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2013年5月31日 (金)

梅雨の晴れ間

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5月最後の今日は晴れました。

今年はなんと5月中に異例の速さで梅雨入りしてしまったけれど、一日じゅう降りみ降

らずみの天気が続いた湿度の高い昨日とは打って変わって、今日は湿度の低い爽や

かな初夏の朝です。

梅雨のあいだの貴重な晴れ間。

そして明日からもう6月。

私のバラもあとわずかです。

そんな今朝、いつものようにバラの世話をしていて、思わず「うわっ!」と声をあげま

した。ラ・パリジェンヌの枝に貼りついたホソオビアシブトクチバの幼虫。

バラの木と見紛うばかりのこのまだらな色といい、もう見事な擬態。

感心してばかりもいられないのですぐに割り箸ではさんで外に投げましたけど。

体長6~7センチくらいはあったかと思う、かなり大きなの。

割り箸ではさんでいても感じられるぷくぷくとした感触がなんとも嫌。

枝2本分くらいの葉っぱをぜんぶ食べられました。

上の写真のバラはラストのセント・セシリア

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2013年5月30日 (木)

風のあさ

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ここ数日また『ショコラ』のヴィアンヌとアヌークが飛んできそうな風の日が続いている

けれど、今日もひどい風。

朝いつものようにベランダに出ると、咲きはじめの花色といい直立型の樹形といい、

ちょっとクイーン・オブ・スウェーデンに似たところのあるブリーズが咲いていた。

でもこのバラ、説明書きには『そよ風をイメージさせる涼しげな花』とあったけれど、

名前のスペルからいってそのブリーズとは違うし、それにフレンチローズ(つまりフラ

ンス語)であることを考えるとちょっと違うんじゃないかなあ、と思う。(あやしい。)

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背高のっぽの枝の先にいくつも花をつける房咲きのこのバラは、控えめな印象ながら

香りは意外にも強香で、そのあたりはいかにもフランスのバラらしい。

コンパクトで棘も少なく、邪魔にならない樹形なので鉢植えに最適。

私のベランダではここ数日の強風で枝を折られるバラがいくつも出た。

これだけ風が強いとそのうちここにも竜巻やハリケーンがやってくるのじゃないかと思

ってしまう。

風にやられてしまう前にナエマの小さい花とつぼみを切った。

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2013年5月27日 (月)

陶の家からもれる温かな光/il piccolo mondo

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昨日、遅いランチを食べて慌ただしく出かけたのは、いま渋谷のirodoriya.というギャ

ラリーでやっている『吉川裕子 陶展/il piccolo mondo』を見るためでした。

できるだけ会期の始めのほうに行って、売れてしまう前にたくさんの作品を見たいと。

でも、ふだんから平日でもなるたけ行かないようにしている渋谷の休日のなんと

多かったこと。心底げんなりしました。それに世の中人の歩くスピードの遅いこと

いったら。私のスピードと全然あわないの。で、おさかなのように人波をすいすい擦り

ぬけて歩くこと駅から十数分。

「ここがポルノグラフィティーの『まほろば』って曲の歌詞の中にあった●▲町です」

どといいながら着いたのが、円山町にあるギャラリー irodoriya.

東急本店の角を曲がったあたりからだんだん人が少なくなってくるのだけれど、この辺

りまでくるともう擦れ違う人もまばら。そこは思いのほか静かなギャラリーでした。

まずドアをあけて最初に目に飛び込んできたのは四方に八方にコスミックな灯りを撒

き散らすオニオンみたいなかたちをした家。思わず娘と「うわあ~これ、すごいね!」

と声をあげたら作家の吉川裕子さんが「窓のなか覗いてみて。星空が見えるよ」とい

うので娘とかわりばんこに覗くとほんとに小さな窓の中に星空が広がって ・・・・・・

ギャラリーのなか、入ってすぐの部屋はほとんど吉川さんの作品で埋め尽くされ、大

小さまざまなかたちの陶の家の灯り、イタリア語で落書きをしたようなお皿やマグカッ

プ、カップ&ソーサー、一輪挿しにもなる小さな家のオブジェ、手のり動物たちなどで

いっぱい。まるでクレヨンのようなきれいな発色の陶の作品たちには陽で温められた

ような乾いた明るさがあって、それはイタリアで4年間暮らしたことがあるという吉川

さんが当時イタリアで見た家の壁の色や質感、陽射しや空気感が反映したものだと

いう。その作品同様、はじめてお会いした吉川さんは、イタリアの太陽を浴びて育った

オレンジみたいに生き生きと輝く笑顔を持った気さくでとてもチャーミングな人でした。

備前をはじめて買ったときもそうだったけど、私は今日は小さいお皿を1枚だけいただ

きました。四つ葉のクローバーがついたこのお皿。

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備前の珈琲カップにも合いそうです。

裏の落書きもかわいい。

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珈琲と一緒にブラウンシュガーの角砂糖をのせたり、チョコをのせてもよさそう。

そう思いながら見ていて、やっぱりもう一枚買うんだった、と思って今日irodoriya.さん

に電話してみたけれど、もう完売してました。残念。

私が本当に欲しかったのはもちろん陶の家の灯りなのだけれど、それは心づもりも

なしに私が見てすぐに買えるお値段ではなかったので、それはまたいつかきっと ・・・

と思いつつ。そして実は、吉川さんのこの陶の灯りを知ったのは、以前近所に住んで

いた友人の家に飾ってあったのを見てからでした。一目見て気に入った私は友人に

また吉川さんの個展に行くときには一緒に連れて行って、とお願いしていたのだけれ

どついに連れて行ってもらえることなく、彼らはどこかに引っ越して音信不通となって

しまい、その友人と親しくしているという吉川さんから今日、彼らの近況を聞くことにな

ろうとは ・・・・・・。びっくりでした。

そしてギャラリーを出たあと時間を見ると、娘のアルバイトまでにはまだ1時間余裕が

ある。それで入ったのが行きに建物が気になったここ。看板を見れば『ガレットリア』

とあるじゃないですか。入り口前のメニューを見たら比較的リーズナブルだったので

思わず入りました。

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今日はしっかりランチを食べて出てきたのでデザートクレープにすることにして席に着

いたら、娘が「Mちゃん、自分の連絡したい相手にはちゃんと連絡してたんだね」とい

った。私も「うん。そうだね」といった。「でも、もうそれで私たちががっかりしたり傷つく

こともないよ。彼らが元気でしあわせだってわかってよかった」「うん」と娘はぼんやり

こたえた。彼らのことを考えるといまでもちょっぴりさびしい気もするけど、でもいずれ

にせよもう私たちとは関係のない人たちになってしまったのだから。

そして、私たちのそんな思いもテーブルに運ばれてきたクレープをひとくち食べるなり

ふっ飛んでしまった。ここのクレープ、すごくおいしい!!

私がオーダーした塩バターキャラメルのクレープ、バニラアイスのトッピング付きです。

バニラアイスがバラのかたち。

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焦がしカラメルと塩バターとバニラアイスの味が絶妙。

「しみる甘さだね」と娘がいい、「なんだかものすごくしあわせな味」と私がいいました。

やっぱりおいしいって最強パワーです。

そして思ったのは、互いに光りの当たってる部分だけ見せあって影の部分は見せな

いように、見ないようにして人とつきあうのはきっとラクチンだし格好もついて気持ちが

いいかもしれないけれど、それだと一定のつきあい以上にはならないだろうなあ、とい

うこと。ときに人に踏みこまれるのは不愉快だったり踏み込むには覚悟が必要だった

りするけれど、それをしてこそ本当のつきあいにもなろうというもので、そんな思いをし

てまでつきあいたい希有な相手なのだと思うのです。それにつき、現代の便利なツー

ルなんかいらないし、健康なからだとよくはたらく頭脳と感じるこころさえあればそれで

じゅうぶん、と私は思う。で、同様に思う相手と私はつきあいたい。

そんなことを思いつつ、陶の灯りのあたたかさと、クレープの甘みの余韻にひたりなが

ら日曜の黄昏時を歩いたのでした。



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2013年5月26日 (日)

日曜日のランチ*

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ときどき、とりたてて食べもののことを考えてないときにふと食べたいものやレシピが

