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2013年10月29日 (火)

木のコーヒーメジャースプーン

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木工をはじめて早数ヶ月。

いまのところ暇さえできればせっせと作っているのは木のスプーンだけれど、

これから作ってみたいもののなかにはバターナイフのほかに木のお皿や珈琲

豆を量るメジャースプーンがある。なかでもとくに珈琲用のメジャースプーンは

毎日使うものだから、早くほしいなあ、と思っていた。

でも、木でできていればなんでもいいってものじゃない。

木のコーヒーメジャースプーンというとたいていは角ばったものが多いけれど

私がほしいのはスプーンの部分がまるっこいの。実際に硬い木を削っている

身としてはだんぜんまるく削るほうが難しいと思うしそれにまるいほうが見た

目にもかわいいから。それに持ち手も短いのが多いけれど、使い勝手を考え

たらあるていど長さがあったほうがいい。でも、自分で作るとなると、あれだけ

スプーンのすくうところに深さがあるのを手できれいに削るのは難しいだろう

なあ、と思いながら何気なくインターネットの中を検索していたら、なんと見つ

けてしまいました。かなり自分の思うところに近いメジャースプーンを。

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このとおり、すくうところはまるっこいし、持ち手も長い。

これなら珈琲の袋から豆をすくうときにも、もっと深さのあるガラスジャーから

すくうときにも困ることはなさそう。

裏をひっくり返すとコロンとした頭がかわいい。

ちょっと頭でっかちで不格好なおたまじゃくしみたいだけど。

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たまに友達の家に行ってコーヒータイムともなると、なぜかどこに行っても私が

珈琲をいれることになるのだけれど、そのとき面白いのが友達がかならずとい

っていいくらい「うちにはコーヒーポットもないけれど」ということ。

あの、珈琲専用の注ぎ口の細いドリップポットのことで、私が無類の珈琲好き

だから当然そういうポットで珈琲をいれてるのだろうと思うらしいけど、実はそ

んなのうちにもないのです。かつてはキャトル・セゾントキオで買った高い外国

製のケトルを使っていて、それが注ぎ口が細くていい感じにカーブしていたの

で珈琲をいれるには重宝だったのだけれど、それが駄目になってからは好き

なヤカンがなかなか見つけられなくて、以来homeworkingで買ったふつうのヤ

カンでいれてる。ミルももう20年近く使ってるフィリップスの安い電動ミル。

メジャースプーンにいたっては前に土居珈琲の豆を切らして背に腹は代えら

れずにスーパーで買った珈琲豆に付いてたオマケのステンレスのだ。

それで話をもどすと先日も友達のところに行ったとき私が珈琲をいれることに

なって、ポットはともかく「珈琲メジャースプーンある?」と聞いたら、「珈琲量る

なんて、そうちゃんって真面目なんだね」といわれて「え」と思った。なきゃない

でカレースプーンでも目安はつけられるけど、真面目とかそんなんじゃなくて

珈琲は量らんと駄目でしょう。

けっきょく珈琲豆の量もいい加減だしお湯の量もよくわからないしで私が入れ

た珈琲はいつも自分が飲んでるのよりもずっと薄かったのだけれど、もう夜も

遅かったしいいやね、ということになった。友人曰く、でも薄くてもやっぱりそう

ちゃんがいれた珈琲はおいしい、というからよかったけど。

さて、肝心の機能面。

この木のスプーンで量ると何グラムかなあ、と思ってキッチンスケールで量っ

てみたら、5グラムでした。UCCのオマケのメジャースプーンがきっかり1人分

10グラムだから、この木のだと1人分量るのに2度すくえばいいってこと。

とくに面倒なことでもないからそれでよし。

そして嗜好品にまつわることでさらに思い出すのは、昔、何を思ったのか職場

のボスが好きだった煙草をやめることにしたとき、愛用のジッポのオイルライタ

ーを手に握りながら「煙草をやめて口惜しいのは、これまでさんざん好きで集

めたヴィンテージのライターや煙草入れや灰皿を使えなくなることだ」とさびし

そうにいったこと。当時煙草を吸っていなかった私でもそれはなんとなくわかる

気がした。

お酒も飲まない、煙草も吸わない私にとっての唯一といっていいくらいの嗜好

品は珈琲だし、なんたって私は木が好きで木のバターナイフとかスプーンに

すごく弱いから、これから必要以上に買い集めてしまう可能性あり。

それと珈琲のドリップ方法についてもいままでいろいろ考察したうえでふつう

のカリタの陶器製のドリッパーにペーパーフィルターを使っているのだけれど

(これが濃くて苦めな珈琲が好きな人には合ってるってことで)、最近、手ごろ

でお洒落なハリオのネルドリッパーを見つけて、来年からこれを使ってみよう

かなと考えているところ。

そして珈琲メジャーも相変わらず自分で作ってみたいけど、このスプーンの

厚みを量ってみたところ2センチ厚さの硬い木を削らなきゃならないから、何

も工具なしで手で削りだすのは難しいかなあ、とそれも思案中。

ともあれ、木のコーヒーメジャースプーン、いい感じです。

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このメジャースプーンはQpuQpuさんで買いました。



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2013年10月28日 (月)

Alfie

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What's is all about Alfie?

Is it just for the moment we live?

What's it all about when you sort it out , Alfie?

Are we meant to take more than give

Or are we meant to be kind?


And if only fools are kind, Alfie

Then I guess it is wise to be cruel

And if life belongs only to the strong, Alfie

What will you lend on an golden rule?


As sure as I believe there's a heaven above, Alfie

I know there's something much more

Something even-non believers can believe in


I believe in love, Alfie

Without true love we just exist, Alfie

Untill you find the love you've missed you're nothing, Alfie


When you walk let your heart lead the way

And you'll find love any day, Alfie, Alfie, Alfie 


(Music by Burt F. Bacharach / words by Hal David )

***********************************************************

その友達には本人がほとんど気づいてないにもかかわらず、ある種スピリチ

ュアルな勘があって、ときどき絶妙なタイミングで私にメールをくれたり、何か

いったりすることで私はそれを強く感じることがある。

昨日、彼女は私の帰り際に唐突に「光の教会というのがあってね、そこに行

きたいの」といった。

私はすぐにピンときて「それって誰だっけな、有名な建築家の代表的な作品

だよね」というと、彼女はiPhoneの画像を見ながら「安藤忠雄」といった。

そう、安藤忠雄。

昔、 田村正和と木村拓哉と宮沢りえの共演で話題をよんだ『協奏曲』ってい

うドラマがあって、田村正和が演った有名建築家のモデルがたぶん安藤忠

雄だったと思うよ。私はそのドラマの中でしか光の教会は見たことないけど、

というと彼女は何も知らなかったみたいで、そうなんだ、といった。

彼女はいつもそんな風。

無意識に何のつながりもなかった点と点をふいにつなげてみせる。

私が17のときからつきあっている親友はよりにもよって私の結婚記念日が

誕生日で、ゆえに忘れようにも忘れられない。彼は私と違ってお金持ちだか

ら私が何をプレゼントしたところで期待したようなリアクションは返ってこない

けれど、今年は考えに考えて彼のBirthday Eveにろうそく灯して家族と食卓

を囲めるように、花屋の彼女に頼んでキャンドルアレンジを送ってもらったの

だった。はたしてその効果のほどはどうだったかわからないけど、でも彼女

のつくる花は何もわからなくてもじわじわと効くからきっと ・・・・・・

それとは別に、このあいだから私は直さんにアルフィーをやってもらえない

かなと思っていて、YouTubeで探したなかで1番よかったのがDave Koz。

この曲、ドラマ『協奏曲』のテーマソングだった。

いまでもバネッサ・ウィリアムズが歌ったシングルCDが手もとにある。

曲と歌詞がぴったり合った、バカラックの名曲。

英語苦手な私が英語で歌える数少ない1曲。

親友は財力も権力も、というより、ステイタスもあるし神さまも信じてるけど、

この歌詞の中にある大事な探し物はまだ見つからないみたいだ。

でもそれもいつかきっと ・・・・・・


 YouTube   →  Alfie / Dave Koz 


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白はとくべつ

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よくいつまでもそんなつまらないこと憶えてるな、っていう人がいるかもしれない

