわけじゃなかったみたいだけれど、杉の

小さな樽に入った小鯛の笹漬けをいただいた。「これは魚だけど調理しなくてい

いからね。おいしいわよお~」といわれた。さすが、わかってらっしゃる。

そして、そのあと家に帰って私と誕生日が一緒のAさんに電話したら留守だった

けれど、夕方暗くなるころ向こうから電話がきて、ハタハタの話をしたらやっぱり

もらってくれるという。彼女は山形の人だからもともと食べてたのかもしれない。

その日はもう真っ暗だったからいったんは翌日近所で待ち合わせることで電話

を切ったけれど、すぐそのあとにまた電話がきて、おとうさんがクルマで行って

くれるっていうから、というので近所のスーパーで待ち合わせをした。

Aさんは「もらうだけで何もあげるものがないの。悪いわねえ」というから私は即

座に「なんにもいらない!」といった。そしてまたしても大量のハタハタを持って

行ったわけだけれど、彼女は旦那さんの今夜の酒の肴にするといっていた。

スーパーから出たところでAさんが「ハタハタっていったら歌があるじゃない」と

いうから「秋田名物。八森ハタハタ。男鹿で男鹿ブリコ、でしょ」と歌ったら「よく

知ってるわねえ」と感心するから「うん。母が昔歌ってた」と私はいった。

写真はそのときAさんからもらったハヤトウリ。

これ、どうやって食べるのかと思ったら、皮を剥いて薄い銀杏切りにしたものを

缶詰のホタテと一緒に炒めてオイスターソースで味付けするとおいしいのだそ

うです。Aさんからはハヤトウリのほかにまたしてもリンゴをもらった。

なんだかハタハタで物々交換してるみたいな一日。

ともあれ、一匹も無駄にすることなく、鮮度のいいうちにハタハタがうちの冷蔵

庫からいなくなってくれて心底ほっとしました。



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