浮かぶことがある。それがまったく食べたことがない料理だったりすることもあって不

思議なのだけれど、昨日ふいに浮かんだのがこれでした。

名づけるなら、『キャベツとチキンの胡麻サラダ』。

いつものごとく作り方はいたって簡単で、軽く水洗いして半分に割って芯をとったキャ

ベツを50度洗いして1枚1枚ほぐしたらさらに芯をとって水気を切り、食べやすい大

きさに切ったら塩で軽く揉んで、同様にした千切りにんじんとともにボウルに入れて

冷蔵庫で冷やす。玄米元氣をかけてちょっと置いておいた鶏のささみを耐熱皿にの

せてお酒をふりかけてラップをし、色が変わるまで電子レンジにかけて蒸し鶏にする。

鶏のささみが冷めたら細く裂いて軽く塩・胡椒(ホワイトペパー)して冷蔵庫で冷やす。

野菜がしんなりしたら水を切り、ボウルに胡麻しゃぶのたれ少し、オーリーブオイルと

酢を適量入れ、ゴマ好きなのでさらにそこに擂りゴマをざばっと入れ、味をみて塩・胡

椒を足したところに野菜と鶏のささみを入れてあえる。これだけ。

キャベツの甘みと鶏のささみと胡麻ドレッシングがよくあっておいしいです。

サラダもたんぱく質が入るとボリューミー。

今日のランチはこれにほうれん草の入ったフランスパン、ハーブとガーリックが入った

キリのクリームチーズ。それにお鍋いっぱい作ったミネストローネ。

そして食後の珈琲。

これだけ食べたらお腹いっぱい。

わたし、ごはんはちゃんと食べるほうです。

もともとエネルギー発散型の人間のうえに、痩せてて身体にぜんぜん溜めがないので

お腹が空くと一気にエネルギー切れしてしまう。おまけに食後に珈琲を飲むせいで代

謝が良すぎてすぐにお腹が空く。胃はそれほど大きいほうじゃないから一度に食べる

量は多くないけど、あるていど三食ちゃんと食べないとお腹が空いて間食することに

なって、それはあまりよろしくないからできるだけちゃんと食べる。

最近やっと野菜が安くなってきましたね。

とくにいま安いのがキャベツ。まるごと1個で98円!

キャベツをたくさん食べるのはお腹にいいのです。

なんたってキャベジンって薬があるくらいですから。

キャベツ1個まるごと買ってよく家で作るものといったら、揚げ物のつけあわせの千

切りキャベツ、餃子、ミネストローネ、焼きそば、キャベツとアンチョビのパスタ、コー

ルスロー、ロールキャベツの順かな。

このキャベツとチキンの胡麻サラダはおいしくって和洋どちらにもあうのでおすすめ

です。今日は冷蔵庫に胡麻しゃぶのたれが残っていたので利用したけど、なければ

ないであっさりした味でいいと思う。

今日は娘と朝から出かける予定が娘のアルバイト時間の変更で午後になり、1時半

に帰って来た娘を待ちかまえてランチを出したら、こんどは新しく入ったばかりのオバ

サンがぎっくり腰で来れなくなったからまた夜の7時からバイトに入らなきゃならなくな

った、というので、食後の珈琲もあわただしく出かけたのでした。

やれやれ、いつまでこんな風にシフト無しで変則的に働かされるのかなあ~



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小さくてもヘリテージ

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娘のアルバイトで6時起き。

今日はおかしな夢を見た。

兄と妹の数奇な愛、その別れ、人形を作る女、盲目の男、オカマたちが楽しく営む洋

品店、そこに置かれた不思議な人形、猫 ・・・・・・

オカルティックな要素もあるのに夢のなかではコミカルでさえあって、まるで(私の苦手

な)日本映画のよう。

夢のなかでは整合性がとれていた物語も目覚めた頭で考えるとてんでんばらばらで

行ったことのない街、見たこともない店、会ったこともない人、考えたこともない話が

映画を見るように展開されて、人間の脳ってほんとに不思議。

そんな朝、起きてベランダに出るとヘリテージがきれいに咲いていた。

直径5センチほどの小輪だけど、色もかたちも完璧にヘリテージ。

この咲きはじめのアプリコットがかったデリケートなピンクは写真ではなかなか捉えら

れないのだけれど、この写真のヘリテージはまさしくヘリテージそのもの。

おととし根頭がん腫病になったヘリテージもコガネムシに根っこをかじられたジュード

ジ・オブスキュアも鉢植えでは窮屈そうなスプリット・オブ・フリーダムもダム・ドゥ・シュ

ノンソーも、今年はがんばって咲いてくれた。一方で(例年のことだけど)、同じように

世話をしていてもまったく咲かなかったバラもあるし、いまにも枯れそうなバラもいくつ

かあって、どうしたものかな、と思う。

つぼみをいっぱいつけてまだこれから、というバラもあるけれど、私のベランダのバラ

はそろそろ終わり。これから花がらを摘んだらお礼肥えをする。

あさ7時前に時計が止まった。

思わずカレンダーの前に行って四十九日を数えてみる。



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2013年5月25日 (土)

カップチェリータルト

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生まれてはじめてチェリータルトを作りました。

といってもこれ、砕いたクッキーで作ったタルト生地をカップに詰めて、その上に葛粉

とラズベリーピュレで作ったフィリングに種をとったアメリカンチェリーを入れたものを

流しただけの、焼かないタルトです。

とっても簡単な作り方なのに、でも食べてみたらこれがおいしかった。

甘みは砕いたクッキーとメープルシロップ、最後にちょこっとのせた生クリームだけと

いう、それほど甘くないあっさりしたヘルシーなお菓子です。

タルトといったら私はてっきり焼くもの、コンポートしたチェリーと思っていたけど、これ

はフレッシュなチェリーを見かけたらすぐに作れて簡単でおいしいレシピだそうです。

教えてくれたのはいつもコトリ花店でお菓子を買っていて、『生成りのお菓子』という

著書もあるアトリエ・コナフェの中田ひろこさんです。

中田先生がやってらっしゃるお菓子教室にはじめて参加しました。

店舗デザインを手がける知りあいにお願いしてこだわって作ったという、まるでプロヴ

ァンスの石造りの家にあるような雰囲気のある素敵なキッチンで、木のまるテーブル

を囲んでのレッスンはとても和やかで、中田さんが作るお菓子同様やさしい時間を過

ごさせていただきました。一緒に参加した2人のお子さんがいるという30代の主婦の

常連さんがまた会ったときから笑顔のとても気さくな方で楽しかった。

若いころ、学生のころはそんな風には思わなかったし、これはいささかいい歳になって

スイミングスクールに行くようになってから思うことだけど、自分のためにお金を出して

何かを習うってすごく贅沢なこと、贅沢な時間ですね。

久々に人の生活空間にお邪魔して、教えてもらいながらお菓子を作ったりランチをした

りって、とても新鮮でした。

そしてこのカップチェリータルトは家でもまた作ってみよう。

バラの季節が終わるとJune、六月はさくらんぼの季節だから。

それから猫。

中田さんのお宅にはシマとショコラという猫がいてわざわざ別の部屋から連れてきて

見せてくれたのだけれど、これがかわいかった!

人の猫を見ると無性に猫・猫と思うわたし。

今年のカレンダーも猫。


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2013年5月23日 (木)

もう遅いんですけど ・・・

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マウスパッドを買いました。

ずいぶん前から木の机の、マウスを使うあたりのニスが剥がれて傷がつきだしたの

には気づいていたのだけれど、なんとなくほっぽらかしていたら最近、ときどき爪に

キズが引っかかってますますニスが剥がれることに気づき、このあいだテーブルを

リペアしてもらったのもきっかけで、テーブルならまだ天板だけはずして持って行って

もらうことはできても、この机はそういうわけにはいかないぞ、と思って慌ててマウス

パッドを買ったのでした。

私の机はテーブルと同じパイン材で、もうかなり前のこと、近所にあった『モビリグラ

ンデ』というインテリアショップで、展示品で傷があるとはいえ無垢のパイン材で作ら

れたドロワー付きの片袖机としては破格の半額近い値段で買ったもの。

破格といえども、いまよりずっと貧乏だった当時の私がよく買ったなあ、といまになっ

ても思うけど、現品処分のこの机を買い逃したらもう2度とこのレベルの机を手に入

れられることはない、と思ってたぶん清水の舞台から飛び降りるような気持ちでドキ

ドキしながら買ったのだと思う。結果的にそれは大正解で、いまこれだけしっかりした

木の机を買おうと思ったら私が買った価格の3倍近くはするだろう。

なんにでも一期一会の出会いってものがあるもんです。

というわけでテーブル同様、大事に使わなくちゃですね。

分厚い革でできたマウスパッドは使っているうち右手が革の匂いになります。

マウスパッドはまだ慣れなくて、なんだか落ち着きません。

机のキズ。

あーあ ・・・・・・ (>_<)

13desk

テーブルのリペアといえば、家具デザイナーのkiki さんがコトリ花店さんのイベントに

1日参加する日が決まったようです。

以下、コトリ花店さんのブログからコピー&ペースト。

多彩な作家たちの作品が集うこの期間、ぜひコトリ花店さんにお立ち寄りください。

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今日はコトリ花店でのフェアのおしらせです。
6月1日から9日、
北欧の夏至祭に想いを馳せて
小さなフェア「夏至祭の花冠」を開催します。
昨年から行っている夏至祭のフェアですが
今年、参加してくださるのは