けれど、いまでも思い出すな。

よく晴れた10月の朝、マンションの前でタクシーをとめて、トランクをあけてもら

ってドレスの入った白いリボンのかかった大きな箱を載せて乗りこんだ。

その日は風がとても強くて鳩も飛ばなかったしライスシャワーもなかったけど、

私たちはしあわせだった。

いつだって本番に弱い私はその日体調が最悪で、ひどい顔色をしていて、おま

けにものすごく緊張したせいで一日が終わるころには疲れ果てて二度とこんな

ことするもんじゃないって思ったけど、もちろん何回もすることじゃない。

実際、カトリックの教会じゃ式は一度きりしかやってくれないけど、でも、しあわ

せのブーケなら、なんど持ってもいいんじゃない。

あのとき、ヘッドドレスについていた白の薔薇。

白はいつだってとくべつ。

昨日、私の手もとにUTOPIANOさんの白い薔薇が届いた。

私の部屋ではすぐに埃にしてしまいそうなこれをなぜ私は買ったんだろうと思

いながらこの小さな箱を見ていて、この布でできた繊細な薔薇はたしかにとて

も美しいけれど、でも私がほしかったのはたぶん、物としてのこの薔薇じゃなく

て、ここに介在するもの、人とのつながり、魔法の時間、この薔薇がもたらす記

憶、感情などを自分の手の届くところ、目に見えるところにかたちとして置いて

おきたかっただけなんだ、とやっと気づいた。

白はいつだってとくべつだ。

私が初めて買ったバラは『ホワイトクリスマス』という香り高い白バラ。

そして私のフェアビアンカ。

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今朝の食卓のグリーンアイス。

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台風が行った後、昨日はやっと素晴らしい青空になったけど、今日は昨日より

いい天気になったから久しぶりに窓を磨いた。

窓越しに見えるぴかぴかの青空と、お日さまに向かって伸びる私の薔薇たち!



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2013年10月25日 (金)

雨の馬車道

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水曜の夜にマーク・マーフィーが歌う『地獄に道連れ』じゃなくて『悲しみよ、

こんにちは』じゃなくて『Alone Together』を大音量で聴きながらキッチンで炒

めものをしていて、あ、そうだと思って炒めものしたまま片手で携帯から上町

63に予約を入れた。なんたってここから馬車道までは電車に乗っている時

間だけで往復3時間はかかるのだ。そうじゃなくでも近ごろ日の暮れともなる

と疲れてきちゃって夜出かける気がしなくなるのに、木曜の天気予報は80%

の確率で雨ときてるのだから、先に予約でも入れてしまわないことには行く

気が萎えてしまいそうだった。

昨日の当日は微かに雨の気配を感じて傘を持って出かけた。

家を出るころから何故かビル・エヴァンスの『枯葉』が速いテンポで頭の中で

鳴リ続けていて、ゆえに頭の中はビジー。どうして嵐の前とか台風の前って

こうテンションがきゅっと上がって頭痛がしてくるんだろう。

気圧のなせる業?

今日は朝から食事の時間がちょっとずつ遅くなって妙な時間にお昼を食べ

たせいでお腹が空いてなくて、どこにも寄らずにスタートぎりぎり、8時前に

店に入った。昨日のメンバーは清水 翠と、『Dear steel』の宮野弘紀、馬場

孝喜のギター・デュオの三人。

このあいだ来たときはまだ微かに夏の名残りが残っていたのに、ここはすっ

かり季節が移ろっていた。

まるで真っ赤に紅葉した樹木の滴る赤のように艶やかで鮮やかな宮野さん

のギター、ごめんなさい音楽的ボキャブラリーがないのでこんないいかたし

かできないのだけれど、いわゆる超絶技巧の方なのだろうか、その宮野さ

んの速弾きに負けじと食らいついていく馬場さんの鋭いカッティングと音色

の美しさが魅力のギター、音色の違うふたつのギターが絡み合い追いかけ

あうオープニングの『SPAIN』、見事でした。この最初の曲で一気にテンショ

ンが上がって場がタイトにぎゅっと引き締まった感じ。終わったあと「すみま

せん、やんちゃで。いつまでも大人になりきれなくて」と宮野さんが照れ笑い

しながらいったのもよかった。

続く翠さんの歌も昨夜はすごく選曲がよくてどの曲もとてもよかったのだけ

れど、お酒が飲めない私はアマレットのロックなんか飲んでいたものだから

ファーストステージからいい感じに甘く酔っ払ってしまって曲名をまったく覚

えられず。今夜は翠さんの友達でイギリス人ハーピストのコリン・グラーフ

トンさんが聴きに来ていて、ファーストステージが終わるなり「う~ん・・・・・

『So in love』、dark ・・・」とつぶやいたので私も「deep」といったら、うんうん

と頷いて「so deep!」といっておりました。日本語がほとんどまったく話せ

ないコリンさんと英語がほとんどまったく話せない私とかなりブロークンな

翠さんの英語での会話が妙にとんちんかんで可笑しかった。

そんなわけで今夜はセットリストも頭に残ってないのだけれど、でも今夜の

特筆すべきは間違いなく『Just The Two of Us』。

この曲は前にやってくれないかなと翠さんにいったら「う~ん、好きだけど

ギターとデュオだと、ちと難しいかな」といってたと思うんだけど、こんなに

やってくれるとは。めちゃめちゃGroovyでかっこよかった!

今日日、ジャズヴォーカリストがポップスやロックの名曲やブラジル音楽な

んかをやるのはとくにめずらしいことではないけれど、世界広しといえども

これほどやれるのは翠ちゃんくらいだと思うのです。まじで、声を大にして。

それと、たしかセカンドの1曲めだった『Don't Let Me Be Lonely Tonight』

もよかったな、泣ける感じ。それからこれは終わったあとに曲名を確認して

しまったほどよかった『I Didon't Know What Time It Was』。そしてラストの

『フェリシダーヂ』もすごく盛り上がった。これだってできることならジョアン

に聴かせたいくらい。ここで私が感動したのは宮野さんがギター弾きなが

らギターでクイーカの音を出して合いの手を入れてたこと。後で宮野さん

に聞けばそんなのはどってことない手法だということなのだけれど、ギター

ってすごいですね。

今夜もみんな実によく遊びました。そして楽しませてもらいました。

大盛り上がりのうちにセカンドも終わって「翠ちゃん滅茶苦茶よかった!

このメンバーでレコーディングしてもらいたいくらい!」といったら宮野さん

がすかさず「それじゃカンパでも募りますか」というから「いいよ!」といっ

たのでした。私はこの世でもっとも儚い芸術って音楽なんじゃないかと思

うのだけれど、いいLIVEを聴くたびに今夜の最高がこれ1回きりで露と消

えるなんてもったいなさすぎる! と切に切に思うのです。

遠くから来ていて終電が早いのは私ばかりではないらしく、コリンさんが

帰り宮野さんが帰り、まだ飲んでいる人たちを残して私も帰ってきました。

雨が降りはじめた馬車道を。

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2013年10月22日 (火)

初冬の香り

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古い一軒家に住んでいたころ、晩秋ともなると隙間風が寒いので夜は雨戸を

