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2013年5月13日 (月)

やっと咲いた!

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今日、朝いちばんに嬉しかったこと。

自分で挿し木したコンスタンス・スプライが2年めにしてやっと咲いた!

もし万一、あの我が家でもっとも古いスタンダード仕立てのコンスタンス・スプライが枯

れることがあっても、これで種の保存は果たされた。

私がなぜこんなにもこのバラが好きなのかといえば、全ては(バラの夢は)ここから始

まったからなのだと思う。1994年に作られた、デビッド・オースチンのバラのハンドブ

ックに載っていたモッチスフォント修道院の写真を見てから。

修道院のクラシカルな白いベンチの後ろを埋めるように、こぼれるように咲いていた

ピンクのつるバラこそ、当時の私にとってしあわせの象徴だったのでした。

まるで無邪気な子どもが笑っているような、明るいウォームピンクの花。

ミルラのいい香り。

今年つけたつぼみはあともうひとつ。

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長く伸びた枝は見るからにクライマーです。

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こんなふうに種が絶えないようにずっと長く大事にしているバラがあるいっぽう、正直

いって持っていて困るバラもある。

自分で買っておきながらどうしてそんなことになるかというと5月の新苗にしても12月

の大苗にしても1年後、半年後に丹精して花が咲いてみないことにはどんな花かわ

からない、ということで、写真や説明などを見たところでいざ実際に咲いてみたらイメ

ージしていたのとまったく違う(中にはサイトに載っていた写真と激しく違う)、それ単体

で見たら悪くはないけどここには合わない、想像していた以上に大きくなりすぎる、思

った以上に性質が扱いづら過ぎる、それに長年バラをやっているとだんだん趣味が変

わってくる、などなどいろいろあって、「はあ~、困った」ということになる。

いっそ好きなバラだけにしてしまって、あとはどうにかできたらどんなにいいだろう、と

も思うのだけれど、そこは生きものだからそう簡単に放り出すわけにもいかない。

どれも平等に水をやり肥料をやり病虫害対策をして手をかけて育てている。

なので私のベランダは人間社会の小さな縮図のようだ。

好きな人、それほど好きじゃない人、気のあう人・あわない人、ボニータ、美人だけれ

ど気位が高くて好きになれない人、かわいい人、派手な人・地味な人、スピーディーな

人・スローな人、あばれんぼう、世話がかかるけど憎めない人、刺々しい人、強い人

弱い人、生き生きと元気だけれど元気すぎて頭が痛くなる人、etc,etc ・・・・・・

それほど好きじゃないバラでもそのときどき美点を感じて一緒に暮らしてる。

でも、どこがどうとはっきりいえるわけではないけど何かが自分にあわない、というバラ

にはときどきそれが伝わってしまって、すごく強健でじょうぶなバラだったのにいつの

まにか枯れている、ということがあって、そんなときにはとても申し訳ないことをした、

と思う。

ベランダでバラを育てるくらいでも、日々いろんなことを思い、考えます。

そうやっていつか自分にとってもっともここちよい、理想的な庭ができることを願って。

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