山口めぐみ
絵画

プチミュゼ
花冠をモチーフにしたフランスの
古いアイテムや初夏の花たちをイメージしたアンティークの
ものたち。

Odorantes
夏至の頃の空気や
映像を香りにとじ込めたブレンドオイル

Atelier conafe
ローズペタルを使った優しくて繊細なお菓子
un jour
ソイワックスキャンドル

matin frais
布花、ペーパーワーク

Crochet
消しゴム版画
コトリ花店 初夏の花の花冠

期間中のイベントとして
家具デザイナーのpostman foretKiKiさんの
受注会も行います。

初夏の花たちを繋げた
それぞれの花冠に会いにきていただけましたら
とても嬉しく思います。

「夏至祭の花冠」
6/1(土) ~ 6/9(日)
11時 ~ 19時(月曜、木曜日は定休日となります。)
コトリ花店にて。

postman foret
受注会;6月5日(水)
(雨天時は6月9日)


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2013年5月22日 (水)

目のなかの景色

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リネンのワンピース1枚でいられる。

一日中ほぼずっと窓をあけていられる。

外に出れば暑いけど、部屋のなかにいるかぎりはクーラーなしでもまだ爽やかで。

午後7時近くなってもほのかに明るい。

いい季節になりました。

この東京で一年のうちでもっとも鬱陶しく耐えがたい蒸し暑さの梅雨がくる前、本格的

な夏の猛暑がはじまる前のわずかな時間。

五月は本棚の幸福王子の横に置いた花瓶にも花が絶えることなく飾られて、この季

節だけは王子の目のなかに映る景色もしあわせかな、なんて思うのです。

そんなことを思いながらこの写真を撮って、今日久しぶりにコトリ花店さんに行ったら、

「王子の横に」といって小さな小さなブーケをいただいて、またもやシンクロニシティの

気分なのでした。

木で咲くことができなかったバラのつぼみも、王子の横に置いておくといつのまにかち

ゃんとひらいているし、ほかの場所に飾った花より常に花持ちがよくてなかなか萎れ

ないのは、ほんとにほんとに不思議です。

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2013年5月21日 (火)

花のいのち

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一輪の薔薇の存在感。

一人の女の存在感。

生きて死ぬまでの

輝くわずかな時間。



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Love for sale

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やっと木上で咲くことができたスピリット・オブ・フリーダム。

200枚もの花びらを持つ重い頭をして、つるばらとランブラーローズにカテゴリされる

背高のっぽのこのバラが、強風や低温にやられながら毎年やっとのことで咲く姿を見

ていると、なんだかとてもかわいそうになってきて、やっぱり狭いベランダでこのバラを

鉢植えで育てるのには無理があったと思ってしまう。ディープカップのつぼみにぎゅう

ぎゅうに詰まった繊細な薄い花びらは、ようやくひらいたと思う間に青ざめて、それは

まったくこのバラの名にそぐわない。地植えにして、それこそ自由に、大らかに育った

ときの輝くようなこのバラを見てみたい、と思うのです。

というわけで、Love for sale。

売るわけじゃないけど、このバラをご自分の庭に地植えして育てられる方で、取りに来

てくださる方限定でお譲りします。

詳しいことはメールでコンタクトしてください。

といってもたぶん、誰もコンタクトしてこないでしょうけど。

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Melty Color

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このあいだの新月にやってきたジュビリー・セレブレーション。

不思議な花色。

バラのネームタグの説明には『溶けあう色彩』とあったけれど、まさにそんな感じ。

コーラルピンク、ローズピンクの濃淡とクリームからイエローが溶けあい、混じり合い、

中心から放射状に玉手箱のように行儀よく折りたたまれた花びらに陰影をつけてとて

も立体的に見せている。

見た瞬間に目が釘づけになってしまうような、独特の輝きがあるバラ。

香りはレモンとラズベリーが混じったような酸味のあるフルーティーな香りで、樹形は

コンパクトなブッシュ。まっすぐなステムは鉢植え向きといえそうだし切り花にも最適。

この春のスペシャルなニューカマー。

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2013年5月18日 (土)

私の好きなバラ Constance Spry

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コンスタンス・スプライの親木についたつぼみは今年はたったのひとつだけ。

春先に何度もあった強風が原因で新芽をやられて切り戻したのがどうやら敗因で、

そのあと伸びてきた枝はひとつを除いてオールブラインド。でもしょうがない。彼女は

いささかお年なんだから。

でもたったひとつ、咲いた花はこどもみたいに無邪気であどけない。

香りは最新品種にだって負けないくらい素晴らしい。

もうこの画像を見てるだけでも好き、と思う。

好きという気持ちは何物にもまして強い。

私にとっては愛そのものみたいなバラ。

彼女の横顔は『インカーヴド』と呼ばれる内側に向いたディープカップで、花びらはまる

でうちよせるさざ波のよう。

アナベル・アフロもいいけど、私はこんなのを頭にすっぽりかぶってどこかのカフェで

すましてお茶でもしていたい。

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2013年5月17日 (金)

今年のクレア・オースティン

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ルイさんから挿し木苗と親木とともにいただいたクレア・オースティン。

公表された写真などで見るかぎり素晴らしく素敵な白バラなのだけど、イングリッシュ

ローズの白バラってどれもあまり強くなくて、このクレア・オースティンもいままでまとも

に咲いたことがなかった。今年も挿し木苗のほうはオールブラインド。ひとつもつぼみ

をつけていないし、この親木にしたって枯れ木のような株元から細いステムが2本出

ているだけ。その先についたつぼみも例年同様、咲く前に傷んで終わりになってしまう

かと思っていたら、今年はかろうじてきれいに咲いた。

限りなく白に近い淡いレモンイエローの花は薄い花弁が軽やかで、黄緑色の葉ととも

にとても爽やかな印象。こんなバラならどんなにたくさん咲いていても、ちっとも邪魔に

ならないでしょう。今年はなんとか体力をつけて、新しいシュートをいっぱい出して大き

くなってほしい。

デヴィッド・オースティンが娘の名前をつけたバラ。

クレアっていうと私はすぐにギルバート・オサリバンの『クレア』を思い出してしまうけど

もういささか古いかな。

でも、昔好きだった歌っていつまでも印象が変わらない。

いまでも好き。


        YouTube  →  Gilbert O'Sullivan / Clair


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実生のプロスペリティー②

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種から育てた実生のプロスペリティーが一気に咲きだした。

小さいバラもこんなに咲くと夢のようで、撮った写真の画像を見ながらうっとりです。

朝と夕方。

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光の違いでこんなにも違う。

きれいな写真、いい写真の撮り方って専門家に聞いたらカメラのスペックから始まっ

てそれはもういろいろあると思うけど、素人レベルでいうなら光のまわりかたに尽きる

んじゃないかと思う。

光のまわりかたで同じ花でも人でもぜんぜん見え方が違うから。

いまはコンパクト・デジタルカメラどころかiPhoneで写真を撮る人が増えて、昔はプロ

のカメラマンが苦心してフィルターに細工を施したりして撮ってた特殊画像をアプリを

使って誰でも簡単に撮れるようになったけど、私は写真はやっぱりカメラで撮りたい。

鋏はいい鋏がほしいってくらい、ふつうに。たとえ時代遅れといわれても。

実はほしいカメラもいろいろあるけど、いまはアクティビティーのほうが大事だからポ

ケットに入る小さなのでいい。

実生のプロスペリティー、極小輪だけど、ひとつひとつの花はなかなか素敵なかたち

をしています。これも朝と夕。

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朝といってもいまは8時を過ぎると太陽が高くて光のコントラストがきつい。

開きたてのこのバラは、このあいだ飲んだチャイティーみたいなスパイシーな香りが

した。そして夕方ともなるとリマーカブルな美人のよう。

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はじめて咲いた1年めの一重のバラからダブル、そして八重咲きに。

種から育てたバラがこんなにきれいに咲いてくれると、やっぱり種から育てるのも楽し

いな、またやってみたい、なんてつい思うけど、やめといたほうがいいんだろうな。

もう鉢を置くところもないしね。

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夢のメッセージ

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今朝、目覚め間際の夢のなかで聴いた、田島貴男の歌。

海の映像をバックに流れる歌詞のテロップを必死に目で追いながら、なんの曲だか

わからないまま激しくこころを揺さぶられて、同時になんだかものすごくさびしくなって

強烈に強烈に感じたこと。

完全に目が覚めてからドキドキする胸で、「このままじゃいけない!」と強く思った。

もしかしたら、今朝のこの夢のメッセージはすごい。

星占いにあった『愛の追い風』ってこのことだったのかもしれない。

先日、たくさんの鉢のあいだで影になって下葉が黄色くなって黒い点々まで出て弱っ

ていたのをひなたに救いだしたフローレンス・ディラットレ。

フランスのギヨーのバラ。

グレイッシュラヴェンダーといわれる花色を持つこのバラには、どこか格別の優雅さと

可憐さがある。ラヴェンダーといっても青みがかった色ではなくて赤みがかった淡いス

ミレ色といった感じの色。春にはよりピンクがかる。その花色にぴったりなグレイッシュ

グリーンの葉っぱも美しい。香りもとてもよくて、房咲きで咲く小ぶりの花も好ましい。

でも自分でこう書いて、数あるバラのなかでとりたてて目立つわけでもない、どちらか

といえば控えめなこのバラがなぜこれほど好きなのかと考えてもよくわからない。

ただ咲いたこのバラを見ると瞬時に私のこころは愛でいっぱいになってしまう。

きっと鉱石にもそういう石があるように、その存在自体が愛そのもの、っていうバラが

あるのかもしれない。

だとしたら、これがそうなのだとしか私にはいいようがない。

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2013年5月16日 (木)