立てて寝ていて、朝おきて立て付けの悪い雨戸をゴトゴトいわせながらやっと

の思いであけて裸足で縁台に出ると、きりっと冷えた大気のなかにほのかに

菊の香りがして、それが冬のはじまりだった。

今日、朝早くHさんの家に母のニットを届けに行って、菊ごはんをいただいて

帰って来た。彼女は私が持って行ったニットを喜んでぜんぶもらってくれた。

私が思った通り、母が編んだセーターやカーディガンはサイズはもちろん、色

やデザインの感じも彼女にぴったりだった。Hさんが、ほんとうにこれぜんぶ

私がもらっちゃっていいの? というから、そうしていただけるとありがたいの

嫌じゃなかったら、と私はいった。気を利かせてどこかに散歩に出かけてしま

ったらしい彼女の旦那さんは、もらうなんて申し訳ないから買ってあげなさい

といったそうだけど、とんでもない。箪笥の中にただしまっておくだけでも経年

劣化してしまう手編みのセーターが彼女のもとでまた活用してもらえるならそ

れ以上のことってない。それだけでじゅうぶん。

家に帰って、鰹節で濃いお出汁をとってタケノコとがんもどきと水菜の簡単な

煮物とお味噌汁を作り、菊ごはんを最近じゃ滅多におでましにならないとって

おきの夕暮れ四方皿に盛ったら素敵なお昼ごはんになった。

一見、ごく簡単なチラシ寿司のように見えるこの菊ごはんが、びっくりするくら

いおいしいのだ。ごはんに混ぜられているのは菊とちりめんじゃことゴマと生

姜の千切り。それに大葉の千切りと刻み海苔をかけて。

それで何故こんなにおいしいのだろうと思うけれど、いいお米を使っていると

いうことはあるにしても、味付けが絶妙なのだ。それに風味はすれど入って

いるかいないかわからないほど微細に切られた生姜もキー。彼女はこれを

作るときは庖丁を研ぐことから始めるといっていたっけ。

彼女は声も大きいし思ったことをはっきりいう人だし、私の母と同様、太っ腹

の姉御肌のように見えるけれど、こんなところに彼女の繊細さがあるようだ。

今日、彼女の邸宅のオープンキッチンのカウンターでお茶をいただきながら

聞いた、胃ろうにしてから10年寝たきりだった姑を看取った話にしても、一

見何不自由ない裕福なマダムに見える彼女からは想像もつかないような苦

労だった。人は見かけによらない。そしてこれはいつも思うことだけれど、お

母さんとなってしまった人は、とても優しい。

いつかと同じように息子はうまいうまいといって食べた。

私もいまではいちおうベテラン主婦の部類に入ると思うのだけれど、懐の深

さの違いを感じてしまった今日。明日は二十四節気の霜降。

家を出るときは彼女の家からほど近い花屋に寄って帰ろうと思っていたけど

少々薄着で出てきたせいもあって肌寒く、朝から頭痛もしていたので自転車

飛ばしてまっすぐ帰った。

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2013年10月21日 (月)

今日のお昼

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うちの雨男くんは昨日、ひどい雨のなか泊りがけで出かけてしまった。

それで娘と2人だけの今日のお昼はこれ。

今季お初の安納芋。

娘と2人だけだと、ときどきこんなことになります。

昨日の夕飯も完全な玄米菜食だったし。

それにしても昨日の雨は冷たくて暗くて寒くて最悪だった。

よくもあれだけ一日激しく降り続けたと思う。

それで板の間のダイニングテーブルで木工をしていた私は寒さに耐えかねて

前日まだ出すのは早いと子どもたちに止められたハロゲンヒーターをテーブル

の下に入れたのだった。カシミアのカーディガンも引っぱりだして着て。

昨日、土用の入り。いま季節の狭間。

いずれ季節は秋から初冬へ。

私は2月生まれだけど寒いのは嫌いだ。

いまのうちにたくさん食べて私はクマになりたい。

ただし厳寒の冬のあいだも冬眠しない過酷なシロクマじゃなくて、ふつうの山に

いて冬眠するクマに限る。

『ぼくはクマ』を歌いながらブラックチェリーの木を彫り続けた昨日。




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2013年10月20日 (日)

母の手編みのセーター

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母が亡くなってもう13年になるのに、妹はまだ母の遺品を処分しきれず持て

余していて、次の職場へ移るあいだのぽっかり空いたこんなお休みのときに

でもやらなきゃできないと、また連日家の中をめちゃめちゃにして片づけをは

じめているらしい。物のない時代に生まれて、高度成長期の真っただ中を生

きてきた母はいつだって欲しい欲しい人だった。そんな母が買った家財道具

のなかで長年暮らして、これまでお茶碗ひとつ自分の好みのものを買うこと

のなかった妹だから、母がいなくなったいまとなってはもう自分に不要なもの

などみんな捨ててしまって、これからは最小限の自分の好きなもののなかだ

けで暮らしていけばいいと再三わたしはいうのだけれど、貧乏性の妹はそれ

ができない。

もちろん、わたしだってやみくもに全部捨ててしまえといってるわけではなくて、

捨てるに忍びないものだっていろいろあるにはある。いつか母が亡くなった直

後に遺品の整理の手伝いをしに行ったときに、母が昔、洋裁を勉強していたと

きに作った服の型紙を見つけて、なぜかそれがとても捨てがたく、私が持って

いても何の役にも立たないその紙切れをひそかに持って帰ってきたことなど

誰も知るまい。それから母が丹精して編んだ手編みのニット類。

私も編みものはするけれど、母は洋裁にしても和裁にしても編みものにしても

徹底的に納得するまでやる人だったから、私など到底およばない。素編みの

シンプルなニットが好きな私と違って母の編んだニットはほとんどすべて総柄

の模様編みの手のこんだもの。いま見てもよくこれだけのものを作ったなあ、

と感心してしまう。だからそれを妹が捨てられない気持ちはよくわかる。

多少好みは違ってもサイズさえ合えば私も妹も着るところだけれど、残念なが

ら私は痩せっぽちだし妹は小柄なので母が自分用に編んだニットは大きすぎ

て着られないのだ。

そんな折り、スイミングクラブの更衣室で泳ぎ終わって着替えているとき、ひと

りの手作り好きの器用なおばさまが作ったものをめぐって年配の女性たちが

賑やかに会話していた。みんなしてそのおばさまに「私にも作って作って」とせ

がんでいるのだ。これはもしかしたら、と思って同じレーンで泳いでいるHさん

に打診してみたところ、どうやら母のセーターをもらってもらえそうな気配。

私が見る限り彼女は母と体型が似ているし、好みもばっちり合いそうだ。

さっそく妹に連絡したらiPhoneで撮った写真がメールに添付されて送られてき

た。とりあえず送られてきたセーターの写真は十数枚。

地味な色ばかりになるこれからの季節に着るにはちょうどよさそうな暖かなレ

ンガ色のノーカラー・ジャケットや、深い赤やチャコールグレーのアランニット。

モヘアで編んだ透かし模様のプルオーバーやパールのついた華やかなカー

ディガン、柔らかなアルパカ毛糸のプルオーバーなどなど。

それをプールに行けなかった昨日の夕方、実家に取りに行ってきた。

そのときも妹は押入れの天袋のなかに長いことしまったままだった引き出物

の箱を次々と開けているところだった。やれやれ。ほんにご苦労なこって。

そんなガラクタ、みんな捨てっちまえ! とまたもやいった私だけれど、私も

2回の引っ越しで捨てるに捨てられない自分の本やCD、思い入れのある子

ども服や外国製の高品質の木のおもちゃなどを処分するのに友人に声をか

けたり市の図書館に行ったり児童館に行ったりしたからわかるけど、物を捨

てずにリサイクルするのって、実に手間と時間がかかるものだ。

手編みのニットってすごくかさばるから、持って行ったリネンの大きなトートバ

ッグに冬物のニットを7枚入れたらそれでいっぱいになってしまったから、昨

日のところはそこまでにした。

それでもずいぶん箪笥の引き出しのスペースが空くと妹は喜んでいた。

セーターの詰まったぽんぽこりんのトートバッグを担いで季節外れのサンタク

ロースみたいになって電車で帰って来た私。

はたして持って帰ってきたもの全部もらってもらえるかな。

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2013年10月19日 (土)

寒い朝

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敵はまだどこかにひっそり隠れているようです。

またバラの枝の先をやられました。

このあいだ台風で移動したバラの鉢を戻すときにもホソオビアシブトクチバの

小さいのを3匹、青虫を一匹みつけて退治したばかりなのに・・・・・・

それでベランダに出てはしゃがんで下からバラの枝を見上げるようにして葉裏

に目を凝らすのだけれど、これがなかなか見つけられない。

ホソオビアシブトクチバはバラの古い枝そっくりに擬態してるし、バラゾウムシは

数ミリの小さな虫だから。

でもその食欲旺盛なことときたら!

