爽やかレモンジャム
このあいだ完成したスプーンと一緒にあげるのに、なんのジャムを作ろうかと思って、
こんな蒸し暑い季節だから爽やかな柑橘系にしようと、レモンのジャムを作った。
材料は自然食品屋さんで買ってきた国産のオーガニックレモン。
お砂糖はきび砂糖とてんさい糖を使ったからこんな色になったけど、味も香りもちゃん
とレモンです。
レモンのジャムなんて作るのも食べるのも初めてだったけれど、想像した以上に爽や
かでおいしかったです。
子どものころはオレンジの皮が入った苦味のあるオレンジマーマレードが苦手だった
けれど、このレモンジャムはぜんぜんそんなこともない。息子もいままで食べたジャム
のなかで1番おいしい、といったほど。適度に甘酸っぱく香り高いので、甘いだけのジ
ャムが苦手の人にもよさそうです。
食べながら、これはパンにつけるだけじゃなくて紅茶やハーブティーに入れたり、クラ
ッカーサンドにしたり、それにつめたく冷やしたレアチーズケーキの上にゆるめに作っ
たレモンジャムを流したらすごくあいそう!
というわけで、一気にイメージが広がりました。
作るのに面倒なのはレモンの皮についたワタをきれいにすることや、ほかのジャムに
くらべて果肉より水分が多いせいで煮詰めるのに時間がかかることくらいで、あとは
いたって簡単。農薬やワックスのかかっていない大きめのレモンが2個と砂糖さえあ
ればすぐにできるので、これはぜひお試しあれ、です。
以下、レシピ。
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● レモンジャム
< 材料 >
レモン 200グラム(約2個分)
(ワタを除き、果肉・種・薄皮・外皮をあわせた量)
砂糖 400グラム
水 2カップ(400CC)
< 作りかた >
1.レモンの皮を厚めに剥き、外皮についたワタをきれいに取る。
2.外皮をできるだけ細かく細切りにして水とともに鍋に入れ、アク取りのために
2~3回沸騰させては煮こぼす。
3.水と砂糖をあわせて鍋に入れ、ざくざくっと切った果肉と種と薄皮を入れて
20分煮てから、種と薄皮を取り除き、さらに10分~20分煮る。
4.3にアク抜きした外皮を入れ、さらに煮詰める。
とろっとしてきたらできあがり。
熱いうちに煮沸消毒した保存瓶に入れて、冷めたら冷蔵庫に保存する。
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私が自然食品屋さんで買ってきたレモンはとても小さくて、1袋に3つ入ったのを2袋
買っても全部で300グラムしかなくて、皮を剥くのもワタを取るのも面倒だったけれど
大きいレモンだったらピーラーで外皮を剥いて、果肉はナイフできれいに薄皮から切
り離し、種と薄皮はお茶パックに入れて煮たらもっと処理が簡単かもしれません。
私はきび砂糖とてんさい糖を使ったけれど、グラニュー糖で作ればもっときれいなレモ
ン色になります。この材料で写真のボンヌママンの瓶に2個できる。
ひとつはプレゼント用にラッピングして、ひとつは今朝開けて食べました。
昨日は夕飯の時間に息子も私もまだそれほどお腹が空いてなかったので(娘はアル
バイト)夕飯を作る前に作りはじめたのだけれど、ジャムってけっこう時間がかかる。
夏の間は日が長いことをいいことについうっかりオーバーワークになってしまって、疲
れているくせにさらにこういう余計なことを始めるからますます疲れてしまうのだけれど
それも喜んでくれる人の顔が浮かぶからこそ。
苦労して初めて作った木のスプーンと、手作りレモンジャム。
別にめずらしいものでもなんでもないし、買ってもすませられるけど、私的にはすごく
気持ちのこもったプレゼントになったなあ、と思う。
人に何かをあげるのに、何も思い煩うことなく、絶対に喜んでもらえる、と思えるのも
Yさんならではのいいところ。
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