珈琲豆とクッキー

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遅くなったお昼のパンを買いに行こうと外に出ると、ポツポツと雨が降り出したけれど

かまわず自転車に乗って府中街道脇を走って、ついでにコクテル堂まで行った。

おととい納品したばかりというアトリエ・コナフェさんのクッキーと、今月は早々になくな

りそうな珈琲豆を買いに。私にとって土居珈琲さんの珈琲豆に勝るものはいまのとこ

ろないけれど、珈琲なしではいられないんだからこの際、背に腹は代えられない。

コクテル堂はコトリ花店のある道をまっすぐ行ったところの左手にある。

木曜は定休日のコトリ花店の前を通ったら、表のkusukusuさんの看板にかかるように

ピエール・ド・ロンサールが、コトリ花店の脇のアーチにはつるジュリアらしき淡いバラ

の花が見えて、あたらめていまは5月のバラの季節なんだな、と思う。

コクテル堂で私がコーヒー・リストをしげしげと眺めて考えていたら、コクテル堂の人に

珈琲の好みを聞かれて、『Old5』というブレンドをすすめられた。オールド5なんて、な

んだかちょっとJAZZの曲名になりそうな。

配送センターの直売所で買った珈琲豆は、お店で買うより安かった。

帰りも雨がパラつくなかを家に帰って、買ってきた珈琲豆を冷蔵庫にしまい、土居珈琲

の今月最後の豆(ニカラグア リモンショ農園)を挽いて珈琲をいれながら、あれから

ひと月、と思った。

このひと月、珈琲をいれるたびにボスのことを考えずにはいられなかった。

島では珈琲豆を宝物のように大事に冷蔵庫にしまっていたボス。

暮れ近くに私が送った1キロの珈琲豆を、ボスはちゃんと飲めたんだろうか。

その珈琲豆が届いたお礼の電話をもらったとき、電動ミルはどこで買えるだろうかと

聞かれて、また買って送るよ! といったら、早苗にそんなにお金遣わせるわけには

いかないから自分で買うからいい、といってきかなかったけど、そんなの無視してさっ

さと買って送るんだった。そしたらすぐに珈琲豆を挽くのも楽になって、少しでも長く家

で珈琲を楽しめたろうに。そして最後の最期に悲願かなって弘前に帰って岩木山を眺

められたなら、ボスはもうそれで本望だったろうか。

珈琲をいれながらボスのことを思い出していると次々とそんなことが脈絡なく頭に浮か

んで相変わらず私はちっとも頭がまとまらないんだ。

このあいだ電話をとりながらミミズみたいな文字で書いたメモは整理もせずに電話台

に置いたまま。電話しなきゃならないところもあるのにできないまま時間だけが過ぎ

る。そうやってボスについて書いておかなきゃならないこともあるのに、私はまだ書く

気にさえならないんだ。


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2013年5月15日 (水)

新しいテーブル!

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昨日はまったくもって夏日だった。

昼間の最高気温28度。

外に出ると太陽がぽわんとあったかくて、リネンのワンピース1枚でもう寒くない。

こうなると私はもうなんだか一気に肩の力がぬけて風に舞うフェザーのようになってし

まい、まるで愛すべき友人がきらきらの笑顔で前からやってきたみたいな懐かしい気

持ちでいっぱいになって、ついにまたこの季節がやってきたんだ、と思う。

夏嫌いの人には悪いけどやっぱり私は夏が好きだ。

いままで過ごした夏の数で人生をふり返る村上春樹の小説の主人公の気持ちが実に

よくわかる。翳りをふくんだ深く濃い情熱たっぷりの眼差しをつくるのも、涙なしには聴

けないメロディーが生まれるのも、灼けるような真夏の太陽あってこそ、と思う。

そんな暑い午後、kiki さんがやってきた。

ボーダーTシャツにらくちんそうなリネンのパンツ、ビルケンシュトックのサンダルという

夏日にぴったりなラフないでたちで。おまけに私が昔もってたニコルの伊達眼鏡そっく

りなマーブル柄のまんまる眼鏡をかけて。片手にはリペアし終わったパインのテーブ

ルを抱えてる。

そう、ついにできあがったのだ。

家にあがってもらうなり、さっそく修理した天板を取りつけてもらう。

そして新しくなったテーブルが上の写真!

3.11以降、少々暗くても昼間は電気をつけないのが家ではすっかり習慣になってい

て、昨日もやや暗くなりかけた午後の光のなかで取りつけられたテーブルを見たとき

には前よりだいぶ色が濃くなった感じで、「うわっ、ずいぶん渋くなったな!」と思った。

何より驚いたのは触った感触で、テーブルのいたるところについていた古傷はきれい

に削られ、3段階のやすりで丁寧に磨かれてつるつるに。しかも以前のウレタン塗装

は夏場はちょっとベタベタする感じがしたのだけれど、今回、三分ツヤで仕上げてくれ

た表面はさらっさら。削ったことでさらに木目がはっきり出て、木の質感ごと変わった

みたいでびっくりなのだった。こないだまでの傷だらけのテーブルとは大違い。

kiki さんによれば、私が気にしていた傷の部分(息子が小さいときにフォークでガンガ

ンやった傷に水が沁み込んで黒くなったところ)は腐食が進んでかなり深くまでいって

しまっていたから、リペアする時期としては正解だったかも、とのこと。これでまた数年

いや十数年は使えますよ。それにあともう1回はリペアできますから、といわれて、

いやあ~、めちゃくちゃ嬉しい! どうもありがとう! といったのでした。

そもそもコトリさんのデッキでkiki さんにはじめて会ったとき、「傷んだパインのテーブル

を私が自分で修理することはできますか?」と聞いたら、はじめて会ったにもかかわら

ず「なんだったらぼくが修理してあげますよ」とあまりにもやすやすというのでびっくりし

喜びつつも半信半疑で帰ってきたけど、こんなに丁寧に、しかも格安で直してくれるな

んて、もう感謝感激。

色の感じはウォルナット仕上げというのに近いかな。

夜になって電気をつけたら、午後の自然光で見たときよりもさらにダークに渋く見えて

ちょっと色が暗すぎたような気がしないでもないけど、もともとの色がパイン特有の明

るい飴いろだったからなおさらまだ目が慣れないせいもあるんだと思う。

ともあれ、kiki さんのおかげでまた何も気にせず、ふつうにテーブルが使えるようにな

って、私はハッピーな気分でマーク・マーフィーの歌う『Happy Samba』を口笛で吹きな

がら夕飯の買い物に行った。

これは3時のおやつの時間にやってきた甘いもの好きのkiki さんに用意したケーキ。

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いつもここでは『ミロワール』という濃厚チーズケーキと『焼きショコラ』というチョコレー

トケーキしか買ったことないから、今日はいままで買ったことないのを4つ選んでみた

のだけれど、やっぱりここはミロワールが1番おいしかったね。

毎年のことだけど、暑くなってくるこの時期なぜかパタッとチョコホリックじゃなくなる。

寒い間あれだけ甘いものがほしかったのに暑くなった途端にいらなくなるというのは、

やっぱり暑い季節は塩が必要だとからだのほうが知ってるからなのかな。

4階のベランダから見下ろした、工具と資材と作品をいっぱい積んだkiki さんのかっち

ょいいクルマ。

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それにしても昨日はいい日だったなあ。

外は暑いけど家のなかは思いのほか涼しくて爽やかだった。

暖房も冷房もいらない、1年のうちでごくわずかしかない、ここちよい季節。

こんな日がしばらく続くといいのに、と思う。

そして今朝からまたテーブルに花を飾れるようになりました。

朝ベランダから摘んできたばかりのグラミス・キャッスルとシャルロット・オースチン。

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そうそう、花といえばコトリ花店さんで6月1日から9日まで開催される小さなフェア、

『夏至祭の花冠』にkiki さんも1日だけ参加されるそうです。

コトリ花店さんのデッキテラスに1日だけ作品を持ちこんで、家具の受注を受けたり木

製小物の販売をしたり、今回の私のように家具の修復の依頼を受けたり、ということに

なるそうです。まだ参加される日は決定してないみたいだけれど、わかったらここでも

またお知らせします。アンティーク風のとっても素敵な家具を作る方なので、インテリア

好きの方、自分だけのオリジナル家具をオーダーしたい方は必見です。

それにkiki さんの作るフレームも雰囲気があって素敵なので、いつも額縁を探してる

絵描きさんにもいいかもしれない。

私は個人的には小さめのフレームに鏡を入れたウォール・ミラーがひとつほしい!