これで私の秋バラはかなり期待できないものとなりました。

もうこうなったらついに殺虫剤を撒くしかないかなあ、と思案中。

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寒い朝、私のコスモスが咲きました。

寒い朝に元気な赤。

ついに今年も「寒い」という言葉が出てきて、ここから先は一気に季節が進むの

でしょうか。

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コスモスとセルリアの葉っぱ、こうやって並べてみるとちょっと似てる。

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2013年10月18日 (金)

ダメージ

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人はいままさに危険な領域に足を踏み入れようとするとき、どこまでその危険

性に気づいているものだろうか。

傍の心配をよそに、おうおうにして当事者である本人は意外にもその危険性

にいささかも気づいていない、ということのほうが多いのではなかろうか。


『ダメージ』という映画を見たのは、家族がひとりいなくなってしまった後のこと

だった。

子どもが寝静まったあとの深夜の暗いリヴィングで、独りでその映画を見終わ

ったとき、あまりの衝撃でしばらく身動きもできなかった。

社会的にも家庭的にも恵まれ、成功者ともいえるポジションにいて何不自由

なく暮らす男が、ある日ファム・ファタルと出会って恋に溺れ、文字通り何もか

も失くしてしまう物語。

繊細さが服を着ているみたいなジェレミー・アイアンズの腺病質なルックスが

どこか消えた家族の面影とも重なり、当時の私にはよりいっそう衝撃だった。

しかもラスト近く、主人公の男が空港でかつて自分が全てを失うことになった

原因である相手の女に遭遇したとき、すでにその女はファム・ファタルどころ

か、ただの平凡な家庭の主婦になっていた、というオチ付きだ。そのとき、男

の胸に去来したものは何か。

いまは人の妻となって母となって幸せそうに微笑む女の横顔とは対照的に

ラストシーンの男の身を切るような孤独と落ちぶれようは見ているこちら側

までうすら寒さをおぼえるほどだった。

『ダメージ』という簡潔なタイトルにはパーフェクトすぎる物語。

このダメージが意味するところは重層的で深い。

これが愛の国フランスの巨匠ルイ・マル監督、60代にして最期(正確には遺

作の前作)の作品だとは。

それがたとえどんなに大きな代償をともなおうとも、人は嵐のように激しい愛

の衝動の前ではなす術なく無力に従わざるを得ないのか、でも、そうやって

身を投じた愛さえ過ぎてみればただの幻想に過ぎない、という。それが監督

のいいたいことだったかどうかは知らないが、私にはそのように受けとれた。

映画人として見るならこれだけの情熱とインパクトを遺して世を去れたのは

すごいことだと思うけれど、ひとりの人間として見るならもう少し現世における

幸福な側面を描いて終わりにしてもよかったのに、と思わないでもない。

そして、いまさらなぜそんなことを思い出して書いているかというと、それはこ

こには書けない。なんでも書くわけじゃないからだ。

(いつか、このブログを読んでいるという男の人から「私はあなたのことは何

でも知っている」というメールをもらったことがあるけれど、馬鹿いわないでく

れ、と思う。なんでもここに書いてるわけじゃなし、むしろ書けないことのほう

が多いくらいなのに。それに「書いてある」ことがすべて事実だと思うなんて

どうかしてるよ。)

でも、少なくともこの文章をいまの自分に照らして書いているわけではない。

私は盤石でも十全でもないにしろ、いまは比較的安寧に暮らしているから。

若いころは安寧な暮らしなんて退屈なだけだと思っていたけれど、いまの私

は退屈していない。身内から湧いてくる興味と好奇心だけでまったく退屈と

いうものを知らない。貧乏暇なしの言葉のとおり、私にはそんな時間もない。

ならなぜ書かずにいられないかというとひどくがっかりしているからだ。

恋に駆られた人間というのは(その思いを早急に遂げたいばかりに)平気

で友人にさえ嘘をつく。多忙な日常の間隙を突いて逢瀬を重ねるうちに気

づいたら泥沼にはまり、人の言葉は耳に届かなくなっている。

ダメージは当人たちばかりでなくまわりの人間をも巻き込む。

ダメージはいつだって重層的だ。

私はいま頭のなかにあるカタストロフィが現実にならないことを祈るだけだ。

若い(つまり私より年下の、という意味で)女の子にいいたいのは、目の前

に現れたちょっと素敵な男が「実は妻とうまくいってなくて・・・」などといいだ

したら一切とりあわないことだ。関わらないのが賢明。

時は金なりだから時間の浪費は禁物ね。

若さも時間もお金じゃ買い戻せない。

これは知識としていってるのじゃなくて経験的にいっているので確かです。

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2013年10月16日 (水)

台風一過の空

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暴風雨が去ってしばらくは重たいチャコールグレーの雲一色の空だったけれど

しだいに空の様子がすごい。

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いつも、自然が織りなす色とかたちには圧倒される。

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人の手など到底およばないその色とかたち。

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それがこころを捉えるからいつもいつも空ばかり見ていることになるのだ。

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今日はいつものように台風一過の青空にはならなかったけれど、それでも

午後遅くには青空が見えはじめた。

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そして、涼しげな夕空に月。

明日の十三夜はこのあいだの十五夜とお対で見るといいらしい。

このあいだの十五夜が芋名月なら、明日の月は栗名月。

なので明日は栗を食べる。

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2013年10月15日 (火)

台風26号

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このあいだ台風の暴風雨でバラの枝を折られたばかりだというのに、またもや

台風が近づいているらしい。

しかも今回の台風は今年最大にして10年に1度の大型台風だという。

昨日のNHKのニュースでは日本列島ぜんぶを覆うような巨大台風の画像を

見せながら、暴風雨になる前、明日の午前中にはベランダの植木は部屋の

中に入れ、数日分の食料を買い置きしておき、停電に備えて懐中電灯などの

防災用品を用意しておいたほうがいい、不要な外出はできるだけ避けたほう

がいいでしょう、というから、思わず、え、そんなに? と思う。

それで今朝は朝から天気予報を気にしつつ、娘は学校を休むことにした。

天候の急変に脆弱な首都圏の交通はすぐにダイヤが乱れるし、そこにあふ

れかえる夕方の人混みを考えただけでもお互い無用な心配をすることもない

と思った。

ベランダに40鉢近くあるバラを部屋の中に入れることはできないけれど、と

りあえずできるかぎりの鉢を風当たりの弱い西側に避難させ、それ以外の鉢

もベランダの隅に寄せるように集めた。狭いところでまるで肩を寄せ合うよう

にひしめくバラたち。これをするだけでもけっこうな作業。台風が過ぎた後で

これを元通りにすることを考えるともっと面倒。でもしかたがない。

今日は買い物も午後早いうちにすませた。

朝は静かな雨だったけど夕方になるにつれて徐々に雨脚が激しくなった。

これから関東に上陸するという台風26号が人にも住環境にも多大な被害を

及ぼしませんように。

みなさまもどうぞお気をつけください。

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2013年10月13日 (日)

バラゾウムシとホソオビアシブトクチバ

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「ショック!!!」

朝6時に起きてベランダに出た私の今日の第一声がこれでした。

これから咲こうとしているバラのつぼみをことごとくやられました。

見るときれいに咲いているセントセシリアの花の中に、まるで茶色いホースを

突っ込んだみたいなかたちで大きなホソオビアシブトクチバがもぐもぐと花を

食べているじゃありませんか。このあいだは次々に新芽をピンチしているバラ

ゾウムシを見つけて殺したばかりだったのに。

秋になって涼しくなって、毎朝水やりする必要がなくなってちょっと油断してた

らこれだからなあ ・・・・・・ (>_<)

なんたって奴らは昼のあいだはおとなしくしていて、人間が眠っている夜にな

るともぞもぞ出てきては朝まで思う存分バラを食い散らかすのです。しかも食

べるのは芽吹いたばかりの軟らかい新芽やつぼみばかりと、人間でいうなら

まさしくグルメ。ほんとに性質が悪い。

もちろん、見つけたホソオビアイブトクチバはすぐに退治しました。

あれだけ大きくなっていたということは私が見つけるまで食べ放題に食べて

たんでしょう。おかげでバラの先っぽは丸坊主。

う~ん、にっくき害虫め!

しばらくは目を光らせている必要がありそうです。

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2013年10月11日 (金)

ハーフムーン

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昼間は暑かったけど夕方、気温が下がって風が心地よくなった。

それにしても夏の終わりからいまごろの空ってなんてきれいなんだろ。

気づくといつも空を見上げているわたし。

光る雲が飛翔してゆく先に、半月。

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わたしの片割れよ、いずこ。

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突然の休日に

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会社の都合で突然降ってきた休日。

つまり今日から4連休 ♡ (^-^)

ということで、この連休中に行こうと思っていた吉川裕子さんの個展、

『花のある風景』に一足早くでかけることにした。

先週の日曜日からなんだかずっと暑い日が続いてるけど、今日はまた

もや夏が「ただいま」しちゃったように暑い! おまけに風もすごい!

