穀雨
昨日、目白の蕎麦屋の2階で夜10時過ぎまで突然呼び出した友人と話しこんで外に
出たときも寒かったけど、今朝はそれより寒い。最高気温11度。2月下旬の陽気だそ
うだ。また冬に逆戻り。いったい今年は何度こんなことを繰り返すのだろう。
こんな風だから、この冬はやっぱりボスにはきつかっただろうな、と思う。
それでも私のクラスのレーンは混んでいて、たくさん泳ぎ、更衣室は賑やかだった。
水のなかでは泳ぐことしか考えないし、更衣室は人の話し声やドライヤーを使う音なん
かで賑やかだから、大きな声で話す。それはいまの私にとってはいいことだ。
家に帰ってまたボスの家に電話する。
まだふつうに呼び出し音が鳴るのを聞いて、8回コールして切った。
電話が使えなくなるときを確認することに何の意味があるのか自分でもわからない。
でもそうせずにはいられない。
もちろん、誰でもいいから出てくれることをどこかで祈っているような自分がいる。
行きはまだ雨は降ってなかったけれど、帰りはスーパーに寄って出てくるころには降り
出した。
涙雨。
違うな、穀雨だ。
百穀を潤し、芽を出させる雨。
終わりの始まり。
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