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2013年5月13日 (月)

やっと咲いた!

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今日、朝いちばんに嬉しかったこと。

自分で挿し木したコンスタンス・スプライが2年めにしてやっと咲いた!

もし万一、あの我が家でもっとも古いスタンダード仕立てのコンスタンス・スプライが枯

れることがあっても、これで種の保存は果たされた。

私がなぜこんなにもこのバラが好きなのかといえば、全ては(バラの夢は)ここから始

まったからなのだと思う。1994年に作られた、デビッド・オースチンのバラのハンドブ

ックに載っていたモッチスフォント修道院の写真を見てから。

修道院のクラシカルな白いベンチの後ろを埋めるように、こぼれるように咲いていた

ピンクのつるバラこそ、当時の私にとってしあわせの象徴だったのでした。

まるで無邪気な子どもが笑っているような、明るいウォームピンクの花。

ミルラのいい香り。

今年つけたつぼみはあともうひとつ。

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長く伸びた枝は見るからにクライマーです。

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こんなふうに種が絶えないようにずっと長く大事にしているバラがあるいっぽう、正直

いって持っていて困るバラもある。

自分で買っておきながらどうしてそんなことになるかというと5月の新苗にしても12月

の大苗にしても1年後、半年後に丹精して花が咲いてみないことにはどんな花かわ

からない、ということで、写真や説明などを見たところでいざ実際に咲いてみたらイメ

ージしていたのとまったく違う(中にはサイトに載っていた写真と激しく違う)、それ単体

で見たら悪くはないけどここには合わない、想像していた以上に大きくなりすぎる、思

った以上に性質が扱いづら過ぎる、それに長年バラをやっているとだんだん趣味が変

わってくる、などなどいろいろあって、「はあ~、困った」ということになる。

いっそ好きなバラだけにしてしまって、あとはどうにかできたらどんなにいいだろう、と

も思うのだけれど、そこは生きものだからそう簡単に放り出すわけにもいかない。

どれも平等に水をやり肥料をやり病虫害対策をして手をかけて育てている。

なので私のベランダは人間社会の小さな縮図のようだ。

好きな人、それほど好きじゃない人、気のあう人・あわない人、ボニータ、美人だけれ

ど気位が高くて好きになれない人、かわいい人、派手な人・地味な人、スピーディーな

人・スローな人、あばれんぼう、世話がかかるけど憎めない人、刺々しい人、強い人

弱い人、生き生きと元気だけれど元気すぎて頭が痛くなる人、etc,etc ・・・・・・

それほど好きじゃないバラでもそのときどき美点を感じて一緒に暮らしてる。

でも、どこがどうとはっきりいえるわけではないけど何かが自分にあわない、というバラ

にはときどきそれが伝わってしまって、すごく強健でじょうぶなバラだったのにいつの

まにか枯れている、ということがあって、そんなときにはとても申し訳ないことをした、

と思う。

ベランダでバラを育てるくらいでも、日々いろんなことを思い、考えます。

そうやっていつか自分にとってもっともここちよい、理想的な庭ができることを願って。

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2013年5月11日 (土)

5月の朝は忙しい

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5月の朝は忙しい。

休日だっておちおちゆっくりなんか寝てられない。

日が高くなって気温が上がったとたんにバラは一気に咲きはじめるし、ちょっと見るの

が遅れたらすぐにだれてしまう花もある。だから、起きたらとりあえずパジャマのまま

ギャルソンエプロンをして顔にUVカットクリームを塗り帽子をかぶって、ポケットに緑

のテープを入れてカメラと剪定鋏を持ってベランダに出る。まずひととおりベランダを

見まわしたら新しく咲いたバラがきれいなうちに写真を撮る。それから花がらを摘んで

繁茂し過ぎて風通しが悪くなった下葉や傷んで汚なくなった葉を取り、大きなつぼみを

いっぱいつけて不安定になった枝に支柱を立て、うどん粉病になった葉や花首を木酢

液でひとつひとつ洗う。こぼれた花びらや葉っぱを箒で掃いてベランダの掃除。

最後に7リットルは入る大きなホーズのジョーロでキッチンとベランダを4往復くらいし

て水をやったらおしまい。

ここまでゆうに1時間、長いと2時間くらいかかってしまう。

朝起きてすぐに重い鉢を動かしたり中腰で作業するので腰は痛くなるし手は荒れる。

でも今年はアブラムシがまったく出てないからまだいい。アブラムシが大量発生した

ときの気持ち悪さったらないから。水で洗い流したうえに薬剤散布をしなけりゃならな

い。さらにそれ以上に厄介なのがハダニ。ことごとくきれいな葉っぱがだめになる。

これだけ手がかかるのは5月のわずか2週間くらいのことだけど、でもこれは誰にで

もできることではないかもしれない。まず虫が苦手、なんていってたらバラは育てられ

ないし、だいいちそれだけ好きじゃないとね。

今朝はクイーン・オブ・スウェーデンが咲いた。

咲きはじめのこのバラは最初は特徴のあるアプリコットできゅっと締まったかたちで咲

き、陽にあたるにつれて淡いピンクになってふわっとほどけてゆく。咲きはじめのフレッ

シュな印象は格別。直立型のアップライトの花なので、このバラの写真を撮るといつも

こんな感じに上から見降ろすようなアップになってしまう。

そして次々と咲き続けているカーディナル・ドゥ・リシュリュー。

なぜ同じバラを何度も撮るかというと、このバラが一季咲きで滅多にこんなにたくさん

花を咲かせないのと、なかなか写真ではこのバラの魅力がうまく撮れないからという

に尽きる。たぶん、こういう気持ちは育てている人にしかわからないと思うけど。

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まるでグレープジュースのようなおいしそうな色。

淡いいろばかりの私の初期の庭にあって、全体をきゅっと引き締めてくれる貴重な存

在のバラなのでした。

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光のなかで気持ちよさげに風に揺れるグラミス・キャッスル。

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息子にもらった、もうすぐ咲きそうなカフェのつぼみ。

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ほんとはまだまだほかにも咲いたバラはあるのだけれど、すべてのバラがいつもその

バラ本来の美しい咲きかたをするとは限らないから、きれいに咲けなかったのはまた

次の機会にするとしよう。人間だってよく撮れてない写真をアップされるのは嫌だと思

うから。

最近ずっとバラのケアに追われて自分のケアが全然できてない私です。

この首と肩、それに胃の調子、このままだとちょっとまずいね。

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2013年5月10日 (金)