そんななか目指したのは小手指にある『ギャラリーUSHIN』。

中野区に住んでいたころは小手指なんて地の果てのように思っていた

けど、なんとここからは乗り換え入れて4つめという近さ。

見慣れぬ駅で降りて見慣れぬ町を地図を見ながら歩いていくと、ありま

した、カフェ併設のこじんまりしたアットホームなギャラリー。

いつもながら吉川さんのイタリアの太陽と風を感じさせるような、大らか

でありながらポエティックで絵画的な作品に、今回は『花のある風景』と

いうことでフラワーアレンジメントが配されて前回とはまた違った雰囲気。

花、というのでボトル型の花瓶と、今回はボトル型の家の灯りもありまし

た。そのふたつのなかにも気になったのがあったし、ほかにも焼き菓子

をのせたら似合いそうなお皿、数字と木の実が描かれた小さなフリーカ

ップ、絵画的な雰囲気の陶の板皿など、う~ん ・・・・・・ と考えしまうもの

もあったのだけど、今月お給料日までとってもプアな私はまたもや小さい

ものをいただいてきました。

まず吉川裕子さんの定番的な作品のおうち。

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これちっちゃいけどね、すごく手のかかった作り。

それでもっていっさい手抜きなし!

この小さな作品見ただけで、吉川さんの作品作りの姿勢とか完成度の

高さがわかります。この雰囲気はそうそう出せない。

しましまの屋根とてんてんの屋根。入り口だってちゃんとある。

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それから陶のボタン。

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やあ~、かわいい。

かたつむりは娘にあげよう。ハリネズミは息子のシンボルマークだけれど

「ギターケースに縫い付けてあげよっか?」といったら「いらない」といわれ

たので私のリネンのバッグにでも付けます。でもうっかりしてぶつけないよ

うにしなくちゃです。

これだけ買って、カフェでお茶でもしようかと思ったのだけれど、この日は

平日とあってカフェコーナーでは常連とおぼしき手作り大好きおばさまが

集ってらして、私が1人で作品眺めながらぼんやりお茶するにはちょっと

アットホームすぎる感じだったので失礼して、来るときに気になったお店

のメニューの前でしばし入ろうかどうしようかと思案 ・・・・・・

いったん通り過ぎてから戻ってきてやっぱり入りました。

お茶カフェ 武蔵利休

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お茶の香漂う、きりっと清潔な空間に抹茶の色が映えて清々しい空間。

純朴そうな店の人も感じよかった。

このあたりって狭山茶所といわれてお茶の産地なんですよね。

東京23区で生まれて父の転職とともにちょうどいま住んでるあたりに引っ

越してきて、小学校に入る前々年(つまり幼少のころ)まで住んでいた私も

狭山茶を飲んで育った子ども。中野に引っ越してからもお茶好きの母はわ

ざわざお煎茶を買いに所沢まで買いに行ってましたっけ。

宇治茶は茶葉に独特の甘みがあって好きな人にはそれがいいんでしょう

けど、狭山茶はもっと後口すっきりの爽やかなお茶で、私はいまでも狭山

茶派です。

そしてオーダーしたこのパフェ、おいしかったなあ。

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武蔵利休パフェ。

下から、黒みつ、寒天、抹茶ゼリー、バニラアイス、わらび餅に白玉、

あんこに抹茶アイスに、抹茶バウムクーヘン。

きなこをまぶしたわらび餅がとろけるようでした。

わたし、こういうのに弱いですね、どうやら。

この後、お会計票、アンケート用紙とペンの立ったケースとともに土瓶

にたっぷり入ったほうじ茶がくるのだけれど、お茶屋さん併設のカフェ

だけあって、このほうじ茶がまた香り高くておいしかった。

おいしいほうじ茶っておいしい珈琲に匹敵するくらいおいしいです。

うーん、ここはまた来よう、と思いながら、すっかり満足して帰りました。

途中、家の近くで花がほぼ終わって処分価格になったコスモスの鉢を

買ってぶらさげて歩きながら「小さな手/繋いでる/この朝の静けさに/

泣き声は黄金色/暗闇にも光れ/Oh,Children 新しく微笑みかけてみて

始まったばかりのコスモスの中で」とオリジナルラブの歌を口ずさみな

がら帰りました。コスモスといったらやっぱりこの歌でしょう ・・・・・・

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でね、やっぱり私は吉川さんの灯りはおうち型のがいいなあ、(陶の灯りの)

マイホーム貯金しよっ! と思ったのでした。



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秋のデュセス・ドゥ・ブラバン

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このバラを見るといつもお雛様のぼんぼりを思い出す。

子どものころ大好きだった桃いろのガラスのぼんぼり。

秋のデュセス・ドゥ・ブラバンは色が濃くなっていっそうそんな感じ。

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細いステムの先にふわっと。

桃いろの灯り。

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2013年10月10日 (木)

なんちゃってマクロビ

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夏のあいだは胃が弱っていたのでやめていた玄米を、先月後半の涼しくなった

ころからまた再会した。昨日はその玄米が切れたので買いに行って、もう今年

の新米が出ていたのでそれを買って、黒米を入れて炊いたらいい匂い。

昨夜はわざと多めに炊いて、残ったごはんに今日は梅干しを刻んだのと大葉

の千切りとゴマを混ぜて海苔を巻いておにぎりにして、冷蔵庫に半分残ってい

た大根を細切りにして塩で揉んで水を切ったのをたたき梅とリンゴ酢、お醤油

を混ぜたタレであえて、それに昨日の残りもののお味噌汁に、先日てんちゃん

先生こと遠藤さんに教えてもらったふのりをさっそく買ってきて入れて、これが

今日のありあわせなんちゃってマクロビランチ。

お昼はこれくらいでじゅうぶんだし、買ってきたものよりよっぽどおいしくて健康

的。玄米菜食みたいなことを始めようと思うとやたら難しく考えてしまったりも

するけれど、とりあえずこんなふうに玄米おにぎりと味噌汁から始めるなら誰

でも気軽にできるんじゃないかと思う。

この近所にはおいしいおにぎり屋さんはあっても玄米おにぎり屋さんはない

からあればいいのになと思う。昔はギャルソンエプロンして珈琲たててるのが

いちばん番似合ってるからカフェをやればいいのに、なんていわれてた私だ

けれど、いまはやるなら玄米おにぎり屋さんがいい。あるのは玄米おにぎり

数種とお味噌汁と発酵食品だけ、というような、よそいきじゃなくて、ふつうの

日常がある店。もちろん、自分でやるんじゃなくてあなたがやってくれるなら

そっちのほうがいい。(いい店は自分でやるより行くに限る。)

それにしても今年の夏は胃がやられるたびに梅干しのお世話になった。

私の駆け込み寺的メニューは梅うどん(ゆでたうどんに鰹節で濃くとった出

汁に酒と醤油と塩で作った温かい汁、たたき梅にとろろ昆布、こねぎを刻ん

で入れただけのうどん)で、これがお腹の調子の悪いときにはてきめんに

効く。でも、これを作るたびに市販の梅干しを買っていたから、子どもに止

められてやめていた梅干し作りを来年からまた再開しようと思った次第。

さらに最近はお味噌が切れてこのところずっとインスタント味噌汁を飲んで

いたのだけれど、やっぱりそれじゃイカンと昨日、そら屋さんに買いに行った。

いくつか種類があるなかでどれがおいしいか聞いて買った玄米味噌は限り

なく自分で作ったのに味が近くて違和感なく、とてもおいしい。自分で作ると

熟成期間はせいぜい10ヶ月から1年というところだけれど、これは500日

熟成とある。こんなおいしい味噌が買えるならわざわざ自分で作る必要ない

かも。いやいや、だったら梅干しだってそら屋さんで買えばいいんじゃ ・・・・・・

などと、水は低きに流れると申しまして。

私の味噌作りも梅干し作りもかなり贅沢な材料を使っているからコストの面

だけ考えても作るのがいいか買うのがいいかは難しいところ。

でも、医者の友人にいわせれば人の手にはそれぞれ固有の常在菌がいて

その手を使ってお母さんが漬物を漬けたり味噌を作ったりおにぎりを握った

りするからそれがいわゆる「おふくろの味」、その家特有の味になるわけで、

それが家族、とくに自分の子どものお腹(腸)にとってはとてもいいそうなん

です。

というわけで、来年もせっせとお味噌と梅干し作りをいたしましょう。



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2013年10月 9日 (水)

個展、最終日

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台風の影響でものすごい風が吹き荒れるなか、昼過ぎにパンを買いに行く

ついでにコトリ花店さんに先日買った作品のお代金を持って行った。

日曜からこっち東京はずっと夏日が続いていて、今日も暑い。

それでもUTOPIANOさんの個展最終日とあって、コトリ花店はわざわざ遠く

から来たお客さんやらでデッキテラスも店の中も人でごったがえしていた。

先日は暗くて電球色になってしまうから今日、作品の写真を撮らせてもらお

うと思ったら、今日は今日で逆光の陽射しが強くてうまく撮れない。

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でもきっと Instagram の中を見ればみんなが撮った素敵な写真がたくさん

アップされてるだろうからと、何枚かトライしたあと早々にあきらめることに

した。そうしているあいだにも次々とお客さんが店の中に入ってくるから。

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さて、上から3枚の写真のなかに私が買ったものがふくまれているのだけ

れど、どれだかわかりますか?

正直いって自分がこういうものを買うとは思わなかった。

とても美しい作品たちだけれど、いつもは見てるだけで満足してしまうので。

でもきっとこの花は冬のあいだ、私のベランダに花が何もないときにもずっと

私のそばで寄り添うように咲いてくれるでしょう。

そして私はまた来る季節へと思いを馳せることができるでしょう。

枯れてしまう生花のよさ。

ずっと咲き続ける布花のよさ。

それを私は初めて知るのでしょう。

・・・・・・

それだけでじゅうぶんね。

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用事をすませてほかのお客さんの邪魔にならないようにさっさと帰ろうと

したらテラスで話していたUTOPIANOさんにちょっと待ちなさいよ、とつか

まった。私は滅多なことで自分と同じレベルのオープンな人には出会った

ことがないのだけれど、どうやらこの人はそのようだ。ほんとにびっくり。

魔法の手を持つ布花作家は、すごくオープンマインドな方なのでした。

たぶん彼女とはまた会って話せそうな気がします。

何も約束しなくても。

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今日、帰り際にふと見たら、窓の端っこでぼんやりしていた幸福の王子。

秋って気づくとぼんやりしている季節です。

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くころカフェさんの天然酵母パン

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コトリ花店さんに行ったあと、くころカフェさんで買ってきた天然酵母パン。

香ばしいアーモンドの匂いのするアーモンドパンと、「ハイジの白パン」と呼んで

コトリさんが大好きな厚焼きマフィン。

くころカフェのじゅんこさんっていつ会ってもミス健康と呼びたいほど健康的だ

けど、彼女のつくるパンも彼女そっくり。天然酵母とは思えないほど大らかに

膨らんだパンは筋肉質でふわふわなのにずっしり重い。そして、ひとつでお腹

いっぱいになる。なので、これをぜんぶお昼に食べたわけではありません。

アーモンドパンひとつとサラダにカップスープ。ランチにはそれでじゅうぶん。

サラダはベビーリーフにミックスビーンズに宝石みたいな真っ赤なミニトマト、

それにハーブソルトとりんご酢とフラックスオイルにオメガ3と6がバランスよく

配合されたバイオバランスというオイルをかけただけのシンプルなもの。

このオイルがまたすっごくおいしくて身体にいいんです。おすすめ!(^-^)



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2013年10月 8日 (火)

今日のパンとスープ②

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おととい買った有機豆乳がまだ半分残っていて、かといってそのまま飲める

しろものじゃなかったから昨夜もポタージュを作った。

こんどは前よりちょっと手間をかけて、炒めたタマネギをくわえて(今回はし

かたなく)ミキサーをひっぱりだしてガーッとやったら、あらまあ、ムースみた

いにふわっふわでなめらか。炒めタマネギを入れたせいで豆乳臭さもすっか

りなくなって、ゼルコバさんで食べたのみたいにおいしい。

実は最初からこうすればいいことはわかってたのよね。

つまり手を抜いたら抜いたなりのできにしかならないってことよ。

ちょっと昔は朝食はプロテインシェイク(大豆プロテイン+豆乳+アボカド半分

+季節のフルーツ)を飲んでいたからミキサーは常にキッチンに鎮座ましまし

ていたのだけれど、あのとき使っていたのと同等のクォリティのプロテインが

手に入らなくなってしまってからは滅多なことじゃ使わなくなってしまった。

またもや夜な夜なスープを作っていたら、息子が「それ昨日の豆乳?」と聞

いてきたから「そうだよ」とこたえると、「それ、ずっと続けたほうがいいんじ

ゃないの?」という。「なんで?」と聞くと「デトックス効果がすごいから」です

ってさ。娘は娘で「こんどバナナシェイク作って!」とかいう。

それで面倒くさいのでミキサーはしばらくこのまましまわずに出しておくこと

にした。

もう覚えちゃったから作り方を書いておくまでもないけど、いちおう覚え書き。

*************************************************************

 ● えだまめのポタージュ 

 < 材料 > (3~4人分)

 えだまめ    1袋(400~500グラムくらい) 

 タマネギ    中1個 

 豆乳       500ミリリットル

 水         150ミリリットル

 コンソメ      キューブ1個 

 オリーブオイル 大匙程度 

 塩・コショウ    少々

   < 作り方 >

   ①枝豆は塩少々を入れた湯でゆでて皮からだしておく。

  ②タマネギは薄切りにして塩ひとつまみをまぶして皿にのせラップをし、

   レンジで数分しんなりするまで加熱する。

  ③タマネギがしんなりしたところで、えだまめをくわえ3分ほど炒める。

  ④③に水とコンソメを入れてしばらく煮る。

  ⑤④の粗熱がとれたらミキサーに入れ、豆乳を入れて様子を見ながら

   数十秒ずつ撹拌する。(ふわっとムース状になったらOK!)

  ⑥⑤をお鍋に入れて煮立たせないように(煮立つと豆乳が分離するので

   注意)ヘラでかき混ぜながら温め、味をみて足りなかったら塩・コショウ

   で味を調えて、皿に盛ってパセリを散らしたらできあがり!

************************************************************** 

炒めタマネギとあわせる野菜は季節によってジャガイモ、白菜、ほうれん草、 

にんじん、トマトと、なんでもいいと思う。健康効果を考えて私は豆乳を使って

いるけど、牛乳を使えばもちろん、もっとミルキーでおいしくなる。

スープひとつで野菜がたくさんとれて朝から温まるスープはこれからの季節

は必須メニューかも。

お試しください。

今日のパンは近所のパン屋さんで買った玄米パン。

 

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2013年10月 7日 (月)

秋の空

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ひつじ雲さん、こんにちは。

冬に向かって寒くなるのは嫌だけど、それ以上に嫌なのはこれからどんどん

日が短くなること。

このあいだまで5時半でもまだじゅうぶんに明るくて、まだこれかっらて感じだ

ったのに、いまじゃもう真っ暗なんだ。

暗くなってもまだまだいっぱいやることあるのにね。


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今日のパンとスープ

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昨日、ゼルコバさんで買った天然酵母のパン。

左から時計回りに、たまねぎパン、ラムカランツとくるみのプチ、ココアとくるみ

のパン、野菜のカンパーニュ、そして真ん中がイチジクとチーズのパン。

こうやって写真を見るだけでもすごくおいしそうじゃないですか?