朝顔考

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私の植物好きはこどものころからだったのだと思う。

私がこどものころは、小学校入学前に豪華な百科事典を親類が入学祝いでくれたり、

親が買ってくれたりするのが主流だったのだけれど、12巻あるその立派な百科事典

のなかで、私が唯一興味を持って熱心に眺めたのは植物図鑑だけだった。

外から遊んで帰ってくると、いま原っぱで見た花の名前をいちいち調べたり、果ては巻

末の50音順の索引を「あ」からぜんぶ暗記しようとしたりした。

小学校に入って最初に嬉しかったのは、夏休み前、理科の時間に学校の裏の栽培用

の花壇に集められて、朝顔の苗をもらったことだった。いまでもあのときのことをあり

ありと憶えているけど、朝顔の双葉の苗にはひねたような黄色っぽいのや、緑が青々

して産毛が生えたような元気なのがあって、同級生の頭のうしろから覗きこみながら

(私はあの元気なのがほしいなあ)と思いながら、おとなしかったからいえなかった。

その朝顔の苗を花壇でもらった鉢に植え替えて、大事に抱えて家に持って帰った。

朝顔は家のベランダで初夏の陽射しを浴びてしだいに双葉から本葉が出て、つるが

伸びてきた。それを支柱に絡ませてあんどん仕立てにした。最初につぼみができたと

きの喜び。そのつぼみが折り紙のような鮮やかな色で咲いたときの嬉しさ。

毎朝、一番に早起きしてはまずは朝顔を見に行き、それを夏休みの宿題の観察絵日

記に描いた。朝顔は夏のあいだじゅう咲き続け、やがて夏が終わるころにはすっかり

萎れてしまったけれど、まだ楽しみがあった。朝顔の種を採ること。私は朝顔の種を採

るのも、朝顔の種そのものも大好きだった。三日月のかたちの黒い種。

連休の最後の日に家具職人のkiki さんが、リペアするためにうちのテーブルの天板を

持って行ってくれた。それは本当にありがたいことだったのだけれど、kiki さんが帰っ

た後で、4本脚のついた四角い枠だけになったテーブルを見ながら、さてこれからどう

やって食事をしようと考えて、しかたなく押し入れの天袋にあった家で1番大きい(額

の入ってた)箱を取り出して、枠の上を少し補強した上にそれを載せてテーブル代わ

りにしている。箱の底がむき出しじゃ物を食べる食卓として味気ないので、かまわぬ

の手ぬぐいを敷いてなんとか格好をつけた。

その手ぬぐいの柄が朝顔だったので、今朝何気なくそれを見ながら朝ごはんを食べて

いて、そんなことを思い出した。

朝顔といえばもうひとつ、前に住んでいた古い一軒家のことを思いだす。

私たち二人はその家が気に入ったわけではなかった。

でも住んでいたマンションの更新期限が目の前に迫っていて、引っ越しまでにもうあま

り時間がなかったし、そこを見つけて一緒に見に行ってくれた、当時まだ不動産屋をし

ていた私の父が、「ここが嫌ならもう他にはないぞ」とぶっきらぼうにいうので、しかた

なくそこにしたというだけだった。

杉並区の新築のマンションから都下の古い一軒家に引っ越した日は、朝は天気だっ

たのに友人たちがトラックから荷物を運びはじめるころには暗くなり、雨がパタパタと

降り出した。とりあえず荷物をぜんぶ家に運び入れて早々に友人たちが帰ってしまっ

た後、雑然とした部屋のなかでその夜、私たちは引っ越してはじめての喧嘩をした。

その家はもともと地元に長く住む農家の地主が借家用に建てた家で、いたるところが

古臭かったけれど、そう日当たりがいいとはいえない小さな庭に縁側がついていて、

私はここでしかできない暮らしを楽しもうと思った。その手始めが朝顔だったのだ。

玄関前のフェンスに絡ませた何種類かの朝顔は、夏のあいだじゅう次々と花を咲かせ

早朝出勤していく家人をまるで見送っているようだった。玄関先まで送りがてら、今朝

はどの色の朝顔が咲いたか見るのは私の楽しみでもあった。

そんなふうにして何が足りなくても女はなんとかそこで暮らしていこうとする。

彼は家を出ていくとき、「この家も嫌だった」といった。

そういわれたからって、それが私のせいであるわけでもないのに。

彼は「君といると音楽ができない」ともいった。

その言葉は長いあいだ私を苦しめたけれど、その人生のなかで、つきあう相手によっ

て転々と居場所を変える彼が、いまここより南の地にあって好きな音楽をやれている

のかどうかは知らない。

このあいだ久しぶりに旧い友人と話したら、「あなたはぜんぜん苦労したように見えな

い」といわれて、いままでつとめて明るく生きてきたつもりだけれど、その結果が親友

の口をしてこれか、と思った。想像力の欠如とは思うけれど、彼女はずっと私を見てき

たというわけではないからしかたがない。でも、だからこそ先日ボスの手紙をあらため

て読んで、自分のことをちゃんと見ていてくれていた人がここにいた、と思って泣けた

のだった。

人は悲しみを越えていく。

もしかしたらそれは、ちょっと大きな水溜りをえいやっと飛び越えて、かすり傷を負う程

度のことなのかもしれない。

もうすぐきっと、kiki さんが直してくれたテーブルはできあがる。

いまでも家庭が安泰だったら、きっと笑い話になっていたはずのテーブルのたくさんの

古傷は、kiki さんの手によっていったん全てまっさらになり、あたらしいテーブルに生ま

れ変わる。

それは私にとっても家族にとってもすごくいいことだ。

そして私ははじめて朝顔を育てたときの、こどものようなこころをとりもどす。

 We are born again everyday.

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新月のばらじかん

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今年も1年でもっとも華やかなバラのシーズンがはじまって、今日は新月なので5月

にふさわしいとっておきの化粧水を使い始めた。先日、アロマテラピストの安西清香

さんのワークショップで作ったハンガリーウォーター。

はじめて清香さんのワークショップに参加して作ったのがこのハンガリーウォーターで

それがとってもよかったので今回もまた。

今回はレシピも新たに、清香さん手作りのローズペタルで作ったハーブティンクチャー

とローズマリーの抽出液にグリセリン、それをベースに私はネロリのフローラルウォー

ターにローズ、ネロリ、フランキンセンス、プチグレインの精油を入れて。

できあがったオリジナルレシピの化粧水は、ビンの蓋をあけて匂いを嗅ぐとローズの

香りが強いのだけれど、手にとってみるとなぜかスモーキーな香り。これはローズチン

キのせいなのか、プチグレインの香りなのか。

つけた感触はさっぱりしていながら肌への浸透力があってしっとり、という感じ。

今回も効きそうです。

そして今回のワークショップもお茶とお菓子付きだったのだけれど、今回はひつじ座

さんの作ったローズとカルダモンのケーキ。

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ケーキをひとくち口に入れるとほのかにバラの香りが広がって、5月のワークショップ

にぴったりなお菓子でした。とてもおいしかった。

そして、新月の今日、午後遅くなって届いたバラ。

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大きな長方形の箱をあけると、中からはピンクのラッピングペーパーでくるまれ、赤い

リボンに『HAPPY MOTHER'S DAY!』のカードが付いたバラの鉢苗が。

でもこれ、子どもたちから贈られたわけではありません。

いつもは4株以上買わないと送料無料にならない『バラの家』さんが、母の日ギフトに

限り、すぐに咲きそうなつぼみ付きの苗で肥料もついて送料無料、というので思わず

ポチ、っと買ってしまったのでした。

というわけで、新月に仲間入りしたつぼみいっぱいのジュビリー・セレブレーション。

どんな花を咲かせてくれるでしょうか。

楽しみです♪

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私の好きな白いバラ

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私の大好きなグラミス・キャッスルも咲きはじめました。

でも、このバラも強健な株立ちのバラが多いイングリッシュローズのなかにあってあま

り強いほうじゃない。小さな棘がいっぱいついたか細い枝は見るからに脆弱そうな感じ

だし、我が家では古いバラに属していながら何年経っても大きくならず、一昨年はつい

に10号鉢から8号鉢にサイズダウンしたほど。

うどん粉病にもなりやすく、『グラミスたまご』という言葉があるくらい、低温では花がた

まごのかたちにボール化して開かずに終わることもしばしば。

そんなデリケートなバラながら、開いた花はゆったりと大らかで包容力を感じさせる温

かみのある白。このバラがいくつか咲いてるだけで、ベランダがやさしい感じになるの

です。願わくは大きくなってたくさん花を咲かせてほしい。

上の写真が昨日の午後撮ったもので、下が今朝撮ったもの。

最初フルカップだった花はもうすっかり開いてます。

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そして、もうひとつの私の好きな白いバラ、フェアビアンカ。

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このバラも樹勢の弱いバラといわれていて、届いた苗の株立ちもそれほどいいとはい

えないものだった。グラミス同様うどん粉病に弱いから、雨のかからないところに置い

ている。でも去年の夏に意外だったのがお陽さまが好きなことで、暑さには思ったより

強い。ただしうっかり剪定し過ぎるとあっさり枯れる可能性もありそう。

グラミスと同じ、強いミルラの香り。

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色はグラミスとは違う独特な、発光しているような純白で、このバラを写真に撮るのは

実はすごく難しい。開きかけのところはまるで聖母マリアさまのような清らかさで、この

バラがブライダルのブーケによく使われるのはよくわかる。

いっときフェアビアンカの香りに美白成分が含まれているとかでブームになったことが

あるようだけど、樹勢の弱さからなのか、この控えめな雰囲気のせいなのか、いまは

もうデビッド・オースチンのバラのハンドブックからは外されて、やや希少なバラになり

つつあるのは残念なところ。大事に育てて絶やさないようにしたい。

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ラストはグリーンアイス。

極小輪のミニチュアローズながら、つぼみのときからロゼット咲きなのがわかってちょ

っとびっくり。春はその名の通りグリーンがかった白で、秋は花びらの端が少しピンク

がかる。どちらもかわいい。

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とてもフレッシュな印象のバラで、朝にぴったりだと思う。

病気に強く、非常に多花で、これも一家に一鉢あって邪魔にならないバラ。

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2013年5月 9日 (木)

朝の魔法

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カメラのファインダー越しに見る世界って、自分の裸眼で見る世界とは少し違ってる。

今朝このバラにはティンカーベルの金粉がかかってるようだった。

移ろう光のなかで、花が一瞬見せた輝く瞬間。

朝の魔法。

だからどうしたって、バラのもっとも美しい時間を知っているのは、育てている人しか

いないと思うのだ。365日花を見ている花屋がある瞬間、自分以外誰もいない店の

なかで思わず「世界はときどき美しい!」と呟いてしまうのと同じで。

バラはすました顔して午後の風に揺られてる。

そういういことってときどき人間の世界にも起こるらしいね。

あのときファム・ファタルだと思った女は、後になってみたら意外と平凡なつまらないふ

つうの女だった。とか。よくある話。

朝の太陽の光には魔法があるから、これからの季節は早起きにシフトしなきゃ。

明日は新月。

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私の好きなバラ Ambridge Rose

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アンブリッジローズが咲きました。

昨日の夕方、下の写真くらいのひらきかただったから、きっと明日の朝には咲いてし

まうだろうな、もし急に気温が上がったりしたら、もたもたしてると1番いいときを見逃

してしまうぞ、と思って今朝はそのためだけに早起きしたのだけれど、

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・・・・・・ 間に合いました。

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サンセットビーチのような、なんともいえないアプリコットカラー。