昨日も書いたけどゼルコバさんのパンはずっしり重くて噛みごたえがあって腹

もちがいい。ある種、玄米ごはんにも似てますね。

だから、ゆっくり噛んで味わう。

こんなパンを売ってるパン屋さんが近くにあったらいいのに、と思う。

そして、昨日ゼルコバさんで食べたポタージュがとてもおいしかったので私も

夜中にかぼちゃと豆乳のポタージュを作ってみました。

といってもザルで濾すのも、流しの下にあるミキサーを出すのも面倒なので、

ひとくち大に切って皮を剥いてレンジでチンしたかぼちゃをフードプロセッサー

でクリーム状にして、それをお鍋でコンソメスープ、豆乳とあわせて塩・胡椒

で味を整え、温めただけの簡単なもの。

豆乳はたまたま近所のスーパーで有機JASマークのものを見つけて買って

みたのだけれど、ちょっと癖があるような。かぼちゃのポタージュといいつつ

かなり豆の味が強かった。でも、息子の言によるとこのポタージュを食べた

後すぐにデトックス効果があったようなのでかぼちゃのポタージュ、いいかも

です(^-^)

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2013年10月 6日 (日)

秋のゼルコバへ

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ここへ来るのは何年ぶりだろう。

前に初めて来たときはたしか桜が咲く前の寒かったころだと思う。

あのときは友達が運転するクルマで途中、道に迷いながらやっとたどり着いた

のだったけれど、今日はそのときと同じ友達と西武立川の駅からカントリーロー

ドを歩いてここまでやってきた。天然酵母パンのゼルコバ

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今朝6時に起きたときは窓の外はまだ深い霧で煙っていたけれど、家を出る

ころには曇りながら視界は晴れた。

雨上がりのしっとりと濡れた道を行くと、懐かしいゼルコバさんの入り口。

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お店に入ろうとしたら友達が「どんぐりがなってるよ!」というので見上げたら

緑のかわいいどんぐりが。

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友達と駅で待ち合わせたのは10時過ぎ。

だから着いたのは10時開店から20~30分過ぎたころじゃないかと思うのだ

けれど、ここに来たらまずは何をするかというとパンを買う。じゃないとすぐに

なくなってしまうから。パンコーナーには見た目もかわいく、おいしそうなパン

がほんとうにたーくさん並べられているのです。どれにしようか迷ってしまうく

らい。ざるにのせたパンをお持ち帰り用とここで食べるパンに分けてもらって

スープを注文してお会計をして着席。

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私が選んだのは自家製の塩ピーナッツクリームがサンドされたパンとたまねぎ

のパン。ゼルコバさんのパンはずっしりしていて噛みごたえがあるので噛むの

が大変だけど、ほんとにおいしい。そしてすごく腹もちがいい。今日のスープの

豆と豆乳のポタージュも、自然な甘みでこっくり濃厚でとってもおいしかったです。

この左のピーナッツパンが包まれた紙も中身もかわいかった。

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そしてここが素敵なのはパンがおいしいだけじゃなくて、健康美人のかわいい

女の子が笑顔で気持ちよく働いてること。これすっごくポイント高いですよね。

パンコーナーと厨房はいかにも工房といった雰囲気。

パン職人の男の人がきびきびと働いています。

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前来たときはもう少し遅い時間だったせいかすごく混んでいて、パンを買うのも

大変、スープもあっという間に売り切れ、という状態だったけれど、今日は朝方

お天気が悪かったせいか思いのほか空いててゆっくりできた。

来ているお客さんものんびり休日のブランチを楽しんでいる様子。

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朝6時に起きたのに今朝は珈琲を飲む暇もなく出てきたので食後の珈琲を。

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友達が座っていた席の横にはしっかりと買ったパンの袋が。

これは明日の朝のおたのしみです。

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そして、ここで2時間以上は話していただろうか。

この窓から何やら白い生きものが見えたので私が「犬かな」というと、友達が

「ヤギがいるらしいよ」という。それで、お店の人にご馳走さまをいって裏庭を

見に行った。外に出ると、さっきまで涼しいくらいだったのにすっかり晴れて

陽射しがカッと照りつけていてもう暑いのなんのって。

ほんとに気温の寒暖差が激しいこのごろです。

裏庭にいたヤギの畝丸くん。

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彼もまたごはんの後なのかな、とっても眠そうです。

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今日、駅で会うなりお互いわっと話し出した友達とは実は会うのは1年半ぶり以

上で、今回彼女が誘ってくれなかったらもしかしたらもう会うこともなかったかも

しれなかった。これも過去の経験からなのかな、相手にとって自分が必要じゃな

くなったと思った時点で私はもういいやと思ってしまうタイプなので。

だから今日また久しぶりに彼女と会って、以前と同じように屈託なく話せてよか

った。もともとは自分で撒いた種が原因だとしても、彼女が負の記憶にならずに

すんでよかった。

だから今日はいい日です。

いい日に何をするかというと、私の机の上には白とピンクのフィンランドの豚の

貯金箱が置いてあって、それに500円玉を入れます。新月、満月、ちょっとした

いいことのあった日にお金を入れる。すると貯金箱の中はいい気のお金でいっ

ぱいになるのです。いつかそれであたしはブラジルに行く。

500円玉貯金じゃいつになったら行けるかわからないけれど。

今日はどこにいても金木犀の匂いがしていた一日。

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2013年10月 4日 (金)

『布花標本ー記憶の花たちー』はじまりました。

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朝、秋はシャツが着たいと書いたけど、シャツ1枚でいられる時期って意外と短

いんだよな、と思いながら、男の子みたいなストライプのシャツを着て家を出る

と、すぐにぽつぽつと雨粒が落ちてきた。でもかまわずに自転車に乗ってコトリ

花店に向かう。

彼女からその個展の企画のことを聞いたのはまだ寒かったころのこと。

そのときの興奮ぶりからも彼女にとってそれがどんなにインパクトのある出会

いだったかがうかがえたけど、あのときはまだまだ先だと思っていた秋は思い

のほかあっという間にやってきた。

一期一会の出会いを果たしたふたりが春から大切にあたためてきた布花作家

UTOPIANOさんの個展、布花標本 - 記憶の花たち - が今日からはじまった。

コトリ花店に着くといつものように精油のいい香りがして、でもいつもとは違う

整然とした雰囲気。白い布で覆われた棚には、まるで生きた本物の花と見まご

うばかりに精密につくられた花たちが並んでいた。

これはたぶんもう二度と作れない、と作家本人がいうセルリア。

まさしく標本というにふさわしい根っこのついた可憐なすずらん。

いま地面から抜いてきたようなリアルなニオイスミレ。

少女のころ好きだったいたいけな風情そのままにブルーの花が愛らしい忘れ

な草。そして丹念に何十枚もの花びらを重ねて作られたオールドーローズの

いまにも香り立つような美しさ ・・・・・・。

思わず作家のUTOPIANOさんにお会いするなり、「いったいあなたはどんな手

をしてるの?」と聞いてしまったほどでした。そして、そういわれた当の彼女と

いえば、いままでコトリさんから見せてもらっていた布花作品の写真の繊細さ

とあまりの完成度から私が勝手に想像していた、ちょっと神経質で近寄りがた

いイメージの女性とは全然ちがう、ものすごく気さくでオープンでよく喋る明る

い人でした。そこでどうやって布花作品ができあがるのか、その工程をざっと

説明してもらったのだけれど、それはちょっとここで文章で再現するのも面倒

になってしまうような、それはそれは気の遠くなるような作業なのでした。

そして私と同じようにずっと鉢でバラを育てているという彼女、いままでバラの

話ができる友達がいなかったということで、コトリのデッキテラスでしばしバラ

の話で盛り上がってしまいました。

そんなご縁もあって、今日は素敵な作品を間近で見させていただくだけで十分

と思いながら伺ったのに、つい気になった作品を買うことにしてしまった私。

いまちょっとドキドキしています。

今日伺ったら、作品の写真も自由に撮っていいと気さくにいっていただいたの

だけれど、今日は雨で店内が暗かったし時間も時間だったので、それはまた

明るい昼間の時間に、ということで、花を買って帰ってきました。

この個展の会期は来週の定休日の7日月曜を除いて9日水曜まで。

最終日は夕方5時までだそうです。

繊細で美しい手仕事が好き、という方はぜひ行って本物を見てきてください。

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写真は今日買ったバラとユーカリのポポラス。

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秋は白

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昨日の暑さが嘘のように、いきなり今朝は気温が下がって涼しくなった。

グラミス・キャッスルの白。

秋になると私はいいシャツが着たくなる。

上質の白のコットンでできた、仕立てのよいボーイズライクなシャツ。

けっきょく私は昔から好きなものがあんまり変わってないんだな、と思う。

ボタンは上から2番目まで開けるのが色っぽい、とかいうけど、私は上まで

きっちりとめて着るのが好き。

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これだけ気温の寒暖差が激しいとついていくのが大変だけど、それは人間