シルキーな花びらと、きわめて整った花型。

そしてミルラのいい香り。

まさしくパーフェクトローズといっていいバラだと思います。

でも、私の好きなバラはなぜかあまり強くない。

鉢バラというせいもあるのだと思うけれど、1年ごとに株を大きくして、年々花数を増や

してくれるようなバラとは違い、このバラはなかなか大きくなりません。

それに先日の友人の死以来、何かが激しく欠損している私は最近ニアミスだらけで、

このバラの不格好に突き出た枯れ枝を切り取ろうとしてうっかり大きなつぼみをふた

つもつけた枝ごと切り落とす、というありえないミスをしてしまいました。

なので、つぼみは咲いてしまったこのバラをぬかすとあと1つだけです。

元気なシュートが1本出ているから、今年はもう少し株立ちがよくなってくれるといいの

だけれど ・・・・・・

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午後にはますます花びらが均一にひらいてかたちよく、シャーベットオレンジのみたい

においしそうな色になりました。

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2013年5月 8日 (水)

実生のプロスペリティー

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あるところで赤く熟した実を採取して、実を割って種を取りだし、種から育てたプロスペ

リティーです。

これで何年めだろう?

今年は株全体にいっぱいつぼみをつけました。

はじめて咲いた花は本来のプロスペリティーとはまったく違う、一重の小さな花。

去年はそれが八重になって、今年はどんな花を咲かせるでしょう。

年々、少しづつ本来のプロスペリティーらしくなっていくようです。

親木は純白だったのに、種から育てたほうはピンク、というのも面白い。

種からバラを育てるのも、挿し木で増やすのも、好きなバラを交配して自分だけの新

しい品種を作るのも、ベランダがもっと広かったら楽しいだろうと思うけど、なんたって

いまでさえ足の踏み場もないのでやりません。

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陽射しが強くなって気温が上がってくるにつれて、さっきまでつぼみだったカーディナ

ル・ドゥ・リシュリューが開いてきました。

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我が家ではもっとも深い紫、ディープ・パープルのバラ。

典型的なガリカ系のオールド・ローズで、香りもあって素敵なバラです。

陽射しを浴びると徐々に退色するこのバラは、朝と晩では色がまったく違う。

だから咲きはじめたら陽射しが燦々とあたる南西より、東の半日陰くらいに置いたほ

うがきれいに見えます。

フェアビアンカもゆっくりと開いてきました。

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この時点でもう独特のミルラの香りがしてきます。

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バラのあいだで咲くカレンデュラ。

カレンデュラの無垢で健気な感じが好き。

そしてこのフルーツみたいにおいしそうなバラのつぼみは、イングリッシュローズのロ

ーズ・マリーです。ピンクのヘリテイジの枝変わりで、白のヘリテイジといってもいいく

らい、色以外の全てがほとんどヘリテイジと同じ。

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今日は風もなく、穏やかな晴天。

私のバラ時間がゆっくりとはじまりました。

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2013年5月 7日 (火)

vivid!

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穏やかな初夏の日が数日続いたと思ったのも束の間、またもや昨日の夕方から春の

嵐みたいなのが何度もやってきた。今朝も荒れ狂う風の音。そして寒気。

ベランダに出ると大きなつぼみをつけたまま折れた枝や、首のところから千切れたつ

ぼみが落ちていて。うどん粉病も一気に広がった。

今日は朝から絶不調なれど、もうすぐ咲きそうなバラたちをそのまま放っておくわけに

はいかないから、木酢液で葉っぱを一枚一枚、花首をひとつひとつ洗っていった。

上はいまにもひらきそうなシャンタル・メリュー。

そして下は次々に咲いているクチュールローズ・チリア。

どちらもヴィヴィッド!

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2013年5月 6日 (月)

黄昏時

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カーディナル・ドゥ・リシュリューも今年はたくさんつぼみをつけた。

手前の小さいつぼみはグリーンアイス。

ゴールデンウイーク最終日もじきに暮れようというころ。

なかなか来ない家具職人のkiki さんを待ちながら ・・・・・・



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夏日

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連休最後の日は家の掃除。

やっとガスファンヒーターをはずして押し入れに片づけた。

代わりに出てきた扇風機。

最近、いっつもこんな感じで季節が入れ替わる。

立夏を過ぎたらいきなり夏日になった。

外を歩いていると暑いくらいだけど、藤棚の下を通ったら心地よい風が吹きぬけて、

香水みたいにいい香りがした。

白藤。

清らかな白い花もきれいだけれど、緑の葉っぱもきれい。

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思わずポケットからカメラを出して写真を撮っていたら、その横で私と藤を交互に見つ

めるニャンコあり。

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上を向くと思わずちょこっと開いてしまうお口、かわいい。

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さらに帰り道になるとこのニャンコ、別の場所ですっかりくつろいでおりました。

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それにしても、すっかりいい陽気になったにゃあ~ cat



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ひじきの煮もの

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おとといカフェでひじきの煮ものを食べていたとき、娘が「これ好きなんだ」というので

久しぶりに作りました。ひじきの煮もの。

こんなふうに清水の器に盛るといかにも和食のお惣菜だけど、これをガラスの小さな

ココットか白いボウルに入れたらパン食のおかずにもなるってことで。

スーパーに行ったら長崎産の生ひじきがあったのでそれを買って塩抜きして使い、ち

ょうどゆでたての枝豆が売っていたので入れてみたら色どりよくできました。

わざわざレシピを書くような料理でもないけど、以下、覚え書き。

*****************************************************************

 ● ひじきの煮もの

 < 材料 >

  乾燥ひじき   25グラム。(生ひじきなら120グラム)

  にんじん    小さいの1本

  油揚げ     1枚か2枚

  大豆の缶詰  1缶

  枝豆       適宜

  砂糖       大さじ 3

  醤油       大さじ 3

  みりん      大さじ 2

  酒        大さじ 1

  和風だしの素 小さじ 1

  水        カップ1杯(200cc) 

  < 作りかた >

  ①乾燥ひじきは戻し、生ひじきなら水にさらして塩抜きしておく。

   にんじんと油揚げは細切りにする。

  ②鍋かフライパンにごま油を入れてひじきを炒め、全体に油がまわったら細切りに

   したにんじんと油揚げを入れてさらに炒める。大豆を加えて混ぜる。 

  ③砂糖以下全てを小さなボウルに入れてかき混ぜたものを②のフライパンに入れ

   てかき混ぜながら煮る。

  ④だいぶ煮汁が減ってきたら最後に枝豆を入れてかき混ぜ、もう少々煮る。

  ⑤煮汁がわずかに底に残る程度になったら火を止めてできあがり。

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写真はできたて、まだ湯気が上がっているときに撮りました。

このとき味見をしたらちょっと甘すぎる感じがしたのだけれど、すっかり冷めてから食

べたらちょうどよくなってました。カフェで食べたのはこれよりもっと甘かったし、しょっ

ぱかった。つまりもっと味が濃かった。煮ものってできたてと少し時間をおいてからで

はかなり味が違うので微妙だけれど、好によってはもう少し砂糖と醤油の量を少なくし

て薄味に仕上げてもよいかもしれません。

マイケル・フランクスとポール・デズモンドを聴きながら作ったひじきの煮もの。

だからってジャジーでお洒落な味になったわけではありませんが。

私がかけていたCDが終わったら、息子がトコトコとやってきてCDを変えたので、また

菊地成孔かと思ったら、なんと直さんの『Amsterdom After Dark』でした。

直さんの音源のなかで、これが1番好きなんですってさ。

今日はいつもよりたくさん音楽を聴いた。

それが唯一、休日的。

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2013年5月 5日 (日)

ローズマリーの香り

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昨日、MARKS&WEBで買ってきたローズマリーの石鹸。

すきっと爽快な香りです。

私が1番好きな精油はローズでもラヴェンダーでもなく、このローズマリーかもしれな

い。なんたって30ミリリットル入りの大容量ボトルで買ってるくらいだから。

朝には欠かせない香り。

そしてこのソープディッシュは、伊勢丹の1階に『花香菓』といって、お花と香りとお菓

子のコーナーがあったころ、そこに入っていたクラブツリー&イブリンで買ったものだ

から、そうとう長く使ってる。もう20数年?

我ながらなんて物持ちがいいんでしょう。

たかがソープディッシュくらいでも、なかなか好きなものってないから古くてもぜんぜん

かまわない。

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食卓にはすごく元気でおてんばな感じのガーベラとローズマリー。

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部屋の中は暗いけど、連休3日めの今日は朝から素晴らしい青空になりました。

今日は初夏らしく気温も上がって、1年のうちでも数日あるかないかというような、家に

いるのがもったいないような日。

実は今日は父を根津美術館に連れて行こうかと思っていてやめたのだけれど、やっぱ

り行くべきだったかな。

ベランダではバラが咲き続けています。

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日に日に強くなる光と影のコントラスト。

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そして、おひさまが似合うセルリア。

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2013年5月 4日 (土)

休日に

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娘がやっとアルバイトをみつけて働きだしてくれたのはよかったものの、その職場がか

なり多国籍かつ人手不足らしくて、いきなり1週間まるまる休みなしのシフトになってし

まった。それも午後3時から9時までという変則シフト。

9時半、あるいは10時近くに帰ってきて、それから夕飯を食べる子供のことを考えると

夕飯の献立もいろいろ考えてしまう。

それで、このところなんだかひどく疲れている私としてはこの休日はどこにも行きたくな

かったのだけれど、今日は気分転換に娘を連れ出した。

まずは三鷹の点滴堂さんで、いまやっている『君影草』の展示を見に。

そのあとランチをして帰って来ようということだったのだけれど、なんたってこの人は何

をするのもスローなので、お昼を食べることを考えるとここでゆっくりしている時間はな

いということで、展示をざっと見させていただいて、今日は珈琲もいただかずに本を少

し眺めるにとどめて失礼してきました。その短いあいだに、ずーっとAmazonのカートに

入れっぱなしにして買わずにいたポール・ギャリコの『猫語の教科書』の単行本を見

つけて買ってきた。このあいだ、コトリ花店でまゆみさんに猫と話す極意も教わったこ

とだし、これで私も猫と話せるようになるかな?

そしてランチは点滴堂と道路を挟んで真向かいに雰囲気の良さげなイタリアンの店ら

しきものをみつけて、私はそこに入りたかったのだけれど、娘はもっとライトなのでい

いというので、駅前のパン・ビュッフェのカフェに。

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最近、焼きたてパン食べ放題を売りものにしているパンのおいしいカフェって増えたか

ら、てっきりここもそうかと思ったけれどあにはからんや。ここはパンが駄目でした。

娘は「これじゃヤマ○キのパンと変わらない」ですって。

で、「コーヒーはやっぱり酸味が強いね」と。

私はこういうところではエスプレッソマシーンでも置いてない限り珈琲は飲まない。

たいてい不味いから。

カフェのランチって見た目はきれいだけどこんなもんですね。

ただ、ふつう和食のお惣菜でしか出さないひじきの煮ものが添えてあって、ああパン

食にあわせてもいいのね、という発見があったくらい。

店内にはラップトップを広げてキーボードを打ってるビジネスマン風の男性や、休日の

午後に1人でビールを楽しんでいるお父さんらしき男性、女友達とランチをしている2

人連れの女性などでほどよく混んでいて、フローリングの気持ちのいい広い空間と大

きなガラス窓越しに見える5月の新緑だけが唯一、ご馳走でした。

どなたのブログだったかな、この時期は一日のうちに散歩でも用事でもいいから時間

をつくって緑の多い場所を歩く、これは今の時期の絶対にしておくべきことのひとつだ

とあったのだけど、ほんとにそうですね。

ランチをすませて休憩した後、私は吉祥寺のアトレに行きたかったので駅で娘と別れ

ることにした。うちの子が特別そうなのか(たぶんそうだと思う)、いまの子って自分が

その年だったころと比べると経験値があまりに低くて、それは路線の知識についても

そうで、ここでも携帯を広げていちいち帰りの路線を教えなくてはならない。

おまけに「メモ持ってない?」なんていわれる有り様で。

なのでアトレのSmithでバンドの付いたロルバーンの小さなメモと伸縮するボールペン

を自分用と娘用にセットで色違いで買いました。これ非常にかわいい。

いまはスマートフォンでなんでもする時代なんでしょうけど、紙とペン、っていうアナログ

が私はいまでも好き。というか、いまだからこそ、なおさらなおさら好きかも。

それで目的だったMARKS&WEBで去年、友人にもらってよかったローズマリーの石鹸

を買ったら、なんだかもうそれでよくなってしまった。元気なときだったらこんな天気の

よい日にわざわざ吉祥寺まで来てアトレだけ見て帰る、なんてありえないけど、ゴール

デンウィークだというのに吉祥寺は相変わらずすごい人で、井の頭公園もさぞかし混

雑しているだろうと思ったら外に出てゆく気がしなくなった。

それで回れ右して帰ることに。

夢見るは『スプートニクの恋人』に出てくるギリシャの休日!

コテージとビーチ、せいぜい夕暮れに港のカフェに行くくらいであとはどこにも行かない

何もしない本物の、本当の休日。なんて理想的な。

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帰りに近所の公園の芝生を横切りながら、ギリシャからの連想でふと思い立って冬以

来ずっと気になっているMちゃんに電話してみたけれど、彼女はでなかった。

最近、便りのないのは元気な証拠、とばかりはいえない年齢に徐々にさしかかってき

た我々なので、ずっと連絡がつかないと心配になります。

Mちゃん、元気だろうか。

昨日、友人からいわれた、ふつうに元気なときだったら笑って軽くスルーできそうな言

葉が、小さな棘のようにこころに刺さって妙にこたえた日。

ボスの死以来、生きてるあいだに人に伝えるべくことは伝えようとあらためて強く思っ

ている私なれど、そうそう簡単にはいかないようだ。

自分が大変なときに大騒ぎして誰かにそれを聞いてもらいたいという人はとても多い

けれど、人が落ちこんでいるときにちゃんとその話を聴ける人というのは、残念ながら

とても少ない。

人に期待しないこと。は、ここ数年の私のモットーだけれど、同時に思う。

人をあきらめないこと。

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2013年5月 3日 (金)

今年のバラの開花

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今年の冬はいつもより寒くて長かったのにバラの開花が早い。

そして、いつもだと長雨や気温の低さでボール化して咲かないまま終わってしまうこと

の多いデュセス・ドゥ・ブラバンが、なぜか今年はよく咲いている。

これはなぜなんだろう、と考えて思い当るのは、去年の植え替えのときに使った『バラ

の家』の『薔薇の土』が高いだけあってすごくよかったということと、今年はたまたまバ

イオゴールドのバラの肥料を切らしていたので間に合わせ的にバラ専用のアルゴフラ

ッシュを使ったのが思いのほかよかったらしい、ということくらい。

ゆっくり時間をかけてじわじわ効く遅効性の固形肥料と違って、速効性のある、いわば

サプリメント的な液体肥料。

いつもうどん粉病に弱いバラに今年それほどうどん粉病が出なかったということは、

土中に長く留まって多肥になりがちな固形肥料より、1回ごとにピンポイントで効いて

水で流れてしまう液体肥料のほうが少なくともうどん粉病にはなりにくい環境だったと

いうことなのか。

いずれにしても寒くて気温が低かったのにバラの開花が早いというのは我が家に限

ったことではないので、本当のところはわからない。

でも、そんなわけで今年はデュセス・ドゥ・ブラバンがよく咲いています。

まるでお山のようなつぼみがゆっくり開くその様は、中からおやゆび姫が生まれてき

そうな佇まい。そして、ふわっとやわらかく曖昧に咲いたところはお雛様のぼんぼりの

ようだといつも思う。ほのかなりんごの香り。

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ゴールデンウィーク後半初日の今日は青空の朝になりました。

すっかり開いたクチュールローズ・チリア。

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こちらも次々に開花しています。

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2013年5月 2日 (木)

クチュールローズ・チリア

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切れめの入った変わった形の花びらがふわふわと舞うように咲く、不思議なバラ。

全開になると一重のデンティ・ベスみたいな感じになって、ライラックピンクの花びらと

黄色の花芯のコントラストが鮮やかになる。ハイブリッド・ティー系だから、儚げな花の

イメージとは違って樹形はいたってたくましくて、強健。こういうバラは鉢で育てるより

庭で大きくして群生する花を見るほうがいいような気がする。

日本の作出家によるバラだからだろうか、日本画的な雰囲気のバラ。

いつからか香りのないバラにまったく興味がなくなってしまったけれど、これはバラらし

い、とてもいい香り。強香種といっていいと思う。

今日は立春から数えて88日めにあたる八十八夜。

私のベランダもだいぶ夏の庭らしくなってきました。

八十八夜の今日は、ゆっくりお茶を飲んだりするといいそうです。

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すずらんの朝

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朝、キッチンで。



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2013年5月 1日 (水)

すずらんの日

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五月。

すずらんの日。

この日、すずらんの花束を贈った人も贈られた人もしあわせになるという。

すずらんの花言葉は、幸福の再来。

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今日、友達にすずらんをもらった。

しあわせ♡

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この花は食卓じゃなくて、自分の机の上に飾ろう。

今日は晴れたり曇ったり雨が降ったりやんだりの寒い日だったけど、

しあわせな五月のはじまり。

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おはよう、rosebud!

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日に日にかわいくなる君!



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