だけに限ったことじゃない。

今朝は一気にバラにうどん粉病が出た。

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2013年10月 3日 (木)

朝のライラックローズ

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今朝おきてベランダに出ると、おとといひらきはじめたライラックローズが

大輪の花を咲かせていた。

東からの強い朝陽を浴びて、嫣然たる風情。

ミルラの混じった強い香り。

でも私はこのバラは淡いライラックピンクでもっとふわふわと軽やかに咲く

のが好きだなあ。

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2013年10月 2日 (水)

クリーム白玉ぜんざいとウォルナットのスプーン

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今日も朝から雨で朝のあいだは少し涼しかったけれど、雨がやんだあとは

台風の影響なのかなんだか蒸し暑い。それで、昨日の夜煮て冷蔵庫で冷

やしておいた小豆でクリーム白玉ぜんざいなど作ってみた。

毎度、白玉をまるめながらゆでていると思うのだけれど、白玉って実に日本

的でかわいい食べものですね。これはきっと外国人にもうけるだろうなあ。

冷やしたぜんざいに白玉いっぱい、それにふつうのカップのバニラアイスを

のせて。

小さなスプーンでアイスをすくって食べていたら、昔、子供だったころ、父と

父の好きなチャップリンの映画を観て帰ってきたあと、実家の駅前にあった

ビルの2階のパーラーで父はクリームソーダ、私は銀のコンポートにのった

バニラアイスを食べていて、父がしみじみと「このアイスはおいしいなあ。

たまごがいっぱい入ってる」といったことなど思い出した。子ども心にもなん

だかそういうことをいう父が可笑しかったのだった。あのころ父は若かった。

昨日、線路にうずくまって死のうとしていた74歳のおじいさんを助けようと

して40歳の若い女性が電車にはねられて死亡してしまった事件は、あまり

に痛ましくあまりに衝撃的でしばらく別のことが考えられないほどだったけれ

ど、それを目のあたりにしてしまった父と遺された家族のことを考えるとなん

ともいえずやりきれない気持ちになる。ネットやTVのニュースでは助けた女

性の優しさや勇敢さや亡くなってしまった無念さだけをいう人が多かったけ

れど、私はここにいまの日本の高齢化社会のひとつの例を見たような気が

した。我が身の危険を顧みず、ただ助けたい一心で犠牲になってしまった

女性のこころは、74歳の老人の気持ちを変えただろうか。

昨日からずっと頭から離れなかったのでつい今日のタイトルから逸れたこ

とを書いてしまったけれど、白玉に添えたスプーンは日曜日に作ったもの。

13handmade_spoon_40

今回は全部削り終わってから最後にやすりをかけたのだけれど、はたして

それは成功でした。紙やすりって思った以上に木が削れてしまうので、その

分を計算して彫らないと最後に何度もやすりをかけた時点で意図した形に

ならなくなってしまうのです。今回、最大の学習。

13handmade_spoon_41

今回も前回と同じように持ち手の上の斜めカーブから削ったのだけれど、

今回は前ほど立体的なフォルムにはならなかった。

13handmade_spoon_42

こうやってね、いろんな角度から眺めて、ああじゃこうじゃと思うわけです。

13handmade_spoon_44

つまり真剣に遊んでるわけです。

13handmade_spoon_45

ほら、ここのところがト音記号みたいじゃない? って息子にいったら、

違う、っていわれちゃった。・・・・・・ ふん!

13handmade_spoon_43

ハイ、おきまりの持ってみたところです。

13handmade_spoon_39

甘味屋さんで食べるとちょっとしか入ってない白玉だけど、家で私が作ると

いーっぱい入ってるので、これだけ食べただけでみんなお腹いっぱいにな

っちゃって、今日のお昼は抜きでした。でも、おいしかったあ!

家で煮た甘さ控えめの小豆とバニラアイスと、それにちょこっと黒みつ、もち

もちやわらかい白玉のコラボレーション。日本人に生まれてよかった、な味。

でも、このスプーンはデザートスプーンにするにはちょっと小さいね。

デザートスプーンならやっぱり全長15センチはあったほうがいいと思はれる。

(ちゃんとものさしで測りました。)

というわけで、私の日曜ときどき木工はつづく ・・・・・・



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2013年10月 1日 (火)

10月の朝

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10月の朝は雨ではじまった。

でも雨だからって、肌寒いほど涼しい、というわけでもない。

今週は30度近くになる日もあって、まだ衣替えをするには早そうだ。

秋のライラックローズがゆっくりとひらきはじめた。

このバラはいつも春より秋のほうがいい。

夏のあいだ、淡いピンクだったりクリーム色だったり、はっきりと緑だったりした

グリーンアイスの秋の花は純白。でも、つぼみは赤だ。

こういうバラはほかにもあるけど、赤いつぼみから純白の花になる。

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真夏に株の半分がカラカラに乾いて枯れてしまって、思い悩んだ末に思い切っ

て剪定してはみたものの、それっきり駄目になってしまうかと思っていたセルリ

アも、涼しくなったらやっと新芽が出はじめた。いくらオーストラリア産の植物で

お陽さまが大好きで暑さに強い植物だといっても、今年の日本の暑さは植物が

生育できる環境じゃなかったんだろう。なんたってセルリアは日本ではまだ確た

る栽培方法がわかっていない植物で、栽培するのはチャレンジャーレベルだっ

てことだったからてっきり駄目にしてしまったかと思ったけれど、また元気になっ

てくれてよかった。

13serruria_2

真夏に消耗したバラが多いなかで、でも意外にも夏に強いバラもあって、1枚め

の写真のライラックローズがそうだ。このバラは私のバラの中でもかなり古い部

類に入るもので、何年たっても大きくならないいたって生育の悪いバラだけれど、

こんなに元気のいいこのバラを見るのは初めてかもしれない。まるで夏の間に

身内にお陽さまの熱をたくわえたみたいだ。

同様に、春先の寒い時期にあまり元気のないフェアビアンカも思いのほか夏に

強い。寒くて日照率が悪い時期、すぐにうどんこ病になったりする脆弱なバラほ

どお陽さまが好きで夏に強いような気がする。

そして人間の私はといえば、このあいだあたり、大気が少し涼しくなったと思った

とたんにもう手足がカサカサしはじめた。こういう人は免疫学的にいうと自律神

経の調節がうまくいっていない人だということだけれど、現代人はみんなそうじゃ

ないかと思う。乾燥対策に久しぶりにアロマバームを作った。

ひとつめは朝のフットマッサージ用。

13aroma_balm

成分はホホバオイルにシアバターにビーズワックス(密ろう)をベースに、ジュニ

パーベリー、国産ショウガ、パチュリにマンダリン。

これだと香りはどうかな、と思ってマンダリンを多くした。

私的には温めデトックス系を目指したのだけれど、効果のほどやいかに。

そしてもうひとつ。

13aroma_balm_01

これもベースは上のとほとんど同じ。

ただ顔にもつけられるように(あまりベタベタしないように)シアバターを少なめに

して、いまもっとも気に入っているアルガンオイルを少々。それに、いろいろ入れ

たいところをぐっと我慢してエッセンシャルオイルはローズだけにしてみた。

どちらも自分用と、今月会えそうな友達の分と2個ずつ。

このガラスのジャー、うっかりサイズを間違えて買ってしまったもので、たっぷり

40ミリリットル近くは入る。でも、これからの季節は毎日使うから、これくらいの

大きさでもいいかもしれない。

自分で化粧水やクリームを作るようになって市販の化粧品をほとんど買わなく

なった。たまにユイル・エ・ボームのリップバームとSOSバームを買うくらいで、

高級化粧品とは無縁の生活。代わりに精油やキャリアオイルやフローラルウォ

ーターなどの材料とガラス容器などを常に買い置きしておかなければならない

から、結局かかるコストは一緒かとも思うけれど、この手のできあがったアロマ

製品を買うと高いし、家族みんなで使って毎日心地よく、たまにはこんな風に

友達にも作ってあげられることを思えば、やっぱりこっちのほうがいいかなと思

う。材料を揃えるのも作るのもけっこう手間のかかることではあるから、面倒な

人には面倒でしょうけれど。

10月。

今年も今月を入れてあと3ヶ月とはほんとうに早い。

ここから先は主婦にとってはますます手荒れの季節。



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